トライアスロン専用 “ PX ”

先日、New P5が発表となったばかりだが、予定通りP3Xも発表となった。

PXシリーズとは、サーヴェロのトライアスロンラインでもアイアンマンをメインとしたシリーズで、2016年アイアンマン世界選手権、世界同時発表で話題となったバイクだ。ヴェンタム、ダイアモンドと御三家を成す「異形」の代表格でもある。

「PX」とは何か。今一度そのコンセプトを振り返る。

チャンピオンバイクではなく、コナを目指すアイアンマンエイジ選手のために造られたものだった。そのために14500人のエイジ選手をリサーチしたデータを元に造るという「前代未聞」には驚かされた。結果としてエアロダイナミクスの高いバイクという結果となっているが、エアロダイナミクスありきではなく、ストレージのキャパシティやパッキングなどのユーザビリティに主眼をおいているのだ。シートチューブレスも普通に考えれば、「空力向上」なのだが、ヘッド剛性とのバランスからシートチューブをなくしているのだ。とは言っても全く考えていないわけではない。そこは次元を高く、融合させることを忘れてはいない。ストレージの位置などは、「空力上」影響のない位置を割り出し、設計している。

オンリー1であり、ナンバー1でもあるサーヴェロ。トライアスロンバイクの世界でKINGとなったサーヴェロは、いかにオリジナリティを持って、新たな提案をしなければいけないというミッションを抱えているのだ。P5Xはかつてないコンセプトから生まれた。そのバイクはより磨き上げられることになる。

それが今回の発表となる。

今回の発表は、PXシリーズの追加というよりは、PXのバージョンアップと言えるだろう。

P5Xのリリース時も開発者の一人David Killingから聞いた説明は十分納得できるものだった。前述の通り、今までにはない、随所に根拠あるこだわりと、トレンドに合わせた開発を見事に具現化したのだった。

改良は、ある意味「当然」のことだったかもしれない。それに対する早さがサーヴェロの良さだろう。この当然というのは、異形であり、「特異」な形状となるPXのマイナーチェンジがある程度予想のつくものだった。それだけのチャレンジングなフレームであり、「異形」の宿命でもある。

P5Xリリースから2年半。得た情報をフィードバックし、New PXとして誕生したのが、この「P3X」となる。今まで、シリーズのラインナップは、5を頂点に、3、2となるのだが、軽量性、剛性において、P3Xが上回っている。

まず、外観上は、ダウンチューブ下のストレージスペースが小さくなった。ストレージの容量、位置は、リサーチの上決定されているが、「使い勝手」も様々だったのだろう。大胆なデザインながら、エアロダイナミクスに影響のない位置に絶妙な造りとなっていたが、重量化も必至だ。

また、フレームは、16%(254g)の軽量化に成功している。その他、DHバー、ストレージ、シートポスト、ハンドルにおいても見直し、軽量化が施されている。

そして、フレーム部材の少ない異形で、話題となる一つがフレームの剛性だが、P5Xとの比較では、ヘッド周り8%、BB周り15%、ともに剛性を上げている。

その他、DHバー、ハンドルも形状など変更され、P5同様のグリップ仕様となっている。ハンドルは、1ピースとなり、分割はできないが、P5X同様に上下入れ替えることで、ハンドルライズを変更できる。

そして、メーカーも明確述べているが、コストパフォーマンスを高めたことなのだ。「生産体制」も見直し、高い性能、品質を維持しながらも、トライアスロンバイクとして「現実的」な価格を追求している。他社比較もあるだろうし、アイアンマンで使用するバイクの選択肢として、重要な条件でもあるからだ。

PX vs P

ほぼ同時スタートとなった、PシリーズとPXシリーズだが、今年のコナではどのような結果となるのだろうか。同一メーカー内のスタンダードvs異形。これほど分かり易いバトルはないだろう。今からコナのMONOトピックスとして注目したい。

 

 

 

【メーカーサイト】 

https://www.cervelo.com/en/p5

【Triathlon GERONIMO 関連記事】

Pre Cervelo Lanch ” New Triathlon Concept “

Cervelo ” New P ” Debut

 

 

 

「トライアスロンのためのPX、サーヴェロの挑戦は続く!

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Cervelo ” New P ” Debut

ついにベールを脱いだNew P5だ。

今回目指したゴールは、UCI規定をクリアし、プロサイクリストにも対応するタイムトライアルとその開発からトライアスロンにおいてもよりスピード化させることにあった。より軽く、より硬く、よりレスポンスの良い、最速マシンが出来上がったとしている。

このP5のリリースは、単なる1モデルの話ではなく、新しい「Pシリーズ」の発表でもある。サーヴェロの全てでもある「エアロダイナミクス」をもって、再びプロサイクリストの世界で頂点を目指すためのバイクでもあるのだ。トライアスロン専用とはせず、兼用となるこのモデルは、2005年の元祖「P3Carbon」がツールドフランスで使用されていたことを思い出す。トライアスロンよりもツールで先に使用され話題となった。その後の活躍は周知の通りだ。もちろん、現在のようにタイムトライアルとトライアスロンを分け考えるようになる前の話だ。

当初より話題となっていたディスクブレーキ仕様は、「当然」の仕様であり、特にクローズアップされるものではない。今後、サーヴェロのバイクは、ディスクブレーキが標準仕様となるからだ。ストレージは、一般的なキャパシティを備えているが、フロントハイドレーションは、スピードコンセプト型のDHバー形状により、制限がある。ハンドルは、P5Xで培ったシステムで高さ調整がし易くなっている。

タイムトライアルとトライアスロン。現在はこれを分けている考え方が主流だ。「トライアスロンモデル」とは、「アイアンマンモデル」であり、バイク180km走行において必要な機能、仕様を考慮したものが基本となる。ツールなどでのTTは、30km台となるため、ショートのトライアスロンとアイアンマンの違いのようなものだ。しかもTTは、その後にランがない。バイクは一見似ているが、各所においてその設計は専用となっているのだ。

だが、今回は違う。P5Xでストレージスペースやユーザビリティが強調されただけにやや違和感を感じる。メーカーとしては、「全般」のPシリーズ、「ミドル、フル」のPXシリーズとし、明確にカテゴライズしている。ジオメトリー、ストレージなど、「トライアスロン専用」の仕様となるが現在のセオリーだが、より速く走るためには、エアロダイナミクス、軽量性、剛性などの「共通」の仕様を高め、そのバランスを考えているようだ。P5Xリリースの時と比べると「異なる点」も多いが、より「走り」に徹したモデルと言えるだろう。プロサイクリストに磨き上げられた2005年のP3Carbonの時のように、そのスペシャリストからのフィードバッグが、トライアスロンにも大きく関わってくるということだろう。

したがって、このモデルは、アイアンマンSUB10選手など「スピード」の追求志向が見えてくる。

以下、メーカー情報となる。

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P5 Disc Dura-Ace Di2 ¥1,700,000 + tax

P5 Disc Frame Set ¥750,000 + tax

P5 Disc Ultegra Di2 ¥1,100,000 + tax

 

Cervelo  https://www.cervelo.com/en/p5

Triathlon GERONIMO Pre Cervelo Lanch ” New Triathlon Concept “

 

 

 

「New ” P ” に期待!

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

KONA 2018

KONA 2018 INDEX

GERONIMO COUNT KONA2018 ” SUB10 ” Bikes

“ You are an IRONMAN ”

IRONMAN “ Super ” Champion, Ryf & Lange

IRONMAN Bike Check in

IA ❝ DISC ❞ Launch(Photo ver.)

New SHIV Launch(Photo ver.)

KONA Sunday Photo100

【GERONIMO COUNT】IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP ~40years of dreams

本当に選ばれているバイク

Triathlon LUMINA No.72が発売となった。

今回はKONA特集。40周年ということもあり盛り上がったKONAだった。KONAは、トライアスロンの原点。自身への挑戦をする場として、最高峰とも言えるスポーツだ。もちろん、現在では、プロの世界でもあり、そのレベルは40年前とは比べものにならない。今回のKONAでは、ついにSUB8が出ている。タイムも40年で4時間短くなっていることになる。

そして、エイジ選手のタイムも「半プロ?」とも言えるタイムとなり、単なるエイジ選手、趣味なのか、と思ってしまう。2008年のSUB10選手は307名、そして、2018年は727名だった。その10年が早かったのか、どうか。いろいろな考えはあると思うが、確実に伸びているということが重要だと思う。「流行り」ではなく、「スポーツ文化」として不動のものとなりつつある。

そんな、ハイレベルが安定したKONAでの情報は、「信憑性」が高くなる。ヒト、モノ、コト全てにおいて、大きく「参考」となるのが、KONAという舞台だ。そして、今年もKONAでの “ GERONMO Bike Count ” を敢行している。

2015年から各大会でこのカウントを行っているが、レースによってその分析結果はそれぞれ特有となっている。1シーズンで一万人近くを調査したが、各大会によって、その傾向は異なる。昨シーズンであれば、下記のようなイメージを持っている。

4月全日本トライアスロン宮古島大会(1572台)は国内No.1大会として、地域性、競技レベルにおいて最も幅広く、新型モデルの投入傾向も強く、「トライアスロンバイク比率」が高く、トライアスロンならではの偏りのないトレンドを確認できる。

5月世界トライアスロンシリーズ横浜大会(108台)は、全バイクの詳細分析を行い、ショートのドラフティングレースにおいて、「トライアスロン」に使用するロードバイクの特性とは何なのか。

6月アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン(1591台)は、今後のトライアスロンシーンを占う大会と言っても良い。初ミドルからロングベテランまでの選手層とバイク機材を合わせることによって、トライアスロンの盛り上がりが見えてくる。

7月全日本トライアスロン皆生大会(952台)は、元祖鉄人レースだが、地域性の濃い結果となる。また、アップダウンがハードなバイクコースと、灼熱に耐えるランとなり、サバイバルとなる猛者の大会として、特徴的な傾向が見られる。

8月(2017年)木更津トライアスロン大会(1644台)は、今や関東を代表する大会の一つになったが、初心者の登竜門的大会のイメージが強い。そのため、今始める人に人気のあるバイクが見て取れる。また、通販で販売している3万円台ロードバイクなども確認できる。

9月佐渡国際トライアスロン大会(986台)は、国内のロングを締めくくる大会で、ロングのAタイプの他にミドルのBタイプも併催している。そのため地域性は広いが、使用されているブランドが他の大会に比べ絞り込まれている。

そして、10月のアイアンマン世界選手権を迎える。先述の通り、ハイレベルなエイジ選手からのリアルで、タイムリーなデータが収集できるのだ。

更に「本当」が知りたかった。半プロレベルのSUB10選手727名が使用するバイクは何だったのか。

独自目線の条件付きでもあるが、事実でもある。

 

 

「KONAを伝え続けていきたい。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Pre Cervelo Launch “ New Triathlon Concept ”

間もなく、サーヴェロP5Disc、P3Xが発表される。もちろん製品の詳細は明らかになっていないが、その前に、まずサーヴェロの「トライアスロン」への取組について考えてみた。

サーヴェロは、KONAにおいて2005年から昨年まで14年連続の使用率トップをキープしている。昨年は、使用率20.1%で5人に一人が使用している「トライアスロンバイク」メーカーと言っても過言ではない。40周年を迎えたアイアンマンだが、もちろん、それを上回るメーカーはない。今後のアイアンマン史においても考えられない「不動の地位」を築いたメーカーだ。国内でもその影響が大きく、各大会でも上位の使用率となっていて、国内No.1大会でもある昨年の宮古島では、第1位となっている。

【原点初代P3(2006年モデル)も現役】

そんなトライアスロンバイク界をリードするサーヴェロは、常に新しいモノを追求してきた。その「集大成」とも言えるモデルが、「P5X」なのだ。エアロダイナミクス、ストレージ、ユーザビリティ、そして、トレンドを高次元に融合、完成させたモデルだった。14500人のエイジユーザーをリサーチし、初めて「エイジ選手」(=ストレージやユーザビリティ)をターゲットとしたモデルをリリースしたのだ。

サーヴェロは元々、レーシングカーの「F1」に当るバイクをリリースして来た。エアロダイナミクスを武器に徹底したモノ目線の最高レベルを追求して来た数少ないメーカーだった。(現在も廉価モデルやアルミモデルは造らない。)そんなメーカーがこのハイエンドモデルで「ユーザビリティ」を高めているのもトライアスロンの「特徴」と言えるだろう。トライアスロン(=アイアンマンで使用されるバイク)では、プロの優勝者が使用していたバイクよりも、多くのエイジ選手が使用するバイクに注目が集まるからだ。そのエイジというのも「世界選手権」だけに「競技レベルの高い一般選手」が何を選んでいるのか、それが注目となるのだ。

【P5X Lamborgihini Edition(世界限定25台)】

当初P5Xは、Pシリーズのフラッグシップとされていた。現行のP5の上位モデルと思われていたのだが、新たにそのシリーズを明確にラインナップしてきた。サーヴェロのトライアスロンラインは、異形の「PXシリーズ」とトラディショナルの「Pシリーズ」に分けている。メーカーの表現では、Pシリーズは、トライアスロン全般とタイムトライアルとしている。そして、PXシリーズは、ミドル、ロングのトライアスロンを対象としているのだ。実際は距離ではなく、「コース」が重要となるので、ショートでもフラット及びストレート系のコースであればPXシリーズも使用できるということになる。

そして、今回リリースされる「P5Disc」の登場によって、この2ラインがスタートすることになる。現行P5は、2012年のKONAデビュー(2013年相当モデル)で、6シーズンとなるため、仕様変更は待ち望まれていた。ちなみにモデル別で最も使用されているのが「P5」だ。今回のモデルチェンジでは、更なるエアロダイナミクスと軽量性、そして、ユーザビリティ、もちろんディスクブレーキ、などが想定される。現在、人気No.1となるP5のモデルチェンジだけに今年のKONAでもその動きが注目となる。

【現行P5】

一方、異形のPXシリーズも追加となる。その名も「P3X」だ。P5Xの下位グレードとなる。P5Xは、高額なため台数が低迷した要因と言えるだろう。もちろんコンセプトは間違ってはいない。リーズナブルさがアピールできれば、そのフラッグシップとしてP5Xの巻き返しも期待しているのだろう。P5Xのポテンシャルを受け継ぎながら、選択肢が増えることは朗報だ。この「第2次異形バイク」の流れは、2015年KONAで発表されたヴェンタムに端を発している。ダイアモンドと合せ、「御三家」に共通して言えることは、やはり高いエアロダイナミクスだ。同時にややリーズナブルさに欠けていることが挙げられるだろう。台数も多くは使用されていないが、だからと言って悪いバイクということではない。台数が少ないことと性能とは関係ないということだ。構造的にも支えるべき部材を減らし造る異形への「開発力」が魅力となる3ブランドだ。言い方を変えれば、御三家は、最もトライアスロンを追求したバイクたちだ。今後もこの「異形」は独自路線を行くことになるだろう。したがって、DHポジションを長時間徹底するコースに向いているバイクは、「PXシリーズ」となるということだ。

ホイールに例えれば、オールラウンドの「ディープリム」とコース、気象条件を選ぶ「ディスク」の違いだろう。ディスクホイールは、高い縦剛性により、「高速巡行性」は抜群だ。その反面、低い回転数では脚への負担が残る。また、重量はかさみ、横風の影響は受けるなど、メリットとデメリットはある。幅広く、レースの距離、コースにはPシリーズが向き、アイアンマンにおいてベストパフォーマンスとなるのがPXシリーズと位置付けられる。もちろん、個人の好みは出るだろう。特に、剛性感、直進安定性など、体型やポジションとの相互の関係性から決まることは、別途考慮する必要はある。そして、価格も選択条件に、大きく関わることは当然のことだ。

3月上旬にはメディアローンチ、中旬には一般にもローンチされる。またP3Xのデリバリーは未定だが、P5Dsicは、宮古島に間にあうかもしれない。

一年前から情報のあった「P5Disc」がやっと発表となる。昨年のKONAでも持ち込まれ、プロに試走までさせていたが、なぜかベールに包まれ続けたモデルがついにその全貌を明らかにする。

 

 

「現在、トライアスロンMONOとして、最も ”熱い” 話がコレだ!

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 S-WORKS EXOS & EXOS99

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スペシャライズドより新製品がリリースされた。
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超軽量性とフィット性の高さを誇るシューズだ。ペダリングにおいて外周部を回転するシューズは、単なる軽量性だけではなく、スムースなぺダリングにも関係してくる。フィット性においては個人差はあるが、「足袋感覚」は、大いに期待できる。そして、最終的には、パワー伝達が重要だが、そこへも十分な造り込みとなっているようだ。
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以下、メーカーニュースより。
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The Speed of Light
S-WORKS EXOS & EXOS99 

見ただけで走り出したくなるシューズとは、まさにこのS-Works EXOSシューズのこと。驚くほど軽量であるということだけでなく、パワーを確実にペダルに伝え、俊敏な走りを実現します。必要最低限のもの以外を削り落とし、軽さがもたらすメリットを最大限発揮するS-Works EXOSシューズは、サイクリングシューズの概念を根底から覆します。

99 Grams
S-Works EXOS 99
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最先端のテクノロジーで、パフォーマンスを極限まで高めたS-Works EXOS 99シューズは、あなたのお気に入りの機材の仲間入りすることは間違いありません。最高の製造技術を取り入れたその重量は、わずか100グラム弱(サイズ42)。軽さを重視したからといって、他の性能が台無しになっているわけではありません。繊維を異なる方向に並べて接着した多方向カーボン製プレートから、シューレースの素材やパターンに至るすべてが、考えつくされて選ばれています。スペシャライズドの最高傑作であるこのS-Works EXOS 99シューズは、世界500足の数量限定モデルとなります。

スペシャライズド史上、
最軽量のサイクリングシューズ

1グラムたりとも見過ごさない
わずか99グラムのシューズを作るために、Dyneema™(ダイニーマ)という航空宇宙産業で用いる素材を採用。Tarmacの開発に携わり、ルールに縛られない自由なデザインを生み出せるエンジニアの力を結集しました。ヒールカウンター(踵周りのサポート) のデザインを見直し、トウボックスを排除。そしてTarmacの開発と同じだけの時間をかけてカーボンを1層ずつ解析することで、たった50グラムのカーボンアウトソールを開発しました。不要なあらゆる素材を削ぎ落とした結果、スペシャライズド史上、最軽量のシューズが誕生しました。

不要なたわみを徹底排除。
一切の犠牲なしに実現させた剛性

非伸縮性Dyneema™(ダイニーマ)アッパーなどの素材を用いてヒールを包み込むことで、秀逸なパワー伝達性能を実現。さらに、S-Works モデルと同等クラスの剛性指数を持つ50グラムのアウトソールを組み合わせ、軽量なシューズから最大限のパワー伝達性能を引き出しました。このシューズをわざとたわませようとしてもびくともしません。

アダプティブサイエンス
包み込む快適さ

S-Works EXOS 99シューズは性能を追求しただけでなく、とても快適性なシューズに仕上がりました。人間工学に基づいてデザインされ、科学的に検証されたBody Geometryの特徴を採用。つま先の形状に沿い足全体を包み込むDyneema®製エクソスケルトン(外骨格)構造を採用し、まるで足袋を履いているかのような比類ない快適さを実現しました。その上、足全体を均等に締め上げる軽いシューレースも採用したので、快適さが1日中続きます。

○製品詳細
商品名:S-WORKS EXOS 99 価格:68,000(税抜) カラー:ロケットレッド サイズ:40~46(0.5刻み)、47、48、49
※世界限定500足。販売店にて事前予約販売。
スペシャライズド取扱店リスト: http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/retailer/retailerlist.aspx

 

150グラム
S-Works EXOS
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S-Works EXOSシューズは、スペシャライズド史上最軽量のサイクリングシューズ(限定品のEXOS 99を除く)。あらゆるスポーツのシューズの重量を調べたところ、S-Works EXOSシューズの150グラム(サイズ42)と同程度の軽さを誇るのは、いくつかのニッチなスポーツで使用される、極端なモデルだけでした。4年もの間、開発チームは軽さにこだわり続け、1つのBoa®ダイアルだけで足をホールドさせるデザインにようやくたどり着きました。これによりスペシャライズドのワールドツアーアスリートが求める素早い調整を可能にしつつ、このシューズの驚くべき軽さに貢献しています。

レース仕様の軽量シューズ

1グラムたりとも見過ごさない
わわずか150グラムのシューズを作るために、Dyneema™という航空宇宙産業で用いる素材を採用。Tarmacの開発に携わり、ルールに縛られない自由なデザインを生み出せるエンジニアの力を結集しました。ヒールカウンター(踵周りのサポート)のデザインを見直し、トウボックスを排除。そしてTarmacの開発と同じだけの時間をかけてカーボンを1層ずつ解析し、カーボンアウトソールを開発しました。

不要なたわみを徹底排除
安心感がある剛性の高さ

非伸縮性Dyneema™アッパーなどの素材を用いてヒールを包み込むことで、秀逸なパワー伝達性能を実現。また、確かな固定力のBoa® IP-1ダイアルを採用し、シューズとの一体感をより高めつつ、パワー損失は最小限に抑えられています。これらの特徴に他のS-Works モデルと同等クラスの剛性指数を持つ66グラムのアウトソールを組み合わせ、驚異的に軽いシューズから最大限のパワー伝達性能を引き出しました。もちろん、スペシャライズドのワールドツアーアスリートたちが開発に携わっていますので、その剛性の高さは彼らのお墨付きです。

アダプティブサイエンス
秀逸な快適性

快適さはレースに向けた性能の中で後回しにされがちですが、長時間のライドで最高のパフォーマンスを発揮するには必要です。S-Works EXOSシューズではパフォーマンスを追求しつつも、人間工学に基づいてデザインされ、科学的に検証されたBody Geometryの特徴を採用。まるで足袋を履いているかのように足全体を包み込むエクソスケルトン(外骨格)構造により比類ない快適さを実現しました。素早い調整を可能にする信頼性の高いBoa®ダイアルとの組み合わせで、高い快適性が長く続きます。

○製品詳細
商品名:S-WORKS EXOS 価格:48,000(税抜) カラー:ブラック、ホワイト サイズ:39~44(0.5刻み、ホワイトのみ36、37、38、38.5の展開あり)

 

 

 

「軽量性は永遠のテーマだ。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

PI Winter Style & Winter “ VISION ”

パールイズミFALL/WINTER 2019が発表となった。

パールイズミは、日本のサイクルウエアブランドだ。昨今、海外の競合ブランドが犇めく中、ジャパンブランドとして、高い機能でリーズナブルなウエアを開発している。日本のブランドというと、「質実剛健」堅いクウォリティの反面、デザイン性などに好みが出る。そんな中で、ジャパンクウォリティと洗練されたデザインを融合させているのがパールイズミだ。逆に言えば、デザインは洗練されていて当たり前、本来の「モノ作り」として、いかにクウォリティを高められるかが重要となる。あくまでもアクティブなサイクルウエアとしての「快適性」が大前提であることは言うまでもない。今回のFALL/WINTERのテーマは、「着る人の個性を引き出すシンプルなデザイン。」「身体に五感に心地よくフィットするウエア。」としている。心地よくフィットするためには、どのような仕組みがあるのだろうか。

■TOPIC 1:ブランドの未来を指し示すコンセプトモデル冬の “ VISION ” 登場。

■TOPIC 2:トップスレースフィットのラインナップが大幅拡充。

■TOPIC 3:プレーンなデザインと合せやすいカラー。ウィンドブレーカーがリニューアル。

■TOPIC 4:コーディネートしやすく、ますます使いやすい。グローブラインナップが充実。

トピックスは上記の4つだ。中でもVISIONは、究極のコダワリを感じる逸品だった。今回の注目商品でもあり、主に、それらについてレポートしている。

まずは、生地を二重構造としていることが挙げられる。外側と中の内側素材は、独立しているのだ。これにより、動きに制限がなく、突っ張りのない自然な柔らかいフィット感となっている。突っ張りがないため、ウエアを大きく作る必要もなく、自然なタイトフィットを実現、今までにはなかった、着心地が出来上がった。見た目は「薄手」に見えるが、VISIONウィンターアンダーと組み合わせて「0℃」対応となっている。

素材はイタリア製を使用している。イタリア製は、色や柔らかさが特徴で、アイテムの性格に合わせ、国産と使い分けているのもパールスタイルだ。イタリア製の生地は、黒一つにしても何種類もある。黒一色のこのアイテムだが、色合いを変え、シンプルな黒の中に絶妙な切り返しが、高級感を醸し出している。

実際の試着感だが、やはり柔らかく、軽い感触だった。ストレッチ感が良い。とにかく、着用時の「モコモコ感」がなくスッキリタイトな感じがサマージャージ来ているようだった。

前身頃の裏側には、吸湿発熱素材「コンフォヒート」を配し、寒さを軽減している。

ジャケットの裏側。背広のスーツと同じように、縫い合わせを身体に当らないよう、内側にしている。

後部のポケット、裾周辺は、雨上がりなどの泥はねに対応し、簡易防水となっている。完全防水ではなく、逆に水抜き穴も配されている。撥水素材のため汚れも落ち易い。

手首がルーズフィットとなり、動かしやすく快適。

裾のシリコンテープを浮かせるようにし、ずり上がりにくくして、着た時の見た目をスッキリとさせてくれる。

背面内部の中央に配したメッシュで不要な伸びを抑え、バックポケットにモノを入れた時に伸び過ぎない。

パターンナーのコダワリを感じるカット。柔らかなフィット感と動き易すくなっている。

ペダリング時に抵抗を抑え、動き易さを考えたカット。

タイツにもコンフォヒートを腿、下腹部、腰などの風の当たる前面の内側に配している。

VISIONシリーズのサブアイテムだ。アンダーとグローブはニューリリースとなる。

とにかく良く伸びるのだ。そして、メッシュに凹凸があり、ドライ感と保温性を高めてくれる。

トップスのレースフィット、ベーシックフィットのラインナップが充実している。シンプルな配色、幾何学模様など、近くで見るイメージ、遠くからのイメージが違う面白さを感じる。

ウィンドブレーカーも刷新。生地のストレッチ性が高いためタイトフィットとなり、バタつきがない。一見ジャージにも見えるウィンドシェルを採用している。レースでの使用を想定したモデルだ。最後の写真は、調整用として携帯性のある便利なアイテムだろう。80gと超軽量には驚きだが、「大事なことは耐久性」とのことだった。それもクリアした優れモノだ。

トピックスの最後は、薄手で防風モデルをコーディネートし易くラインナップされている。冬場グローブは指先の感覚が重要、保温力を求めながらも操作性も両立させなければいけない。

レディスアイテムにも余念がないのがパールイズミ。シンプルなデザインはそのままにフィット、追加カラーなど充実。写真のブルー(ナイル)はとても上品で美しいカラーだった。

カジュアルラインのパンツは、「ランパン風」となっているのだが、「ランパン」を期待したい。

その他、サングラスが通せるウォームキャップ、スポットのデザインジャージ、そして、トライアスロンウエアが作れるオーダーシステムなど、様々なプロダクトが揃うパールイズミだった。

 

 

「ジャパンブランドの徹底したコダワリMONO!

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

 

GERONIMO COUNT KONA 2018 ❝ SUB10 ❞ Bikes

KONAで開催されたアイアンマンワールドチャンピオンシップで使用されるバイクのGERONIMO COUNTを行った。

KONAは、トライアスロンバイクのデータベースだ。トッププロに使用させる最新機材からエイジ選手に多く使用される機材まで、トライアスロン機材、用品の各メーカーはそのトレンドに注目、開発を行っている。特にバイクの使用率は毎年大きく話題になり、次期購入バイクの参考にする人も少なくない。

すでに全体のバイクカウントは、発表されているので、「その先」を分析してみた。今回、チェックしたのは、全体のバイクシェアではなく、「SUB10」選手のバイクに注目している。SUB10とは、マラソンで言うSUB3に当るもので、アイアンマンレースにおいて10時間を切ることが、ステイタスであるということだ。SUB10の10時間を単純に分けると、スイム1時間、バイク5時間30分、ラン、3時間30分、ということになる。また、トランジットも必要なので、その分更に時間短縮が必要になるということだ。一言で言えば「半プロ」レベルということになる。バイクタイムだけではなく、トライアスロンとしてのタイムから見ているのは、バイクの走りがランに大きく影響するからだ。あくまでも「バイク+ラン」で走れてこそ、真の評価となる。

その速いエイジ選手たちが選ぶバイクはどうなっているのか。全体と違う傾向が見られるのか、調べてみた。

結果は、下記の通りだった。

順位 ブランド 台数 比率 全体 比率
1 cervelo 101 13.9% 480 21.0%
2 TREK 80 11.0% 258 31.0%
3 SPECIALIZED 63 8.7% 202 31.2%
4 FELT 62 8.5% 178 34.8%
5 CANYON 52 7.2% 132 39.4%
6 SCOTT 49 6.7% 111 44.1%
7 BMC 46 6.3% 118 39.0%
8 ARGON18 44 6.1% 113 38.9%
9 GIANT 36 5.0% 98 36.7%
10 ceepo 21 2.9% 69 30.4%
10 QR 21 2.9% 97 21.6%
その他計 141 19.4% 509 27.7%
不明 4 0.6% 11 36.3%
未確認 7 1.0% 9 77.7%
121 合計 727 100.0% 2385 30.5%

※Counted by Triathlon GERONIMO

全体の順位とほぼ変わらない結果となったが、着目すべき点は、全体に対するSUB10比率だろう。サーヴェロは全体台数もSUB10台数も1位だったが比率は低い。一方、キャニオン、BMC、アルゴン18は40%近く、スコットにおいては44%にも達している。速い選手が使用する傾向が強いと言うことができる。

この4ブランドとは、どんなブランドなのか。

【CANYON】

キャニオンは1996年創業のドイツブランドだ。ツールドフランスでは、モビスターやカチューシャをサポートしている。やはりキャニオンは、4年連続のウィナーズバイクのイメージが強いだろう。通販のみの販売方法をとるなど異色のブランドでもある。商品検査は、CTスキャナで、厳しく行っているなど、独自のスタイルが特徴。2014年では、僅か24台の使用台数だったが、2018年では、130台までになっている。

写真のモデル(Speedmax CF SLX)は、2015年のKONAでデビュー、ハイドレーションが一体の標準装備となり、シートアングルなども含め、「トライアスロンバイク」としての完全参入となったモデルでもある。そして、フロデノが使用し、いきなりウィナーズバイクとなっている。当時はまだプロトタイプとされていて、完成度は低かったが、その後、活躍の通り完成された。

【SCOTT】

スキーで有名なスコットは、1958年創業のブランドで当初はアメリカブランド、1978年よりスイスブランドとしている。自転車は、1986年に参入している。スコットの歴史において、何と言っても外せないのが、「DHバー」を生み出したメーカーであったことだろう。現在は、オリジナルの生産はしていないが、「トライアスロンカラー」の強いブランドでもあった。2008年には、スタッドラーがPLASMA2を使用し、その後、バイクの強い選手をサポートし、そのイメージを築いた。そして、2014年キーンルによってついにウィナーズバイクとなった。

写真のモデル(PLASMA5)は、ヘッド周りが特徴的となっている。初期型のSHIVやTRINITYに似たようなデザインだ。ただ、決定的な違いは、単なるフェアリングではなく、樹脂で出来たドリンクシステムそのものとなっている。これは、プロファイルと共同開発したものだ。SHIVの内蔵型フューエルシステムに対し、フレーム一体化システムと言える。基本的なところになるが、フレームは、もちろんHMXのハイモジュラス仕様。そして、フレームの各部位によって断面形状を変化させている。これは、人間の動きを含め、気流の特徴を加味し、エアロダイナミクスを高めるコンセプトなのだ。

【BMC】

BMCは、1986年創業のスイスブランドだ。現在の流れになったのは、2001年で、実質ここからがBMCの歴史と言える。今や押しも押されもせぬブランドのイメージだが、実は新しい。当時言われた新興メーカーの一つで、サーベロと時期が被る。ややサーベロには遅れたが、現在は肩を並べている。2004年のTimemachineTT01の鮮烈デビューがターニングポイントだったのではないだろうか。技術とそのこだわりの集大成がTT01というカタチになってアピールしたのだ。そして、2011年、7年の時を経て、TM01がデビュー、大人気となった。

写真のモデル(Timemachine01)の特筆すべき点は、BMCのよりトライアスロンへの注力が伺えることだ。先述の通り、前作で完全にトライアスロンバイクとなったTM01が、エアロダイナミクス、ストレージ、パッキングなど、明確にトライアスリートをターゲットとしていることだ。まず、外観上は初代の流れを汲みシャープなデザインとなっている。前作に比べ、インテグレーテッドの強化が図られ、ケーブル類はほぼ収まっている。スイスの空力学のサウバーエンジニアリング社との共同開発により、前作よりも、バイク単体で、ヨー角20度で20%、ライダーが乗った状態で12%のエアロダイナミクス向上となっている。

これらのバイクの共通点として、剛性の高さが挙げられるだろう。バイクエリートの使用を想定しているかのように思える。ここで言うエリートとは、単に脚筋力、持久力だけではなく、剛性に対応する回転力や適正なギア比の選択などのスキルも合わせ持つ選手のことだ。昨今、軽量化とともに、剛性化も進んでいる。高い剛性によるレスポンスの良さなどメリットを生かし、デメリットをカバーするためにも、回転力や機材チョイス、操作など、総合的なスキルが要求される。トレーニングだけではなく、広くバイクに関わることこそが、バイクパフォーマンスを上げることになる。

次にSUB10選手が選んだモデルは何だったのだろうか。ブランドは明確に分かれるのだが、モデルのコテゴライズは、定義が必要となる。モデル名が異なっていても同フレームを使用している場合もある。同形状でマテリアルが異なる場合、当然、現行と旧型は分けている。大きくは、形状=エアロダイナミクスとしての分類となるだろう。

SpeedConceptは、7シリーズと9シリーズがある。IAも3種類のカーボングレードがある。現時点では、旧型となるが、前作SHIV(New SHIVと並行して販売中)もS-WorksとExpertの2グレードが存在する。サーヴェロのように完全に型を分けている場合、新型が出て間もない場合は、ブランドとして使用率が高くても、モデルによって分散してします。あくまでもそれらを前提に踏まえた中での話であることは、あらためて確認したい。タイミングということだが、「今」この瞬間の人気モデルを割り出してみた。

結果は、下記の通りだった。

順位 ブランド モデル 台数 使用率
1 TREK Speed Concept (9&7) 74 10.2%
2 FELT IA 54 7.4%
3 SPECIALIZED SHIV (内S-WORKS 30台) 50 6.9%
4 cervelo P5 39 5.4%
5 SCOTT PLASMA5 39 5.4%
6 cervelo P3 & P2 (クラシックP含まず) 36 5.0%
7 GIANT TRINITY (2nd) 32 4.4%
8 ARGON18 E-119TRI (内TRI+24台) 31 4.3%
9 CANYON SPEEDMAX CF SLX 24 3.3%
9 BMC Timemachine01 (2nd Gen.) 24 3.3%
その他計 313 43.1%
不明 4 0.6%
未確認 7 1.0%
121 合計 727 100.0%

これが、今、世界のSUB10アイアンマンが使用しているバイクだ。

モデルで分ければ不利になるブランドもあるが、選手がそのレースで選ぶバイクは1台のみ。今年のKONAのエリートバイクだ。

【TREK Speedconcept】

2013年リリース(2014年モデル)現行モデル

トップエイジが最も多く使用するトライアスロンバイクとなった。2010年リリースの第1世代Speedconceptからマイナーチェンジを受け、この第2世代へと繋がっている。第1世代からのKVFデザインで高いエアロダイナミクスを持ち、第2世代で徹底したフューエル&ストレージに取組んだ。フューエルは、2011年のSHIVがリードしたが、ストレージでは、このモデルがその強いイメージを持ち、その後の各社のトライアスロンモデルの要素として定義付けられたと言えるだろう。

現在、5シーズン使用されているため、モデルチェンジも期待されている。当然、ディスクブレーキ化と更なるエアロダイナミクスの向上が図られるはずだ。そして、ユーザビリティも同様だろう。

【FELT IA】

2013年リリース(2014年モデル)現行モデル

2013年のKONAデビュー以来、6連勝中(女子)のスーパーバイクだ。今年は、ディスクブレーキ仕様も発表され、実戦投入されている。13年リリース直前までSHIV同様の「ハイドレーションシステム」を持つバイクとして、予定されていたが、最終型ではなくなっていた。現在のデザインは、主流とやや異なるダイナミックでボリューミーなダウンチューブとシートチューブが特徴的だ。重そうに見えるがFRDシリーズの軽量性は十分だ。また、ほぼステーレスに近い、低くデザインされたシートステーもIAの特徴で、その後の他社のデザインにも影響をもたらしている。

これも現在、5シーズンを終えた。ディスクブレーキ仕様が登場し、微妙だが、やはりモデルチェンジに期待がかかる。第1世代で「お蔵入り」となったハイドレーションも再度挑戦してほしい。

【SPECIALIZED SHIV】

2011年リリース(2012年モデル)前作モデル(継続)

トライアスロンバイクの代表格と言えるだろう。2011年のKONAでの世界同時発表にて、センセーショナルにデビューしたSHIVだ。特にハイドレーションシステムが話題となり、現在の各社トライアスロンバイクにも影響を与えてきた。KONA女子6勝のバドマンが使用していたキャットCHEETAHなど、ハイドレーションを内蔵するバイクは以前にもあったが、量産型としては、世界初となり、現在までも唯一無二のシステムとなっている。そして、KONAデビューと同時にアレキサンダーにより、ウィナーズバイクとなっている。

今年のKONAでは、第2世代のNew SHIVがローンチされ、更なるAERO、FUEL、FITを高めている。

関連記事:http://triathlon-geronimo.com/?p=29008

【cervelo P5】

2012年リリース(2013年モデル)現行モデル

KINGサーヴェロで最も多く使用されているモデルだ。他社トライアスロンモデルは、同形状で異素材などが多いが、サーヴェロはモデルタイプを多く持つため、モデル別の使用率では分散してしまう。シーポなども同様のことが言える。全体では、P3が最も多いが、現行と旧型があるため、現行で見ると、やはり全体でもP5が多い。2016年KONAで世界同時発表となったP5Xが登場し、当初はドロップかと思われていたが、現在では、Pシリーズとは別にPXシリーズを立ち上げ、「トラディショナル」のPと「異型」のPXのトライアスロン2ラインとなり、ユーザーのニーズに対応している。

P5は、年明け早々にフルモデルチェンジし、「New P5 Disc」となる予定だ。今年のKONAで最終調整が行われていた。もちろんPXもシリーズを立ち上げているには、「意味」がある。

【SCOTT PLASMA5】

2014年リリース(2015年モデル)現行モデル

トップ5の中では最も新しいモデルとなる。PLASMA5の「5」はグレードを表している。1から存在するが、4のみ下位グレードに設定されたため、実際は第4世代のPLASMAということになる。スコットのバイクは、バイクのスコット、素材の東レ、パーツのシマノの3社により誕生している。現存のトライアスロンバイクの中でも最も競技志向の強いバイクの一台と言えるだろう。特にトップエイジからの支持は強く、プロサポートもバイクの強い選手をサポートする傾向がある。SHIV同様に、KONAデビューと同時にキーンルにより、ウィナーズバイクとなっている。

PLASMA5は、現在、4シーズンとなった。完成度の高いバイクだが、ディスクブレーキ化傾向の中で、モデルチェンジが期待される。同社のFOILもディスク化しているため、可能性は十分あるだろう。

どのバイクを選ぶにしても「フィット性」が極めて重要となる。特に、KONAでもDHバー周辺の「カスタム化」が進んでいる。その理由は、サドルと同じだ。「サドルを交換する理由は。。。?」ということになる。DHバーは、パーツだが、フレームの一部と考えても良い。より自身に合ったバイクの選択とともに、全体のフィッティング、そして、パーツのフィッティングが重要になる。バイクの進化とともに、パーツもより一層の進化が期待される。長距離ライドとなるアイアンマンでは必須だ。

また、各エイジ別で使用されているバイクは?、女性に最も使用されているバイクは?KONA発信の情報は面白い。

 

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「既成のバイクをいかに自分のものにするのか、トレーニングだけしていれば良いわけではない。バイク機材についても考えてみよう!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【SPECIALIZED】公式ブログ企画「New SHIV Debut ~ アイアンマンの聖地、KONAで求められるバイクとは ~」

先月開催されたアイアンマンワールドチャンピオンシップでローンチ、実戦投入されたNew SHIV。満を持して7年振りのモデルチェンジとなったNew SHIVとは、どんなバイクなのだろうか。スペシャライズド公式ブログにてその全貌と意味をお伝えしている。

・KONAとは。

・アイアンマンで求められるバイクとは。

・New SHIV とは。

・実践投入

・最後に。

★詳細記事:スぺシャライズド公式ブログ

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■  New SHIV Launch ( Photo ver.)

【メーカーNEWS】NEW SHIV S-WORKS DISC 発売

■  IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 2018

 

 

 

「New SHIV の活躍が期待される!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

❝ You are an IRONMAN ❞

世界最高峰のトライアスロン、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP でエイジ選手がフィニッシャーになることとは。

1978年初のトライアスロンレースとして生まれたIRONMANはトライアスロンの原点だ。他にない「特別なレース」であることは言うまでもない。ただ、このステージに立つことは簡単ではない。ほんの一握りの選手のみがその出場を許される。そのために、毎日毎日、トレーニングを積み上げる。もちろん、プロ選手ではないので、フルタイムワーカーが、限られた「時間」と対峙しながら、「効率性」を追求し続ける。時間を無駄にしたくない。同じやるならより効果が見込めることに注力したい。もう単なる「趣味」ではない。良いと聞いたことは即実行、やれることは何でもやる。そんな前向きなトライアスリートたちだ。プロではないので仕事ではないが、遊びとも言えない。大人が真剣に取り組む何かがある。それほど熱くさせるトライアスロンがIRONMANだ。

このレースに出る選手は、IRONMANは何度も出ている。何度も完走している。そんな猛者たちがフィニッシュで見せる表情は、初めてロングを、初めてIRONMANを完走したかのように最高の表情で飛び込んでくる。やはり、特別なレースなのだ。

 

 

 

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「Congratulations !」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka