【ROTOR】 IN POWER

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ローターよりまた新型のパワーアイテムがリリースされる。

トライアスリートにとっては、完全に定番となったQリングス。そして、現在トレンドからスタンダード化しているパワーアイテム。その両方を合わせたものでもある、ローターのクランクが、更に進化しようとしている。まず、見た目のスッキリ感は、類を見ない。POWER LTも片側でコンパクト性は十分だったが、そのシステムが収まっているとは思えないフィニッシュだ。クランクシャフト内に計測システムを内蔵しているため、落車時などの衝撃に強いことになる。電源は300時間が可能となっている。他メーカーで短いものは、200時間程度となるので、十分だろう。ちなみにLTは300~400時間となっている。

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そして、専用ソフトのOCAシステムで、最大パワーのアングルを確認できる。感覚ではなく、物理的に正確な位置にセットすることにより、ペダリングの効率化を具体的に向上できる。これには、いろいろな考え方が出てくると思うが、「理想と現実の差」を理解というよりは、「把握」できることだろう。理想のアングルが合っても、現実的に合わせることは、簡単ではない。ある程度理想に近づけながらも、現実という「個性」の尊重も必要になるからだ。

inpower2今回の新製品は、クランクが選択できるのだ。3D+は軽量性、そしてFLOWは文字通りとなるエアロダイナミクスを重視したモデル。3D+は、525g、FLOWは、597g(クランクセット、110PCD/170mmの場合)非パワー系以外では、FLOWが実質のトライアスロン用となり、人気も一番だ。トライアスリートには、FLOWのINPOWERが定番になるだろう。

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トライアスロンでは、やはり「アイアンマン×サーベロ×ローター」で、フレディリックヴァンリルデが代表選手になる。3月の南アフリカでは、優勝を飾り、ハワイでの2勝目を狙う。

IMG_83052014年のアイアンマンでは、デュアルセンサーのローターパワーをインストール。リルデは、本来スプリント用だったQXLのリングスを使用している。そのため、QXLをトライアスロンで使用する流れが出てきた。

 

「よりリーズナブル化が進むパワー系アイテムは、必須の時代に入りました。」

BOSS1smallTriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka