2015世界トライアスロンシリーズ第5戦となる横浜大会が開催された。
国内では最高峰となるオリンピックディスタンスのレースとなる。エリートは男子65名、女子60名でスタート、世界最高レベルのレース展開となった。あいにくの雨の中女子スタート、男子スタート時には雨も上がり、沿道の観戦も増え、否応無しに盛り上がっていく雰囲気の中スタートだった。レースは、女子は予想通りだろう。男子も本命の3名に絞られたが、やはり世界最高峰の走りは、圧倒的スピード感のある見応えのあるものだった。女子は、世界ランキング2位のGwenJorgensen (USA) が13年、14年に続き3度目の優勝。JorgensenはWTSで9連勝となった。男子は、世界ランキング1位のJaverGomezNoya (ESP) が昨年に続き優勝。
【Result】
GwenJorgensen : スイム19:18 / バイク1:03:58 / ラン32:36 Total 1:57:20
JaverGomezNoya : スイム17:50 / バイク58:07 / ラン29:45 Total 1:47:00
女子は、雨が降る中でバイクはややペースダウンを余儀なくされる。1周目のUターンでは接触落車が発生1名リタイヤとなっていた。大きな先頭集団といくつか小集団を形成、ジョーゲンセンは、終始先頭集団の前を維持しながら走っていた。
ランスタート時は、集団の中央で走っていたが、2周目からは独走体制となり、唯一の32分台で、圧倒的な走りを見せ優勝した。
男子のバイクの集団は大きい集団が2つ、もちろん先頭集団で走るゴメス。前半は、前方で走り、後半は、やや中央に下がり、脚を温存しランに備えていた。王者がコントロールする集団となっていた。
唯一のUターンも積極的に攻める走りのゴメス。ここのターンは、日本人選手やコース慣れしている選手以外は、慎重に大回りする選手も多くいた。
予想通り、2周目からは、ゴメス、ブラウンリー、モーラの三つ巴となった。他の選手に圧倒的なスピードの違いを見せ、この3選手の激闘となった。最後は、ゴメスとブラウンリーの一騎打ちとなった。力を振り絞るような走りで花道に入り、2秒差でゴメスが競り勝った。
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引き続き、本命となる「MONO」情報を連載します。
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka