今回のアイアンマンで注目のバイクの一台がこれだ。
ジャイアントは、世界最大の生産量とOEMで培った技術力で、最高の信頼性を持つメーカーの一つだ。質実剛健のその造りとコストパフォーマンスは、間違いなくトップクラスとなっている。また、UCIプロチームのチームジャイアントアルペシンもサポートている。そして、ハワイアイアンマンでの使用率は、昨年の9位から今年は11位と少し下がったが、この新型リリースで来年に期待がかかる。
今回のコナで世界発表となった、このモデルはフルモデルチェンジの新型だ。今や当たり前となった、フューエル&ストレージは、初代トレンドのSHIV、2代目トレンドとなるPLASAM5、そしてこのTRINITYは、「プラズマ5型」となる。ステムからトップチューブストレージは、流れるような一体化されたデザインとなっている。やはり「2016年」のトライアスロンバイクにはトレンドがある。今回、ジャイアントは、フランスのマニクールサーキトにある空力研究施設ACEと提携し、CFD分析と風洞実験を行い、250以上のフレーム設計を行った。ハンドルやフォークの翼断面は、「5:1」の比率になっていてエアロダイナミクスが高く、ヘッドドリンクシステムは、競合の4社同タイプと比べても、装着時でのエアロダイナミクスが最も良い結果を出しているとのこと。
ヘッドボトル(700ml)は、前方に外れる。
フロントブレーキは、フォークと一体化されている。
ヘッドドリンクシステムは、タイヤとのクリアランスも絶妙。
ダウンチューブは、比較的大人しいデザインとなっている。
トップチューブのストレージ(290ml)のフタは、柔らかいゴム製。
「サーベロ型」シートは、元祖よりジャイアントのイメージが強い。
サドルはトライトーンのオリジナルカラー。
シート周り後方は、シンプルに、シートステーも快適性重視。
ジャイアントの今回のモデルチェンジは、完全に「トライアスロン専用バイク」となり、スペシャライズドSHIV同様に、「タイムトライアルモデル」を別に設定している。トライアスロンへの更なる注力が嬉しい限りだ。.
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「ジャイアントも緊急リリースとなった!」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka