今年の宮古島チャンピオンが決まった。
総合優勝は、ニュージーランドのキャメロンブラウン選手だ。女子は、8年ぶりの復活となる鷲津奈緒美選手だった。
Cameron Brown : 7:49:10( S 41:12/ B 4:05:26/ R 3:02:32 )
鷲津奈緒美:9:04:08 ( S 49:21/ B 4:43:31/ R 3:31:16 )
比較的天候に恵まれたレースだった。前日までの強風はやみ、波は0.5m程度、スイム中には晴れ間が出始め、陽射しは強いが、それまでの湿度よりは低く(61%)、最高気温も25℃の予報でのスタートだった。(7時20℃、12時22.8℃、17時22.7℃)ただし、唯一問題となったのが、スイムでの潮流だった。1700mまでが逆流の潮流の中を泳ぐこととなり、スイムリタイヤ者が100名となった。
スイムは、7名ほどのトップグループが引っ張り、40~41分台でフィニッシュ。バイクでは、中盤からペースを上げたキャメロンブラウンが100km地点となる東平安名崎を2位のサイモンとともに、ダントツのトップ通過だった。女子は、男子並みの走りを見せている鷲津奈緒美選手が独走、6分程度遅れて酒井絵美選手が続いていた。トップが東平安名崎に入ってきたのは、10:07頃だったが、その時点でも風は弱く、トップ選手にとっては良いコンディションだったが、12時頃になると風が出始め、一般選手を苦しめた。キャメロンは、バイク終盤で2位のサイモンに5分程度の差を付けバイクフィニッシュし、得意のランをトップスタートとなった。この時点でキャメロンの勝利は「ほぼ確定」となった。キャメロンのランは、極めて安定している。過去ハワイでも前を走る選手が落ちてくる中、しっかりとしたリズムを刻み、一人一人パスしながら上位を狙う粘りには定評があるからだ。ランタイムは、3時間2分32秒(T2含む)と平凡なタイムではあったが、レース展開を見ながらコントロールしていたはず。2位に7分16秒の差を付け、キャメロンの宮古島初優勝となった。
女子は、鷲津奈緒美選手がバイクをトップフィニッシュし、ランスタート。バイク終盤で追い上げた酒井絵美選手が、その差1分弱まで追い上げランスタートした。ラン折り返し(20km)地点では、1分41秒差と白熱した走りが続いていた。その後、後半のランで徐々に差が広がり、鷲津奈緒美選手は、2位に9分差で優勝となった。この優勝は、自身3度目(第21回、第24回に次ぐ)で、山倉紀子選手、酒井絵美選手、タマラコズリナ選手に次ぐ4人目の快挙でもある。
最後に「エミ&ナオ」のランを見せてくれた。
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最終出走 1552名(男子1362名、女子190名)
完走者 1263名(完走率81.4%)
宮古島公式サイト:http://www.miyako-net.ne.jp/strong/
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その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=18901
「今年の宮古島が終わった。」