今年も世界最速のアイアンマンが決まった。
総合は、Jan Frodenoが、大会レコードとなるタイムで3年振り3度目の優勝となった。女子は、Anne Haugが、初優勝となった。ともにドイツ人の優勝だった。総合2位は、アメリカのTim O’Donnellでサブ8、3位に2014年優勝のSebastian Kienleが入っている。女子2位は、イギリスのLucy Charles-Barclayが、3年連続の2位、オーストラリアのSarah Crowleyが、3年ぶり3度目の3位となっている。
昨年の記録ラッシュとなった好条件のレースで記録ラッシュで沸いたことは記憶に新しい。今年はいつものよに風も吹き、強い陽射しと湿度の高さが選手を苦しめた。た。Jan Frodenoの優勝は予想として上がっていたが、大会レコードまでは想像できただろうか。また絶対女王のDaniela Ryfがまさかの失速も予想できただろうか。そして、女子のタイムは約14分遅くなった。昨年の男女差からはひらいてしまっている。「やってみないと分からなかった」
いずれにしても今年もエキサイティングなKONAだった。
Top 10 men
SWIM | BIKE | RUN | FINISH | ||
1. Jan Frodeno | DEU | 00:47:31 | 04:16:03 | 02:42:43 | 07:51:13* |
2. Tim O’Donnell | USA | 00:47:38 | 04:18:11 | 02:49:45 | 07:59:41 |
3. Sebastian Kienle | DEU | 00:52:17 | 04:15:05 | 02:49:57 | 08:02:04 |
4. Ben Hoffman | USA | 00:51:01 | 04:24:01 | 02:43:08 | 08:02:52 |
5. Cameron Wurf | AUS | 00:52:25 | 04:14:45 | 02:55:03 | 08:06:41 |
6. Joe Skipper | GBR | 00:52:28 | 04:16:19 | 02:53:31 | 08:07:46 |
7. Braden Currie | NZL | 00:47:41 | 04:30:30 | 02:46:25 | 08:08:48 |
8. Philipp Koutny | CHE | 00:52:20 | 04:15:15 | 02:57:51 | 08:10:29 |
9. Bart Aernouts | BEL | 00:57:03 | 04:19:48 | 02:51:08 | 08:12:27 |
10. Chris Leiferman | USA | 00:52:29 | 04:24:21 | 02:52:19 | 08:13:37 |
SWIM | BIKE | RUN | FINISH | ||
1. Anne Haug | DEU | 00:54:09 | 04:50:18 | 02:51:07 | 08:40:10 |
2. Lucy Charles-Barclay | GBR | 00:49:02 | 04:47:21 | 03:06:00 | 08:46:44 |
3. Sarah Crowley | AUS | 00:54:05 | 04:50:13 | 02:59:20 | 08:48:13 |
4. Laura Philipp | DEU | 00:59:03 | 04:45:04 | 03:02:12 | 08:51:42 |
5. Heather Jackson | USA | 00:59:12 | 04:46:46 | 03:04:17 | 08:54:44 |
6. Kaisa Sali | FIN | 00:59:14 | 04:53:54 | 02:57:19 | 08:55:33 |
7. Corinne Abraham | GBR | 01:02:46 | 04:51:15 | 02:59:28 | 08:58:38 |
8. Carrie Lester | AUS | 00:54:15 | 04:50:01 | 03:09:37 | 08:58:40 |
9. Daniela Bleymehl | DEU | 00:59:06 | 04:45:08 | 03:19:33 | 09:08:30 |
10. Linsey Corbin | USA | 00:59:09 | 05:00:25 | 03:03:51 | 09:09:06 |
【TOPICS】
①Jan Frodenoは、昨年のPatrick Langeが出したコースレコード7:52:39を破り7:51:13で更新となった。昨年の好条件での記録を破っての優勝でもある。そして、2017年、2018年、そして、今年と、3年連続で記録更新となっている。
②Jan Frodenoは、ドイツ人として初の3勝となった。また、女子優勝のAnne Haugは、ドイツ人女子選手として初優勝となる。この同国ダブル優勝は、2010年のオーストリア人のMirinda Carfrae、Chris McCormack以来、9年ぶりとなる。
③ドイツの6連覇は、2007~2012年のオーストラリア人6連覇と並んだことになる。2014年Sebastian Kienle、2015、2016年Jan Frodeno、2017、2018年Patrick Lange、そして、今年のJan Frodenoだった。ドイツ人Big3によるタイムも含めた強国ドイツのイメージを決定付けた。
④アメリカのTim O’Donnellは、昨年の7時間台の2選手とともに、4名しか存在しないSUB8 IRONMANとなった。タイムは4番目となる。
今年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?p=31936
「今年も終わった。」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka