宮古島速報

今年の宮古島は、強い日本勢が獲った。

総合優勝は、3年振り3度目となる戸原開人選手、女子は3連覇、そして、大会初の通算5勝目という大記録が生まれた。

戸原開人 : 7:55:54

鷲津奈緒美:8:55:44 

35回目の宮古島は、目まぐるしく変わる天候の中で行われた。それまでの予報が二転三転し、選手も一喜一憂する中、当日は大雨のスタートとなった。スイムは潮流が強く、うねりもあり、海上のメディア船も揺れが気になる。大会は、天気予報などから判断し15分遅れの7:15スタートとなった。

バイクがスタートし、最初の橋、伊良部大橋を大方の選手が通過するころには、青空が出てきて、気温も上昇、今度は「暑さ」が気になってきた。ただ、宮古島の青空を待っていた選手には、気分は上がって来たに違いない。宮古島でのバイクを大きく左右する風は強く、選手を苦しめた。そして、そのまま暑さに耐えるレースと思っていたのも束の間、お昼過ぎには、再びの大雨となった。朝より強く「豪雨」となり、バイクライドの危険性すら感じる。ただ、地域によっては降らなかったようだ。ランでは、蒸し暑いさが、厳しい走りとなった。時折雨が降り、「シャワー」でちょうど良いと思っていたのだが、これも降った後に晴れた時の蒸し暑い状態が続き、選手を苦しめた。今回は、天候の変化が気になった宮古島だった。

レースでは、当初の予想通りと言える結果となった。戸原選手は、バイク序盤から大きく先行し、逃げ切り、得意のランで勝負を決めた。2位との差を40分近く付け、「圧勝」となった。過去8回出場、3度目の優勝を見事に飾った。鷲津選手は、クレバーな走りとなった。バイクではトップゴールしたものの、2位とほぼ同着でランへ移った。しっかりとランを3時間半を切ってカバーし、総合13位、女子1位という結果となった。目標タイムには届かなかったようだが、強化して来たランをアピールできた。

そして、特筆すべくは、宮古島大会を男女通して、前人未踏の5勝達成という快挙を成し遂げた。

 

 

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「強さを見せてもらった」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka