佐渡EXPO

佐渡トライアスロンが始まった。まずは、毎年賑わいを見せるエキスポ風景だ。

エキスポでは、バイク、ウエア、シューズ、用品、そして、サプリメントなどが並んでいる。展示もあれば、販売もしていて、レース前の楽しいひと時でもある。また、選手同士が再会となる場でもあり、大いに盛り上がっていた。

バイクは、特別協賛でもあるスコットを筆頭に、「異形」のダイアモンド、ヴェンタム、リーズナブルでデザインに人気があるフェルトなどが並んでいる。やはり、「トライアスロン専用バイク」に注目が集まっている。特に異形の伸びが、10月のコナでどうなっているのか、注目ポイントとなる。即、国内で伸びる訳ではないが、「本当に良いのか」気になっている選手は多い。その意味でも反応が良かったようだ。また、ウエアは、パールイズミ、チャンピオンシステムなど「オーダーウエア」が動きをみせている。そして、サプリメントなど、最後の「買い物」で賑わうエキスポ会場だった。

まずは、プレのエキスポから楽しむ佐渡会場だった。バイクブランドなどもっと増えてくれると良いのだが。

 

 

 

 

「レース前の楽しみのひとつ!

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】 2017木更津トライアスロン大会

きさらづトライアスロンのバイク使用率は以下の通りだった。

順位 ブランド 使用台数 使用率
1 SPECIALIZED 176 10.7%
2 TREK 155 9.4%
3 GIANT(Liv) 135 8.2%
4 cannondale 128 7.8%
5 cervelo 95 5.8%
6 FELT 79 4.8%
7 ANCHOR(BS) 73 4.4%
8 PINARELLO 54 3.3%
9 KUOTA 52 3.2%
10 SCOTT 47 2.9%
11 ceepo 46 2.8%
12 BIANCHI 43 2.6%
12 MERIDA 42 2.6%
14 COLNAGO 41 2.5%
15 BMC 28 1.7%
16 ORBEA 26 1.6%
16 RIDLEY 26 1.6%
18 DEROSA 18 1.1%
19 GARNEAU 17 1.0%
19 LOOK 17 1.0%
21 ATTACK 14 0.9%
21 Wilier 15 0.9%
23 BOMA 12 0.7%
23 FOCUS 12 0.7%
25 corratec 10 0.6%
25 NEILPRYDE 10 0.6%
27 BH 9 0.5%
27 lapierre 9 0.5%
29 CANYON 8 0.5%
29 FUJI 8 0.5%
29 Kestrel 8 0.5%
32 AVANTI 7 0.4%
33 GIOS 6 0.4%
33 INTERMAX 6 0.4%
35 CARRERA 5 0.3%
35 RALEIGH 5 0.3%
37 ARGON 18 4 0.2%
37 PANASONIC 4 0.2%
39 boardman 3 0.2%
39 FONDRIEST 3 0.2%
39 CANOVER 3 0.2%
39 CINELLI 3 0.2%
39 DEDACCIAI 3 0.2%
39 RAVANELLO 3 0.2%
39 SCHWINN 3 0.2%
39 THOMPSON 3 0.2%
39 TIME 3 0.2%
48 ANTARES 2 0.1%
48 ARAYA 2 0.1%
48 ART CYCLE STUDIO 2 0.1%
48 AZZURRI 2 0.1%
48 BASSO 2 0.1%
48 blue 2 0.1%
48 KhodaaBloom 2 0.1%
48 KOGA 2 0.1%
48 MERCKX 2 0.1%
48 QR 2 0.1%
48 semas 2 0.1%
48 TAOKAS 2 0.1%
48 VENTUM 2 0.1%
61 a.n. design works 1 0.1%
61 ATHLONIA 1 0.1%
61 BENEFIUE 1 0.1%
61 bottecchia 1 0.1%
61 CALFEE DESIGN 1 0.1%
61 CAMPIONE 1 0.1%
61 CENTURION 1 0.1%
61 concorde 1 0.1%
61 coppi 1 0.1%
61 CUBE 1 0.1%
61 DOPPELGANGER 1 0.1%
61 EBS 1 0.1%
61 ganwell 1 0.1%
61 GDR 1 0.1%
61 GHISALLO 1 0.1%
61 GITANE 1 0.1%
61 GMC 1 0.1%
61 GT 1 0.1%
61 GUSTO 1 0.1%
61 HASA 1 0.1%
61 jamis 1 0.1%
61 KEMO 1 0.1%
61 KHS 1 0.1%
61 KLEIN 1 0.1%
61 KTM 1 0.1%
61 LATIDO 1 0.1%
61 LITESPEED 1 0.1%
61 MASI 1 0.1%
61 maystorm 1 0.1%
61 MEKK 1 0.1%
61 milani 1 0.1%
61 miyata 1 0.1%
61 momentum 1 0.1%
61 nakagawa 1 0.1%
61 nextyle 1 0.1%
61 PEUGEOT 1 0.1%
61 power coop 1 0.1%
61 PRECISION 1 0.1%
61 PROGRESS 1 0.1%
61 Project K 1 0.1%
61 RITCHEY 1 0.1%
61 sensa 1 0.1%
61 signal cycles 1 0.1%
61 softride 1 0.1%
61 SWIFT 1 0.1%
61 Tomo’s works 1 0.1%
61 TOTEM 1 0.1%
61 TRIACE 1 0.1%
61 TRINITY PLUS 1 0.1%
61 VITUS 1 0.1%
61 VIVALO 1 0.1%
61 ZINN cycles 1 0.1%
不明 15 0.9%
未確認 74 4.5%
112 合計 1644 100.0%

【メーカーNEWS】 新型 PROPEL DISC を発表

ジャイアントのPROPELがモデルチェンジとなりました。まずはメーカーNEWSをお届けします。近日開催の展示会で、より詳細が発表となるでしょう。

エアロロードバイクの新スタンダードとなる

新型PROPEL DISCを発表

GIANTはこの度、エアロロードバイクの新型「PROPEL DISC」を発表いたします。数年間にわたり、GIANTのエンジニア、チーム・サンウェブのプロレーサー、エアロダイナミクスのエキスパートが協力して、フランスのACE(エアロ コンセプト エンジニアリング)にて開発を進めた結果、この革新的なエアロロードマシンは全く新しいフレーム形状を採用し、ディスクブレーキ専用設計となりました。PROPEL DISCシリーズは新型の内装ケーブル式エアロハンドルバー&ステムを採用。また、前後でリムハイトの異なるエアロホイールシステムを採用し、コントロール性を損なうことなく高いエアロ性能を実現します。

新型PROPEL DISCの目標は、重量・剛性・ハンドリングを一切妥協することなく、レースで勝てるエアロロードバイクを作ることでした。優れた空力性能はもちろんのこと、試作品をテストしたマイケル・マシューズを含むプロレーサーの要望で、効率性とコントロール性も改善されました。

3年間に渡って、何百回ものCFD(数値流体力学)と動的マネキンを使用した革新的な風洞実験を行い、徹底的にチューブ形状を見直しました。フラッグシップモデルのPROPEL ADVANCED SL DISCは、クラス最高の剛性/重量比を持ちながら、リムブレーキのPROPEL ADVANCED SLと比較した風洞実験で、ヨ―角が大きいときに抵抗が少ないことがわかりました。

 

 

 

 

マシューズは今年初めから、PROPEL ADVANCED SL DISCのプロトタイプでツール・ド・フランスを含むレースに参戦しました。雨のツール第2ステージの後、マシューズは「エアロ性能が高まった新型PROPEL DISCは超高速だ。踏んだら踏んだだけ加速する。そして、雨のレースもディスクブレーキだから完璧だね」とコメントしました。

新型PROPEL DISCのキーコンセプトは「AeroSystem Shaping Technology」で、エンジニアはCFDと風洞実験を通じて、翼形部、チューブ接合部、ホイール、コンポーネントの無数の組み合わせを分析しました。

一つの重要要素として、涙の滴型だったチューブから新たに楕円を切った翼型の形状を採用し、様々な風の角度で空気抵抗を軽減することに成功しました。またエンジニアは、ディスクブレーキ専用設計にすることでリムブレーキモデルよりも空気抵抗を改善できることも発見しました。

フラットマウントと、剛性を高めるスルーアクスルを採用したディスクブレーキモデルの新型PROPEL DISCシリーズは、プロレーサーからの要望でもあった優れた制動力と、ドライ・ウエットともに優れたモジュレーションを実現します。空力テストでも、ディスクブレーキフレームの方がリムブレーキフレームと比較して全体的に空気抵抗が減少することが明らかになりました。フォーククラウン周辺でよりスムーズな空気の流れをつくり、また左右非対称のフォーク設計が、ディスクブレーキキャリパー周辺でも効率的に空気の流れをつくります。

チーム・サンウェブからのもう一つの大きな要望は、剛性/重量比の改善でした。新型PROPEL ADVANCED SL DISCフレームセットは、主要競合他社のフレームセットよりも軽く、剛性もより高いことがテスト結果として示されています。つまり、新型PROPEL ADVANCED SL DISCは剛性/重量比に優れ、効率性が高いことが証明されました。

新型PROPEL DISCシリーズは、フレーム以外にもGIANTホイールシステムを含む革新的なコンポーネントを搭載しています。横風の影響を受けにくい後輪には、エアロ性能と動力伝達に優れた65mm高のリムを採用。前輪は横風のコントロール性を高めるため、42mm高のリムを採用しました。これにより、全体的な空気抵抗を軽減しつつ横風の影響も軽減します。その結果、スピードを高めるだけではなく、様々なレース状況において、より正確で安全なコーナーリングを実現します。

新しいCONTACT SLR/SL AEROハンドルバー&ステムは、空力性能を最適化するため、ケーブル内装式となりました。重量や剛性を犠牲にしてより良い空力性能を実現することは簡単ですが、エンジニアチームは効率性とハンドリングに留意して、重量や剛性を妥協することなく空力性能を高めることに成功しました。

なお、日本国内でのラインナップや価格は近日発表予定です。

 

 

 

 

 

 

 

「PROPELフルモデルチェンジとなった!」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

㊸ クセ

本日も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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今回は、バイクフォームであり、特にペダリングでのクセについてお話します。ここで言うクセは、もちろん良いことではないのですが、「現実」でもあります。それを100%正しい状態(理想)にするのではなく、近づける意識が重要と考えます。
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【クセ】
ここでは、ペダリングに関わるクセを挙げています。
①踏込みポイントが低く、踵が下がり過ぎる
②ガニ股、内股の過ぎる場合
③股関節、膝、足首の動きが人形にようにぎこちない。
これらは、能動的に「ペダリング」をしているからこそ、起きている状態です。
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そもそも、バイクを走らせるための「ペダリング」は、2足歩行であり、その動きをする人間にとって、「違和感」のある運動であることは間違いないのです。このペダリングという特殊な動きに対し、いかに対応できるかは、人それぞれで、キャリアが浅いビギナーでもすぐ馴染めてしまう人もいれば、その逆もあります。必ずしも練習量やパワーだけではなく、ペダリング時の入力やそのタイミングなどが重要です。「コツ」があるということになるのですが、理論的に「何時の位置で。。。」と頭で考えていても中々できないものです。
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そこで、有効的となるのが、スピナーの前輪「固定ギアのフライホイール」です。このフライホイールの重さが重要で、軽いものは13kg程度、重いものは、20kg以上になります。そして、より重いほうが理想的です。この重いフライホイールが固定のピスト式となっていることで、回転し始めると、脚が「勝手に回される」状態になります。ここがポイントで、能動的に踏み込まなくても、受動的にペダリング運動が可能となります。そこから生まれる「素直なペダリング」も大きな効果の一つとして狙っているのが、このトレーニングなのです。その結果として、上記の「クセ」を修正する効果があります。また、やや回転が勝ってくると身体の上下動(弾み)が発生しますが、「引き足強化」により、これも収まります。このマシンの特長として、引き足、回転力の強化も大きなメリットがあるのです。
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ただ、クセは個性でもあり、完全に修正することは難しいでしょう。現実であり、無理のない状態とも言えるのです。大事なことは絶えず、改善意識を持ち続けることだと思います。無理な理想にするのではなく、現実を少しずつ理想に近づける努力をするということですね。
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【結論】
以前「大玉転がし」の理論がありました。一度動き出した大玉は、「慣性」で移動し続けるため、わずかな力を加えるだけでで、転がり続けるというものです。大道芸の「皿回し」も同様ですね。大玉をフライホイールに変え、回し続けることで無理なペダリングに陥らず、走り続けることが出来ます。まずは、その状態でペダリングとフォーム全体の修正をして行きましょう。そして、徐々に負荷を上げて行きます。負荷が勝ればまた、ぎこちないペダリングになります。一旦負荷を下げ絶えず、動作を確認しながら、一歩一歩進めて行きましょう。
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※このコラムは、毎回、参加者とのコミュニケーションの中でご質問やキーワードに基ずき書いています。
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96年にスピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。そして、今は、「GERONIMO Indoor Bike Training」としてその集大成のレッスンを開催しています。
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「GERONIMO IBT」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「GERONIMO IBT」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさま、お疲れさまでした!
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次回2時間は、9/9(土)です。3時間は、9/23(土)に開催します。
またのご参加お待ちしております。
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【スケジュール】
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毎回、IBTの予定に合わせ開催している「代々木公園 RUN」です。
フラットで走り易く、日陰が多いのが代々木公園の良いところです。
こちらも是非ご参加下さい。
内容は、一周、1.17kmの周回コースをマイペースで2時間走をします。
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次回9/9(土)も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

KAIKE 2017

GERONIMO COUNT

 

 

 

 

 

 

 

 

皆生流                       絶景皆生

【GERONIMO COUNT】第37回全日本トライアスロン皆生大会

㊷ フィッティング(理想と現実)

本日も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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前の回()でフィッティングについてお話しましたが、実際にお受けになった方もいました。(ボディジオメトリーフィット)
本日は、早速フィッティングで算出されたデータを元にマシンのポジション出しをされていました。やや面倒で難しく思えるフィッティングですが、まずは実行してみることですね。バイクパフォーマンスにおいて1/3を占めるファクターです。
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①まずは、サドル高を決める。
②サドルの後退幅を決める。
③再度サドル高を確認する。(①と②が両立するポイントを見つけるということ)
④サドルとハンドルの距離を決める。
⑤サドルとハンドルの落差を決める。
⑥再度サドルとハンドルの距離の確認をする。(④と⑤が両立するポイントを見つけるということ)
まずは、フィッティングとしての第一歩(仮説)ということになります。一つの「数値化」されたセオリーに基づき合わせてみます。そこがスタートラインということになります。
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実際に漕いでみるとどうだったのか。
ここからは、一般論としてお話します。適正と思われるフィッティングが施されていても、必ずしもその個のライダーにベストフィットかどうかは今後の問題です。骨格、筋力、可動域、心肺機能、そして、動作(=悪い癖)により、想定通りにはいかないものです。特に動作は、確認し、加味しますが、実際の走りの癖を100%想定することは当然できません。そう言った意味でもスタートラインなのです。
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特にサドル高は顕著です。脚の長さ、膝角度、足首角度を理想的に合わせても、返って不具合が出る場合は珍しくありません。ペダリングの踏込みポイント、踏力の強さによって、足首の角度が大きく変化してしまう人がいます。このような場合、サドル高が「適正」であれば、あるほど、ぎこちないペダリングに陥る可能性があります。
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あと、余談ですが、スピニングマシンのハンドル位置は「高い」です。単純にはリアルバイクのポジションは出ません。ただ、もっと重要なファクターは、サドル位置(シートアングル、サドル後退幅)と上半身の角度です。手を基準に上半身を決めてしまう場合、ハンドル高は関わりますが、あくまでもリアルバイク同様に上半身の角度を維持できる位置になるよう、肘の角度で調整します。
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【結論】
理想と現実があります。理想とするフィッティングと自身の現実をいかに近づけるかということです。良いことは分かっていても、癖は簡単に修正できるものではありません。だからと言ってそのままでも良くありません。まずは、理想を知って、現実とどの程度違うのかその「差」を知ることです。そして、絶えず、意識を持ち、フォーム改善に注力すべきだと思います。
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※このコラムは、毎回、参加者とのコミュニケーションの中でご質問やキーワードに基ずき書いています。
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96年スピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。
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「大塚スピニング」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「スピニング」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさま、お疲れさまでした!(手を上げている方は佐渡出場の21選手)
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次回は、8/26(土)です。またのご参加お待ちしております。
【3時間スピニング】http://triathlon-geronimo.com/?p=14825
【2時間スピニング】http://triathlon-geronimo.com/?p=13486
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【スケジュール】
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毎回、スピニングの予定に合わせ開催している「代々木公園 RUN」です。
今日も多くの方が気合いを入れて走っていました。全身大汗の方もいたので脱水にはご注意頂き、30分毎に休憩を入れて走りました。この後の2時間インドアバイクトレーニングのためにもしっかりと水分補給が大事ですね。
こちらのランも是非ご参加下さい。
内容は、一周、1.17kmの周回コースをマイペースで2時間走をします。
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次回8/26(土)も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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【Bike School バックナンバー】

「 いよいよ佐渡!」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【全日本トライアスロン皆生大会】 BIKE ” GERONIMO ” Count

7/16(日)開催の全日本トライアスロン皆生大会における「バイク使用率」の結果が出た。Triathlon GERONIMO オリジナルのバイクカウント「GERONIMO COUNT」として、皆生大会のバイクトレンド分析を行った。特に気になっていた「ロードバイクの使用率」など、皆生特有の注目ポイントについてレポートをしている。

【バイク使用率】

今回、初の皆生大会のバイクカウントチェックとなった。全バイク90ブランド983台から見るバイクトレンドは、以下の通りだった。

順位 ブランド 使用台数 使用率
1 TREK 111 11.3%
2 SPECIALIZED 83 8.4%
3 ceepo 73 7.4%
4 cervelo 62 6.3%
5 cannondale 53 5.4%
6 FELT 46 4.7%
7 ANCHOR(BS) 45 4.6%
8 GIANT(Liv) 45 4.6%
9 KUOTA 39 4.0%
10 PINARELLO 30 3.1%
その他 352 35.8%
不明 8 0.8%
未確認 36 3.7%
90 合計 983 100.0%

※対象は、最終出走983組となる。

Counted by Triathlon GERONIMO

全体的には、常連ブランドと言えるだろうか。まず、1位トレックは、内71台がロードバイクで、シェアに大きく貢献している。圧倒的に強いブランド力と言えるだろう。2位スペシャライズドは、トライアスロンとロードバイクのバランスの良いブランドで、ほぼ半々となっている。総合力の高さが伺える。3位は、シーポとなった。内69台はトライアスロンバイクで、トライアスロンバイクでは1位のシェアとなっている。そして、トライアスロンバイクと言えば、サーヴェロだが、トライアスロンバイク比率の下がる皆生大会では、やや大人しくなってしまう。後述の通り、トライアスロンバイクが少ないこの皆生大会では、やや順位などに変化が見られる。

トップ10ブランドが全体に占める割合は、アイアンマン世界戦選手権では、75%にもなる。宮古島では66%となっているが、皆生大会では、59.8%とやや低めになっている。国内特有の傾向が強い大会と言えるだろう。様々な理由が考えられるが、やはり、コースのイメージから来る、トライアスロンバイクとロードバイクの比率が大きく関係していると思われる。

【トライアスロンバイク vs ロードバイク】

皆生大会は、テクニカルでアップダウンの厳しい、国内屈指の難コースだ。しかも実力のあるベテラン選手が多い中でどのような特徴が出ているのか、最も気になるところだ。ロードバイクが70%越えているのか、どうかが、最大のチェックポイントだった。そして、結果としては下記の通りだった。

使用台数 Triathlon 比率 Road 比率
947 316 33.4% 631 66.6%

※対象は、不明36台を除く947台となる。

Counted by Triathlon GERONIMO

「地元ではほとんどロード」と言う情報や、コース状況などからロードバイクが多いことは予想していた。そのイメージから70%オーバーもあるかと思ったが、結果は、66.6%だった。ただ、今年の宮古島では46.9%、15年のアイアンマンジャパンで50.0%あたりからも見ても、高いロードバイク比率と言えるだろう。当然、同じロングでもコース、選手層など、単純に比較はできない。間違いなく言えることは、きついコースの上に、高温多湿なため、ダブルで選手を苦しめるコンディションであるということだ。「佐渡よりも遥かにきついコースだ。」と何人もの選手から聞いた。

今後も劇的に傾向が変わることはないだろう。理由はリピート率の高い大会だからだ。かと言って、「絶対ロードバイク」というわけではない。しっかりとDHポジションがキープできる上位選手にとっては、十分にDHポジション比率もあり、その優位性は高い。上り坂で「DHポジション」を選択できる選手には、トライアスロンバイクが向いているだろう。

1img_0419

【第2次異形バイクブームは?】

残念ながら、1台も確認できなかった。やはり、実力重視のリピーターの多い大会では、最新機材へのチェンジも少しタイムラグがあるのだろうか。

①cervelo P5X 0台

②DIMOND 0台

③VENTUM 0台

【最後に】

今後、皆生大会もう少しづつ「トライアスロンバイク化」は進むと予想している。上りでのメリットは、ロードバイクに軍配が上がるが、フラットでのメリットはそれを上回るからだ。そこにはある程度の練習量と慣れも関係してくるが、そのメリットに気が付くかどうかだろう。また、「DHポジション」は、フラットなどの高速コースだけではない。その効率良いフォームは緩やかな上りでもメリットを発揮する。個人差はあるが、5%程度ならDHポジションで上るという選手もいる。そう言った意味でも今後皆生大会は注目して行きたい。

上記に関しては、トライアスロンバイク、ロードバイクという「モノ」ありきではなく、「トライアスロンバイクのポジション」であり、そこから生まれる「フォーム」が重要となる。ロードバイクでもサドルを前方に出し(限界がある。シートアングルが75~76°程度になっていれば可)ハンドル位置を低く設定、トライアスロンバイクに乗っている状態と同様にセッティングできれば、「トライアスロンバイクの走り」が出来ることになる。(実際には前後輪への荷重バランスなど課題も残るが。)逆に、エアロ形状のフレームでもシートアングルが寝ているタイムトライアルバイクでは、長距離走となるトライアスロンでは不向きと考えている。(シートアングルの立っているトライアスロンバイクと寝ているタイムトライアルバイクを区別している。また、タイムトライアル系は、マテリアルも剛性が高く、長距離には不向き。)

※一般論とし、個別の製品に対しては別途確認が必要となる。

 

今回の皆生取材関連記事:KAIKE 2017

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

LUMINA No.66

ルミナNo.66発売しました。

今号の特集です。

P6~37 OWS 完全攻略 BOOK

西内洋行コーチ、細田雄一選手による、オープンウォータでのスイムテクニックを徹底紹介しています。また、プールでできる「オープンウォーター対策」の紹介も面白企画ですね。

その後のお試しは、こちらでどうぞ。(^^)/

サザンビーチAQUQTHLON http://triathlon-geronimo.com/?p=12340

P44~45 TREK Madone 9.0

今号で担当させて頂いたのがマドンです。

マドンは、一般的なDHバーが付けられるようになりました。トライアスロンバイクでもなく、単なるロードでもないエアロロードは、「第2のトライアスロンバイク」として、今後期待のバイクですね。(全2回の1回目)

P46~47 トライアスロンチーム Team PI 始動!
パールイズミのトライアスロンウエアが復活します。また、同時にチームも結成されました。佐渡国際トライアスロンでその雄姿を見ることが出来ます。
ウエアの記事を書かせて頂きました。(全3回の1回目)
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「詳しくは、ルミナNo.66をご覧下さい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

皆生流

7/16(日)鳥取県米子市他で「第37回全日本トライアスロン皆生大会」(皆生トライアスロン協会など主催、スポーツ振興くじ助成事業)が開催された。

皆生大会は、国内トライアスロンの発祥の大会であり、日本トライアスロンの原点でもある。皆生温泉開発60周年記念事業のイベントとして、その年だけの開催を予定していたが、大反響となり、2回、3回と繋がり、今年で37回目となったのだ。もちろん、簡単の道程ではなかった。試行錯誤を繰り返しながら開催され、53名で始まった大会は、現在1000名となった。大会は常に選手のために、選手は大会のために、そして、それを支える地元の人々、ボランティアがいた。

 

 

 

 

皆生大会の特徴のひとつとして、選考方法が挙げられる。現在、選考方法は、先着順、抽選、書類選考となるが、皆生は書類選考となる。選考は、選手の安全を考え、他の大会の成績、練習量、もちろん、皆生大会での成績、出場回数、そして、都道府県比率、年代別など、様々な観点から、良い意味で厳しく公平に選考する。逆に出場できること自体「スタイタス」と考えるべきだろう。ロングは極めて過酷な種目だ。そのための絶対はないが、少なくともオリンピックディスタンス完走レベルでは、「完走できる」という説得力は弱い。

国内では4つのロングが開催されているが、皆生以外は全て「島」で開催されていて、皆生だけが「本州開催」となる。そのため、特に交通規制が厳しい。というのか、交通規制がない。バイクは、トップ通過後1時間まで、信号、交差点が規制されているが、その後はランも含め、すべて交通法規順守だ。単純に言えば、「賛否」はある。ジェットコースターバイクの勢いが活かせない、灼熱ランのペースが乱れる。ただ、37回続いている大会なのだ。大会はコースだけで決まるわけではない。大会スタッフ、選手、4400人に増えたボランティア、そして地元の人々が作る「優しい大会」が魅力であり、そこに赤信号は関係ないのだ。5回、6回出ているという選手の声を聞く、リピート率の高い大会なのだ。年に一度、この大会しか出ていないという選手もいた。

さて、大会当日は、天候に恵まれた。海はベタナギ、曇りがちで風も弱い。大山に雲がかかって見えない。例年に比べ楽な展開で始まった。スイムスタート時には、八尾彰一さん(チームブレイブ監督)が、「バトルのない優しいスタートを」と選手に向けエールと安心感を送っている。選手は、フローティングスタートとなるため、海の中へ入っていく。そして、スタートを待つ。

7時スイムがスタートした。長い一日が始まった。タフなバイクコースと太陽と戦う14時間30分だ。波は穏やかだ。(翌日は、流れが強く、うねっていた。白波も立ち、レース当日ではなくて良かったと思う。)スイムトップはリレーの選手で、個人も含め唯一ダントツの40分切り(38:20)だった。海から上がり一度、観客の前でも大きくガッツポーズで雄叫びを上げながらのスイムゴールだった。

続々と選手がスイムアップしてくる。いよいよ皆生の醍醐味であるバイクがスタートする。皆生では、バイクトランジットの前にすぐにエイドステーションがある。飲み物の他に食べ物も用意されている。最初から食べている人も少なくない。スイムアップ後心拍も上がり、苦しく、落ち着かないタイミングだが、ボランティアの声援と機敏な対応に選手も背中を押してもらえる。「行ってきます!」としっかりボアンティアに挨拶している選手もいる。バイクスタート時というか、スタート前のエイドステーションから「熱い」皆生だった。

最初の目標は、皆生の象徴となる大山だ。晴れれば美しい稜線を見せるのだが、雲がかかっている。大山は冬場になるとスキーも楽しめる。海と山が楽しめるロケーションということだ。さて、皆生温泉をスタートしてしばらくはフラットコースとなる。途中、車道から河川敷のサイクリングロードを走ったり、道路横断のための「地下道」をバイクから降り、押して渡るところもあるが、これも皆生。最初のフラットが終わると後は、アップダウンのみだ。

バイク30km地点では、コースを横断するために、バイクを一旦降りて、地下道の階段を下り、そして、反対側に出るという皆生ならではの変則コースがある。ちょっと「障害物競走」のようにいろいろ楽しめるのが皆生だ。

フラットが終わると次の目標は「大山」となる。皆生のコースは、大山の裾野が広がっているため、山の上の方でなくても上り基調のアップダウンが続くコースとなっている。大山を目指し、選手たちが上ってくる。その選手のバイクフォームは様々で、DHポジションで軽やかに上る人もいれば、シッティングからダンシングまで、その光景は、ベテランが多いロングのレースとしては、やや違和感を感じた。このコースは、「コース慣れ」している選手が極めて有利となる。地元の選手は、実際に練習コースとして普段から走っているためコースが頭に入っている。先の見えない下りのコーナーなど、初めて走る選手は、その踏込みにも限界があるが、コースを熟知している選手の走りは全く違う。大山からの下りを見ていても恐らく速度にして10km程度は違うのではないかと思わせる瞬間があった。ドロップの下ハンを持ち、反対車線寄りのアウトコースを思い切り踏込んでいる。「マイコース」と言わんばかりの勢いで走っている。

 

60km地点の「植田正治写真美術館」の前にエイドステーションが設置されている。ボランティアは全力で押してくれる。ボランティアの女子高生が、「コーラ!」と叫んでいる。頭から水をかけてくれるボランティアがいる。スイカも美味しそうだ。

休憩していた選手に聞いた。「今年は曇っていて去年より楽だね。」と笑って応えてくれた。後から聞いた話だが、始めから例年のように晴れていたら完走率が下がったのではないかとのこと。しかし、この後、大山もその姿を徐々に現し始め、容赦ない陽射しと高い湿度が選手を徹底的に痛めつけることになる。

エイドステーションのある折り返し100km地点までは、道幅が狭いアップダウンが続く。直線のアップダウンでは勢いを活かせるのだが、下りのコーナーでは、Rもその先の状況も見えない。したがって下りの勢いが活かせないのだ。このバイクコースを攻略するためには、コースを覚え、下りの勢いをどこまで活かせるかにあると言っても良いだろう。

皆生のバイクコースは、タフなコースとして有名だ。「ジェットコースター」と例えられ、アップダウン、テクニカルなコースが続き、猛者も唸らせる。「宮古島、佐渡と比べ、距離は短いですが、一番きついですね。」と選手が口々に言う。地元では、圧倒的にロードバイクの使用だと言う。トライアスロンバイクは逆に珍しがられるとのことだ。ただ、何人かの選手に聞いてみると決してDHポジション比率は少なくない。逆にDHポジションを70%以上取れるという選手もいた。実際コースを全て下見したが、フラット、下りでDHポジションで走行できる比率は少なくないのだ。

ランは、正に「サバイバル」だ。ランの頃には、完全に晴れ、日陰の無いコースを走り続けるのだ。途中の信号ストップもペースが乱れる。選手の表情は険しい表情となり、灼熱の太陽と、サウナのような湿度と戦っている。ランコース11km地点で3時間ほど見ていたが、「壮絶」と言っても過言ではないだろう。「頑張って!」と声をかける、返ってきたのは、「無理です!」と。思わず笑ってしまったが、正直な気持ちだろう。選手の話を聞いていると「30kmの見えない関門」があるようだ。通過時間にもよるが、ラン前半はほとんど日陰の無い苦しいコースだ。前半で圧倒的に体力を奪われる。ゴールの前にもう一つのゴール、30km地点にどんな状態でたどり着くかによって、その後が決まる。30kmを超えた選手の表情は厳しいが、同時に無事にその「関門」をクリアし、あらためて気を引き締めているかのように見えた。

女性選手が走って来たのだが、通過後振り返ると薄いサンダルを履いていた。ん?何だろう。ゴール後に話を聞いたのだが、9km地点までは、裸足で走っていたそうだ。実は普段のレース、ウルトラマラソンなども裸足で走っているという強者だった。その女性選手曰く「暑くて、途中からサンダルを履きました。」と言っていた。恐らく無理をすれば、足の裏の皮が剥け、完走はできなかったのではないだろうか。あの暑さの上に、裸足と聞いて、驚かされるばかりだった。今回初参加とのことだったが、きっと「皆生の名物選手」になるのではないかと思う。

長い一日が終わる。国内屈指のハードなバイクコース、サバイバルランなど国内最高レベルの難コースだ。完走は簡単ではない。トップアマ、ベテランでもその約束はない。「完走者すべてが勝者である」とは、まさにこんなレースのことを言うのだろう。だからこそチャレンジする意味がある。そんな大きな意味と国内発祥というプライドが、大会、地元、選手を動かしている。

ゴールでは「同伴ゴール」が許されている。ロングの名物だが、ゴールゲートまでは許可されていない大会もある。皆生は、家族と、仲間と、一緒にゴールをしている。皆生のホットな一面だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆生はベテランでも十分なトレーニングを積まなければ完走出来ない。37年前、第1回大会に出場した選手と同じ気持ちで臨む大会だ。37年の時を超え、国内発祥の大会の緊張感は今も色褪せない。

実は、スイムでは、皆生のレジェンド「小原夫妻」が一緒に泳いでいる。目的は、「ノーウェットスイム」のトライアルだ。皆生の夏は暑い。ウェットは選手を守るものだが、気温、水温によっては「逆効果」になる可能性がある。選手にとって何が良いのだろうか、絶えず選手のことを考え続けている。

原点の大会は今でも「進化」している。「面白い」と思った。

熱く、暑い、皆生は、皆生のやり方がある。

 

 

 

 

今年のスローガンは、『名峰大山に抱かれた優しさの聖地 誇りと感謝を込めたチャレンジの日』だった。大山開山1300年祭のプレ年で、「大山さんのおかげ」という古くから伝わるフレーズは、皆生トライアスロンにも当てはまるということだそうだ。そして、オフィシャルリザルトの表紙には、「EVERYTHING HAS STARTED FROM HERE」と書かれていた。

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「すべては皆生から始まったのだ。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka