ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜 2025(エリート)Race Result

今年の横浜が終わった。

15回目の記念大会も大雨に見舞われた。時折小雨となったが、終始雨となり、特に午後の男子の時間は強く降っていた。上がったのは、競技が終了し、男子の表彰式の時だった。バイクでは例年通り「雨仕様」のコースに変更され、慎重に走っていたが、女子の#22ボーグラン(パリオリンピック金メダリスト)が落車のためDNFとなっている。

男子優勝は、オーストラリアのハウザーで昨年2位からの制覇となった。スイムを2位で上がり、バイクでは後方につくことが多かったが、ランラップ1位の走りで一気にスパートをかけ、ビラサ、イダルゴを振り切り、三つ巴を制している。女子優勝は、ルクセンブルクのルエールで初優勝となった。こちらもスイム2位で上がり、バイクは積極的に引っ張っていた。ランでもラップ2位でカバーしている。

日本人1位は、男子がニナー賢治、女子は高橋侑子の両エースとなった。

リキャップのレポートは、後日アップ予定。

男子優勝、#1マシューハウザー(AUS)
日本人男子1位、#15ニナー賢治

■Result(エリート男子)

女子優勝、#6ジャンヌルエール(LUX)
日本人女子1位、#29髙橋侑子

■Result(女子エリート)

 

 

 

「雨のため、ギャラリーは減ってしまったが、今年も素晴らしいレースを観せてもらった」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【取材予定】 ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜 2025(エリート)

今年も国内最高峰のオリンピックディスタンスが開催予定となっている。

ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ(WTCS)とは、オリンピックディスタンスをメインに年間チャンピオンを決める全8戦(2025年)のシリーズ戦で競われる世界最高峰の大会となっている。

WTCS今シーズンの第2戦となる横浜大会は、今年で15回目の記念大会を迎える開催回数の多い注目大会でもある。大会はエリートとエイジのカテゴリーで開催され、初日は、世界のトップエリート選手のスピードとパワフルな走りが見応えとなり、2日目はエイジ選手が同会場でコースは異なるが、出場することができる人気大会となっている。

今回のエリート選手は、男子49名、女子42名の合計91名の選手が出場予定。男子はWTCSランキング2位のマシュー・ハウザー選手(オーストラリア)がゼッケン1で出場、女子はWTランキング1位であり、パリオリンピックチャンピオンのカサンドル・ボーグラン選手(フランス)が出場するエキサイティングな展開が予想される今回の大会だ。

日本人男子選手は7名出場となる。ニナー賢治選手がゼッケン15で出場する。現在の日本人トライアスリートにおいて、最も世界レベルで戦える選手だけに、大きな注目が集まっている。その他、#29安松青葉選手、#31北條巧選手、#35佐藤錬選手、#43定塚利心選手、#45大島拓人選手、#46吉川恭太郎選手が出場、など男子勢の活躍を期待したい。

日本人女子選手は8名出場となる。#20平泉真心選手、#29高橋侑子選手、#30林愛望選手、#33中山彩理香選手、#34酒井美有選手、#36佐藤佳子選手、#39佐藤姫夏選手、#41武中香奈枝選手が出場、天候も加味した地元のアドバンテージを活かしてほしい。

さて、会場となる「YOKOHAMA」は、異国情緒のある観光スポットとしても人気の高い場所だ。国際大会の開催場所としては最も相応しい理想的なロケーションとなる。一方で、そのような会場での開催のハードルは極めて高いと言えるが、見事に人気大会となり、継続されていることは素晴らしい。

横浜大会は雨に見舞われることが多いのだが、今年も雨予報。気になるのは落車だ。もちろん、選手たちは、横浜大会での落車の危険性の高さは事前に織り込み済みではあると思うが、まずは無事なレースを祈念したい。

■開催日 2025/5/16(土)~17(日)

■競技

  • 16日(土):エリートパラトライアスロン、エリート
  • 17日(日):エイジトライアスロン(パラトライアスロン、スタンダード、スプリント、リレー)

■大会サイト

ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜2025

■放送スケジュール

  • 【NHK BS1】5月17日(土)エリート女子10:05~/エリート男子23:55~(録画)
  • 【Triathlon Live】https://www.triathlonlive.tv ※要サインイン(エリートパラ6:20~/エリート女子9:46~/エリート男子12:31~)
  • 【エイジグループ記録速報】https://systemway.jp/25yokohama

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★咋年のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=50261

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「世界最高レベルのレースが手軽に観戦できる国内唯一であり、トライアスリートの魅力を再認識させられる大会。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

MIYAKO 25

■Contents

MIYAKO25 GERONIMO COUNT

MIYAKO 25 Race Result Breaking news

MIYAKO 25 Before the race

MIYAKO 25 Press Conference etc.

【取材予定】第39回全日本トライアスロン宮古島大会

MIYAKO25 GERONIMO COUNT

宮古島のバイクカウントとなる。昨年1位復活となったサーヴェロが今年も200台オーバーで1位だった。

このカウントも11年目となったが、激動の10年だった。バイクメーカーによって注力度や考え方の特徴が表れ、選手はどんなバイクを選ぶべきなのか、また、価格高騰も現実的に大きな検討課題との声も聞こえてくる。購入については色々考えさせられたのではないだろうか。それだけに選手の選んだバイクが語っているものも見えてくる。

バイクの新規購入のタイミングは年3回程度の波があるだろう。やはり、シーズン皮切りの宮古島に向け、「新調」する傾向が大きい。次に宮古島で他の選手のバイクを見て感化され、遅ればせながら購入検討。そして、シーズン後半となる佐渡やアイアンマンに向け、検討に入る。そんな流れから見たときに注目が集まるのが宮古島で使用されたバイクということになるのだ。

今回チェックインされたバイクは1402台(不明、未確認などを除き1363台が有効数)。そのトップ5は、サーヴェロ、トレック、シーポ、スペシャライズドまでが4強、続いてキャニオンがランクインしている。この5ブランドで60%以上を占めていることは、完全な一極集中的な状態であり、トライアスロンバイクへの「参入」の難しさと言い換えることができる。

Counted by Triathlon GERONIMO

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■使用台数

第1位 サーヴェロ 214台 ⬆️(昨年204台)
昨年返り咲きの1位となり、それを守ったカタチになる。総数214台、トライアスロンバイク195台、ディスクブレーキ仕様の現世代136台、など完全制覇となった。グローバルでも国内でも強豪エイジに支持される「P5」が象徴的となり、ブランドイメージを引っ張っている。昨年モデルチェンジとなったP5はまさに「ブラッシュアップ」と言える仕様となり、完成度を上げている。
第2位 トレック 193台 ⬆️(昨年159台)
総台数を大きく伸ばし、4位から2位へ浮上している。Speedconceptは、明らかに増えたように見えたが、実数以上に多く感じられた。カラーリングを含めた存在感や国内における定番トライアスロンに位置付けられた感がある。トレックはロードも多いのが特徴だが、トライアスロンバイクだけが全てではなく、総合力のポイントが高い。
第3位 シーポ 173台 ⬆️(昨年165台)
昨年の3位をキープだが、台数は伸ばしている。特徴はサーヴェロに似ていて、総数、トライアスロンバイク、ディスクブレーキ仕様など、各ポイントが高い。近年のVIPERや新型KATANAなどはシンプルでシャープなデザインを採用、軽量化も重視されながらディテールはこだわりのデザインが随所に見られるクウォリティとなっている。また、小柄な女性トライアスリートの選択肢として絶対的な地位となっている。
第4位 スペシャライズド 170台 ⬇️(昨年178台)
2位から4位へ落としているが、トライアスロンの後継モデルがリリースされないことが大きく影響しているだろう。ただSHIVは2019年リリースながら色褪せることなく、その存在感は十二分の現役選手だ。WTCS横浜大会などでも周知の通りだが、例年トップシェアを誇るスペシャライズドだけに、トライアスロンへの注力は変わらない。
第5位 キャニオン 85台 ⬆️(昨年73台)
現時点で4強に離されているが、昨年より伸ばし、特筆すべくはトライアスロンバイク比率がサーヴェロに次ぐ高さとなり、新型率は1位となっていることだ。つまり、今後トライアスロンで伸びていく可能性が高い。すでにグローバルでの勢い実績として出ているだけに、国内の反応はやや遅いと言っても良いかもしれない。「5強」体制を期待したい
第6位 フェルト 57台 ⬇️(昨年66台)

第7位 ジャイアント/リブ/カデックス 48台 ⬇️(昨年56台)

第8位 キャノンデール 44台 ⬇️(昨年48台)

第9位 ピナレロ 36台 ⬆️(昨年35台)

第10位 BMC 30台 ⬆️

  • その他66ブランド合計 305台
  • 不明 8台
  • 対象合計 1363台

 

  • ※オフィシャルツアー分25台除く
  • ※未確認14台除く

■現世代台数(ディスクブレーキ仕様)

安定のサーヴェロ人気
  • 第1位 サーヴェロ 136台(63.6%)
  • 第2位 トレック 100台(51.8%)
  • 第3位 スペシャライズド 98台(57.5%)
  • 第4位 シーポ 95台(54.9%)
  • 第5位 キャニオン 65台(76.5%)

単なる台数の意味はない。新型の使用率が重要となる。やはり新しいバイクでの人気がどうなっているかが、最大のチェックポイントと言える。ここでの「新型」の定義は「ディスクブレーキ」モデルで見ている。ただ、サーヴェロのP5Xのデリバリーは2017年、スペシャライズドのSHIVは2019年となり、新型というよりは「現世代」と言った方が良いかもしれない。

絶対台数の多いサーヴェロだが、現世代のバイクもダントツとなっている。ブランドイメージとともに、エイジ選手の実績が功を奏しているのだろう。また、キャニオンの新型率の高さは「人気急上昇」と言えるだろう。

■トライアスロンバイク比率(カッコ内は同メーカー内シェア)

トライアスロンバイク「専門」キャニオン
  • 第1位 サーヴェロ 195台(91.1%)
  • 第2位 シーポ 142台(82.1%)
  • 第3位 スペシャライズド 109台(64.1%)
  • 第4位 トレック 100台(51.8%)
  • 第5位 キャニオン 77台(90.6%)

トライアスロンバイク比率は過去最高の59.8%を記録している。この10年で約10%増えている。そのスピードが早いと言えるかどうかは別だが。一方で高齢化や競技への取り組み方など多様化の中で、必ずしもトライアスロンバイクにする必要はない。逆にトライアスロンバイクは難しいバイクであり、乗りこなすためには練習量やポジションの見直しなど、こまめな対応が本来必要となる。

非の打ち所がないサーヴェロだ。トライアスロンのサーヴェロが強調される結果となっている。それに次ぐシーポもトライアスロン専門ブランドとして、健闘している。そして、ここでもキャニオンの9割越えは今後の動きが気になる注目株という状況が見てとれる。

■現世代モデル別使用台数(人気モデル・フレーム)

不動のShiv
  • 第1位 スペシャライズド Shiv DB 2019~ 63台
  • 第2位 トレック Speedconcept DB 2022~ 53台
  • 第3位 サーヴェロ Pseries 2020~ 50台
  • 第4位 キャニオン Speedmax CFR 2021~ 45台
  • 第5位 サーヴェロ P5 DB 2019~ 44台
  • 第6位 シーポ VIPER DB 2023~ 36台

実際にどんなモデルが人気となっているのか、具体的に知りたいところだが、前提としなければいけないことは販売期間に差があるということだ。その上で見ていかなければいけないが、人はパッと見の印象が残るものだ。昔の話だが、ケストレルがIRONMANのオフィシャルだった頃、「赤の500sci」は多く感じたなどの話を聞いたことがある。

1位のShivは6年経過しているため台数が多いとも言えるのだが、「使われ続けるバイク」という見方もできる。現時点ではどのレース会場でもその存在感は大きく、色褪せず、7年目を感じさせない。そして、2位のSpeedconceptが特筆に値するだろう。販売期間から見ると多いということだ。実際にチェックイン時にもその多さを感じた。特にトレックはカラーオーダーのパイオニアでもあり、特徴的、かつ美しいカラーが目を引いている。

■異形の現在

  • 第1位 シーポ Shadow 14台
  • 第2位 サーヴェロ PX系(5、3、Series)13台
  • 第3位 カデックスTRI 5台
  • 第4位 ダイアモンド 4台
  • 第5位 ヴェンタム One 1台 / エルブス Amanyar 1台 / キャファ 1台

異形を確認してみた。合計で39台あり、その存在感は決して小さなイメージではなかった。特にシーポが目立っていた。そんな風に感じてはいるが、今後も増える傾向はないが、一定数の支持はあるだろう。

個々の性能差は別として、考え方は「エアロダイナミクス」に特化したバイクたちだ。「1本ないし2本パイプが足らないバイク」。トライアスロンバイクでヒルクライムレースには出ないだろう。同様に使用用途が「エアロダイナミクス最優先」のレースで本領発揮となるわけだ。選手の考え方はそれぞれであり、「マルチ性」を優先すればこれらにあらずというだけだ。

一世を風靡した26インチホイールも然り、現実的な生産レベルで見た時に難しいものもあるが、それが正解なのかどうか。今後もより速く、より乗りやすいバイクの追求はし続けるべきだ。つまり、メーカーのパッション次第と言えるだろう。

■サーヴェロ内訳

Pseriesはミドルレンジとして選択できる
車種 モデル ブレーキ 台数
TA P5 2025~ DB 8
  P 2025~   11
  P5   44
  P series   50
  PXSeries   5
  P3X   6
  P5X   2
  P5 RB 11
  P3   29
  P2   16
  P3c   5
  P2c   7
  P1   1
RD S5 2023~ DB 2
  S5   4
  S3   2
  Soloist DB   2
  S5 2014~ RB 3
  S5 2011~   2
  S3   1
  S2   2
  R1   1
サーヴェロ伝説はここから始まった

サーヴェロの中味はどうだったのか。やはりリムブレーキP3の後継に当たるミドルレンジのPseriesが幅広く使用されていた。今後は更に後継のPが増えていくことだろう。次にP5だが、KONAでも同様だが、強豪エイジに使用される傾向が強い。

一方、リムブレーキ世代は減っていくことになるが、サーヴェロの場合、旧モデルが根強く残る傾向がある。ほぼ同じ仕様となるP3とP2を合わせれば45台のシェアとなっていて、これも大きな存在。この2モデルの違いはフォークのみとなる。

そして、全体を見るとほぼ歴代のトライアスロンモデルが出揃っていた。伝説とも言える初代P3カーボンも現役で走っている。生産は終了したが、大きな話題で盛り上げてくれた「異形」のPX系も13台確認できた。

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毎回、このカウントをしていると思うことだが、ブランド数では76、モデル単体で見ればその何倍もの車種から選んでいることになる。「どうやって決めているのだろうか」自身で決定する場合も少なくないと思うが、行きつけのショップからの提案も大きいだろう。競技レベル、身体的特徴や制限、そして、予算などからの判断になる。トライアスロン以外でも使用する場合も加味しているかもしれない。いずれにしても余裕を持って相談することが大切だろう。

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MIYAKO 2025

「宮古に向けた機材の新調は、国内のトレンドに大きな影響を与える」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

MIYAKO 25 Race Result Breaking news

今年の宮古島の勝者が決まった。

総合優勝は古谷純平選手(33)で6時間3分57秒、2位に20分近いの差をつけ、圧勝となった。スイムを35分でダントツのトップとなり、70km地点の東平安名崎では2位との差を9分30秒に広げ、終始トップを守り、パーフェクトなレース展開となった。ショートでは日本の顔の一人であり、昨今のプロ選手の傾向から、期待がかかっていたが、それに応えた。

女子は平柳美月選手(32)で7時間1分41秒で優勝している。レース前の記者会見では、「女子優勝と総合20位以内」と公言していたが、まさに有言実行となった。バイクからトップとなっているが、男子顔負けのバイクが安定したパワーで走り際立っていた。ランも追い上げられていたが、安定した走り、設定していた走りを守り、クレバーとも言える展開を見せてくれた。

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

MIYAKO 25 Before the race

宮古島大会もいよいよ前日となった。

風の強い朝。7時、スイム会場となる前浜ビーチには試泳をするため選手たちが集まっていた。やはり気になる潮流だが、「昨年より強い」と感じている選手が多かった。その後、バイク試走など、明日のレースに向け、最後の調整をしていた。

午後はバイクチェックイン。やはり、ここからがレースが始まることを感じさせる。明るい選手たちだが、「緊張」を隠せない選手も少ないない。当然だろう。ベテランでも完走の保証はない。やってみなければ分からないレース。また、シーズン皮切りとして「レース感」にも不安はあるだろう。

 

 

 

「全員無事完走祈念」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

MIYAKO 25 Press Conference etc.

宮古島の大会が動き出した。

飛行機の遅延など、早々に問題もあったが、選手も集まり始め、いよいよという空気感に包まれて来たようだ。

エキスポ、メカニックブースもオープンし。選手が次々に会場入りしている。そして、17:00から昨年上位の有力選手などによる記者会見が執り行われた。寺澤選手の3連覇なるか、平柳選手の初優勝にも期待がかかる。

 

【取材予定】第39回全日本トライアスロン宮古島大会

今年も宮古島が開催される。

39回目となる全日本トライアスロン宮古島大会。国内5ロングレースの一つで唯一南国で開催される超人気大会だ。参加人数は国内最多級の1500名で開催される。

今回のコースは、昨年と同じ距離となる。スイムは、コースが変更となっている。課題が残るイメージのある宮古島のスイムだが、昨年のM時コースから変則的な四角形のコースとなり、ラスト400mの潮流が厳しそうだ。Islandバイクと灼熱ランのコースは変更なしとなっている。

国内のトライアスロンの皮切りレースとなる「宮古島」。ひと足先に南国のレースを楽しむトライアスリートで盛り上がることだろう。

今年の完走率はどうなるのだろうか。

高齢化や異常とも言える高温など、厳しくなっているが、50代、60代の選手も元気な走りを見せている。単に年齢ではない。トレーニング量、経験がもの言うレースだ。昨年の完走率は77.0%と厳しい結果となっただけに、条件がほぼ同じとなる今大会での注目の一つと言えるだろう。

今年は完走率90%を超えることができるだろうか。

■開催日 2025/4/20(日)

■競技

スイム3km / バイク123km / ラン35km

※詳しくは、http://tri-miyako.com/

■昨年のレポート http://triathlon-geronimo.com/?p=49971

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「2025年も最高の舞台で間もなくスタートする!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

ハイドレーションの重要性 及び【メーカーNEWS】PROFILEDESIGN HSF Aeroflow

主にミドル以上となるが、トライアスロンのバイクパートにおいて給水やサプリ補給は考えなければいけないことが多い。

高速で走るバイク、走行中に安全に、効率良く、補給をすることは、トライアスロンでは必要不可欠であり、補給は「第5の種目」と言って良いだろう。必要なものを定期的に、補給、補充し、減速することなく「余計」な動きを発生させず、エアロダイナミクスを維持、そして、安全に5~7時間走ることが求められる。「ロング完走の極意の一つ」と言える。

何事もメリット、デメリットは存在するが、走行中に止まることのできない、止まるべきではないバイク中の補給対策は、メリットが大きい。もちろん、重量増は気になるところだ。通常ボトルを4本使えば2kg重くなるわけだ。コースや選手レベルによっても変わるだろう。いつもの練習通りの「シミュレーション」を考えた場合、多少の増量でも、「安心感」が違う。

補給といっても「液体補給」と「固体補給」、そして、その中間となる半固体で流動性のあるゾルや流動性のないジェル(ゲル)などに分かれるでしょう。ただ、半個体はパッケージングされているため、固体として扱うことになります。水溶性の高いものは「水分同様」として飲むことでカロリー補給ができる。行き当たりばったり、エイドでもらう個体が本当に良いのだろうか。

ただ、理論上良いことは分かっていてもエイドでもらえるおにぎりやスイカに助けられた選手は少なくないだろう。血糖値の安定など、脂肪燃焼効率、ミネラル成分の維持、筋疲労へのリカバリーなど大事なことは分かっているが、楽しみたい。やはり、自身に合わせ、試し、調整した、補給の飲食とそのためのギアが必要になり、そこへの練習も必要なる。

■補充

長時間(180km)を走行する場合、補給食は全て自前で用意、積載することは可能だが、水分に関しては不可能だ。したがって、ここでは水分の補充についてとなる。昨今ではバイクの専用設計のフューエルシステムが搭載される傾向があり、「トライアスロン専用バイク」としての完成度は高まっている。ただ、その普及はまだ僅かであり、ロードバイクの使用も少なくないため、「後付け」での対応が概ねとなる。

その補充はすでに35年程前から「JetStream」など、ストローで摂取、無くなれば積載中のボトルやエイドでもらったボトルから補充するカタチが取られ、ロングの必須アイテムとなっていた。

■シミュレーション(タイミング)

事前の準備が重要となる。海練も然りだが、今や大抵のことは事前に試したり、確認ができる。ウェットスーツをレース当日に初めて着る選手はいないだろう。同様に「補給のシミュレーション」が必要だ。ハイドレーションのギア自体ばかりでなく、DHポジション走行中の摂取や補充、補給食であれば、何をいつどのように摂取するのか。後述の量とも関係するが、「補給計画」を立てなければいけない。

■量とカロリー計算(残量)

ここが難しい。計画的に摂取できただろうか。摂りすぎ、摂らなさすぎとなっていないだろうか。これこそがレースを左右すると言っても良いだろう。当日の天候や体調などが「想定通り」となれば良いのだが、その時まで分からない。「プランB」を立てづらい課題と言えるだろう。

■走行性(荷重バランス)

DHポジション走行中を前提に考えると、それだけで「前輪荷重」が著しい状態となる。前輪の荷重が大きくなると、高速のストレートは概ね問題ないが、速度が落ちた時やコーナーリングでは不安定となる。コーナーでは狙ったラインが取りづらく、アウト側に膨らむか、イン側に切れ込み過ぎてしまう。タイトなコーナーをDHで曲がる時、すでに体感的に感じているはずだ。

トライアスロンバイクは、ロードバイクと大きく異なる点の一つがそこにあり、DH走行時の安定性を補正をしたバイクだ。それでも限界はあり、前輪及びフロント周りの軽量化が望ましいが、エアロダイナミクスとのバランスを考慮し設計されている。

■クリーニング

使用後、放っておいてはいけない。ほとんどのものが中が見えず、複雑な形状のものが多いため、速やかに洗浄したい。

■エアロダイナミクス(DHポジション)

今や全てのパーツにおいて評価されるエアロダイナミクスだが、ハンドル前方に設置するハイドレーションはその重要性が大きい。その昔、JetStreamが丸型の通常ボトルに近い形状から始まったが、すぐに同社、他社からエアロ形状の製品がリリースされている。

■セッティング

これは「フィッティングそのもの」と言って良いだろう。選手それぞれ、バイクサイズやポジションが異なるが、ドリンクシステムは一定の大きさがある。DHポジション走行時にエアロダイナミクスに影響なく、ストレスも感じない位置にセット出来ているだろうか。完璧とは行かないかもしれないが「落とし所」を上手く探りたい。

■練習

スイム、バイク、ランのことではない。走行中にボトルから補充が安全にできるのか。もし、サドル後部から取り出す場合も大丈夫か。全てが練習と言える第5の種目だ。

■理想と現実

理論や考え方は様々な参考意見や資料があると思うが、大事なことは「事前に試したか」「安心して走れるか」ということになるだろう。練習でやっていないことはレースでもやらない。これが鉄則だ。程度の差もあると思うが、3種目以外にもやることはまだまだある。

■その他

手を離さなくても良い。DHバーが装着されていなくても取付が可能だ。(DHバーに取り付けるタイプを除く)トライアスロンバイクにDHバー、そんなイメージのあるフロントハイドレーションだが、「ロングのための専用品」だけではない。初心者がDHバー非装着のロードバイクでレースに出る時、安全性や速やかな摂取が可能など極めて重宝するアイテムでもある。もちろん、通常ボトルを使った給水も練習はしておくべきだが。

■最後に

書けばいろいろあるが、使わない手はない。より良く有効活用するための参考情報と捉えてほしい。

 

以下、メーカーニュースとなる。

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【プロファイルデザイン/新製品情報】

HSA 800 EVOやHSF Aeroflowなど新型ハイドレーションシステムが続々入荷中

コクピット周りのエアフローを改善|HSF Aeroflow

プロファイルデザイン HSF/Aeroflow ハイドレーションシステムは、トライアスロンやタイムトライアル競技におけるパフォーマンス向上を追求して開発された、革新的な製品です。

このシステムの最大の魅力は、空気抵抗を極限まで低減する洗練されたエアロダイナミクス設計にあります。ボトルをフレームに密着させることで、風の抵抗を最小限に抑え、ライダーのスピード維持に貢献します。そして、重いボトルをバーに取り付けたときのステアリングへの影響を軽減できます。

また、機能性にも優れており、走行中でも容易に水分補給が可能なフレキシブルホースとバイトバルブ、そしてホースを定位置に保持するマグネットシステムを採用。広口キャップは、ドリンクの補充や洗浄を容易にし、日々のメンテナンスも快適に行えます。さらに、多様なステムに対応する汎用性の高さも特徴の一つです。

容量もトライアスロンの距離に合わせて選択可能であり、BPAフリーの安全な素材を使用しているため、安心して使用できます。食洗機対応でお手入れも簡単です。

これらの特徴が融合することで、HSF/Aeroflow ハイドレーションシステムは、競技中のトライアスリートに最適な水分補給と、空気抵抗削減によるパフォーマンス向上を同時に提供します。

ダイレクトマウントデザイン HSF/Aeroflowは3つのサイズがあり、700mlボトルは80mmと105mmのTRIステムに、900mlと1050mlは105mmのTRIステムでのみ使用できます。 いずれの場合も同等の1/seventeenステムとオプションのHSF フェースプレートの組合せでも使用できます。

 

極限までフレームに密着 風の抵抗を最小限に抑え、ライダーのスピード維持に貢献します。そして、重いボトルをバーに取り付けたときのステアリングへの影響を軽減。

HSF/Aeroflow (HSF エアロフロー)

ボトル素材:HDPE
容量:700ml(S)、900ml(M)、1050ml(L)
対応ステム:TRIステム、1/Seventeenステム(オプションのHSF Aeria Faceplate併用)、Aeria Ultimateステム、Wing Ultimate
重量:180g(S)、220g(M)、260g(L)

本体サイズ(長さx幅x高さ):(S)158.5×122.6x145mm、(M)184.2×122.6×174.5mm、(L)184.2×122.6×204.6mm
耐熱温度:75℃
耐冷温度:-40℃
※食洗器対応、BPAフリー、フードセーフ素材使用

税込定価:

  • 700ml/¥20,300-
  • 900ml/¥20,700-
  • 1050ml/¥21,100-

【QUINTANA ROO OFFICIAL SUPPLIER PARTNER OF IRONMAN】

QuintanaRooがアイアンマンの公式パートナーバイクとなった。

QRは、「トライアスロンバイク専門」のメーカーと言って良いだろう。現在はロードバイクもラインナップしているが、圧倒的にトライアスロンのイメージが強い。

大手メーカーのようにジャンルの一つとして、発生したトライアスロンではなく、トライアスロンバイクを作るためのメーカーとして誕生している。過去には大きな流れとなった「26インチ(650c)ホイール」という規格を量産し、「シートアングル78°」の提案などトライアスロンの黎明期から大きな存在感を放つ、まさにアメリカンの「アイアンマンバイク」だ。

QRのバイクと言えば、左右非対称なチェーンステーが特徴的となる。エアロダイナミクスへの取組も独自の発想を持ち、トレンドと融合させながら「USA御用達」のバイクをリリースしている。フラッグシップのV-PRIは、エアロダイナミクス、フューエル&ストレージ、軽量性、走行性などトライアスロンバイクの条件を高いポテンシャルでカバーするバイクに仕上がっている。

やはり、母国アメリカンということで、多くのエイジ選手が使用している。そのエイジ選手へのユーザビリティをより推進されることを期待したい。そして、独自性の強いメーカーでもあるだけにこれからの開発が楽しみなメーカーでもある。

 

以下、メーカーNewsとなる。(アイアンマンからのプレスリリースと同様)

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QUINTANA ROO BUILDS ON SUCCESS OF 2024 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP PARTNERSHIP TO BECOME AN OFFICIAL SUPPLIER PARTNER OF IRONMAN

Quintana Roo to increase presence at European IRONMAN and IRONMAN 70.3 events as the first partner of the new bike partner program

TAMPA, Fla. / CHATTANOOGA, Tenn. (February 11, 2025) – IRONMAN, the global leader in long-distance triathlon, and Quintana Roo, a global leader in triathlon bikes, today announced a new partnership which sees Quintana Roo become an Official Supplier Partner of IRONMAN®.

Building on the successful partnership at the 2024 IRONMAN World Championship® triathlon in Kailua-Kona, Quintana Roo will expand their event presence beyond the United States in 2025, bringing on-site services for Quintana Roo athletes to five signature IRONMAN and IRONMAN® 70.3® triathlon events in Europe, as well as the 2025 IRONMAN World Championship races in Nice (men’s edition) and Kailua-Kona (women’s edition) and IRONMAN 70.3 World Championship race in Marbella. Quintana Roo will also be working closely with IRONMAN to introduce a series of IRONMAN branded tri-bikes designed to maximize the potential of every athlete who chooses to take on an IRONMAN branded event.

The partnership is the perfect marriage between two iconic brands who have a long and storied history in triathlon; IRONMAN, which saw its first race on the shores of Oahu back in 1978, and Quintana Roo, who developed the first bicycle designed for triathlon in 1989. As one of the earliest and most influential bike manufacturers in triathlon, Quintana Roo’s wide range of aerodynamic and practical triathlon bikes have helped thousands of triathletes realize their dream of crossing the finish line at IRONMAN and IRONMAN 70.3 events around the world.

At selected events, Quintana Roo will work alongside IRONMAN to bring its renowned level of on-site personal service at events—already familiar to triathletes at many IRONMAN events in North America—to athletes at races throughout Europe for the first time. Within the IRONMAN Village, triathletes will be able to experience Quintana Roo’s range of triathlon bike offerings and competing Quintana Roo owners will also be able to take advantage of complimentary pre-race safety and gear adjustment service on their bikes ahead of their races.

Quintana Roo will be present supporting its athletes at the following events throughout 2025:

  • IRONMAN 70.3 Alcudia-Mallorca – May 10
  • IRONMAN Hamburg European Championship – June 1
  • Mainova IRONMAN Frankfurt European Championship – June 29
  • IRONMAN Copenhagen – August 17
  • IRONMAN World Championship, Nice (Men’s race) – September 14
  • IRONMAN Wales – September 21
  • IRONMAN World Championship, Kailua-Kona (Women’s race) – October 11
  • IRONMAN 70.3 World Championships, Marbella, Spain – Nov 8-9

Quintana Roo will also be making available for purchase to triathletes worldwide an IRONMAN Edition of its flagship V-PRi triathlon bike, as well as an All World Athlete (AWA) Edition V-PRi, with a colorwayoption available exclusively for purchase to All World Athletes. Triathletes can build and order their IRONMAN Edition bike directly online, and have it shipped to their door—ready to ride.

“This partnership allows us to not only bring to IRONMAN triathletes an expansive range of triathlon bikes designed solely for top-tier performance in multisport, it allows triathletes to experience a special level of personal attention they deserve—an aspect of our brand that has made us unique in a highly competitive landscape,” says American Bicycle Group and Quintana Roo President Chris Pascarella. “The athletes are the true star of the show, and IRONMAN’s care for the athlete runs in parallel with that of Quintana Roo; it’s something that makes this pairing so authentic and seamless.”

As an Official Supplier Partner, Quintana Roo is also the first bike brand to be announced as part of the newly formed IRONMAN® Bike Partner Program which aims to break down geographical barriers when it comes to connecting athletes with bike brands, and support the bike industry in reaching more customers globally. The IRONMAN Bike Partner Program is an exciting new concept that provides bike brands from across the globe with access to the IRONMAN audience while enhancing the athlete experience with direct engagement at selected races where support is needed the most, including the IRONMAN World Championship triathlons and IRONMAN 70.3 World Championship triathlon. The bike partner program gives brands the freedom to work within markets and events that are important to their goals as they interface with current and prospective customers.

Yanni Andreopoulos, EVP of Global Partnerships at The IRONMAN Group, said: “We are excited to welcome Quintana Roo as the first partner in our newly formed IRONMAN Bike Partner Program. Choosing your perfect race day bike and being confident it will help you perform at your best on the day can be a minefield. With this new program, our athletes have an opportunity to experience different bike brands at different races, so they can find what works for them without being limited by geographies. I am very pleased that Quintana Roo have recognized the opportunity to connect with our athlete community and committed to support their athletes at key events throughout the year, thereby improving their experience. Similar to IRONMAN, Quintana Roo has a rich history in triathlon, and prides itself on being athletic-centric in all that it does. We are very much looking forward to their increased presence at European events through 2025 and beyond.”