まず、インドア、アウトドアのメリットデメリットは、以前に述べているので、下記をご参照下さい。http://triathlon-geronimo.com/?p=18105
ここでは、インドアでも異なる、ローラー台とスピニングのメリット、デメリットについてお話します。どちらも共通したメリットとして、交通環境など安心、安全で高効率、天候に左右されず、各部位の動きにも意識、集中ができ、誰でも一人で始められることが挙げられます。
ローラー台とスピニングを比較した場合のメリットは以下のようになります。当然、デメリットは双方のメリットがないことです。
【ローラー台】
最大のメリットは、「実車」であるということです。実際に走行するバイクであり、リアルそのものです。また、ポジションも合わせる必要がありません。(但し、正しいフィッティングでポジション出しが出来ていることが前提です。)レースでは、長時間「DHポジション走行」をしますが、実走では、安全上、DHポジション走行が制限されてしまいます。その点、ローラー台であれば、「レース時のポジション」で安定したトレーニングが可能となるのです。また、3本ローラー、4本ローラーであれば、走行感もリアルになります。そして、バランス感覚も養うことが出来ます。
【スピニング】
大きくは2つのメリットがあります。一つはグループトレーニングであり、レッスンスタイルであるということです。もちろん個人差はありますが、一人でのトレーニングと多くのメンバーによるトレーニングを比較した場合、圧倒的にグループレッスンに分があります。(実際に参加者の声としてもあります。「楽しかった、一人ではできない」という高揚感と達成感が実感できます。)レッスンもロケーション、シチュエーションに合わせたBGMがアシスタントとなり、イントラのタイムリーな鼓舞がポイントとなります。
もう一つは、スピナー(=スピニングマシン)の造りが重要となります。現在では様々な商品が出ていますが、まず、「ピスト式」であるということです。競輪用のバイクのように、クランクとホイール(フライホイール)が連動していて、フライホイールが回転している間は、脚も同時に回転させなければいけません。脚が止められないということです。しかも高回転時は、フライホイールのスピードとパワーに負けないようにペダリングをする必要があります。(もちろんブレーキが付いていますので、強制的に回転を抑え、止めてしまうことは可能です。)更にその効果(メリット)を高めるためには、フライホイールの重量も関係してきます。そのフライホイール効果(強制ペダリング)により、スピニングならではの「超高回転」トレーニングが可能となるのです。
★まとめ
理屈はさておき、実際にどう行うのかが重要です。スピニングレッスンと自宅で行うローラー台の併用がベターでしょう。月に1~2回スピニングレッスンを行い、その反復トレーニングをローラー台でも行うということです。もちろん、スピナーを使った「超高回転」はできませんので、MAX120回転を取り入れながら、ロングインターバルがメインとなります。