IRONMAN ” MONO, RACE & KONA ” 2016 Road to KONA 2017

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プロが、ハワイのアイアンマンワールドチャンピオンシップに出場するためにはルールがある。

現在は、1年かけてポイントを獲得し、その上位ランカーのみが出場できるシステムとなっている。そのシステムは、2017年大会であれば、今年の8/22から来年の8/20までとし、男子50名、女子35名という枠を目指して、5レース出場し、高得点の4レースの合計ポイントで決まる。クウォリファイは、7月と8月の時点で判断され、男子であれば、7月に40名、その後、残りの10名が決まる。(女子は、28名と7名)

すでに今年の本選で上位入賞者は、極めて大きなポイントをゲットしスタートしている。これは、ゼロスタートとなるその他のプロ選手にとっては、とても厳しいサーキットレースとなる。ポイントゲットのためのレースをどのようなタイミングとするのか、身体へのダメージが大きいアイアンマンレースだけにその組立が重要となる。

したがって、ハワイで上位に入ることも重要だが、「プロ選手」としてエントリーできることの価値は極めて大きなことになる。

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本日時点のコナポイントランキングだ。戸原開人選手が、「JPN」が、11位にランキングされている。これは、紛れもなく快挙だ。周りはコナでトップ10入りしている強豪選手ばかり。この上ないシーズンのスタートとなった。現在、すでに上位ランキングされている選手は、今回のワールドチャンピオンシップのポイントがそのまま付与されるため、スタート時から上位にランキングされている。

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そして、戸原開人選手のポイントに注目してほしい。10月の台湾と先日のマレーシアで大きなポイントをゲットし、現在3レースで3110ポイントとなっている。これは、極めて大きなポイントとなる。上の表の通り、過去5年間のクウォリファイ最低ポイントと比較してもあと一歩となった。現時点で確定はされないが、極めてエキサイティングな状態なのだ。今年のハワイが待ち遠しいところだ。※過去5年優勝者特別枠のポイントは含まず。

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再び日本人が世界で戦うために。

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「2000年のコナでは、日本の三羽烏、田村嘉規、宮塚英也、谷新吾の3選手が20位以内に入った。そして、田村選手は当時シード権のあった15以内において14位に入り、メディアスタンドで日本人メディアが大盛り上がりだったことを憶えている。その時から興奮状態にはなれていない。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka