SPORTS BIKE DEMO 2023 in Tokyo

味の素スタジアム「あじペン広場」

1/21(土)東京・調布市にてSPORTS BIKE DEMO 2023 in Tokyoが開催された。(主催:ワイズロード、会場:味の素スタジアムあじペン広場)

SPORTS BIKE DEMOとは、ワイズロードの主催する試乗会として、長きに渡って開催されているイベントだ。発祥の埼玉を中心に大阪、松山も含め、20回を数えることになった。もはやショップイベントというレベルではなく、規模、運営においては専門スタッフがあたり、その期待は大きい。やはり、安全な試乗会場を用意するとなるとその開催は簡単ではないが、常に「アクセス」にこだわりを持ち、参加しやすさを考え、今回はついに待望の東京開催としたのだ。

受付は、今回「オンライン」のみで行なっているが、2500名を超える申込があったとのことで、その反響は大きかったようだ。

ジャパンブランドのブリヂストン、注目のRPシリーズには行列が。

今回の出展数はなんと70ブランドで、完成車から部品・用品、ウエア、周辺アイテムなど、目的を持たなくても、「何か」が見つかる出展となっていた。

ALPINA, ANCHOR, ARAYA, BESV, BIANCHI, BIORACER, BMC, BREEZER, BROMPTON, BURLEY, CANNONDALE, CARBONDRY JAPAN, CASTELLI, CATEYE, CHALLENGE, CIPOLLINI, COLNAGO, CORRATEC, CRAFT, DAHON, EKOI, ERGOGRIP, FELT, FOCUS, FUJI, HYPERICE, JAMIS BIKES, JTEKT, KABUTO, KAPELMUUR, KHODAABLOOM, KONA, LA BICI, LAKE, LIMAR, MERIDA, MUC-OFF, NESTO, ORBEA, ORTLIEB, PANASONIC, PEARL IZUMI, PINARELLO, PISSEI, POLYGON, RALEIGH, RIDLEY, ROCKY MOUNTAIN, SARIS, SCHWALBE, SCICON SPORTS, SCOTT, SHIMANO, SIDI, SPEEDPLAY, SPORTFUL, SRAM, SURLUSTER, TERN, THIRDBIKES, TREK, UVEX, VELOCI, VOTANI, WAHOO, WILIER TRIESTINA, XPLOVA, YAMAHA YPJ, ZEEN WIND, ZIPP

そして、その楽しみ方として以下のようにサイトに記されていた。

  • 試乗!試乗!試乗!
  • ブランドスタッフに話を聞く
  • 繋がりを増やす絶好のチャンス!
  • 気になるパーツを見る・触る・解説を聞く
  • 好きなブランドのノベルティを集める
  • ここでしか見つからない掘り出し物を手に入れる
  • おいしいご飯に舌鼓
  • ワイズロードの「ご来場者限定特典」で気になるアイテムをお得にゲット

良い意味での「手作り感」も残し、来場者目線での楽しませるイベントに仕上がっていたのではないだろうか。

試乗コースはフラットで1周920m。

やはり、「試乗」が最大の目的とはなるのだが、そこへの期待は大きく、ブランドによっては「1時間待ち」とのことだった。試乗コースには折り返しがあるのだが、少し広くスペースが取られていて、そこで一旦降りる人が目立っていた。そこでは「撮影大会」となり、お目当てのバイクを入念に撮る姿がこのイベントの楽しさを象徴していたように感じた。

「試す」ということでは、人気のスマートトレーナーも人気となっていた。
デリバリー間もないモデルも確認。
IRONMANオフィシャルのekoiも。
超高性能ベアリングのJTEKT。パワー(プラス)上げる前に、まず抵抗(マイナス)を減らしたい。

来年も開催予定とのこと。例年11月から12月に開催されていたが、今回は、昨今の事情もあり、商品の揃うタイミングを待っての開催となっていた。暖かいほうがより参加しやすいと思うが、それでもあの賑わいには驚かされた。また、寒くても来場するということは、より「真剣」に検討している人が多かったのだろう。

このイベントはワイズロードの主催ではあるが、「自転車を楽しみたい人」への提案として、ユーザーのみならず、自転車業界全体へ、今の熱さを「リアル」で伝えることになったのではないだろうか。

 

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ピナレロは「国内トライアスロン」使用されるロードの代表格。

そして、Triathlon GERONIMOとしては、やはり多くの「トライアスロンバイク」を期待したかったが、そこに関しては叶わなかった。やはり、デリバリーの遅れなども影響しているようだ。また、実際にトライアスロンバイクに試乗する場合、やはり「DHポジション」を取ってみたくなるのが普通だろう。コースによっては安全性の問題も出てくるかもしれない。

GERONIMO COUNTでお伝えしている通り、日本国内においてはトライアスロンバイクが最も多い宮古島でも51.8%(2019年最新)と僅かに半数を超える程度だ。つまりロードバイクでの出場は極めて多い。今回の試乗でもトレックのMADONEをはじめ、代表的なエアロロード、ピナレロのDOGMAなど、国内トライアスロン人気TOP10のバイクブランドの試乗は出来ている。

人気IRONMANバイクのフェルト

少し逸れるが、トライアスロンバイクの試乗で何を確認するのか。トライアスロンバイクのDHポジションは「超ピンポイント」であり、ユーザー固有のポジションとなるため、試乗車に最初からセッティングされているポジションが合う可能性は低いと言える。

最低ワンサイズに3パターン程度のセッティングが必要となり、3サイズあれば9台用意しなければいけない。これはメーカーも無理な話しなのだ。それでも合う保証はなく、合わなかった場合、窮屈さ(ハンドル〜サドル距離)、ふらつき(サドル〜DHバー落差)など、デメリットを感じしまうかもしれないのだ。

DHポジションが取れる場合にもそれは参考とし、基本はベースバーを持ち、①直進安定性、②振動吸収性などを確認すれば十分だろう。また、トライアスロンバイクが初めての場合③立ったシートアングルのフィーリングを掴むなどが挙げられる。

 

 

 

「やはり、都内は助かる!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka