2016年のアイアンマンワールドチャンピオンシップが終わった。
大きな話題としては。
①ダニエラリフが3年ぶりとなる新コースレコードで2度目の優勝となった。2013年のミリンダのタイムを6分近く更新している。そして、ヤンフロデノの2連覇とドイツ勢がワンツースリーフィニッシュとなったことだ。実は、この表彰台独占は18年ぶりの快挙で、1997年にトーマスヘルリーゲル、ユルゲンザック、ロタレーダーの3選手によって成し遂げられtていた。当時もバイクの強者によるものだった。当時は、26インチホイールが全盛で、ヘルリーゲルやロタレーダーの「ファニーバイク」の登場に沸いた。
②ダニエラリフとヤンフロデノ、男女揃っての連覇は、2008年、2009年のクリシーウェリントンとグレッグアレキサンダー以来となった。2008年は、アワードで大雨となり、音響、映像が使用できなくなった。スピーチも途中で途切れ、優勝者にとって残念なアワードとなってしまったのだ。そして、翌年、両者がそのまま優勝となったため、アレキサンダーは、「2年分のスピーチをします。」と言って会場を沸かせた。
③3位入賞のパトリックラングは、アイアンマンでは、若手の27歳ながら、ランのコースレコードを樹立した。2時間39分は、1989年にレジェンド、コナ6勝のマークアレンが持つ2時間40分を上回るものだ。同選手のゴールは、大きな歓喜によるニューフェイスの誕生の瞬間でもあった。2000年にハワイ2勝のノーマンスタッドラーがデビューで3位となった時のゴールシーンを彷彿させるものだった。また、ヘザージャクソンの3位入賞は、2007年以来、9年ぶりのアメリカ人女子の入賞となった。
※上の写真は、ハワイで最多の6勝をしたレジェンド二人、デイブスコットとマークアレンに迎えられたもの。
1. Jan Frodeno DEU 00:48:02 04:29:00 02:45:34 08:06:30
2. Sebastian Kienle DEU 00:52:27 04:23:55 02:49:03 08:10:02
3. Patrick Lange DEU 00:48:57 04:37:49 02:39:45 08:11:14
4. Ben Hoffman USA 00:48:55 04:28:06 02:51:45 08:13:00
5. Andi Boecherer DEU 00:48:10 04:28:07 02:52:05 08:13:25
6. Tim O’Donnell USA 00:48:12 04:29:10 02:55:01 08:16:20
7. Boris Stein DEU 00:54:10 04:23:04 02:55:19 08:16:56
8. Bart Aernouts BEL 00:53:58 04:32:37 02:48:44 08:20:30
9. Ivan Rana ESP 00:48:52 04:38:13 02:50:17 08:21:51
10. Frederik Van Lierde BEL 00:48:49 04:35:33 02:53:21 08:21:59
1. Daniela Ryf CHE 00:52:50 04:52:26 02:56:51 08:46:46
2. Mirinda Carfrae AUS 00:56:44 05:10:54 02:58:20 09:10:30
3. Heather Jackson USA 00:58:56 05:00:31 03:07:48 09:11:32
4. Anja Beranek DEU 00:52:51 05:00:42 03:16:35 09:14:26
5. Kaisa Lehtonen FIN 00:58:55 05:08:54 03:03:16 09:15:40
6. Michelle Vesterby DNK 00:52:53 05:09:05 03:12:27 09:19:05
7. Sarah Piampiano USA 01:02:42 05:07:29 03:07:04 09:22:31
8. Asa Lundstrom SWE 01:02:04 05:09:46 03:06:42 09:22:59
9. Lucy Gossage GBR 01:01:57 05:06:01 03:12:15 09:25:57
10. Carrie Lester AUS 00:56:40 05:10:50 03:15:55 09:28:17
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「今年のレースが終わった。」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka