台北ショー、まずは、バイクだが、ハワイアイアンマンでも使用されているメジャーブランドも多く出展されていた。トライアスロンが大きく打ち出されているわけではないが、各ブランドでもその注力は当たり前のものとなった。メジャーなロードブランドは、ややその注力は弱いが、比較的新しいブランドは、ラインナップしている。
バイク全般として、「ディスクブレーキ」などが話題となるが、特にトライアスロンバイクの場合、ディスク化は、全体の設計が関わってくるため、開発期間に時間がかかることになり、2018年モデルに期待することになるだろう。サーヴェロのようにトータルでの「必要性」を見い出したメーカー以外は、やや遅れていると言わざるを得ないだろう。ディスクブレーキも含め、新型モデルリリースのタイミングはスペシャライズド、トレックがその筆頭となるだろう。また、もう一つの話題は、「異形フレーム」となる。サーヴェロ、ヴェンタム、ダイアモンドに続くモデルの開発が進むのか、各ブランドも検討しているようだ。エアロダイナミクス、強度、剛性、快適性、生産性などの技術面や高品質、高性能を持たせながらのコスト面、そして、特異な形状になる中でそのデザイン性も無視できない。インパクトのある形状は、多くの面で「難問」をクリアしリリースに至るのだ。
今回出展されていたモデルはすでに発表済みのものがほとんどだが、メリダやフォンドリエストなど、新型モデルを確認することもできた。サーヴェロは、昨年ハワイアイアンマンで発表した最新モデルを展示、すでにローンチされている新型「R」モデルは残念ながら確認することが出来なかった。BMCも新型TM01を展示、シーポは国内展開のない「ディスクロード」を展示していた。ジャイアントやメリダは、地元ブランドだけに、大きなブース出展で人を集めていた。ジャイアントは、例年、トライアスロンバイクやエアロロードを、メインに展示している。国内のトライアスロンでは、ロードモデルが人気となっているクウォータも例年通りの展示だ。アルゴン18は、専門性の高いブランドとして、その強調されたブースに各メインモデルが、整然と展示されていて、規模は大きくはないが、最もまとまりのある展示の一つだった。
現在、2017年モデルとされているものは、昨年の夏に発表されたものが多いため、このタイミングで新型モデルが発表されることは少ない。ただ、イヤーモデルという設定を止めるメーカーが徐々に増えてきているため、今後はまた違った動きになるだろう。2018年では、このショーは秋の開催なるところから、そのタイミングで見られるモデルも出てくるということになるだろう。
cervelo
TREK
SPECIALIZED
BMC
QUINTANA ROO
GIANT / LIV
ceepo
FUJI
KUOTA
LOOK
KESTREL
SWIFT
Wilier
MERIDA
blue
Bianchi
ISAAC
RIDLEY
BOMA
NEILPRYDE
TIME
HAiBiKE
CIPOLLINI
FONDRIEST
MERCKX
guerciotti
DEROSA
LAPIERRE
GIOS
3T
CARRERA
ARGON 18
ディスクブレーキや異形フレームなど、大きなモデルチェンジも重要だが、専用DHバーが多くなる中で、よりその「フィット性」がより良いライディングのための重要な条件ともなる。各部のアジャスト、パッドの大きさや形状など、サドルの開発同様に、もっともっとシビアに開発してもらいたい。ピンポイントとなるトライアスロンのポジション出しの中で、DHバーのセッティングは、そのもの調整とDHバーをバイク全体と協調させるための調整と2つあるのだ。そのため、様々な自由度が求められることになる。
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「次は、パーツについて。」