【メーカーNEWS】ジャイアント「PROPEL」フルモデルチェンジ

ジャイアントのエアロロード「PROPEL」がモデルチェンジとなった。

エアロロードのジャンルを明確にリードする一台。今回のモデルチェンジももちろんエアロダイナミクスへの追及が最大のトピックスとなっている。各パイプ形状はトランケイティッド・エリプス形状と称する、昨今のトレンドを強化している。特に各社最大のテーマとなるヘッド周りから、ダウンチューブ、シートチューブを中心に、その形状はブラッシュアップしている。横方向から見るとシートチューブを中心にボリュームダウンさせることで、軽量化、そしてオールラウンド性の向上も大きなポイントとなる。

トライアスロンシーンにおけるロードの選択肢として、十分な期待が持てるモデルでもある。カデックスとともにジャイアントのエアロは進歩を見せ、明確にトライアスロンとはしていないが、そこへの影響は大きくなって来ている。

以下、メーカーNewsとなる。

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GIANT「PROPEL」がフルモデルチェンジ

〜 3シリーズ7製品、および新型ホイール、ハンドル、ステムなどを発表 〜

GIANTはこの度、2022ツール・ド・フランスでそのヴェールを脱ぎ、ステージ優勝2回の活躍を見せた新型エアロロードバイク「PROPEL(プロペル)」シリーズを2023モデルとして発表いたします。

新型PROPELシリーズは前世代と比較し、さらに改善されたエアロダイナミクスと効率性、ポジション調整の容易さを兼ね備えたカーボンフレームによって構成されており、パフォーマンス志向のロードライダーにとって、より用途が広く、非常に能力の高い選択肢となります。

株式会社ジャイアントは、「PROPEL ADVANCED SL(2製品)」、「PROPEL ADVANCED PRO(3製品)」、「PROPEL ADVANCED(2製品)」の計3シリーズ7製品を、8月下旬より販売開始いたします。

また、今回の完成車が採用する新型のホイールやハンドル、ステムなども同時に発表いたします。

  • 製品紹介ウェブサイト  https://www.giant.co.jp/
  • 問い合わせ先  株式会社ジャイアント 044-738-2200

 

Mende – France – cycling – Michael Matthews (Australia / Team BikeExchange Jayco) pictured during 109th Tour de France (2.UWT) stage 14 Saint-Etienne > Mende (195KM) – Photo: Dion Kerckhoffs/Cor Vos ゥ 2022

新型PROPELの旗艦モデルである「PROPEL ADVANCED SL」は、風洞実験施設とリアルな道路における数年間もの開発とテストを経て、2022ツール・ド・フランスでチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのメインバイクとして初披露されました。早速、スプリンターのディラン・フルーネウェーヘンが第3ステージで優勝。さらに、過酷なアップダウンが続く第14ステージで、マイケル・マシューズが単独アタックによる劇的な勝利を収めたことによって、新型PROPELは単なるスプリント専用機ではないことを証明しました。フルーネウェーヘン、マシューズのようなスプリンターの勝敗を分けるのは、位置取り、追走、アタックなどが激しく起こる最後の数キロです。肘のぶつかり合い、大きく体を傾けて曲がるテクニカルなコーナー、前方で受ける突風。新型PROPELは、このような状況下で他に一歩先んじることができるのです。

新型PROPELは、完成車状態での風洞実験における高速性能の測定値では前世代との有意差を示し、フレーム単体でも、やはり前世代より非常に軽量かつ高剛性です。さらに、新型PROPELは、滑らかな舗装路、荒れた道、厳しい登坂路、高速の下り坂まで、様々な状況で卓越したコントロール性能を発揮し、ダイナミックなライドクオリティを実現します。その進化はエアロダイナミクスにとどまりません。スリムになったシートステイも、新形状のベクターシートポストも、ライドクオリティ向上のために完全新設計となっているのです。

なお、ベクターシートポストは、「PROPEL ADVANCED SL」グレードが採用するフレーム一体型と、「ADVANCED PRO」および「ADVANCED」グレードが採用する一般的な別体式ポストの2種類です。

そして、新型PROPELは、プロロードレーサーはもとより、他の競技者にまで幅広く適応します。その理由は3つの重要なパフォーマンス要因に分けることで明確になります。下記以降をご覧ください。

1. INTEGRATED AERODYNAMICS

新型PROPELの設計指針は「エアロシステム・シェーピング・テクノロジー」です。エンジニアリングチームはまず、チューブの形状と角度、接合部を開発するために数値流体力学 (CFD) と呼ばれる気流のシミュレーションソフトを使用します。このシミュレーションによって、ヘッドチューブとダウンチューブ、シートチューブを含むフレームのキーとなる箇所に、トランケイティッド・エリプス(楕円の後部を切り落とした新しい翼型)形状を採用することになりました。

開発チームはそこから、物理的な形状を作り上げます。現実世界における乗車時の条件を高い精度でシミュレートするため、エンジニアたちはドイツのインメンシュタットにあるGST風洞設備で高度な空気力学の専門家と協力し、動的マネキンを使用して、バイクだけでなくライダーとバイク全体の空気力学的要因を分析しました。(※)

エアロダイナミクスが重要となるフレーム前部には、彫刻されたようなラインと空気抵抗を最少化するトランケイティッド・エリプス形状を採用しています。この総合的なアプローチの一環として、空気抵抗を最少化するためにダウンチューブとシートチューブのそれぞれにエアロダイナミクスに最適化された専用のボトルケージも開発されました。

エアロ性能の向上に関して、フレーム自体はストーリーの一部にすぎず、すべてではありません。独自開発の新型「CONTACT SLR AERO」ハンドルバー&ステムや、50mmハイトの新型エアロホイールも同様に空気抵抗を低減します。新型「PROPEL ADVANCED SL」は前世代と比較して空気抵抗を6.21w低減しますが、これは時速40km/hで40kmの距離を走行した場合に27秒短縮することに相当します。

(※)10年以上前にGIANTが初代PROPEL開発で開拓したプロセス。多くの自転車メーカーは通常、静的マネキンを使用しますが、GIANTは、様々な風速や角度の中でライダーがペダリングする効果を最も正確に再現できるのは、同じ位置で正確に脚の動作を維持することができる動的マネキンだけであると結論づけています。

2. RACE-WINNING EFFICIENCY

競技者にとって、パワーウエイトレシオ以上に重要なことはありません。そのため、新型PROPELをより高剛性で軽量にすることが必要不可欠でした。テストの結果、新しいフレームは前世代よりも9.9%高いフレーム剛性を備えていることが明らかになりました。ペダリングの剛性は7.5%向上し、フレームとフォークを含むフレームセット全体の剛性は9.2%高くなっています。

これらの数値をフレームセット全体の重量と組み合わせると、全体の効率、もしくは重量に対する剛性を明らかにする数値が得られます。新型「PROPEL ADVANCED SL」の場合、軽量化と剛性の向上により全体的な効率が26.4%向上しています。

剛性アップのほとんどは、ヘッドチューブ、ダウンチューブ、ボトムブラケット周辺の改良によってもたらされます。しかし、フレームセットを超高剛性にするだけでは必ずしも速くなるとは限りません。現実世界の条件で全体的なパフォーマンスを最適化するには、柔軟性とコントロール性も重要な要素です。そのため、新型PROPELのリアフレームは、よりスムースな乗り心地を実現するために再設計され、さらに高性能なオールラウンダーになっています。

シートチューブ、チェーンステイ、ISPはすべて再設計され、前世代の「PROPEL ADVANCED SL」と比較して細径のチューブを採用しています。この新しいデザインは軽量化にも貢献し、ハンドリングも向上しています。新型「PROPEL ADVANCED SL」は、リアエンドからISP上部までの柔軟性について前世代対比で85%も向上しており、長時間ライドでも疲労を最小限に抑えます。また、フレームとフォークのクリアランスを拡大したことで、最大30mm幅のタイヤの装着を可能にし、よりスムースなライディングを実現します。

3. EASIER ADJUSTABILITY

革新的な新デザインの2ピース型「CONTACT SLR AERO」ハンドルバー&ステムのコックピットは、個別の部品交換を可能にし、より正確なフィッティングが容易になります。また、すべての新型PROPELが採用する新しい「OVERDRIVE AERO SYSTEM」は、D型断面のステアリングコラムとエアロダイナミクスに優れる専用スペーサーをその特徴とし、ケーブルとホースを完全に内装して空気抵抗の軽減と調整の容易さを両立。近年のエアロロードバイクが採用する一体型ハンドルバー&ステムの短所を補っています。前世代のPROPELではステム上部からステアリングコラムの後ろを通ってフレームに内装されていたケーブルが、新型PROPELでは、ハンドルバーの中を通り、新たに広い通路を設けたステムから、独自のD型形状フォークコラムの前を通ってフレームに内装されます。

新しい「CONTACT SLR AERO」カーボンハンドルバーは、エアロ効率と手を置いた際の快適性を高めるフラットトップ形状を採用しています。また、スプリント、コーナリング、下りでのコントロールに最適なドロップを備えています。

チーム・バイクエスチェンジ・ジェイコのプロレーサーから、オリンピックやスプリントディスタンスの大会でPROPELを使用するクリスティアン・ブルメンフェルトのようなワールドクラスのオリンピック金メダリスト、さらにアイアンマン70.32度制したグスタフ・アイデンまで、新型PROPELは勝利のためのアドバンテージを提供します。スプリント、単独の逃げ、あるいは自己ベストの更新、新型PROPELは究極のスピードを実現します。

[Data Sheet]

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】世界限定200台 SuperSix EVO Leichtbauフレームセット限定販売

キャノンデールから世界限定200本のフレームがリリースされた。

キャノンデールの看板フレームSuperSix EVOの最上級となる「ライトバウ」だ。Hi-MODの上位モデルとして90gの軽量化に成功している。更にブラッシュアップされた、このフレームは、よりオールラウンド性を高めている。

トライアスロンの関連で言えば、フレーム形状により、最大30%のエアロダイナミクス向上となっている。各所にカムテールデザインを採用し、その効果を高めている。オールラウンド性の高さからトライアスロンで使用するロードバイクの一台に挙げられるだろう。

そして、美しい仕上がりは、まさにキャノンデールならではだろう。

以下、メーカーNewsとなる。

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SuperSix EVO Leichtbau フレームセット限定販売

~世界限定 200 台 超軽量オールラウンドロードレースマシン~

~ブランド史上もっとも洗練された SuperSix EVO~

キャノンデール・ジャパン株式会社(本社:大阪府吹田市、ジェネラルマネージャー:樫村 浩史、以下 キ ャノンデール)は、2022 年 8 月 9 日(火)より世界限定 200 台の「SuperSix EVO Leichtbau(ライトバウ)」 を限定販売いたします。ライトバウとはドイツ語で軽量構造の意。これまでで最も洗練されたカーボン構造の フレームセットが誕生しました。

軽量化の限界に挑戦し、わずか 750 グラム(スモールパーツ込み)の超軽量 フレームは、最新のレイアップテクノロジーと最先端の素材により、Hi-MOD カーボンと比較して 90 グラム の軽量化を実現しています。世界限定 200 台のフレームは、それぞれにシリアルナンバーが入ります。常に最 高のパフォーマンスと完璧な乗り味を追い求めてきたブランド史上もっとも洗練された SuperSix EVO です。

また、限定販売されるフレームセットは 8月9日(火)よりキャノンデール正規販売店 3 店舗で展示いたしま す。

 

SuperSix EVO Leichtbau

サイズ:51, 54, 56cm
価 格:800,000 円(税込)
発売日:2022 年 8 月 9 日(火)
デリバリー:2022 年 9 月上旬予定 含まれるもの:フレーム、フォーク、ヘッドセット、BB、シートポスト、スルーアクスル 購入方法について:最寄りのキャノンデール正規販売店にお問合せください。 フレーム展示店舗:キャノンデール横浜ベイサイド、キャノンデール心斎橋、ワイズロード渋谷本館キャノン デールブランドストア

ウェブサイト:https://bit.ly/3zbZGEY

 

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SuperSix EVO Leichtbau ¥800,000(税込)

Fast, Just Got Lighter.

キャノンデールは、常に最高のパフォーマンスと完璧な乗り味を追い求めています。その結果、軽量フレームと してすでに実績のあるSuperSix EVOをさらに軽量化し、完璧な走りを実現するSuperSix EVO Leichtbauが誕生したのです。さぁ、エンジニアリングの結晶をお確かめください。

主な特徴

  • ClearedforLiftoff–フィニッシュへ向けて発射。わずか750グラム(スモールパーツ 含む)の超軽量フレーム。たとえ勾配が増そうとも、もう誰もあなたを止めることはでき ません。Leichtbauがあれば、敵なし。
  • Limitless Performance – 無限のパフォーマンス。ブランド誕生以来、最軽量素 材や最速形状を追い求めレースパフォーマンスの限界を押し上げてきました。50年 以 上 に 渡 る 革 新 へ の 飽 く な き 探 求 心 の も と 、完 璧 な 走 り を 提 供 す る フ ラ ッ グ シ ッ プ SuperSix EVO Leichtbauがここに誕生しました。
  • Dedicated to the Details – 神々は細部に宿る。最先端のカーボン構造とCNC機 械加工されたアルミ合金のディテール。ブラックとクロームが織りなす息をのむような 美しいモダンクラシックは、かつて無い最も洗練されたSuperSix EVOと言えるでしょう。

 

SuperSix EVO Leichtbau Tech

  1. Leichtbau means Lightweight – ライトバウとはドイツ語で軽量構造の意 これまでで最も洗練されたカーボン構造体。最新のレイアップテクノロジーと最先端の素材により、Hi-MOD カーボンと比較して90グラムの軽量化を実現しています。
  2. Hidden Cable Routing – ケーブルをフル内装化 独自設計により、ブレーキラインはヘッドチューブの前方にある開口部を通り、エアロダイナミクスを最大化しながら 且つメカニックフレンドリーな構造です。
  3. Speed Shapes – 想像を超えた速さを生みだす フレーム各所にちりばめられたカムテール形状のチューブは、余分な重量を増すことなくラウンドチューブと同等の 剛性を保ちながら、最大30%も空気抵抗を削減。優れたエアロ効果を発揮します。
  4. Smooth Operator – 快適を思いのままに操る
    SuperSix EVOの特徴は、エレガントで滑らかな乗り心地。SAVEリアステー、フレームにインテグレーションされた シートバインダー、27 SL KNØTシートポストがミックスし、驚異的なスピードと驚くべき快適さをもたらします。
  5. Clearly Capable – 秘めたる大きな可能性
    極上の乗り心地を決定づけるワイドタイヤ。SuperSix EVOは、最大30mmのタイヤを装着することが可能です。 つまり、あらゆる種類の道で新しいレベルの快適さとパフォーマンスを発揮します。
  6. Speed Release Equipped – ホイール交換さえもスピーディーに スピードリリーススルーアクスルがあれば、より速く、より簡単にホイール交換が可能。他のホイールセットとも互換 性があり、お手持ちのホイールを問題なく使用することができます。

 

 

 

 

「キャノンデールらしい強さと美しさを持つ。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】スペシャライズド認定中古車ストア 8/8(月)OPEN!

スペシャライズドのCPOストアが来週月曜日オープンとなる。

スペシャライズドの画期的な企画が発表となった。CPOストアとは、認定中古車を販売するストアだ。メーカーが主宰する中古車となれば、その安心感は極めて大きく感じる人も多いだろう。

バイクは消耗品だけに、中古車の場合、安全性も関わってくる。そのため、速度の出るロードバイクやトライアスロンバイクでは躊躇する人も少なくなかっただろう。メーカーのお墨付きがある中古車となれば、大きく見方が変わって来るはずだ。

SHIVなどトライアスロンバイクなども期待したい。

以下、メーカーNewsとなる。

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スペシャライズドのCPO(認定中古車)ストアが2022年8月8日(月)西新宿にオープン

スポーツバイク(自転車)で国内初のメーカー認定中古車を販売。

アメリカのカリフォルニア州に本社を置くスポーツ自転車ブランド、 スペシャライズド・ジャパンは、日本国内で初となる、スポーツバイク(自転車)のメーカー認定中古車の取り組みを開始します。認定中古車は、有資格メカニックにより厳しく検査され、セカンドオーナーの安心、安全を約束します。このようにスペシャライズドとして本格的にリユースにも取り組む事は、よりサスティナブル(持続可能)な社会の実現への貢献となる事に加え、2次流通の質を向上させる事がブランドの資産価値(リセールバリュー)の向上にもつながり、ひいてはバイクやサービスを通じてライダーのみなさまの生活の質の向上を図ります。

西新宿駅から徒歩5分のアクセスしやすい立地に、国内初のスポーツバイク認定中古車の販売を行う店舗がOPENする。

スペシャライズドの国内初めてのメーカー認定中古車を扱うCPO (Certified Pre-Owned)ストアが2022年8月8日(月)西新宿にオープンいたします。

商品毎に指定されたメンテナンス項目の検査整備を経て、規定のクオリティに達した状態の商品のみ販売される。

「中古/USEDも安心して購入できる」をコンセプトにかかげ、スペシャライズドのハイクオリティなリユース商品の提供をお約束いたします。販売するバイクは全て有資格メカニックにより20項目以上にわたるメンテナンスプログラムを実施し、所定の基準に基づきブレーキ、変速調整、消耗品を交換。また、カーボンフレームのバイクについてキズがある場合、超音波探傷器を使い診断を実施した上で販売いたします。

スペシャライズドが実施する研修を受講修了し、スポーツバイクに対する知識や経験が豊富な有資格メカニックが常駐。

全く新しい業態へのチャレンジとはなりますが、スペシャライズドの掲げる「革新を、さもなくば死を」という社是の通り挑戦を続けてまいります。

  • 店舗詳細

●店舗名・・・スペシャライズド CPO●オープン日・・・2022年8月8日(月)●郵便番号・・・160-0023●住所・・・東京都新宿区西新宿6-26-3●電話番号・・・03-6258-5877●URL・・・ https://specialized-cpo.com    (8月8日(月)正午ごろにサイトOPENを予定しております)

●メールアドレス・・・info@specialized-cpo.com●定休日・・・水、木曜日●営業時間・・・12:00~19:00●駐車場・・・店舗前1台(事前予約制)●アクセス・・・東京メトロ「西新宿駅」より徒歩5分。首都高速(4号線) 新宿ICから車で10分●来店予約・・・来店時は完全予約制となっております。上記Webサイトよりご予約をお願いいたします。

 

【スペシャライズド・ジャパン】公式インスタグラム>@specialized_japan公式フェイスブック> https://www.facebook.com/specialized.japan/ 公式サイト> https://www.specialized.com/jp/ja/ 公式オンラインストア> https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/default.aspx

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

The New S5

サーヴェロのコンセプトモデル「S5」がモデルチェンジとなった。

先日終わったばかりの世界最高峰自転車ステージレース、ツールドフランスでも、大活躍の一台と言えるバイクだ。個人総合優勝に輝いたヴィンゲゴー率いるユンボ・ヴィズマが使用していたバイクだ。今年のユンボは強かった。絶対王者と目されていたポガチャルの巻き返しを一切許さなかった。そのため、常にクローズアップされるのはユンボジャージとサーヴェロで、特にS5の特徴的なハンドル周りがその存在感をアピールしていた。

まず、外観上は、R5のモデルチェンジの時もそうだったが、一見大きな変更点を感じないだろう。一般的なモデルチェンジでは、丸型が角型に変わるよう、一目見て違いを感じると思う。新鮮味としては、賛否分かれるかもしれないが、そう言うことではない。サーヴェロの「完成度」の高さが、このようなモデルチェンジとなっている。つまり前作に対する究極のブラッシュアップと言えるだろう。

やはり「S」はエアロダイナミクスの徹底が大きい。12年ほど前の「エアロロード」ブームより早くにエアロダイナミクスの高い夢のロードに着手していたパイオニアとしては譲れない。更に言えば「TTバイク」から始まったメーカーだけにトライアスロン、TT、エアロロードは、まさにサーヴェロそのものであり、真骨頂とも言える。

フレーム形状の変更点は、ヘッド周り、シート周りのエアロ形状ボリュームアップとBB周りのボリュームアップとなる。ヘッド周りは元々フレームサイズにより異なるため、シート周りのエアロ形状が最も判別し易い形状だろう。このあたりは、トライアスロンバイクのP5よりフィードバックされている。また、フロントフォークがボリュームアップとなっている。横からはより幅広に、前からはより薄く仕上げられている。同様にシートステーも薄く、エアロダイナミクスを高めている。そして、28mmタイヤ対応となり、R5などとの併用時にも対応可能となったわけだ。

フィット性は、ハンドル周りがシビアにセッティングが可能となり、フィーリングが向上している。また、明確には発表していないようだが、新型デュラエースに合わせたハンドル形状としているようで、マッチング性が高くなっている。そして、シートアングルは、54cm、56cmなど大きいサイズで「前乗り」への対応度が高いシートポスト採用により、トライアスロンでの使用適正度が高まっている。

剛性は、前作や他社比較などは発表になっていない。ただ、ツールドフランスでもS5の使用ステージが増え、より「オールラウンド性」が高まっていることは、僅かでも「トライアスロン」の方向に向いたと言っても良いかもしれない。

今後のトライアスロンシーンにおいては、その使用率は高まって来るだろう。前作と比較し、ロードバイクをトライアスロンで使用する場合の「トライアスロン適正」が高まっていることからだ。エアロダイナミクス、シートアングル、快適性などが主にその理由となる。それぞれ一点で見れば、より得意とするバイクもあると思うが、総合点が前作より高くなっている。

DHバーは、前作同様に装着可能となっている。

 

以下、メーカーDATAとなる。

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The New S5

サーヴェロはエアロダイナミクスへのこだわりとスピードの追及を続けています。 2003年に初代エアロロードバイクである“ソロイスト”が誕生して以来、私たちは エアロバイクのあり方を再定義してきました。 新しいS5は、これまでのエアロロードの定義と歴史を引き継ぎ、ライダーをより 速くするという我々の使命を体現しています。

UCIで認められている形状を最大限に生かすために、ボリュームを持たせた フレームセクションと新しいフォーク設計が採用されています。 新しいフォークはフロントエンド全体をシンプルにし、ホイールとタイヤの クリアランスを拡大することでさらに速いバイクを実現することが出来ました。 さらにリアホイールとタイヤのクリアランスも広げ、より速く走るために「Reserve」と共同開発した新しいホイールセットを採用しています。

バイク全体として空気抵抗を減らし表面積を拡大しました。そして、表面積を拡大しながらも、重量を減らすことに成功しました。

よりシンプルに、より速く、そしてより快適に。

 

Simplify

速さを追求すればするほど、誰もが異なるポジションを試したくなります。前モデルのS5では、ステムを長くしたり、よりアグレッシブなフィッティングに変更したりと、さまざまな変更が行われました。新しいS5では、新しいステムを取り付けるだけで、簡単にポジション変更することができます。

必要なスペーサーはすべて付属していますし、ボルトの長さも従来の スタック別仕様から1種類になりました。 ハンドルバーの取り付けもよりシンプルになり、0~5度の範囲でフィット感 を調整することができます。さらに、ヘッドパーツ周辺の複雑な構造を シンプルにすることで、53gの軽量化も実現しました。

 

Refine

ハンドルバーの快適性を向上させ、バーからレバーフードへの移行がフラットになるよう形状を微調整しました。従来のS5ハンドルバーにあったシムの代わりに、2本のボルトで0~5度の範囲で傾きを調整できるインターフェイスを採用しました。

あらゆるレベルのバイクフィッターが、オフセット量の少ないシートポストへ移行して います。新しいS5では54/56サイズで15mmオフセットのポストが標準装備されて います(これまでのS5では25mmオフセット)。 これまでのシートポストとは互換性があり、よりアグレッシブななポ ジションを求める人のために、オフセット25mmのポストの在庫を確保しています。

 

Enhance

UCIのエアロダイナミクスデザインに関する新しいレギュレーションにより、エアロプロファイルを深くする 余地が増え、すでに市場で最速のエアロバイクであるS5の性能をもう少し引き出すことができました。 ヘッドチューブとBBエリアはよりボリュームが増え、シートチューブ後端はよりアグレッシブなシェイプになっています。新型S5は電動変速機専用のため、ドロップアウトの形状を整え、バイク全体をブラッシュアップすることが出来ました。

 

Tire Clearance

ワイドなホイールとタイヤは、空力的に速く、そして快適です。 S5は34mm(実測値)までのタイヤクリアランスを確保し、28mmタイヤを履いた ワイドな新型ホイールReserveを中心に最適化されています。 タービュレント・エアロ・プロトコルのもとで開発されたこのホイールは、5ワット強 の省エネを実現しています。

 

Turbulent What?

タービュランスエアロの真骨頂は、その名の通り、タービュランス(乱流)における ホイールの挙動にあります。つまり、風が吹いているときの挙動です。リザーブとサーヴェロは、横風の角度でも劇的に失速しないリム形状を開発しました。これにより安定し、より快適なライディングを楽しむことができます。

 

 

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】「BikeExchange-Jayco」チームキット発売

Cycling: Campus Bike Exange Tarragona Luis Angel Gomez ©︎PHOTOGOMEZSPORT2021

ジャイアントよりBikeExchange-Jaycoチームキットがリリースされた。

現在、開催中のツールドフランスでもお馴染みのバイクエクスチェンジ・ジェイコのチームカラーのフレーム他が発売となった。フレームはTCRで、美しいグラデーションブルーの仕上がりとなっている。TCRはスローピングのパイオニアでもあるジャイアントの看板フレームで、無駄を一切削ぎ落としたオールラウンドかつクライミングモデルで、人気が高い。

トライアスロンでは、5月同グループブランドのカデックスからリリースされたトライアスロンバイクでアイアンマン世界選手権制覇に沸き、同月国内最高峰であり、オリンピックに次ぐ世界シリーズのWTS横浜大会でも使用率第2位のジャイアントで、TCRも使用されている。

以下、メーカーNewsとなる。

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「BikeExchange-Jayco」チームキットを発売

株式会社ジャイアント(代表取締役社長:中村晃、本社:神奈川県川崎市)は7月下旬より、「BikeExchange-Jayco(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)」チームキットとして、GIANTから「TCR ADVANCED SL DISC TEAM FRAME SET」およびジャージ上下とヘルメット、Livから「LANGMA ADVANCED SL DISC TEAM FRAME SET」を発売いたします。

Cycling: Campus Bike Exange Tarragona  Luis Angel Gomez ©︎PHOTOGOMEZSPORT2021

 

■フレームセット 

クラス最高レベルの重量剛性比を追求した「トータルレースバイク・TCR」にバイクエクスチェンジ・ジェイコチームカラーをほどこした特別仕様。空力性能と軽量化を両立するチューブ形状、フレームと完全にインテグレートされたディスクブレーキや、32mmまで対応するタイヤクリアランスで高いコントロール性を実現。

TCR ADVANCED SL DISC TEAM FRAME SET

  • 標準価格 : ¥506,000 (税込)
  • サイズ : 680 (XS)、710 (S)、
  •  740 (M)、770 (ML) mm
  • 重量 : FRAME / 770g(710mm)、FORK / 340g
  • カラー : チーム

FRAME :  Advanced SL-Grade Composite VARIANT ISP OLD142mm

FORK :   Advanced SL-Grade Composite, Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle

※SL DISCは電動コンポーネント専用設計

 

女子ワールドツアーレースで多くの優勝実績を誇る「ランマ」に、バイクエクスチェンジ・ジェイコチームカラーのフレームセットが新登場。プロチームからのフィードバックに基づき開発されたフレームは、反応性・コントロール性の向上と同時に軽量化を実現し、エアロダイナミクスに優れるチューブ形状により高い効率性を実現。

LANGMA ADVANCED SL DISC TEAM FRAME SET

  • 標準価格 : ¥484,000 (税込)
  • サイズ : 390 (XXS)、420 (XS)、450 (S) mm
  • 重量 : FRAME / 770g(450mm)、
  • FORK / 320g
  • カラー : チーム

FRAME :  Advanced SL-Grade Composite VARIANT ISP OLD142mm

FORK :   Advanced SL-Grade Composite, Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle

※SL DISCは電動コンポーネント専用設計

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】SuperSix EVO Hi-MOD Tour de Futureフレームセット抽選販売

キャノンデールよりスペシャルフレームが抽選販売となる。

現在、開催中の最高峰自転車ステージレース、ツールドフランスは、マイヨジョーヌ争いに白熱している、まさに最中だ。そのツールにおいてEF エデュケーション・イージーポストが使用する一際目を惹く、カラフルなバイクフレームが抽選販売になった。

キャノンデールは現在トライアスロンバイクをリリースしていないが、アメリカンの顔とも言えるバイクメーカーだけに復活を期待する声は多い。常に先取りをする技術力とビジュアル性は、現在のバイクの礎となったと言っても良い。南国で華やかなイメージのトライアスロンには最も相応しいバイクメーカーと言えるだろう。もちろん、トライアスロンで使用するバイクはロードバイクが半分以上。エアロロードを中心に国内でも人気メーカーであることは言うまでもない。

以下、メーカーNewsとなる。

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SuperSix EVO Hi-MOD Tour de Future フレームセット抽選販売 Cannondale x Rapha x Palace
~日本国内で 6 セット限定~

キャノンデール・ジャパン株式会社(本社:大阪府吹田市、ジェネラルマネージャー:樫村 浩史、以下 キャ ノンデール)は、SuperSix EVO Hi-MOD Tour de Future フレームセットの抽選販売の申込を開始いたしまし た。キャノンデール × ラファ × パレススケートボードがコラボレーションして世間をあっと驚かせた 2020 年 のジロ・デ・イタリアに続き、今回は「女性版ツール・ド・フランスの復活を祝福」をテーマに再びコラボレ ーション。男子チーム「EF エデュケーション・イージーポスト」は、現在開催中のツール・ド・フランス2022 で印象に残るステージ優勝や山岳賞を獲得。女子チーム「EF エデュケーション・TIBCO・SVB」は 7 月 24 日から開幕する『ツール・ド・フランス ファム』で男女共通のバイクの乗り復活を祝います。日本国内の 販売は限定 6 セット。全国のキャノンデール正規販売店にて抽選受付を実施いたします。また、期間中パレス スケートボード東京にて実車(完成車仕様)の展示を行います。

SuperSix EVO Hi-MOD Tour de Future

価格:660,000(税込)
サイズ:48, 51, 54cm
含まれるもの:フレーム、フォーク、ヘッドセット、シートポスト(15mm オフセット)、BB セット 抽選申込方法:キャノンデール正規販売店にて専用オーダーシートへ記入
抽選受付期限:2022 年 7 月 31 日(日)
抽選結果発表:2022 年 8 月上旬予定
ウェブサイト:https://bit.ly/3yyvcfV

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】トレック 究極のレースバイク ”Madone SLR” 発売

トレックMADONEがフルモデルチェンジとなった。

マドンは第7世代となるが、現行の流れは2015年ローンチの第5世代からとなるだろう。徹底したエアロダイナミクスと快適性の融合を求めて、リリースされたエアロのMADONEシリーズだ。第6世代では、ISOSPEEDのブラッシュアップとディスクブレーキ化がメインとなったが、この第7世代は「別物」となっている。もちろん、高いエアロダイナミクスが前提だが、軽量性を高めて来ている。エアロダイナミクス向上においては「重量化」が付き物だけに、各社しのぎを削る中で、重要なポイントと言える。

トライアスロンシーンでも多く使用されるMADONEだが、引き続き、人気が高まるだろう。昨今では「ロードバイクを使ったトライアスロン」は明確なカテゴリーになりつつあり、今後、ストレージやアタッチメントなど周辺パーツへの注力にも期待したいところだ。

以下、メーカーNewsとなる。

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トレック・ジャパン株式会社は、第7世代としてフルモデルチェンジを果たした究極のレースバイク“Madone SLR”を発売します。

以前より強度が30%高まったOCLV800カーボン、そしてスピードコンセプトをアワーレコード樹立へと導いた風洞実験。 これら二つの要素が、今まで最速だったMadoneをさらに“速く”そして“軽く”しました。 

前作と比べ、1時間当たり約1分速くなる空力性、そして300gの軽量化といった脅威の進化を遂げ、新たな“究極のレースバイク”として、その名を轟かせます。

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何よりも“速さ”を求めるレーサー

2015年の第5世代、そして2018年の第6世代として登場したMadoneは、IsoSpeedが加わっ たことにより、それまで速さこそ全てだったレースバイクに“快適性”が加わった。昨年は、フレー ム素材を2年前に登場したOCLV800へとアップグレード、そして軽量なAeolus RSL ホイール の登場で、“軽さ”が劇的に向上。

そして、今年7月。Madoneがフルモデルチェンジを遂げ、大きく変わる。まるで未来からタイム スリップしてきたかのような、心高ぶるフレームデザイン。見た目だけでなく、第5世代以来搭載し ていたIsoSpeedも新たな“IsoFlow”へと進化。

トレックが誇るThe Ultimate Race Bike(究極のレースバイク)Madoneの第7章が始まる。

MADONE SLR 7th Generation
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開発ストーリー

第6世代のMadone登場以降、トレック・セガフレード チームからの要望は、

“さらに速く、そして軽く”という声だった。

トレックは、軽量で強度の高いOCLV800カーボンとアワーレコードを樹立した世界 最速のTTバイクの開発で用いた風洞実験で、乗り心地を維持しながら、空力性の向 上と軽量化へと導く、新たなIsoFlowと一体型ハンドルバーを採用。

結果、新型Madone SLRの重量は300g軽くなり、空力においては19Wのパワーが 節約され、1時間あたり60秒短縮*する新次元の速さを手に入れた。

OCLV800

今回のフレーム開発を語る上で欠かせないの が、OCLV800カーボンの存在。

OCLV700に比べて強度が30%高まった OCLV800は、軽く空力に優れたデザインが 可能となった。

チームが求める“より速く、軽く”を OCLV800で実現するため、トレックはフ レームデザインの開発を進めた。

世界最速へと導いた 風洞実験

2022年5月、エレン・ファン・ダイクがTT バイク“スピードコンセプト”で世界新記録と なるアワーレコードを樹立。世界一の空力性 能であることが名実ともに証明された。

今回のMadoneの開発においても、スピード コンセプトと同様に、ライダーが乗車しボ トルが装着していることを想定し、フレー ム設計に挑んだ。空力に影響するあらゆる 要素を取り入れたことで実際の状況を忠実 に再現し、速さを追求した。

ISOFLOW TECHNOLOGY

新型Madoneを見て、まず注目するのが、シー トチューブ部に設けられた新たなIsoFlowテク ノロジー。

この特徴的な空洞は、前作と比較し空気抵抗と なる気流の渦を軽減し、空気の流れ、すなわち flow(フロー)が乱れることなく空力性を高める。

IsoFlowテクノロジー

IsoFlowの空洞により、気流の乱れが減少 ※バイク正面から受ける気流のグリーン線の変化が無いほど、乱れが少ない。

新たな一体型ハンドルバー

バイクとライダーは前進するため、空力が最も影響を受けるのは、気流が最初に当たる正面。

新型のハンドルバーは、シームレスな仕上がりで、高いエ アロダイナミクスを発揮し、重量も削減。また、ブラケッ ト幅が3cm狭くなっているため、ライダーポジションが抵 抗を受けにくくになり、エアロ性能がさらに高まる。

一体型ハンドルバー

第7世代は、つなぎ目も無いため高い空力を発揮し、部品も少ないため軽くなる。

フレームに秘められたメッセージ

第7世代のMadone SLRは、まるで未来からタイ ムスリップしてきたかのようなルックス。

しかし、トップチューブとシートステイのつな ぎ目を横からよく見てみると、数字の「7」が描 かれている。これは、まさしく“第7世代”である ことを伝えている。

Line up

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】「CADEX TRI FRAME SET」と「CADEX AERO WheelSystem」を発表

カデックスより話題となっていたトライアスロンバイクの詳細が発表となった。

このバイクは先月のアイアンマン世界選手権のウィナーズバイクであり、今月5日に開催されたSUB7プロジェクトで、見事7時間切りを達成した注目のバイクだ。

カデックスはジャイアントのパーツブランドで、ホイールを中心にリリースしているスペシャルブランドだ。過去にはジャイアントのバイクに使用されていたネーミングでもある。カデックスブランドとしてのフレーム製作は初めてとなるが、ここまでチャレンジングなフレームをリリースしたことに驚かされた。

まず、フレーム形状が目に飛び込んで来るだろう。いわゆる「異形」となり、昨今ではやや久しい響きとなった感はあるが、再びカデックスによって、そのカテゴリーが注目されている。フレームデータは、サーヴェロやキャニオンとの比較で説明されているが、UCIに準拠しない「トライアスロン専用フレーム」であり、そこへの本気をアピールするものとなっている。

エアロダイナミクスへの注力はフレーム形状からも想像がつくが、現在のトライアスロンバイクの「定義」とも言えるユーザビリティも高く仕上げられている。やはり、ピンポイントポジションとなり、レベルアップにより刻々と変化するフォームにも対応しやすく、ハイドレーションもフレーム完全内蔵とその補充システムの容易さ、そして、現実的に大きな課題となるパッキングなどにも完璧に対応している。

「トライアスロンバイク」の開発は、今やそのメーカーの「技術レベル」を測ると言っても良いだろう。単にその競技のためだけではない。高性能なトライアスロンバイクを開発する段階で得られるデータが他のモデルにも標準化され、メーカー全体のクウォリティが高まることになる。自動車メーカーの「F1参戦」のようなイメージとなるだろう。

そして、今回は選手も凄かった。ブルンメンフェルトは、昨年のTOKYO2020でトライアスロン競技の金メダリストとなったが、その10ヶ月後にロングの最高峰、アイアンマンも制したことが大きな話題となっていた。そして、その1ヶ月後には同じアイアンマンディスタンスを6時間44分という驚異的なタイムで走り切っていることも話題騒然、驚かされた。(バイクコースや走行方法は通常レースとは異なる。)

メーカーと選手がタッグを組んで最高峰のバイクが生まれた。2016年コナでのP5Xローンチ以来、トライアスロンバイクをまた面白くしてくれた。各ライバルメーカーへ与える影響も大きいだろう。

以下、メーカーNewsとなる。

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「CADEX TRI FRAME SET」と「CADEX AERO WheelSystem」を発表

CADEXは、トライアスロン競技者向けの「CADEX TRI FRAME SET」と「CADEX AERO WheelSystem」を発表します。このフレームセットとホイールは、アイアンマン世界選手権を制したクリスティアン・ブルメンフェルトを始めとするCADEXのアスリートによって開発、テストされ、世界最高レベルのレースで実証されたものです。

「CADEX AERO WheelSystem」は、2022年7月下旬から全国のCADEX正規販売店でご購入いただけます。「CADEX TRI FRAME SET」の国内展開につきましては、2022年秋頃に発表を予定しております。

  • 製品紹介ウェブサイト cadex-cycling.com/jp
  • 問い合わせ先  株式会社ジャイアント 044-738-2200(代表)

「CADEX TRI FRAME SET」は制限のないトライアスロンマシンです。より幅広くパーソナライズができるフィッティング、レースに対応したインテグレーション、現実世界における卓越したエアロダイナミクス性能、および最大限の効率性を生み出すために設計・開発されました。「CADEX AERO WheelSystem」は、いくつかのプロレースで勝利に貢献している、CADEX史上最速のホイールシステムです。

2022年5月、ユタ州セントジョージで開催されたアイアンマン世界選手権で勝利するため、ブルメンフェルトはこの新しいフレームとホイールのプロトタイプを使用しました。獲得標高が2100m以上にのぼるこのタフなコースで、世界上位のトライアスリート達がその実力を試されました。キャリアのなかで初めてアイアンマン世界選手権に出場したブルメンフェルトは、力強い走りで優勝しました。1か月後、このノルウェー人選手は、ドイツで開催されたPho3nix Sub7イベントで、7時間以内にフルディスタンスのアイアンマンを完走した最初のトライアスロン選手になり、再度「CADEX TRI FRAME SET」と「CADEX AERO WheelSystem」の歴史を作り出しました。

 

 

「CADEX AERO WheelSystem」ラインナップ

■CADEX 4-SPOKE DISC WHEELSYSTEM

税込価格 : フロント ¥275,000、リア ¥319,000

リム内幅22.4mmのフックレスリムと新開発の軽量ハブ「R3-C40エアロハブ」を採用し、クラス最高のエアロダイナミクス、比類ない効率性、そしてあらゆるコンディションでの総合的なコントロール性を実現しています。

Key Features :

  • 最適化されたカーボンエンジニアリング

超軽量18kカーボン素材によって、クラス最高のねじれ剛性と横方向剛性を備えた、高剛性で安定性のあるホイール構造を実現。

  • スーパーエアロリム形状

スーパーエアロリム形状は、最も一般的な風向きで最大のエアロ性能を実現するために、よりワイドなリム外幅を採用。

  • CADEX R3-C40エアロハブ&CADEX セラミックベアリング

精密加工されたCADEX R3-C40エアロハブはベアリング負荷を大幅に軽減し、CADEX セラミックベアリングはスチールベアリング比で33%摩擦を軽減。

  • 22.4mmのリム内幅

22.4mmのワイドなリム内幅と耐久性の高い連続したカーボンファイバー構造によって、重量を妥協せずに、より丸みを帯びたタイヤ形状を実現し、優れたグリップとハンドリング、そしてコーナリング時のタイヤサイドのサポートを高めます。

Spec :

FRONT

リム素材 Ultralight 18K Full Composite フロントハブ CADEX R3-C40 aero hub, Centerlock
リムタイプ Hookless (Tubeless Ready) ベアリング CADEX Ceramic Bearings
チューブレス CADEX Tubeless System フロントアクスル 100×12 Thru Axle
  (専用リムテープとバルブ付属) 品質保証 2年間
リムハイト 50mm 破損交換プログラム 5年間*
リム外幅 30mm 重量 880g (+/-5)※Shimano freehub
リム内幅 22.4mm

REAR

リム素材 Ultralight 18K Full Composite リアハブ CADEX R3-C40 aero hub, Ratchet Driver, Centerlock
リムタイプ Hookless (Tubeless Ready) 対応カセット Shimano 11 / SRAM XDR 12 / Campagnolo N3W
チューブレス CADEX Tubeless System ベアリング CADEX Ceramic Bearings
  (専用リムテープとバルブ付属) フロントアクスル 142×12 Thru Axle
リムハイト 65mm 品質保証 2年間
リム外幅 32mm 破損交換プログラム 5年間*
リム内幅 22.4mm 重量 1047g (+/-5)※Shimano freehub

 

■CADEX AERO DISC-BRAKE WHEELSYSTEM

税込価格 : ¥429,000

アイアンマンとオリンピックでチャンピオンとなったクリスティアン・ブルンメンフェルトを含む世界最速のプロに選ばれた、ハイパフォーマンスエアロホイール。徹底した風洞試験とデータによってデザインされたリム内幅22.4mmフックレスカーボンリム、新開発の軽量ハブ「R3-C40エアロハブ」を採用し、クラス最高のエアロダイナミクス、比類ない効率性、そしてあらゆるコンディションでの総合的なコントロール性を実現しています。

Key Features :

  • 最適化されたカーボンエンジニアリング

超軽量18kカーボン素材によって、クラス最高のねじれ剛性と横方向剛性を備えた、高剛性で安定性のあるホイール構造を実現。

  • スーパーエアロリム形状

スーパーエアロリム形状は、最も一般的な風向きで最大のエアロ性能を実現するために、よりワイドなリム外幅を採用。

  • CADEX R3-C40エアロハブ&CADEX セラミックベアリング

精密加工されたCADEX R3-C40エアロハブはベアリング負荷を大幅に軽減し、CADEX セラミックベアリングはスチールベアリング比で33%摩擦を軽減。

  • 22.4mmのリム内幅

22.4mmのワイドなリム内幅と耐久性の高い連続したカーボンファイバー構造によって重量を妥協せずに、より丸みを帯びたタイヤ形状を実現して、優れたグリップとハンドリング、そしてコーナリング時のタイヤサイドのサポートを高めます。

  • エアロプロファイル

独自の左右非対称ディスク形状が、構造的なバランスを強化します。

Spec :

リム素材 Ultralight 18K Full Composite フロントハブ CADEX R3-C40 aero hub, Ratchet Driver, Centerlock
リムタイプ Hookless (Tubeless Ready) 対応カセット Shimano 11 / SRAM XDR 12 / Campagnolo N3W
チューブレス CADEX Tubeless System ベアリング CADEX Ceramic Bearings
  (専用リムテープとバルブ付属) フロントアクスル 142×12 Thru Axle
リムハイト N/A 品質保証 2年間
リム外幅 28.4mm 破損交換プログラム 5年間*
リム内幅 22.4mm 重量 1154g (+/-5)※Shimano freehub

 

About CADEX :

CADEXは、ホイールシステム、タイヤ、サドルなどのハイパフォーマンスサイクルブランドです。CADEX AR/GXシリーズの他にも、36mm/42mm/65mmハイトのフックレスチューブレス及び42mm/65mmハイトのチューブラーカーボンロードホイールシステム、TTやトライアスロン用の4スポークエアロホイールシステムやエアロディスクホイールシステム、CADEX Race及びClassicsチューブレスタイヤ、そして数々の賞を受賞したBoostサドルなどをラインナップしています。

 

 

 

「セントジョージ以来、注目となっていたバイクだ。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】ピナレロ ツールにて NEW TTマシン「BOLIDE F 」発表

VADUZ, LIECHTENSTEIN – JUNE 19: Geraint Thomas of The United Kingdom and Team INEOS Grenadiers sprints during the 85th Tour de Suisse 2022 – Stage 8 a 25,6km individual time trial stage from Vaduz to Vaduz / #tourdesuisse2022 / #WorldTour / ITT / on June 19, 2022 in Vaduz, Liechtenstein. (Photo by Tim de Waele/Getty Images)

ピナレロのTT(タイムトライアル)バイクが7/1ツール・ド・フランスにてお披露目される。

このBOLIDE Fは更なるエアロダイナミクスを追求して開発されたF1バイク。時速55km以上も想定されるツールのTTでは、まさに最強マシンと言えるだろう。デザインも大幅に刷新され、大きな期待がかかった一台だ。ハンドル周りにもこだわり、エクステンションは元より、ベースバーにおいても細かな調整によって決定されている。もちろん、ディスクブレーキ仕様だが、逆にディスクにすることで、より高いエアロダイナミクスを実現している。

トライアスロンでは、BOLIDE TRで既にディスクブレーキ化が先行し、2018年のKONAでキャメロンワーフによってコースレコードとなっている。当然、トライアスロンからのフィードバックも加味されていることだろう。ピナレロは早くから「トライアスロン」と「TT」を明確に分けていたメーカーで、ストレージの有無など、外観の違いではなく、フレームの剛性から始まり、根本的に「別次元」とする考え方をしている。180kmバイク+フルマラソンのアイアンマンと20~30km程度のTTでは全く異なる走りとなる。(今ツールでは、13~40km)

いずれにしても、夏のお祭り「ツール・ド・フランス」は自転車界最高峰のステージレースで、誰が見ても面白い。トライアスリートにも楽しんでほしい。

以下、メーカーNewsとなる。

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2022年7月1日(金)ツール・ド・フランス 開幕ステージ ピナレロは新しいタイムトライアルマシン「BOLIDE F (ボリデ F)」を発表します。

 

National Championships Italy 2022 – ITT – San Giovanni al Natisone – San Giovanni al Natisone 35,6 km – 22/06/2022 – Filippo Ganna (ITA – INEOS Grenadiers)- photo Tommaso Pelagalli/SprintCyclingAgency©2022

PINARELLO BOLIDE F OUR FASTEST BIKE EVER

7 月 1 日、INEOS Grenadiers チームは、ピナレロ史上最速の自転車、Bolide F に乗って、2022 年ツール・ド・ フランスのスタートラインに立つことになる。

タイムトライアル世界チャンピオン、フィリッポ・ガンナと彼のチームメイト、ゲラント・トーマス、アダム・ イェーツ、フェリペ・マルティネスは、先日のツール・ド・スイスでこのバイクのカモフラージュ・バージョ ンで実戦テストを行い、マルティネスとトーマスが見事なパフォーマンスを披露しました。そして、ツールの オープニングステージのコペンハーゲンで「公式に」Bolide F は発表されます。

また、ガンナはこの Bolide F を使用して、イタリア TT ナショナルチャンピオンシップで初優勝を飾りました。 これら初期のレースでは、使用されたバイクには特別なカモフラージュでラッピングされ、ツールでの正式 リリースに先立ち、ユニークなカスタムペイントでお披露目されます。

2013 年に TEAM SKY 専用に作られた Bolide は、2015 年にサー・ブラッドリー・ウィギンズが Bolide HR を使用してアワーレコードを更新し、伝説的な存在となりました。その後、ピナレロは 2016 年に Bolide TT を発表し、ロードではグランツールや国内選手権、世界選手権で無数の TT 競技を制する一方、トラックで は世界選手権やオリンピックでチーム・個人パシュートで複数のメダルを獲得し、比類ない成功を収める 嵐を巻き起こしたのです。

それらの素晴らしい実績の上に、ピナレロは以下のような最新の技術的進歩を取り込んできました。 ピナレロのエンジニアは、最新の計算流体力学により、新型 Bolide F のエアロダイナミクスを大幅に改善 することに成功しました。

CFD シミュレーションはクラウド上でシームレスに実行され、実証済みのエアロダイナミクスの進歩をリア ルタイムで設計プロセスに組み込むことが可能になりました。クラウドコンピューティングは、50m セルの 大きなメッシュを数時間で解き、並行して実行できるシミュレーションの数など、計算能力の面でも大きな スケーラビリティを実現しました。また、シミュレーション結果にオンラインでアクセスできるため、設計者 間で結果をスムーズに共有することができ、コミュニケーションとエンジニアリングプロセスの向上が実現 しました。その結果、「史上最速の自転車」が誕生したのです。

 

AERODYNAMIC IMPROVEMENT WHERE IT REALLY MATTERS

新型 Bolide F TT は、ハンドリングの向上と転がり抵抗の低減の 2 つを主なターゲットとしています。従来 のリムブレーキ一体型の Bolide は Bolide F と比較すると、1.4%の空力的な欠陥がありました。これを改善 するためには、ディスクブレーキを採用する必要がありました。

この欠点は、シートチューブの全面的な再設計により、開発過程で改善されました。 この不足分は、シートチューブ、シートポスト、トップステー、チェーンステーの設計を見直し、ディスクブ レーキによる空気抵抗の増加を相殺し、空力的に同等なバイクとライダーのシステムを作り上げることで、 開発過程で回復しました。

バイクとライダーの総抵抗は、7 種類のヨー角と 8 種類のライダーポジションを調査した PinaLab の加重 スキームを用いた前回の Bolide TT と比較して 0.04%(0.0075N)以内に収まっています。

ピナレロのエンジニアにとって、エアロダイナミクス性能を維持することは重要な成果であり、特にディスク ブレーキの追加や、Bolide F に最大 28mm の大径タイヤを使用できるようになったことで、総合性能の面 で大きな前進を遂げたと言えるでしょう。

さらに、ハンドルバーにも改良が加えられ、新しいベースバーとバーエクステンションの形状により、空気抵 抗が 2 ~ 3%改善されました。

ベースバーについては、フレームやフォークの研究とは別に開発研究が行われました。ベースバーは、時速 50km で 8 つの脚位置と -15o から +15o の間の 7 つのヨー角でテストされています。加重平均は以下のよ うに表示されます。

このグラフは、従来の Bolide TT バー(青)と新しい Bolide F TT バー(オレンジ)の抵抗値を表しています。 このように、加重平均では総抵抗が 0.1%向上しており、その差の小ささから空力的に同等と呼べるでしょ う。

ヨー角 0°では、0.5% の向上が見られました。これは、高速走行時には、低いヨー角の全抵抗への寄与が大 きくなるため、TT の性能向上に関連します。

これらの研究は、時速 50km で行われました。しかし、風速が低い日や、最近のグランツールではしばしば 平均速度が 58km/h にもなる、エリートレベルの距離が短い TT の場合には、加重平均の 0.1%よりも大き な改善が期待されます。

標準装備のエクステンションとライザーの目標は、ライダーのエアロダイナミクスポジションと快適性を向 上させるために、調整機能を最大限に活用することでした。

主な変更点は、ライザーのボルトフロムベローデザインと、角度調整の簡略化です。また、ライザーと前腕 の周辺に敏感な部分が特定され、空力的に 2 ~ 3%の改善の可能性があることが示されました。

ピナレロの TiCR システムを導入した新しいヘッドセットは、ステムの厚みを減らすことができ、その結果 トップチューブの厚みを減らすことができ、エアロダイナミクスを改善、そして、よりダイレクトで素早いハン ドリングを実現することができました。

 

CUSTOM 3D PRINTED BAR EXTENSIONS

ピナレロのトップアスリートの多くは、3D プリントされたカスタムバーエクステンションを使用しています。 これは、アスリートの前腕部をスキャンし、エアロダイナミクスに最適なポジションでアスリートの前腕をス キャンし、チタンでカスタム 3D プリントして作られます。これにより、バーエクステンションと前腕の間の完 璧なポジションとすべてのギャップを埋めることができ、空気抵抗の低減という点で最大限の効果を得るこ とができるのです。

このようなカスタムオーダーは、一般サイクリストから受け付けることも可能です。このサービスを受けるた めには、イギリスまたはイタリアにあるスキャニングセンターに予約を入れる必要があります。予約は、ピナ レロの公式販売店を通じて直接行うことができます。価格は、事前診断の結果に基づいて決定されます。

 

EVERY GRAM COUNTS WHEN YOU WIN BY SPLIT SECONDS

空力を向上させるということは、チューブの表面積を増やすことであり、それは通常、重量を増やすことを意 味します。しかし、ピナレロのエンジニアは、計算流体力学と風洞実験に数え切れないほどの時間を費やし た結果、よりエアロダイナミクスに優れたバイクを設計できただけでなくフレームキットとブレーキで 170g の軽量化を実現しました。

– Bolide TT、リムブレーキ:2,435g(サイズ 55、フォークとベアリング、シートポスト、カバー付きリムブレー キ、ワイヤーを含む)
– Bolide F TT ディスクブレーキ:2,265g(サイズ 55、フォークとベアリング、シートポスト、ディスクブレーキ、 油圧チューブを含む)

 

IN SUSTAINED EFFORTS AT 550 WATTS, STIFFNESS MAKES THE DIFFERENCE!

新しいチューブ形状とカーボンレイアップパターンにより、従来の Bolide TT と比較して最大のパフォーマ ンスアップを実現し、新たな業界標準を打ち立てた。

– BB 部分の剛性は 17%アップ。
– ヘッドチューブの剛性は 7%向上。
– フォークの剛性は前後 12%、左右 5%向上。

 

REAL RACING

実験室や CFD、風洞の結果だけでなく、本当に重要なのは現実の世界での結果です。そして、Bolide F のプ ロトタイプテストは素晴らしいものでした。イタリア TT ナショナルチャンピオンシップで優勝したフィリッ ポ・ガンナは、次のように語っています。

バイクの剛性感が増し、コーナーの立ち上がりも速くなり、ハンド リングも格段に良くなりました。

 

TECHNICAL SPECIFICATIONS

• Carbon Toray M40X
• Asymmetric frame
• Bolide F TT Onda fork
• TiCR (total integrated cable routing) • 1.5 upper and 1.1/4 lower steerer

• Italian thread BB
• UCI approved
• Disc brakes
• Max tire 622x28c
• Frame weight: 1100g Size 550 (the biggest); raw frame, not painted

写真のフレームは、フィリッポ・ガンナのための特別仕様です。市販バージョンはクラシックなマットブラック にホワイトのデカールで販売される予定です。

※価格、納入開始時期はまだ未定です。

 

SIZE CHART

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】トレック 世界新記録!エレン・ファン・ダイクがアワーレコード更新

トレックトライアスロンのベースとなるバイクがアワーレコード更新。

トライアスロンバイクより先にツールなどでプロサイクリストによって使用されたSpeedconcept。トレックのトライアスロンバイクの原型とも言えるバイクで、アワーレコードが更新された。トライアスロンバイクとは、フレーム仕様が異なるが、エアロダイナミクスにおいてはほぼ同等の仕様になるため、トライアスロンバイクとしての性能の高さも裏付けたことになる。

Speedconceptは、国内では2月頃からデリバリーが始まり、4月の石垣島でも使用が確認されている。そして、先日開催のアイアンマンワールドチャンピオンシップにおいても多く使用され、その存在感を放っていた。ディスクブレーキ化された「新世代」トライアスロンバイクとしては「真打登場」と言ったところだろうか。

関連記事:http://triathlon-geronimo.com/?p=37573

以下、メーカーNewsとなる。

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世界新記録!エレン・ファン・ダイクがアワーレコードを更新

523日、世界TTチャンピオンのエレン・ファン・ダイク(トレック・セガフレード)がアワーレコードに挑戦しました。

今回エレンが使用したバイクは、昨年彼女を世界TTチャンピオンへと導いたSpeed Concept。この挑戦のためだけに用意された特別カラーのバイクに跨りスタートしたエレンは、“最初は緊張していた”と語っていました。徐々に緊張から解放されたのか、それからは終始118.5秒という設定していたペースを大きく崩すことなくフィニッシュ。結果、これまでの記録を849m上回る49.254kmで、世界新記録を樹立しました。

トップチューブには、レース完走までの時間が表現
ホイールにも時刻を表す特別デザイン

エレンは、全体を振り返り「スタート直後は緊張してましたが、序盤は当初の戦略通りで走りは安定してました。後半は調子が良ければペースを上げようと思っていましたが、逆にスローダウン。45分ほど経ったあとは、時間が経つのがとても遅く感じ、周りがぼやけてライン取りが難しくなったので慌てました。終盤になるにつれ周りからの声が聞きとりにくくなり少し焦りながらでしたが、結果的に記録を更新できてただただ嬉しかったです。」と、喜びを言葉にして答えました。最後は、「これまで多くの方々より、これ以上ないサポートをしてくれました。本当に感謝しています。」と、周りへの感謝の言葉で今回の挑戦を締めくくりました。

エレンのアワーレコードへの挑戦を見逃した人は、トレックが公開している特設ページで閲覧することができます。

■特設ページはこちら:

https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/ellens-finest-hour/

Speed Conceptはこちら:

https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/speed-concept/

 

アワーレコードとは?

1人のライダーが1時間でどれだけの距離を走れるかを競う競技。 かつては2014年にトレックファクトリーレーシングに所属していたイエンス・フォイクトがSpeed Concept51.115kmという当時の男子の世界記録を樹立。これまでアマチュアからプロのライダーまで、様々なバックグラウンドを持つ人が記録を更新したことがあるため、多くの人の注目を集める競技として知られている。

 

 

 

「最速で走ったという事実!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka