【取材予定】 ズート展示会

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ハワイ生まれのトライアスロンブランド、ZOOTのニューモデルが発表される。

ズートは、一昨年で30周年となる老舗ブランドだ。ハワイでもアイアンマンの聖地、KONAで生まれたブランドで、ウエアから始まっている。後にシューズも展開、最近は、シューズのイメージが強いかもしれない。またウェットスーツはクウォリティが高い。既製品の中ではオススメのブランドだ。

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これは、一昨年2013年のコナ。旧ロゴの30周年記念モデルもリリースされていた。

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「後日(24日頃)レポートアップします。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【15IM70.3ジャパン】 ④トライアスロンBike vs ロードBike

セントレアにおいて使用された、トライアスロンバイクとロードバイクの比率を調べてみた。

トライアスロンバイクを使用することが、必ずしも「正解」ではないが、昨今の傾向から見て、トライアスロンバイクに対する大きな「流れ」があるのも事実、とても気になるところだ。ここでは、「数字」というデータしかない。「トライアスロン」「ロード」をぞれぞれ、自身で選んだのか、薦められたのか、最終的に「決定」までの経緯とそのポリシーまではわからない。ただ、結果である。

そして、その数字は以下の通りだった。

※「トライアスロン」と「ロード」の区別する定義が絶対的なものではない。特に、トライアスロンとロードの中間的な位置づけで設定されているものは、ロードとしてカウントしたケースが多い。シートアングル、フレーム形状、などで判断しているケースもある。

トライアスロン ロード 合計 トライアスロン比率
628台 991台 1619台 38.8%

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

トライアスロンバイクの比率が低いことは、正直驚きだった。50%近くはあるのではないかと思っていたからだ。

この数字は何を物語っているのだろうか?

大きくは、「選手」と「マーケット」の切り口で見ることができる。

その前に、そもそも、このレースがその「対象」となるのか、ということだと思う。選手層としては、「初ミドル」となる1~3年目あたりの選手と、ハワイアイアンマンの経験のある選手や10年以上のベテラン選手まで、幅広いキャリア層が見える「トライアスリートの交差点」のような大会であることだ。

まず、スプリント、オリンピックを経験した選手が初めて「補給」が必要となる長いレースがミドルだ。距離に関係なく難しさはあるが、やはり一般的には、距離を制覇することが、目標となっているはずだ。そのためには、ある程度「真剣」に練習に取り組む必要がある。「ファッション」から「文化」へ変換されるトライアスロンであるはずだ。一方ベテラン選手たちも、「ロングの調整」から「Trip」を楽しむレースであり、昨今の流行の中でも、ミドル以上は、「経験」が生かせる距離として、臨み易さがある。正直なところ、ショートまでの選手とミドル以上の選手では、練習に対する意識やレベルにも差がある。ただ、このレースのように、「同じレース」を目指すことで、「先輩と後輩」の接点が生まれ、トライアスロンの楽しみを共有できるのではないだろうか。

次に「マーケット」についてだが、詳しくは別の機会でお話したい。ただ、ショップ在籍中の経験では、「今度ミドルに出るので、トライアスロンバイクがほしい」、「ミドルは経験した、今度はロングを狙ってみたいから、トライアスロンバイクを考えている。」などということを良く耳にした。

いろいろな「意味」で盛り上がる大会がミドルという「仮説」だ。

そして、ブランド別の使用台数、使用率トップ10は下記の通りだった。

順位 ブランド トライアスロン ロード 合計 トライアスロン比率
1 cervelo 160 28 188 85.1%
2 CEEPO 88 18 106 83.0%
3 SPECIALIZED 87 80 167 52.1%
4 TREK 54 110 164 32.9%
5 FELT 41 35 76 53.9%
6 BMC 30 13 43 69.8%
7 KUOTA 23 56 79 29.1%
8 cannondale 22 80 102 21.6%
9 ORBEA 16 35 51 31.4%
10 SCOTT 15 26 41 36.6%

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

当然のことながら、ブランドの順位や入れ替わりがあり、ハワイアイアンマンに近づいてきた。

(ブランド別使用台数: http://triathlon-geronimo.com/?p=1655

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【第1位 】 サーベロは言うまでもない「不動のポジション」。見事に「P3」が多い。

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【第2位】 シーポは、やはり一気に浮上、さすがJapanの「世界ランカー」。

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【第3位】 スペシャは、このSHIVが圧倒的に目立つ、実際の台数より多く感じた。

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【第4位】 トレックは、全体では3位だったが、トライアスロン比率は少し落ちる。

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【第5位】 フェルトは、トライアスロンのイメージがしっかり定着。IAは、未確認。

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【第6位】 BMCは、人気のTM01がメインで約7割りがトライアスロン系だった。

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【第7位】 クウォータは、7割りがロードだった。トライアスロンへの注力に期待。

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【第8位】 キャノンデールは、ロード比率は十分、トライアスロン順位はこれから。

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【第9位】 オルベアも実数以上に目立っていた。存在感のあるブランドだ。

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【第10位】 スコットは、昨年コナのウィナーズバイク。今後の注目ブランドだ。

 

今後、更に期待したいミドルディスタンスのトライアスロン。特に「IRONMAN70.3」は、ネームバリューがあるので、国内3レース開催が理想的。更に理想は、佐渡のようにロングとミドルの併催で、「IRONMAN」と「IRONMAN70.3」、そして、同時にハワイアイアンマンのようにエキスポ(というよりは、トライアスロンのサイクルショー)の充実が、トータルに楽しめる大会があると最高となるのだ。「現実」はいい、「理想」だけを考え続けたいものだ。

 

「この大会がすべてではないが、いろいろな “ 模様 ” が見えた。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【15IM70.3ジャパン】 ②速報 BIKE COUNT

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昨日開催のアイアンマン70.3ジャパンにおける全バイク101ブランド1619台のブランド別使用台数は、以下の通りでした。

取り急ぎの報告とします。 

順位 ブランド 使用台数 使用率
1 cervelo 188 11.6%
2 SPECIALIZED 167 10.3%
3 TREK 164 10.1%
4 CEEPO 106 6.5%
5 cannondale 102 6.3%
6 KUOTA 79 4.9%
7 GIANT(LIZ) 78 4.8%
8 FELT 76 4.7%
9 PINARELLO 67 4.1%
10 ORBEA 51 3.1%
11 ANCHOR(BS) 49 3.0%
12 BMC 43 2.7%
13 SCOTT 41 2.5%
14 COLNAGO 39 2.4%
15 BIANCHI 33 2.0%
16 DEROSA 22 1.4%
17 LOOK 21 1.3%
18 RIDLEY 20 1.2%
19 KESTREL 19 1.2%
20 WILIER 16 1.0%
21 NEILPRYDE 15 0.9%
21 FOCUS 15 0.9%
23 BH 13 0.8%
24 FUJI 12 0.7%
25 ATTACK 11 0.7%
26 CARRERA 8 0.5%
27 MERIDA 7 0.4%
27 corratec 7 0.4%
27 AVANTI 7 0.4%
30 ARGON18 6 0.4%
30 BOMA 6 0.4%
32 PANASONIC 5 0.3%
32 DEDACCIAI 5 0.3%
32 GARNEAU 5 0.3%
32 MOSA(=CEEPO) 5 0.3%
36 CANYON 4 0.2%
36 TIME 4 0.2%
36 INTERMAX 4 0.2%
39 FALCO 3 0.2%
39 RALEIGH 3 0.2%
39 lapierre 3 0.2%
39 EDDYMERCKX 3 0.2%
39 CINELLI 3 0.2%
39 STORCK 3 0.2%
39 TAOKAS 3 0.2%
39 AMANDA 3 0.2%
39 GIOS 3 0.2%
39 QR 3 0.2%
49 WESTY 2 0.1%
49 boardman 2 0.1%
49 BLUE 2 0.1%
49 OPERA 2 0.1%
49 TRIGON 2 0.1%
49 KONA 2 0.1%
49 MBK 2 0.1%
49 INDEPENDENT 2 0.1%
49 ANTARES 2 0.1%
49 MAYSTORM 2 0.1%
59 TRIACE 1 0.1%
59 GDR 1 0.1%
59 LITESPEED 1 0.1%
59 masamasa 1 0.1%
59 SALSA 1 0.1%
59 PRINCIPIA 1 0.1%
59 EMINENZA 1 0.1%
59 YONEX 1 0.1%
59 Billato 1 0.1%
59 ZUNOW 1 0.1%
59 BASSO 1 0.1%
59 GT 1 0.1%
59 KLEIN 1 0.1%
59 IWAI 1 0.1%
59 COLOMBUS 1 0.1%
59 CENTURION 1 0.1%
59 TNI 1 0.1%
59 STRATOS 1 0.1%
59 EVOLVER 1 0.1%
59 DIAMOND BACK 1 0.1%
59 CAMPIONE 1 0.1%
59 EXTAR PROTON 1 0.1%
59 RITTE 1 0.1%
59 BOTTECCHIA 1 0.1%
59 C4 1 0.1%
59 GHISALLO 1 0.1%
59 HARP 1 0.1%
59 KOGA 1 0.1%
59 Xtrem 1 0.1%
59 YETI 1 0.1%
59 FISHER 1 0.1%
59 LATIDO 1 0.1%
59 VOODOO 1 0.1%
59 JAVA 1 0.1%
59 FONDRIEST 1 0.1%
59 CIOCC 1 0.1%
59 PLANET 1 0.1%
59 LEOPARD 1 0.1%
59 JAMIS 1 0.1%
59 AVEDIO 1 0.1%
59 PARLEE 1 0.1%
59 AlfaRomeo 1 0.1%
59 VIGORE 1 0.1%
etc 6 0.4%
101 1619

※最終出走者数1616名

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

 

「これは、表面上のデータ。トライアスロンバイクとロードを分けてみないと、リアルなトレンドは見えて来ない。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

第1回

Triathlon LUMINA No.45

P81~83 Mare Ingenii Tri BIKE CHRONICLE

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「90年前半、高品質なバイクの登場、伝説のR700と26インチホイールバイク」 

トライアスロンが誕生して37年目に入る。原則単独走行のトライアスロンで使用するバイクの究極は、長い時間使用し、その効果が現れるロング系トライアスロンに使用されるバイクにその対策が明確に示されている。素材、形状、ジオメトリーなど、所謂ロードレーサーの延長線ではなくなってきたのが、90年代に入ってから顕著となったのだ。ちょうど25年が経った。この四半世紀で大きく進化したトライアスロンバイクについて振り返ってみる。

トライアスロンの世界では、やはりアメリカ系ブランドが主役だった。80年代からバイクの本格生産に入った、キャノンデールやトレックは、90年代に入り、それぞれ特徴のある高品質なバイクをリリースし始めたのだ。キャノンデールは、軽量アルミフレームの2.8Seriesトライアスロンを、トレックは、やはり看板となったOCLV製法のカーボンロードを開発した。90年前半の代表的なカーボンフレームと言えば、先述のトレックOCLVロード、当時世界初の特許を多く持って製作されたケストレル、ハワイ6勝のマークアレンも乗ったルックKG196。その他カーボンブランドとしては、コルナゴやジャイアントだった。

ここで、触れて置きたいのが、そのマークアレンの乗ったKG196だ。93年モデルとして登場し、94年モデルとして、スペシャルカラーとアッセンブルの「マークアレンシグネチャーモデル」がリリース。アレンが乗ったことも話題だったが、当時ルックと言えば、カーボンフレームの代表格。ツールドフランスでも奇抜なデザインのフレームをデビューさせ、ONCEチームが使用し、機材が「話題」になる、そんなイメージが強かった。20年以上経った今でも色褪せないバイクだ。なぜかと言うと、当時の設計が今に生かされているからなのだ。最もそれを感じるのは、ヘッド周りで、当時ルックは、「AEROFIN fork」と呼んでいたが、フォークとヘッドが一体化されてエアロ形状になったものだ。当時は斬新なデザインだったが、今や当たり前に見るデザインだ。BMCのTM01やトレックのSpeedConceptなど、現在最も人気のあるバイクのヘッド周りは、「ルック型」なのだ。

26インチホイールの考え方が全盛となった90年代は、各社26インチモデルをリリース、80年代後半からすでに先行していたQRやカーボンのケストレル、ビームフレームのZIPPやソフトライドなど、「トライアスロン色」の強いブランドが目立っていた。ライトスピードやプリンシピアなどはやや遅れて生産、そして、肝心なトレックにおいては、なんと、ライバルのキャノンデールに遅れること2000年にアルミフレームで登場したのだった。また、ロードのキング、コルナゴの名車C40の26インチトライアスロンやルックのチタンフレームのTI282やアルミフレームのAL264の26インチトライアスロンまで、欧州のブランドまで影響を受けていたのだ。

当時の26インチモデルは、サイズに関係なく設定されており、キャノンデールR700などは630mmという超ビッグサイズにも26インチが採用されていた。これは、「エアロダイナミクス優先」の考え方で、当時よく話題に上がった、前面投影面積の大きさや、速度に二乗して大きくなる空気抵抗などへの対策がメインだった。そして、現在の考え方は、「ポジション優先」となっている。サーベロPシリーズの450mm、キャノンデールSLICE WOMEN’Sの 440mm、トレックSpeedConcept9.5WSDのXS、フェルトDA,B,S各シリーズの470mmなどが現在の代表的な26インチモデルで、共通することは、各社最小サイズに設定があることだ。小柄な選手は、無理して700Cサイズにせず「ポジション重視」を推奨しているということ。

当時のアイアンマンにおいての使用率は、キャノンデールvsトレックvsケストレルの三つ巴で、各社勝ったり、負けたりしながら鎬を削っていた。そんな中ではあったが、90年前半は、トレックが強かった。やはりアメリカブランドであるということと、80年台から手がけているカーボンフレームなどが貢献した。そして、トレックは、OCLV製法のカーボンロードをリリースした92年に118台から94年には、176台まで伸ばしているのだ。もちろん使用率トップだ。ここで特筆すべくはキャノンデールの伸びだったのだ。アルミ全盛の波に乗って、93年に3ケタの使用率に突入、翌年94年には、132台まで伸ばしてきた。ここで大前提となるが、この台数は、現在のサーベロの500台弱というのは別格、3ケタで「ハワイの顔」そして、当時であれば200台に近づけば快挙と言えるのだ。

もう一度トップ3ブランドについて、フレーム素材から見ると、トレックとケストレルはカーボンフレーム、キャノンデールだけが、アルミフレームだった。今やフレーム素材は、カーボンが競技においては当り前の時代となったが、当時は、「新素材」と呼ばれたカーボンとアルミが比較されていたのだ。そのため、現在ハワイアイアンマンでもチェックされていないフレーム素材に関してもチェックされていて、90年前半では、カーボンはほぼ横ばいながら、アルミは、92年の18%から94年の34%へと、今では考えられない驚異的な伸びを示している。これは、キャノンデールを筆頭とするアルミフレームの伸びが大きいと考えられる。当時カーボンは高額なフラッグシップが多かったこともあるだろう。

ここで、90年前半を代表するモデルでありトライアスロンバイクの代名詞、「伝説のR700」について触れておこう。93年にフルモデルチェンジし、登場したキャノンデールのトライアスロンバイクで、軽量性、26インチホイール、仕上げ、ジオメトリー、パーツアッセンブル、そしてデザインなどあらゆる面において、当時の「象徴的」バイクであったと思う。それまでの重いスチールフレームから、R700の完成度の高い軽量アルミフレームが注目となり、ロードにDHバーを取り付けただけのトライアスロン仕様から専用設計になり、また、国内には当時正規入荷していなかった変速パーツ「グリップシフト」が採用されていたりと、憧れのバイクだった。また、モデル設定が105完成車だったため、価格はリーズナブル(\190,000)だったことも人気となった理由だ。翌年94年には、R700とともに、上位モデルR1000が登場、ハイポリッシュのカラーが大絶賛を得た。後に97年にモデルチェンジとなりMS800(マルチスポーツ800)とシリーズ名称も変更となって「R700」が欠番となった。残念。

いずれにせよ、このバイクの「バトル時代」に突入したことは、トライアスリートにとって、より選択肢の増える朗報であり、大きな期待となった。

 

 

「只今、第2回に向け執筆中!時間がな~い(笑)」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【UVEX】 EDAERO

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ウベックスからニューモデルがリリースされました。

詳しくは、トライアスロンルミナに書かせて頂きましたので、是非ご覧下さい。

LUMINA No.45  cutting http://triathlon-geronimo.com/?p=1591

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前部が尖ったデザイン。カラーリングも良い。

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BOAシステムによる無段階の滑らかなホールド。

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

 

LUMINA No.45 cutting

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ルミナNo.45発売しました。

今月の「cutting」大塚担当分ご紹介します。

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ウベックスは、1926年創業のスポーツグラス、スノーゴーグルやヘルメットを造るドイツブランドだ。このモデルには、UCIワールドチーム、チームジャイアント・アルペシンのエース、マルセル・キッテルが開発に関わっている。アイアンマン世界選手権では、まだ少量だが、一昨年と昨年のデータを比較すると倍増となっていた。今後も「エアロヘルメット」のジャンルの伸びがあるだけに、アイアンマンでも期待できるかもしれない。
 
このモデルの特長は、現在トレンドとなっている、「エアロヘルメット」で、ネーミングのEDはEveryDayの略の通りエアロダイナミクスに注力したモデルになる。構造的には、エアロ優先によるインテークの少ない分、内側には、頭部が接する面とエアフローの空間を大きくとってあることで、通気性が良い。重量は、53-57cmで270gで、エアロ系としては、普通からやや重いデータとなるが、このヘルメットに求めるポイントは、「エアロダイナミクス性」と「フィット性」がクリアされれば、全く問題ない。
 
実際に装着してみた感じは、BOAシステムによる全体的にソフトに包み込むフィーリングが良い。個人差はあるが、横幅は少し狭かった。BOAは、バイクシューズ、ランシューズに使用され、フィット感の良さから話題になっているシステム。他にストラップの固定は、モノマティックシステムで、バイクシューズのように、留めるときは、差し込むだけ、外すときには、ボタンを押せば簡単に外れ、止むを得ず走行中に調整したい場合にも対応可能となっている。前方中央部が少し尖ったようなデザインとなり、ルックスも良い。 

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先日お知らせしました、新連載「TriBIKEクロニクル」です。

 

 

「是非ご覧下さい。」
BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン

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トライアスロンミドルタイプの最高峰シリーズが、IRONMAN70.3だ。今年も開催される。

現在、ミドルタイプは、最も重要な大会と位置づけられるだろう。ショートを何戦か出て、初ミドル挑戦からロング志向の調整レースまで、幅広いトライアスリート層となる。またミドルと言っても簡単に完走できる距離ではない。それなりにトレーニングを積む必要がある。トライアスロンを「真面目に楽しむ」という人たちの集まりでもあり、ファッションから文化へ変換される大会でもあるのだ。完走タイムを見るとプロの4時間からエイジの8時間までと、この点でも様子が伺えるだろう。また、大会演出においてもこの大会は、「IRONMANシリーズ」なのだ。ロング志向の選手に混ざり、ファントライアスロンの選手もメジャーを十分堪能できることも人気の理由の一つになる。

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■開催日 2015/6/7(日)

■競技

スイム1.9km / バイク90.1km / ラン21.1km

※詳しくは、http://ironman703.jp/

 

ここ数年、ショートのエリート選手が出場する傾向が強くなってきている。「いろいろな意味」を持った出場となる。昨年のアイアンマン70.3世界選手権のゴメスの走りは、圧巻だったことも記憶に新しい。何か新しいものが生まれる可能性を持っているこのミドルタイプへの期待は大きい。

昨年のアイアンマン70.3世界選手権: http://triathlon-geronimo.com/?p=449

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

YOKOHAMA 2015

2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会   Report
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⑧総括 ~横浜大会に使用されたバイクの特徴と傾向~

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                            ⑦男子バイク使用率                                                                             ⑥女子バイク使用率

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                            ⑤男子TOP10バイク                                                                           ④女子TOP10バイク

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                               ③ウィナーズバイク                                                                           ②Jorgensen & Gomez 優勝!

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2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会

【15WTS横浜】⑧総括 ~横浜大会に使用されたバイクの特徴と傾向~

横浜大会に使用されたバイクの特徴や傾向は何か?

エリートのドラフティングレースに何が求められているのか、そもそもそう言ったものがあるのか、ないのか。台数はデータだが、その中身である個別のバイクから見えてくるものはあるのだろうか。エリートのレースがドラフティングになって20年以上経つ、ある程度予想はつくだろう。ただ、現状どうなっているのか、あらためて確認してみたい。以下について分析してみた。

①ブランドに観る傾向ついて

②トップ3ブランドとその人気モデルについて

③フレーム形状について

④ホイールの傾向について

⑤DHバーの使用率について

⑥Di2の使用率について

《条件》

・横浜大会(コース)

・女子は雨天、男子は、前半は、ウェット路面

・機材は、男女で違う傾向が出ている。

・直前でホイールが壊れたと思われる選手1名が、前後違うブランドを使用。

 

■ブランドに観る傾向ついて

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まずは、男女合わせたバイク125台、46ブランドのデータは下記の通りだ。ご覧の通り、繰り返しになるが、スペシャライズドの圧勝となっている。レースでも男女ともに優勝、使用台数もトップとなり、スペシャライズドの「パーフェクト」な結果だった。メーカーとしての徹底注力していることが伺える結果だろう。2位のスコットも健闘している。男女ともにバランス良く使用されている。3位のトレックは、名実ともにNo1ブランドゆえ、上位に入るのは当然というイメージはあるが、そこは、トライアスロンになると少し違ってくるようだ。アイアンマンでレジェンドとなるサーベロもショートでは、勝手が違う。また、チャンピオンバイクでもある、ボードマンが1台というのも寂しいところだ。今後の注目は、強豪スペイン勢が使用するBH、モデルは、G6PROがメインとなる。またドイツ勢の使用するキャニオンも注目で、モデルは、その名もAEROADだ。

順位 ブランド 使用台数 使用率
1 SPECIALIZED 19 15.2%
2 SCOTT 10 8.0%
3 TREK 7 5.6%
4 LITESPEED 6 4.8%
4 cervelo 6 4.8%
6 CANYON 5 4.0%
6 GIANT 5 4.0%
6 BH 5 4.0%
9 cannondale 4 3.2%
10 CUBE 4 3.2%
10 BMC 4 3.2%
12 FELT 3 2.4%
12 LOOK 3 2.4%
14 FUJI 2 1.6%
14 PINARELLO 2 1.6%
14 DEROSA 2 1.6%
14 ORBEA 2 1.6%
14 STEVENS 2 1.6%
14 cinelli 2 1.6%
14 ARGON 18 2 1.6%
14 beacon 2 1.6%
22 Dedacciai 1 0.8%
22 HAiBiKE 1 0.8%
22 ANCHOR 1 0.8%
22 SWIFT 1 0.8%
22 KUOTA 1 0.8%
22 FRUGERI 1 0.8%
22 Champion System 1 0.8%
22 KEMO 1 0.8%
22 Queen K 1 0.8%
22 CARRERA 1 0.8%
22 Boardman 1 0.8%
22 CIPOLLINI 1 0.8%
22 AIRSTREEEM 1 0.8%
22 Wilier 1 0.8%
22 PEUGEOT 1 0.8%
22 QUICK 1 0.8%
22 KESTREL 1 0.8%
22 dassi 1 0.8%
22 COLNAGO 1 0.8%
22 Lapierre 1 0.8%
22 MERIDA 1 0.8%
22 OLMO 1 0.8%
22 INDIVID BROTHERS 1 0.8%
22 FORME 1 0.8%
22 NEILPRYDE 1 0.8%
ETC 3
46 合計 125

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

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■トップ3ブランドとその人気モデルについて

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《スペシャライズド》 トレック、キャノンデールと並ぶアメリカの代表格ブランド。1974年に設立し、1981年にMTBを量産するメーカーとして、世界のトップブランドとなった。90年代に入りロードにも注力をはじめ、クウォリティの高いアルミロードをリリース。2000年にはツールドフランス参戦が始まった。2010年にはエアロロードの代表格VENGEを発表、実戦で結果を残した。また、トライアスロンにおいては、2010年の先代SHIV、その後トライアスロンに特化した新型SHIVをリリース、現在、アイアンマン使用率第3位となっている。

モデルとしては、エアロロードの代表格であるVENGEが人気となっている。VENGEは、現在のエアロロードの草分けの一台とも言える。エアロロードの命である「エアロダイナミクス」において、開発、技術者そして設備など、徹底された体制で出来上がったのが、このVENGEだ。もちろん軽量性と剛性にも優れ、同社のTARMACと比較において大きくタイム短縮となっている。

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《スコット》 スイスに本社を置くブランドで、バイクよりもスキー用品で有名だ。スコットと言えば、エアロダイナミクスを高めるドロップハンドルなどが注目され、またトライアスリートにとっては、なんと言ってもDHバーだった。スキーが本業だったスコットは、ストックなども製作していたが、スキーのダウンヒルのフォームを参考にバイクポジションを出すためのバーとして、「DHバー」が生まれたことは、有名な話となっている。アイアンマンの世界では、「バイクの強い選手」をサポートしている特異なメーカーでもある。スコットに乗る選手はバイクが速いということになるのだ。

モデルとしては、FOILがある。スペシャライズドのVENGEと並ぶ2トップの一つで、やはりこれもエアロロードの代表格と言える。VENGE同様に、ロードラインナップのフラッグシップに当たるモデルで、エアロダイナミクス、軽量性、剛性に優れている。トライアスロンとロードレーサーの中間ということではない、オールラウンドのバイクと位置づけている。

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《トレック》 1976年創業のアメリカブランド。文字通りのトレッキング感覚で乗れるバイク製作から始まっている。1992年には、OCLV製法という独自のカーボン製法で、一躍世界的に人気ブランドとなった。2003年にマドンが発表され、OCLVの次世代モデルとして進化、マドン7という最高峰を生み出した。一方2000年にフルカーボンの「TT」がデビュー、トライアスロンモデルのエキノクスTTX、そして2010年にスピードコンセプトをリリース。2014年にマイナーチェンジを受け、現在に至る。常に一歩先をリードするトレックの進化は、自転車界の進化でもある。

モデルとしては、エアロのMADONEではなく、新型のEMONDAとなる。現在トレックでは、マドンを残すものの、メインシリーズがEMONDAとなり、エアロロードは別にリリースされることが期待される。EMONDAの特長は、何と言っても超軽量性と剛性だ。最上級のSLRは、フレームで690g、市販完成車で4.65kg(ともに560mmサイズ)という驚異的な数値を叩き出している。

 

■フレーム形状について

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「次世代エアロロード型」のフレームはやはり目を引き、現代の象徴的なバイクになっている。各ブランドにおいてリリースされ、アイアンマンほどではないが、エアロ効果も必要とされるショートのエリートレースには最適な造りとなっているのだ。「エアロロード」がリリースされ始めて5年が経つ。それまで同様の効果を狙うバイク、例えば旧型のサーベロSシリーズなどがあったが、現在のそれは、違うモノになっているのだ。エアロ効果だけが高ければ良いというわけではなく、軽量性及び剛性も同時に高次元で融合が必要となるのだ。エアロフォルムもトレックのKVFデザインのように、見た目は「普通」のロードに見えるが、「エアロ効果」のより高いものが、そのカテゴリーに属することができるのだ。エアロロードという呼び方に惑わされるが、そのブランドの造る、「フラッグシップモデル」として位置づけていることが、増えて来ている。

フレーム形状において、エアロ系とノーマル系の台数をチェックしてみた。 ※サンプル125台、内不明1台

・エアロフレーム 48台

・非エアロフレーム 76台

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

 

■ホイールの傾向について

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これは、かなりばらつきがあった。バイクを重んじる選手とそうでない選手、そして得意とする選手とそうでない選手から、それぞれの考え方があるようだ。ただ、ブランドを見ると、ホイールに関しては、少し「トライアスロン色」が出ている。アイアンマン同様、No.1は、ジップだった。そして、リムハイトも50mm以上がシェアトップとなったのだ。ただ、女子だけのでデータでは、ZIPPは同じだったが、リムハイトが31~49mmの中間ハイトがトップだった。そして、2位にシマノが入った。精度、剛性、軽量性、そして回転性能などポテンシャルの高いシマノホイールが、「トライアスロン」で目立っていた。大会でのサポート体制なども合わせて評価されていると思う。第3位のローバルは、トレックのボントレガー同様、スペシャライズドには、ローバルということで、バイクの台数に比例して上位に入っている。その他、注目は世界No.1のロードホイールブランド、マビックだ。シマノ同様ロード化されているトライアスロンにおいては、そのパワーを最大に生かせるトップブランドだ。

下記が、今回のトップ10ホイールとなる。

順位 ブランド 使用台数 使用率
1 ZIPP 23 18.4%
2 SHMANO 19.5 15.6%
3 ROVAL 14 11.2%
4 MAVIC 11 8.8%
5 HED 10 8.0%
6 ENVE 5 4.0%
6 LightWeght 5 4.0%
8 Bontrager 4 3.2%
8 Campagnolo 4 3.2%
8 FFWD 4 3.2%
8 Ambrosio 4 3.2%

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

ホイールについては、リムハイトを3タイプで台数をチェックしてみた。 ※サンプル125台、内不明1台

・リムハイト 50mm以上 61台

・リムハイト 31~49mm 55台

・リムハイト 30mm以下 8台

 

■DHバーの使用率について

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やはりトライアスロンを最も象徴するパーツだ。これが付いているか否かで、「ロードレーサーではない」と、見分けると言っても過言ではなかった。しかし2000年のシドニーオリンピックでの正式種目を目指し、その採用への過程として、競技時間や見栄え、迫力などの課題からドラフティングレースとなったため、単独走行ほどの「エアロダイナミクス」への必要性が薄くなったのだ。集団走行を基本とするエリートのショートディスタンスは、「スイム、バイク、ラン」ではなく、「スイム、ロードレース、ラン」となった。したがってバイク全般も関連機材も「ロードレーサー化」となった。そんな中においても、やはり、ロードレースではなく、「トライアスロン」であり、状況により、「エアロダイナミクス」が必要とされるのだ。そして、そのために必要な機材として、「DHバー」が存在する。バイクのレギュレーションは、UCI規定に準ずるため、長めのものではなく、短め、それもかなりの「ベリーショート」となる。コース、レース展開を考慮したバイクのジオメトリー、DHバーを使用しても短時間などの理由からベターなものが生まれた。

 

これも、DHバー装着率をチェックしてみた。 ※サンプル125台、内不明2台

・DHバー装着 44台

・DHバー非装着 79台

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

 

■Di2の使用率について

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今や当たり前となったDi2はどうなっているのか。2012年のアルテグラDi2でリーズナブルになった電動変速システムは、エイジ選手には、確実に普及し4年目となる今年は、今更言うまでもないだろう。ただ、エリート選手の中では、少なかった。エイジ選手ほうが使用率が高いかもしれない。非装着の中には、電動システムを持っていないスラム搭載車が21台、トライアスロンではその比率が少ないカンパニョーロ搭載車が7台含まれている。プロのエリート選手は、サポートを受けてレース出場することもあり、いろいろな諸事情があるだろう。バイクメーカーやパーツメーカーから直接サポートを受けていない選手も少なくない。現在のDi2のメリットの高い事実とは、関係ない結果と言っても良いだろう。数字だけの一人歩きは怖い。

Di2の装着率が低過ぎる結果だった。

・Di2装着 38台

・Di2非装着 85台

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

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■総評

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先述の中での「フレーム形状」「ホイール」「DHバー」の「トライアスロン特性の要素」においては、ホイール以外、「ロード化」が観られた。この点に関しては、上述のDi2の「諸事情」とは、別に考えたい。

フレーム形状に関しては、期待したかったのだが、非エアロが大きく上回っていた。やはり、「集団走行」大前提に絶対的必要性がないのか。ただ、男女で分けて観ると、男子はエアロが非エアロに勝っているのだ。女子に関しては、「該当」モデルが少ないことや、「剛性面」なども考慮した選択になっているようだ。ホイールは、リムハイト50mm以上が多かった。実は、ジップの58mmやローバルの60mmなど更にハイトの高いものが目立ち、50mm以上の61台中、それらは、半数を超える32台で、唯一強い「トライアスロン色」が出ていた。ホイールは高速になると、空気抵抗を最大に受けるところだ。集団走行でも対策は立てるべき機材なのだ。もちろん「高速巡航性」のメリットも大きい。そして、トライアスロンの「象徴」、DHバーは少なかった。特に男子での使用率が低いのが印象的だった。単独走行を想定していないのか、現在のレース展開では、そのような状態になれば、勝つことはないからなのだろうか。

正直なところ、現在あまりはっきりしないバイクカテゴリーとなる。「トライアスロン専用バイク」がほぼ確立するまで25年かかった。「次世代エアロロード」はまだ5年。これからなのだ。エアロロードは、トライアスロンだけではなく、幅広く使われることになる。むしろ、トライアスロンありきではなく、各ブランドが注力するロードのフラッグシップシリーズとして展開されることだろう。

 

 

「今回のお話は、あくまでもドラフティングとなるエリート選手のお話です。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【15WTS横浜】⑦男子バイク使用率

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男子のバイクの使用台数は以下の通り。

総数65台、34ブランドと女子よりも更に多い男子エリートのバイク。やはり、男子のバイク使用台数は気になる。そして、結果は、ご覧の通りで、女子ほどダントツではないが、スペシャライズドが使用台数1位、男女合わせると19台となる。8台中7台がヴェンジだった。続いてスコットが入り、男女ともに使用率が高かった。使用モデルは、もちろんフォイル、6台中の5台となっている。そして、女子では上位に来なかったトレックが3位となっている。本来は、当然のイメージだが。あと、各選手のバイクを、分析してブランドを判定しているが、実際には、ロゴが隠されていたり、カスタムペイントになっていたり、バイクメーカー直のサポートではない選手もいるため、実際の使用台数の感覚とは少しずれるかもしれない。使用台数上位のバイクブランドにもそれらは、含まれている。

取り急ぎこの「横浜大会」におけるブランドの使用率の報告となる。

SPECIALIZED 8
SCOTT 6
TREK 5
BH 4
cervelo 3
GIANT 3
CANYON 2
cannondale 2
CUBE 2
BMC 2
LOOK 2
cinelli 2
ARGON 18 2
beacon 2
LITESPEED 1
FELT 1
ORBEA 1
STEVENS 1
CARRERA 1
Boardman 1
CIPOLLINI 1
AIRSTREEEM 1
Wilier 1
PEUGEOT 1
QUICK 1
KESTREL 1
dassi 1
COLNAGO 1
Lapierre 1
MERIDA 1
OLMO 1
INDIVID BROTHERS 1
FORME 1
NEILPRYDE 1

※ Counted by  Triathlon GERONIMO

 

「男女合わせた大会としての使用率と特徴及び傾向をチェックします。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka