IRONMAN “ MONO, RACE & KONA ” 2016 Mirinda’s Special IA

0img_1679

2013~2015年と3年連続でアイアンマンウィナーズバイクとなるIA。

本日は、FELT主催でミリンダ・カーフレーの記者会見だった。ミリンダの実車が展示されていた。ハンドル周りとBB上には「ワンオフ」のスペシャルストレージセットされていた。またトップチューブ上のストレージは、フューエルシステムに改造されていた。来シーズン以降「標準化」されるのだろうか。後述の通り、当初、フューエルシステムが搭載され2014年に発表となったが、新たなカタチでフューエルが備わったことは朗報だ。

フェルトは、当初はアメリカ、現在はドイツブランドとして、アイアンマンでも人気のブランドだ。フェルトの顔である、創設者ジム・フェルトの開発力、そして、熱いマインドで造り上げられている。毎年アイアンマンの現場に精力的に関わっている。きっかけがトライアスロンだったこともあり、90年代前半のポーラニュービーフレジャーの活躍などに大きく貢献し、トライアスロンの定番ブランドとなった。サイズなどにもこだわりを持っていて、あえて650Cホイールを多用するなど、トライアスロン界でも独自のスタイルを持っている。

この「IA」は、ずばり、P5、スピードコンセプト、SHIVを意識されたモデルとなっている。エアロダイナミクスとストレージを「強調」したモンスターマシンだ。エアロダイナミクスを高めるためのフレーム形状、ブレーキ他、各部の収まりなど、究極度の高いバイクが出来上がった。トッチューブ前側には流行りのストレージが付く。このストレージは、中味を2つに分けることができるなど、「後発」の良さを出している。後付ではなくトータルデザインされた完成度は他社を抜く。当初はSHIVのようなフューエルシステムもあったが、途中からなくなってしまったのが残念。先述とは異なるが、このIAに関しては、26インチモデルは存在しない。480mmも700Cとなっている。ただ、設計、造りなどから小柄な選手でも可能性はあるモデルだ。それだけポジション設定の自由度も高い。逆にDHバーの高さは低めのため、ポジション出しは慎重に行う必要がある。今回のアイアンマンで、「4強入り」出来るのか、期待のかかるマシンでもある。

1img_1505

2img_15253img_1530

4img_1511

5img_1513

6img_1494

7img_1496

8img_1532

9img_1528

10img_1734

2年ぶり4度目の優勝なるか!バイクで繋ぎ、ランで男子選手顔負けの脅威的な走りが出るか!

.

.

.

.

「昨年の使用台数が伸ばしての4位だけに、今年は特に気になるブランドの一つだ。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka