こちら “ 宮古島 ” TG編集部

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本日から宮古島「臨時」編集部開設となった。
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予報は雨、宮古島空港も視界不良で、条件付き運航となった。幸いにして宮古島に着陸することはできたが、ゲリラ豪雨のような雨。(今年一番の大雨とのこと。93.5mm!)どうなることやら。。。
やや諦めモードになっていたところ、雨も上がり、時折陽射しが出て、気温も24℃、Tシャツ一枚で十分の陽気、ミヤコモードになってきたところだ。
スイム会場を見てきた。潮が満ちていて、風が強く、うねりもあった。ただ、いつもの美しい宮古島の海だった。多くの選手は金曜入りのため、まだ静かな前浜ビーチだ。週末はここで熱いレースが展開されるのだ。
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伊良部島から見る伊良部大橋
 
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与那覇前浜ビーチ
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砂山ビーチ
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西平安名崎から見る池間大橋
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そして、また豪雨が。。。
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「明日は、晴れたらイイねッ!」
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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】 全日本トライアスロン宮古島大会

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日本国内No.1大会であり、憧れの大会となるのが、この宮古島だ。今年も開催される。

他にもロングの大会はあるが、人気No.1となっているのが、この宮古島大会だ。やはり、その人気は、歴史と沖縄というロケーションにあるだろう。トライアスロンは、スイム、バイク、ランの三種目を南の島で開催するということが魅力でもあるからだ。そして、宮古島大会は、過去日本のトライアスロン界を盛り上げて来た重要な大会でもある。また、抽選での選考となるため、トップやベテラン選手の他に、「初宮古、初ロング」という選手も多い。それだけに感動も選手の数だけある。ただ、理屈ではなく、「ミヤコ」であり、この響きが、褪せることのない宮古島大会のイメージがあり、常に新鮮な「緊張感」を与えてくれる、そんな大会のなのだ。

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■開催日 2016/4/17(日)

■競技

スイム3km / バイク157km / ラン42.195km

※詳しくは、http://www.miyako-net.ne.jp/~strong/index.html

日本のトライアスロンの聖地、宮古だ。出場するからには、「全力」で走ることが必要だ。速い遅いではない、全身で宮古島を楽しむことが、選ばれた選手たちに与えられるのだ。アイアンマンではない。この先の大会はない。この大会が全てなのだ。出るなら、持てる力を出し切り、思いっきり楽しんでほしい。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

JAPAN

アイアンマン・ジャパン北海道   Report
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                                ③TEAM・Y photo                                                                                            TG写真館 ~写ってましたよ~

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                            ②プロバイク(WOMEN)速報                                                                                         ①プロバイク(MEN)速報

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アイアンマン・ジャパン北海道

TG写真館 ~写ってましたよ~ アイアンマン・ジャパン北海道バイクチェックイン編

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バイクチェックイン時、合間を縫っての撮影でした。

ご協力ありがとうございます!

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祝・KONAゲット

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祝・KONAゲット

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祝・KONAゲット

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祝・KONAゲット

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祝・KONAゲット

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祝・KONAゲット

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レース前の元気な笑顔、ありがとうございました!

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「撮れなかった方、ゴメンナサイ!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【IMジャパン北海道】    ②プロバイク(WOMEN)速報

男子に続き、女子プロのバイクは、以下の通りだった。(チェックイン時の仕様)

女子のバイクは、一選手を除き、「トライアスロンバイク」。ただ、その一選手とは、3連覇となったシャオユー・リーだった。ホイールも男子同様、リムハイトが高い傾向があり、目立っている。また、1名ディスクホイールの使用もあった。ブランドは、9台中3台のシーポとなっていた。モデルは、やはり女子向きの傾向はあり、マンバ、ベノム、4000、スライスなど、乗り味がマイルドなバイクが使用されていた。Di2は、9台中5台という結果だったが、諸事情もあるだろう。また、パワーメーターがほとんど使用されていなかった。

男子プロバイク: http://triathlon-geronimo.com/?p=3736

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【1位】   #21   2015  CEEPO  MAMBA

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【3位】   #22   2015  SCOTT PLASMA5

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【2位】   #24   2015  CEEPO  VIPER

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【6位】  #25   2015  CEEPO  VENOM

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#26   2015  KESTREL  4000

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【5位】   #27   2015  SPECIALIZED  S-WORKS SHIV

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#29   2013  GIANT  TRINITY ADVANCED SL1

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【7位】   #32   2015  Cannondale SLICE

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#33   2015  STORK  AERO2

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女子プロのバイクは、いろいろな諸事情が垣間見える。ポジション、フォーム、脚筋力、得意不得意などが、見えてしまう。現在、男子でもバイクの「選択肢」が多いとは言えない。更に女子となれば、その選択肢が少ないのだ。選択肢が増えることで、バイクのパフォーマンスも上がるはずだ。「女子向け」そして、「エイジ向け」のラインナップが増えることを大いに期待したい。

特にアジア人女子プロのために。

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「詳しくは、またLUMINA No.49で、ご紹介します。(10月売り)」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【IMジャパン北海道】    ①プロバイク(MEN)速報

男子プロのバイクは、以下の通りだった。(チェックイン時の仕様)

バイクはもちろん、「トライアスロンバイク」。一部の長い坂や急な坂もあるが、やはりメインはDHポジション。ただし、スプロケットは、大きめをセットしていた。5%前後までは、DHポジションを多用する選手も少なくない。ホイールもそれに合わせた選手が多い。ホイールのリムハイトも75~90mmと高く、ディスクホイールも目立っていた。ブランドの傾向はなかった。Di2などは当然のこと、13台中、10台は、その仕様となっている。プロでは、サポートの関係以外、「チェック不要」のアイテムとなった。

一つ気になったのが、全体的にサドルの位置が前にセットされていることだ。大半のバイクがシートアングルがすでに立っている「トライアスロン前乗り仕様」だが、更に前にセットされている。もちろん、各選手のフォームや体型から判断しないと何とも言えないのだが。比較的な話だが、サドルを前にセットするということは、更にアップダウン対応ではなくなるということだ。

来年も同じコースで開催された場合、バイクの仕様がどうなっているのか。。。

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【2位】   #1   2015  BLUE  TRIAD SL

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#2   2015  FELT  IA  FRD

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【3位】   #4   SPECIALIZED  S-WORKS SHIV

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【9位】   #5   Cervelo  P3

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【4位】   #6   2015  BMC  TM01

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#8   2015  ORBEA  ORDU OMR

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【6位】   #9   2015  MERIDA  WARP TRI

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#10   2015  BH AeroLight

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#11   2015  SPECIALIZED  S-WORKS SHIV

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#12   CULPRIT  BULLET

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【1位】   #13   STOSCK  AERO2 BASIC

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プロも悲鳴を上げたタフなコース。アイアンマン屈指の難コースだったと言えるが、プロバイクは一般的なコース設定と変わらないように見える。変えていない、「1人1ポジション」ということなのだ。トライアスロン全般の想定からDHポジションは、「大前提」。機材論としては、ロードバイクが優位とされるかもしれないが、「二刀流」はないということだ。アップダウンを想定すれば必ず仕様は変わり、フォームも変わるが、変えない。ここでは大事なことは、メインに使用するDHポジションのバイクで「アップダウン&テクニカル対応」が必要となるということになる。

アイアンマンは、「ロングツーリング的タイムトライアル」だからだ。

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「詳しくは、またLUMINA No.49で、ご紹介します。(10月売り)」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】 アイアンマン・ジャパン北海道

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トライアスロンの最高峰シリーズ、IRONMANが今年も北海道で開催される。

アイアンマンはロングディスタンスの大会だ。文字通り、「鉄人」となるべく、途轍もなく、長い距離を走る。ただ、元祖の大会であり、この距離が本来「スタンダード」なのかもしれない。スプリント、ショートから始まり、ミドルを経て、「憧れ」のロングディスタンスに挑戦する。しかも今回は、元祖の大会である、IRONMANであり、完走すれば、「アイアンマンの称号」が与えられるのだ。「憧れ」は、挑戦であり、それまで一生懸命練習を積んできても、思ったように結果が出せるかどうかわからない、難しい競技なのだ。その難しいアイアンマンに挑むことが、憧れと言えるのだろう。完走することを夢見る選手もいるだろう。目標タイムをクリアすること、順位を狙う選手、様々な想いを持って挑戦する。すべてを出し切ることができた時、それぞれの目標が達成されるのだろう。とにかく長い一日となるアイアンマン、「気持ち」をしっかりと持つことが重要となる。

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■開催日 2015/8/23(日)

■競技 スイム3.8km / バイク180.2km / ラン42.2km

※詳しくは、http://www.ironman.com/ja-jp/triathlon/events/asiapac/ironman/japan.aspx#axzz3gbkjdsuT

そして、このアイアンマンには続きがある。10月ハワイで開催されるアイアンマンワールドチャンピオンシップだ。「心・技・体」を最高に極めたトライアスリートが選ばれる。ただ、ハワイを狙っている選手は、自身の状態を把握し、90%は、すでにどういう走りができるかわかっているはず。残り10%が「気持ち」で勝負するレースだ。エイジ選手とは言え、気持ちはプロレベルの「熱い」走りが見ることができる、そんなトライアスロンがアイアンマンなのだ。

昨年のアイアンマン世界選手権: http://triathlon-geronimo.com/?cat=3

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン   Report

 

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⑥No.1バイクに観る

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                  ⑤Kona Pro Rankings “ KPR ”                                                           ④トライアスロンBike vs ロードBike

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                         ③TEAM・Y photo                                                                           ②速報 BIKE COUNT

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アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン

【15IM70.3ジャパン】 ⑥No.1バイクに観る

このアイアンマン70.3で最も使用されていたバイクは、サーベロ。

今回使用されているサーベロを詳細に分析してみた。トライアスロンとロードの比率は先日報告した通りだ。(http://triathlon-geronimo.com/?p=1742)85%を超える選手が「トライアスロンバイク」を使用しているブランドだ。では、そのサーベロの中身はどうなっているのか。モデル別の台数が、以下の通りとなっていた。

順位 モデル 使用台数 使用率
1 P3 99台 52.7%
2 P2 34台 18.1%
3 P5 18台 9.6%
4 S5 11台 5.9%
5 P4 7台 3.7%
6 S2 6台 3.2%
7 RS 4台 2.1%
8 R3 3台 1.6%
9 P1 2台 1.1%
9 S3 2台 1.1%
11 S1 1台 0.5%
11 R5 1台 0.5%
合計 188台

「サーベロP3」が使用率No.1バイクなのだ。今や誰でも想像がつく結果ではあるが。P2が少なかったこと、P5が少し落ち着いてしまったことなどが、観れる。S5は高額にも関わらず健闘、P4は、販売期間が短く終わったモデルなので少ない。

サーベロP3は、確かに「キング」であり、「レジェンド」となったが、「P3」というモデル名は、超ロングセラーモデルだ。2006年モデルから国内入荷が始まり、今年で9年目となるのだ。ここでは、更にP3を分析してみた。年代別の台数が以下の通りだった。

モデル 年式 時期 台数
Classic P3 2006年 1台
2007年 2台
2008年 3台
2009年 1台
2010年 6台
2011&12年   29台
2013年 8台
New P3 2014年(仮) 2013年7月頃~ 43台
2015年(仮) 2014年11月頃~ 6台
合計 99台

まず、P3は、現行型とそれ以前の旧型に分かれる。ご覧の通り、現行の「New P3」がダントツだった。続いて旧型の「Classic P3」となっていた。現行がリリースされ2年近く経つので、「世代交代」となったP3だが、「キング&レジェンド」と呼ばれる所以は、旧型が作った歴史だ。2005年からアイアンマンでのシェアトップ10連覇を記録、2008年からは、400台オーバーを維持、そんなところから、そう呼ばれている。現在の「トライアスロンバイク」の礎となったモデルでもあるだろう。

さて、この「新旧」のP3は毎年ハワイで気になっていた。古いモデルを乗っている選手もいれば、NewP3もいる。高額なP5もたくさんいる。サーベロは、長期間トップを維持しているので、当たり前かもしれないが、ややオールドモデルとなる2010年以前のモデルもかなり目立っているのだ。ここで思うことは、次もサーベロを選ぶのだろうか?ということだ。上記のP3データを見ても、99台中49台が現行型、旧型は50台と上回っている。この旧型に乗っている選手が次も「サーベロ」だろうか?ハワイでは、「トレック&スペシャライズド連合軍」が迫っている。正確には、「勢い」を感じるそんな2ブランドとなっている。サーベロは、そんな中「次に」また選んでもらうことは簡単ではない状況になりつつある。ピンチをチャンスに出来るか、サーベロの飛躍に期待したい。

サーベロには、独走していてもらいたい。なぜかと言えば、「エアロダイナミクス」にもっともこだわるブランドであり、数少ない「レーシングバイクオンリー」の頑固なブランドだからだ。車で言えば「F1」のみを造っている。こんな面白いメーカーはない。やや「神格化」した流行があるのも事実だと思うが、こだわりの「サーベロ」は、アイアンマンが37年経ち、これから50年、100年となっても、恐らく越えることのできないブランドになるだろう。

最後に歴代のP3を紹介しよう。全てセントレアで使用されていたものだ。見事に歴代が揃っていた。時を超え幅広く使用されているP3の存在感は、当たり前過ぎてあまりない。実数より多く感じるスペシャライズドやオルベアが気になってしまった。。。


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【2006年モデル】

カーボンクロスのブラックにレッドの胴巻きデザインがクラシカル。前年のCSC活躍によりフィーバーとなったP3の初代モデル。P3の文字の下に書かれていた「carbon」は、当時アルミのP3も存在したため、区別するためのネーミングだった。フォークは、WOLF TTだった。

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【2007年モデル】

2006年のカラーをホワイトにしたモデルだ。昨今、「トライアスロンバイク」が当然になってしまったが、日本国内においては、この2007年がその「元年」と言っても良いだろう。長く流行っているようだが、本格始動してまだ8年と観ている。2007年元年の代表格がこのP3だ。

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【2008年モデル】

この年のP3は派手なカラーリングとなった。「CSC」のロゴが大きく入り、カーボンも略して「P3C」と呼ばれた。このモデルからフォークが「3T製」となったが、写真のバイクは、26インチのためトゥルーテンパーのWOLF仕様となっている。

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【2009年モデル】

精悍なイメージとなった2009年モデルから「P3」表記となった。クウォータ、トレック、キャノンデール、シーポなどライバルが犇く中で人気のあったモデルだ。このあたりからモデルチェンジがささやかれていたが。。。

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【2010年モデル①】

この年からデザインが変わってきていた。またシートピラーがつや消しのやや粗い造りから、黒塗りのきれいな仕上げに変わった。歴代で最もシンプルなデザインだった。

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【2010年モデル②】

これも同じ2010年ながら、「完成車仕様」のカラーだ。フレームセットでは存在しないため、台数少ないモデルだった。現在ほど完成車が多くなく、フレームから組上げるパターンが多かったためだ。

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【2011~12年モデル】

2011年と12年に販売されていたモデルだが、2012年頃から「イヤーモデル」の設定がなくなり始めていた。2年続けてカラーチェンジなしと残念に思っていたが、イヤーで区分けされていなかったので、過去最長の販売期間となったモデルだ。

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【2013年モデル】

2013年では、完全にイヤー設定ではなかった。このカラーも希少なモデルで、旧型と現行型を「繋ぐ」モデルだった。そのため、デザインが、現行型に似ているのだ。つや消しで精悍だった。

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【2014年モデル(仮)】

現行型の初代のモデル。2013年のデザインを踏襲している。2012年のP5リリース以来、タイミングが一年遅れ、待望のデビューとなったモデルだ。やはり、マイナーチェンジしないままの旧型は長過ぎたと思う。完成度は、高く、Di2対応、ストレージ、仕上げなど、遅れを取り戻した。つや消し塗装の汚れが気になった。

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【2015年モデル(仮)】

これが、昨年11月からデリバリーが始まった最新現行モデル。カラーリングのみの変更だが、全く違うイメージに仕上がった。入荷時は、「P3」と気が付かない人もいたくらい。下部のホワイトの塗り分けが微妙に思えたが、現物はクール、カラーチェンジは成功した。

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「不動の地位」を築いたサーベロだが、90年代同様の「三つ巴戦」も予想される。90年代は、ケストレル、キャノンデール、トレックの3ブランドが勝ったり負けたりだったが、2010年代後半では、サーベロ、トレック、スペシャライズドでバトルとなるだろう。特にスペシャライズドの今後が気になるところ。サーベロも更なる進化で引き離したい。

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【15IM70.3ジャパン】 ⑤Kona Pro Rankings “ KPR ”

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全体的には、「エイジ」のためのレースであり、以前の記事の通り、「交差点」の大会が、アイアンマン70.3セントレアだ。

ただ、文字通り「アイアンマン」のシリーズ戦であり、「プロ」の世界でもある。「アイアンマン」と「アイアンマン70.3」の違いは、フルかその半分の距離かの違いがレースの違いとなるが、プロにとっては、違う意味がある。ショート上がりで現時点では、アイアンマン70.3を主戦場とする選手もいるが、プロにとっては、やはりハワイで開催される「IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP」に出場し、もちろん優勝を狙いたい。

昨今、「オリンピック」というブランドに押されがちだが、アイアンマンは、元祖の大会であり、例えれば、自転車のツールドフランス、サッカーのワールドカップなどと同様、トライアスロンの「最高峰」は、ハワイのアイアンマンなのだ。プロ選手だけではなく、鍛え上げられたエイジ選手も出場できる。また、トライアスロンの特徴的な「エアロダイナミクス」を追及した最新バイク機材が使用される。そして、言うまでもないハワイという最高のロケーションと最高の人々、 “ ALOHA Spirits ” の中で開催される「総合力」が魅力、「アメリカン」なスポーツなのだ。

さて、話は戻るが、この70.3で得たポイントも「アイアンマン」のポイントに加算されるシステムになっている。アイアンマンと70.3では、獲得できるポイント数の差が大きい。アイアンマン優勝で4000pt もつくレースもあれば、このセントレア70.3は、優勝でも、500ptとなっていたりと、桁が違う。ただし、アイアンマンは、身体へのダメージも大きいため、何戦も出ることは厳しい。そのため、70.3と組み合わせ、ポイントを重ね、「プロカテゴリー」でのハワイ出場を目指すことになるのだ。

2015年のハワイのためのポイント加算の期間は、昨年の8/30から今年の8/23までの一年。5レースでの獲得ポイントによって競われる。したがって、あと2ヵ月半が勝負となる。男子がトップ50名、女子がトップ35名という、勝ち抜いた選手でハワイは開催されるのだ。ただ、ゼロスタートではなく、例えば、昨年優勝のセバスチャン・キンールは、スタート時から優勝の8000ptが付与されている。現在ランキング4位だが、トップ50以内はもちろん確定と言える。そのため、自身の調整で「本戦」に臨むことができるのだ。このあたりは、「箱根駅伝」のシード権や予選から臨む大変さと同じかもしれない。

今回のトップ3のランキングは以下の通りとなっている。

順位   選手 KPR 70.3メイン
男子 1 Mitchell Robins 131位
2 Ryan Waaddington 198位
3 Alex Reithmeier 67位
女子 1 Shiao-yu Li 39位  
  2 Keiko Tanaka 46位  
  3 Bree Wee 48位

※2015/6/16現在

これを見ると、女子は、レベルが高く、現在35位以内ではない選手にとって、何としてもポイントゲットしたい大会だったはずだ。優勝のシャオユー・リーは、すでにロング3戦上位入賞、3位のブリー・ウィーは、ハワイにも出場経験のある選手、そんな中、田中選手の健闘が光る。あと2ヵ月半の勝負となるが、是非頑張ってほしい。再び日本人がハワイで戦うために。

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田中選手のバイクは最高レベルのものだった。

STORCK  AERO2 STANDARD G1   ¥798,000 +tax  (フレーム)   

バイクブランドは、ストーク。ドイツブランドで逸品中の逸品。ストークと言えば、ドイツのファリス・アルサルタンで有名になったバイクでもある。アルサルタンの使用していたものは、更に上位グレードで前後のブレーキもフレームと一体型のものだった。いずれにせよ、モノとして完成度の高いバイクだ。シート周りはサーベロ型、かなり低くセットできる。バッテリー台座があったので加工したと思われる。ハンドル周りは、ステム長が2サイズ、プラズマ3のような感じでざっくり。ただ、DHポジションは、サドルとDHバーのパッドの「位置出し」であり、問題はなし。デザイン的に低くセットできるようになっているが、これは、個人のポジション、腕の長さなどにより良いかどうかは結果の話。一般論としては、ハワイレベルであり、一般レベルかつ日本人体型では低過ぎる可能性が高いと思う。剛性十分だが、重量も2,690gと十分。ハワイ向けと考えればこれも問題なし。トライアスロンバイクも軽いに越したことはないが、「エアロダイナミクス」「ポジションの出し易さ」など優先事項は他にあるからだ。

パーツはカンパレコードEPS、マニアック感十分。ハンドル周りはプロファイル。より低いセッティングを考えDHバーはパッド高の低いT-MAG、現状では、かなりハンドル周りがタイトで組付も苦労が伺える。サドルはハワイアン、アダモロード。そして、ホイールは回転性能抜群のBORAを前後異形でアッセンブル。

昨年のハワイでの使用台数は4台と少ないが、圧倒的に存在感を放っていた。

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「フレーフレーニッポン!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka