LUMINA No.29 Triggers

ルミナNo.29発売しました。

今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。また、今回はDi2の取材協力もさせて頂きました。そして、チーム・Y金山選手も取材を受けています。

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P21 フィジーク K5 UOMO

フィジークは、イタリアのブランドで、セラロイヤル社の高級サドルブランドだが、他にバーテープ、シートピラー、そしてこのシューズを造っている。これらのアイテムに共通するのは、バイクと身体が触れる部品、用品であることだ。これらのアイテムは、重要であり、ユーザーからもその「体感」がわかりやすいものだ。

昨年のハワイアイアンマンでは、フィジークサドルのシェアは2位。ハワイでは、ショートサドルなどのトレンドがあるため、若干シェアを落としたが、ロードも含めれば現在No.1サドルと言えるだろう。そのフィジークだけに、今後のシューズの展開も期待できるのだ。昨年のハワイでもエキスポ出展し、サドルとともにシューズの展示があった。

このシューズは、すでにリリースされている、K1 UOMOの廉価版で、K1の良さを残しコストダウンに成功している。ベルクロは主流となる太いメインと細いサブの2本型で、素早い脱着と微調整を可能にしている。またソールはカーボンとナイロンで、剛性を適度に仕上げている。ビギナーやロングのトライアスロンに向いているだろう。

他ブランドの同クラスが犇く中、やはり特徴的なのは、イタリア製ということ。デザイン性の高さで、そのシンプルさと質感の高さが、高級感を醸し出している。トライアスリートの足元をお洒落にしてくれるアイテムだ。

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P25 シマノ PRO AERO FUEL
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PROは言わずと知れた、シマノがプロデュースする、パーツ、用品のブランドで、信頼性の高い商品をリリースしている。ロードレースの最高峰ツール・ド・フランスからトライアスロンの頂点、アイアンマンワールドチャンピオンシップまで、使用されている。
そのハワイアイアンマンでは、DHバーを筆頭にシェアを高めてきているPRO。DHバーは7位のシェアを持ち、後発ながら健闘している。またPROサドルはまだ少ないが、これからに期待できるアイテムなのだ。その背景には、これら「トライアスロン用」が今最も注目を集めている。昨年のハワイの結果では、トライアスロン用の「ショートサドル」が、大きなトレンドとなり、各社のバトルが始まったのだ。そんな中での今回のリリースは、シマノプロデュースの開発力と対応力で今後の期待が大いにの高まる。
このサドルは、 ショート系だが、「やや短め」と言った感じ。先端は幅広で、中央は溝になっている。中央は溝というよりは、サイドが立ち上がっている形状で、他社の先割れ同様の造りと言える。やはりここで気になるのが、先端の幅で、このサドルは約50mm。同クラスのサドルの中ではやや細めとなっている。この幅が選ぶ時にポイントとなってきている。また、ライトフォームマイクロファイバーカバーを採用し、滑り止めとなっている。ショートサドルにおいて接する面積が少ないため、この滑り止めも重要となってくる。
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P26 ローター QXLリング & 3D+クランク
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ローターは、スペインのブランドで楕円のチェーンリングをリリースして、一世を風靡している。ペダリング効率にこだわり、当初はクランクの製作から始まった。そして、究極な答えとして、チェーンリングの形状で「効率化」を提案している。また、最近では、クランク本体への注力も顕著で、機能、素材、デザインの3拍子を高次元で造られる3Dクランクをチェーンリングと合わせ使用することが、トライアスリートの憧れアイテムとして、「ご指名」が多くなってきている。
トライアスロンアイテムのトレンドを観る、ハワイアイアンマンでも、「当たり前」になってきた。7、8年前から話題となり、2年前くらいから、日本国内でも、先述の通り、ご指名となったトライアスロンのアイテムなのだ。「バイクは機材が重要」というだけではないが、2足歩行の人間が、ペダリングという円運動を行うことは、極めて難しいことで、その助けになるアイテムに注目することは、当然のことと言える。バイクライドの命は、「ペダリング」、今後も注目を集めるだろう。
一昨年のハワイでリリースされていた、QXLは、より楕円のオーバル率(16%)の差を大きくしたもので、当初より、距離が長く、一定の速度で走行するトライアスロン用というよりは、ロード用として、短距離かつパワー系のライダー向けとして紹介されていた。ここで、あえてトライアスロン的な見方をすると、バイクパートに自信のある選手で、ショートかつ、コーナーの立ち上がりが多いテクニカルコース向ということになる。それと膝への負担も大きくなるので、ビギナー向けではない。そして、今回2014年モデルとして、一新した3D+クランクは、素材を変更し、更なる高強度と軽量化をバランス良く仕上げている。また、お得意のグラフィックも新しくなり、シンプルなデザインがどのバイクでも合わせやすい。このモデルには、軽量でスタンダードな5アームのタイプと、Qリングスの細かいセッティングが可能となるMAS搭載のエアロタイプがある。どちらのタイプも同価格となっている。
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 P72~73 アルテグラDi2
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 P42 強豪エイジグルーパーの実践例
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是非ご覧下さい。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka