⑲ 知ってる?

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本日も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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マシンのセッティングに関しては、以前にも述べていますが、今回は、ご質問のそのままにお答えします。「ハンドルが遠い」というお問合せでした。関連記事の「スピナーのセッティング」では、お持ちのリアルバイクに合わせるために可動箇所の説明や、それらの出来る範囲や出来ないことなどを述べています。もう一つの関連記事として「DHポジションをとる?」では、所謂、一見それらしい恰好になっているものの、リアルバイクとの差が顕著に出てしまう状態となり、返ってデメリットもあることなどをお伝えしています。

《関連記事》⑪スピナーのセッティング ⑫DHポジションをとる?

今回は、両方に関係してくると思います。よくありがちなのですが、あのスピナーは競技目線で見ると、185cm程度の人が使って、初めてリアルバイク同様のポジションが出ます。簡単に言えば、ハンドル位置が高く、遠いのです。したがって、小柄な人が使用するとハンドル位置が不自然となります。その不自然な位置に無理に合わせることで、リアルバイクとの「差」が大きくなってしまいます。 

ハンドル位置が遠いために、サドルを前に出して近づけ過ぎている人がいますが、これは、リアルバイクで言うところの「シートアングル」を極端に立てているのと同じになります。バイクのポジション的フィーリングは、このシートアングルで決まると言っても良いでしょう。ロードバイク(シートアングル72~74度)とトライアスロンバイク(78度前後)を乗ればその差は歴然です。 

バイクのポジション合わせは、クランクの位置を基本として、次にサドルの高さと前後位置、最期にハンドルまでの距離と落差の順番です。したがってハンドルが遠い場合、サドルを前に出して近づけるのではなく、ハンドルを手前に引いて近づけるのです。そこで問題となるのが、「遠い」ハンドル位置です。思った位置に近づきません。もちろん、物理的に近づけることは無理なので、ハンドルの持ち方を変えて、ブルホーン部中央(二番の位置)から手前の部分を持つ、それでも遠い場合、指先を引っ掛けるようなイメージにする。ちなみに手のひらを開くことは、「上半身リラックス」に繋がります。また、ブルホーン先端(三番の位置)を持つことは、更に必要ありません。二番の位置であったり、最も手前を持つなどして、その距離を埋めます。特に三番を持つような「ダンシング時」には、小柄な人が無理をして持つと、リアルバイクとは全く違う動きになってしまいます。実際にはあり得ない、「空中」を掴んでいることになります。また、重要な「重心」が前輪加重が強くなり、バランスを失います。 

結論として、クランク→サドルの位置→(リアルバイクと同様な「上半身」の角度の決定→最後に手を置く位置(ハンドル)を考える。一応、ハンドルですが、手を乗せるだけと考えると良いでしょう。そして、これは、「今の問題」だけではなく、上半身リラックスにも繋がるため、全ての人に必要なことなのです。 

最後に。スピナーをダメ出ししているわけではありません。スピニングはメリットが勝っているから開催しています。雨でも夜でも寒くても出来る、バイクの準備なしに出来る。そのためにやっているわけではありません。もちろん、それらのメリットも大いに助けとなります。レースでは、リアルバイクによる実走です。スピナーを使うわけではありません。実走でのパフォーマンスを上げるために、「スピニング」という手法を使っているのです。スイム3.8kmのために3.8km×1はやりません。ストリームラインがあり、ドリルやインターバルをメインとして行います。それと同様です。

大事なことは、知っているのか、知らないのか、やっているのか、やらないのか、その差は大きくなります。

以上。

96年スピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。
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「大塚スピニング」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「スピニング」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさま、お疲れさまでした!
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次回は、10/15(土)です。またのご参加お待ちしております。エントリーは、下記ページにて受付中です。
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毎回、スピニングの予定に合わせ開催している「代々木公園 RUN」です。
今日は、雨天中止となりましたが、こちらも是非ご参加下さい。
内容は、一周、1.17kmの周回コースをマイペースで2時間走をします。
 
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次回10/15(土)も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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【Bike School バックナンバー】

「 2017年トライアスロン新年度スタート!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka