週末にはITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会が開催される。今年で10回目となる横浜大会は、オリンピックディスタンスの最高峰となる。
https://yokohamatriathlon.jp/wts/index.html
メイン会場は山下公園、象徴的なマリンタワー、この上ないロケーションが魅力の大会だ。
会場も着々と準備が進められている。例年雨の多い横浜大会だが、当日の晴天を期待したい。
公式スケジュールとして、注目選手の記者会見が行われた。
左から高橋侑子選手(富士通/東京)、ケイティー・ザフィアエス選手(アメリカ)、バンサン・ルイ選手(フランス)、北條巧選手(博慈会、NTT東日本・NTT西日本/東京)
【ケイティー・ザフィアエス選手(アメリカ)】
ITU世界トライアスロンシリーズ2018横浜 第2位
ITU世界トライアスロンシリーズグランドファイナル2018ゴールドコースト 第3位
ITU世界トライアスロンシリーズ2019バミューダ 第1位
【高橋侑子選手(富士通/東京)】
2018年NTTトライアスロンジャパンランキング 1位
日本トライアスロン選手権2018東京台場 第1位
アジア大会2018ジャカルタ日本代表エリート女子及びミックスリレー 第1位
ITU世界トライアスロンシリーズ2018バミューダ 第5位
【バンサン・ルイ選手(フランス)】
ITU世界トライアスロンシリーズ2018横浜 第10位
ITU世界トライアスロンシリーズグランドファイナル2018ゴールドコースト 第1位
ITU世界トライアスロンシリーズ2019バミューダ 第4位
【北條巧選手(博慈会、NTT東日本・NTT西日本/東京)】
日本トライアスロン選手権2018東京台場 第1位
NTT ASTCトライアスロンアジアカップ2018大阪城 第1位
NTT ASTCトライアスロンアジアカップ2018村上 第1位
【MC 田山寛豪 氏】4度のオリンピックに出場(アテネ、北京、ロンドン、リオ)
Q1:来年はオリンピックですが、今年中にやっておきたいこととそれを土曜日のレースにどのように繋げますか?
ザフィアエス選手「まずオリンピックに出ることが目標です。そこへ向けての練習はもちろん最初にやるべきことですが、そのためにもいろんな場所でコンディションを整えたり、レースに出たりしています。そして、今回のレースの終わった後にはオリンピックのテストコースで走ることができます。その時にしっかりと来年のコース、来年のコンディションをチェックして、そこに備えて行きたいと思います。」
高橋選手「どのような環境下でも自分のパフォーマンスをしっかり出すということを、大事にしてやって来ています。オリンピックの選考会が始まっている中でも、いかに持てるパ力を発揮してやってけるかどうかです。今週末のレースもどうなるのか分かりませんが、自分の出来ることをしっかりやって、最後まで力を出し切って、納得の行くレースをしていきたいと思います。」
ルイ選手「今回の日本でのレースは、私としては練習ができるいいチャンスと考えております。実際のオリンピックと全く同じスケジュールというわけではないですが、様々な環境の中で、いろんなレースができること、是非、しっかりと決めたいと思います。当然レース当日の気象条件は良ければそれに越したことはないですが、レースをできることが大変嬉しいですし、来年もまた是非戻って来たいと思っています。」
北條選手「僕自身、横浜大会も初めてで、WTSも初めてという立場なので、今年は出来るだけ多くの世界大会を経験して行きたいと思います。また、スイムが得意ではあるので、今年も世界大会に行ってどこかで、もしくは全部スイムを一番で上がれるように頑張って行きたいと思います。」
Q2:東京オリンピックからミックスリレーが行われますが、そこへの戦略をどのように考えていますか?また出場する場合、何走をイメージしていますか?
ザフィアエス選手「おとなりに座っているフランスが一番のライバルであろうということなんですけども、私たちアメリカとしては、どの国が来ても準備が出来ている状態を作っていくということです。まず、新しい競技なので、どこの国も地域もそうだと思いますが、どのルーティンが一番良いのか、どういう風にしていけば良いのか、というのをみんなで考えながら作り上げているところです。まず、私たちの出来ることは選手一人一人が、強くなれるよう努力をするようにしていくことだと思っています。あとポジションですが、1走は今までやったことがないので、やってみたいという気持ちもありますが、やはり私は追いかけるのがとても好きなのと、後ろから抜かれないようにする自信があるので3番手がいいですね。ただ、1番手もチャンスがあればやってみたいと思います。」
ルイ選手「今、ケイティも言いました通り、これは本当に新しい試みでして、我々も今いろいろ確認している最中です。我々はチームとしてもいろいろ新しいことを試して技術的なことの他にいろんな手法を試すことでトランジッションをより速く通過できることなども考えています。チームはとても強いメンバーが揃っていますので期待できます。また、私はアンカーを是非やりたいと思います。
高橋選手「私は、1走も3走も両方やらせて頂いたことがありますが、どちらがいいと言うより、どちらを任されても行けるぞ、というような準備をしっかりしていきたいと思っています。1走も3走もそれぞれ違う面で大事な部分があるので、そこをしっかりとおさえて、どちらでも大丈夫だと思ってもらえるような選手になっていきたいと思います。」
北條選手「リレーについては僕自身今の実力的には恐らく2走が打倒だと思うのですが、来年に向けて、2走でも4走でもどちらでも使ってもらえるように、今は恐らくバイク、ランが特に、次世代の選手と比べて実力が弱いので、今年、来年にバイク、ランを強化して4走でもしっかりメダルを獲れるような走りができるように準備して行きたいと思います。」
田山MC「先ほど北條選手が言ったスイムトップ、となりにいるルイ選手は前回バミューダ大会でスイムトップですが、それを聞いてルイ選手は何を思ったか後で聞きたいと思います。(笑)」
さあ、土曜日はどのようなレースを見せてくれるのだろうか。
Triathlon GERONIMO “ GERONIMO COUNT ” 第2戦「ITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会」
今年のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=30102
昨年のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=26782
「スイムから先行、ルイスの快走が見られるか!」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka