Cervelo 2022 ” Climbing ” R5

サーヴェロのRシリーズのハイエンド「R5」がモデルチェンジとなった。すでにメーカーNEWSを伝えているが、現物を確認してみた。

まず、外観状の変化はわかりずらいかもしれない。「P」や「S」と違って、元々シンプルなデザインのためなのだが、前作と比較するとヘッドチューブが大径化され、トップチューブの斜度がわずかに急になり、全体的に下がっている。また、ダウンチューブも下がり「低重心」を狙っている。そして、ケーブルは内蔵され、シート周りの仕上がりもアップグレードされている。

このモデルチェンジで「クライミング」をターゲットとすることを、あらためて定義している。そのための最重要課題は更なる軽量化だ。リムブレーキ時代のRcaで脅威的な軽量化に驚かされて久しい。ディスクブレーキという絶対条件の元で、勝てる軽量化をバランス良く仕上げている。今までのハンドリングや、安定感はそのままにモデルチェンジされている。

結果としては、前世代と比較し、130gという大きな軽量化に成功し、16%の軽減となっている。これは「持って」軽いと感じるものだが、実際にレースで使用し、更に世界の頂点でプロが使用するためには「乗って」軽いとなるものが必要だ。これは、剛性によるところが大きく、パワーレスポンスの高さが重要となる。それぞれ「二つの軽さ」が相まって、速いバイクとなるわけだ。ただ、その要素は真逆に位置するため、いかにバランス良く融合させられるかが、各社凌ぎを削る事になる。サーヴェロでは、そのバランスを、自社のデータ蓄積、プロチームからのフィードバックなどから導き出し、今回の新型R5が誕生している。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが「快適性」となる。まず、前提としては、プロも使用する「レーシングバイク」であり、快適性もその次元であることは言うまでもない。驚くべきはヘッド剛性を下げていることだろう。やはり、ここにも絶妙なバランスがある。ヘッド径を大きくしつつも剛性は抑え、フロントフォークは縦剛性も抑え、快適性向上につなげている。また、BB周辺の剛性は変えていないと言う。そして、気になるシート周りは、トップチューブのスローピング度を高め、全体的に下げたことで、必然的にシートピラーが長く設定された。全体的にパズルを組み合わせるような仕上がりは、その完成度を高めた。

エアロダイナミクスも大きく向上している。ケーブルのインテグレーテッドにより、25%の削減となっている。もちろん、PやSの次元とは異なるが「エアロダイナミクスのサーヴェロ」として抜かりはない。

短い時間だったが乗ってみた。

まずは、理屈ではない、持って軽い気持ち良さに期待が高まる。走り出してみると、ふらつきのない、安定感を感じることができた。直進安定性が高い分、ペダリングに集中ができる。ジオメトリーや低重心設計が功を奏しているのだろう。

次に、パワーをかけるべくダンシングで走ってみると、そのし易さに驚いたのだった。圧倒的な安定感とパワーレスポンスをしっかりと感じることができる。ダンシングの気持ち良さは抜群と言えるだろう。またシッティングでの上りも重量の軽さと剛性の高さを感じる。ペダリングでは、思いっきり踏み込みたくなるような最後の「伸び」を感じることができた。

バランスの取れた剛性が、パワーロスを感じさせないストレートな反応が楽しいバイクだった。ただ「5」と言う位置付けからみても妥当な剛性ではあると思うが、レーシングバイクであることは確かで、好みは別れるかもしれない。

前作からのライドフィールなど良い点は継承されているため、短時間でもその気持ち良さを感じることはできるが、次回は是非ロングライドで試してみたいものだ。

ハイエンドグレードの証「5」。
低重心化されたダウンチューブ。

最上級「R5」。Rは、サーヴェロのラインナップの中で、よりその使命を明確に打ち出して来た。もちろんオールランド性は十分あるが、その性能は、やはり「上り」で使えるバイクであることが証となる。トライアスロンバイクの「P」では、IRONMANをターゲットに開発されているが、同様にはっきりと「勝負」をしてくるところは、サーヴェロらしい。他社ブランドと異なり「レーシングバイクオンリー」を造るサーヴェロの徹底ぶりはいつも面白い。

リアハンガーは標準とダイレクトマウントがセットになっている。
スルーアクスルも軽量化されている。

軽量化は徹底され、細部へのこだわりも十分だろう。スルーアクスルは共通規格だが、更に軽く仕上げられている。前作より中央部が細くなっている。ハンガーのダイレクトマウントもユーザビリティの観点から標準化となりつつあるが、パーツの重要なジョイント担うパーツへの対応となる。

Lime/Blackは、高級感バツグン。角度によりライムからゴールドにも見える。

もちろん、JUMBOカラーもラインナップ

【メーカーNEWS】http://triathlon-geronimo.com/?p=36733

 

 

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

IRONMAN Press「MOSSEL BAY IN SOUTH AFRICA AS NEW IRONMAN 70.3 TRIATHLON」

70.3の新しいレースが発表された。会場は南アフリカのMossel Bayで、開催は2022年11月6日となる。尚、エントリーは今月26日から受付開始となっている。

IRONMAN ANNOUNCES MOSSEL BAY IN SOUTH AFRICA AS NEW HOST CITY FOR IRONMAN 70.3 TRIATHLON

– Inaugural edition of the race to take place on November 6, 2022 with general registration opening October 26, 2021 at www.ironman.com/im703-mossel-bay – Qualifying slots available for the 2023 IRONMAN 70.3 World Championship in Lahti, Finland Photo Credit: Mossel Bay Toursim

 

NELSON MANDELA BAY / LONDON / TAMPA (October 6, 2021) – IRONMAN announced today that it will add a brand-new event to its 2022 global race calendar with the IRONMAN® 70.3® Mossel Bay triathlon in South Africa. The inaugural IRONMAN 70.3 Mossel Bay triathlon will take place on Sunday, November 6, 2022 with general registration opening on Tuesday, October 26, 2021.

“We are excited about expanding our South Africa racing options into the Western Cape next year with the addition of an IRONMAN 70.3 race in Mossel Bay. Mossel Bay is a city that carries rich history and a beautiful tourist destination, catering to both internationals and locals alike,” said Keith Bowler, Managing Director of IRONMAN South Africa. “Mossel Bay provides ease of access for all travelers, with it only being a few minutes away from the George Airport; and only a four-hour drive from the city of Cape Town.”

Athletes and spectators can expect a fantastic race course in a race destination set on South Africa’s ever popular Garden Route. Offering the scenic beauty of the majestic Outeniqua Mountains, azure blue sea, rolling green hills and pastures, rich agriculture, and culture, athletes and their family and friends can also enjoy sights of fynbos, aloes, dolphins and whales. Post-race activities include enjoying the Mossel Bay Zipline, the largest over the ocean zipline in the world, spanning approximately 1 100 metres in length and reaching up to 80 kilometres per hour. With plenty of other activities to do such as sky diving and various boat adventures, this is a place one can only describe as paradise – a tourists dream.

“It is our honour and privilege to be associated with other successful organisations. Seeing that Mossel Bay is the best managed municipality in South Africa and IRONMAN is considered one of the most famous sporting brands in the world, we are excited about the economic injection for the town and global media exposure that the partnership will bring,” stated Alderman Dirk Kotze, Acting Executive Mayor of Mossel Bay.

Athletes participating in IRONMAN 70.3 Mossel Bay will take on a 1.9km (1.2-mile) swim beginning opposite the iconic Santos Beach Pavilion and exiting the water at Santos Bay at De Bakke. From here, athletes head into Transition before taking on a one-loop 90km (56-mile) bike course. Athletes will cycle out and back on George Road, then Louis Fourie Road toward Albertina, onto the N2, before reaching the turnaround at Gouritz River valley just short of Herbertsdale on the R327. From here they will return to Mossel Bay as they prepare for Transition in De Bakke.

Lastly, athletes will take on a 21.1km (13.1-mile) two and a half loop run course which takes them past the harbour, through the historic Central Mossel Bay, the Dias Museum Complex, and The Point where the finish line beckons below the Cape St Blaize lighthouse.

IRONMAN 70.3 Mossel Bay will be a professional and age-group race and will offer qualifying slots to the 2023 IRONMAN 70.3 World Championship taking place in Lahti, Finland on August 26 – 27, 2023.

“We are excited to welcome Mossel Bay Municipality to the IRONMAN family as partners. Our goal was to identify a city in South Africa that could host an event and would bring a fresh offering while providing athletes with a world-class experience, and we have found that in Mossel Bay. We look forward to racing in this incredible landscape and city,” concluded Thomas Veje Olsen, Head of Operations for The IRONMAN Group in Europe, Middle East and Africa.

For more information on IRONMAN 70.3 Mossel Bay, please visit www.ironman.com/im703-mossel-bay or direct inquiries to mediasa@ironman.com.

For more information on the IRONMAN® brand and global event series, visit www.ironman.com.

 

 

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】2021秋冬 新型パッド「3D-X」「3D MEGAⅡ」搭載 タイツ・ビブタイツ発売

パールイズミ2021FWのタイツが発売となった。

アイテムとしては、この秋冬を走るための基本的なウエアとして、早めにチェックしておきたい。現時点の気温では、まだ必要ないが11月も中旬になると一気に気温は下がる。人気となるアイテムのため、確実に押さえたい。

さて、今回のトピックスはやはり新型パッド「3D-X」。これは、パールイズミのハイエンドパッドとして開発されたものだ。それまでの3D-NEO PLUSに替わるものだが、単なる後継モデルではない。パールイズミ史上、これまでになかった仕上がりになっているとのこと。主な特長は、下記NEWSの通りだが、薄さによるフィット感とクッション性を絶妙に融合させていることだろう。

また、もう一つの新型は「3D MEGAⅡ」で、MEGAの更新版となる。フィット感や柔らかさが向上しているとのこと。用途はロングライドやブルベなどとしていて、これからのオフのベースライドには最適のアイテムと言える。

バイクパンツやタイツを選ぶ時に重要なポイントがいくつかある。フィット性、素材、耐久性、吸汗速乾性、そして、目的に合わせたパッドの「快適性」などがあるだろう。パッドも分厚ければ、とりあえず直接的な圧迫を軽減させることができるが、ペダリングを含め、乗車時はどうだろうか。「動き」とのバランスを取りながら開発されるパッドこそ、ボトムアイテムの「キー」となる。

以下、メーカーNewsとなる。

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2つの新型パッド「3D-X」「3D MEGAII」を搭載したタイツ・ビブタイツ6種発売のご案内

 

株式会社パールイズミは、2021年秋冬新商品として2つの新型パッド「3D-X(3D-エックス)」と「3D MEGAII(3D-メガII)」を搭載したタイツ・ビブタイツ6種をサイクルショップやスポーツ用品店等にて発売いたします。

アンチボトムアウトエラストマー(医療用にも使用される弾性の樹脂)を採用し、坐骨の底付きを防ぐクッション性と、着用感の少ないフィット感を両立した、まったく新しいパッド「3D-X」。

人気の極厚パッド「3D MEGA」のアップデート版として、左右独立した臀部の動きにフィットするセパレートテクノロジーを搭載し、よりフィット感と柔らかさが向上した「3D MEGAII」。

どちらのパッドもサイクリストの走行時の快適性をより高めるパッドに仕上がっております。パールイズミのパッド最新ラインナップは下記ページよりご覧ください。

 

■パールイズミのパッド最新ラインナップはこちらよりhttps://www.pearlizumi.co.jp/pad-21f

■商品概要

 

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNews】PINARELLO 2022 COLLECTION ” PARIS “

ピナレロの人気モデルPARISの2022モデルがリリースされた。

ピナレロはロードバイクがメインとなる世界のトップブランドだ。トライアスロンでの使用率も高く、国内では、常にトップ10にランキングしている。ツール・ド・フランスの顔でもあるINEOSをサポートし、イタリアンロードとなれば、その人気は当然のこととなる。ピナレロは、ハイエンドのテクノロジーが惜しげもなく、ミドルレンジに活かされるなど、極めてクウォリティの高い仕上がりが、名実ともに人気の理由だろう。

そして、2018年のコナでは、キャメロン・ワーフがBOLIDE Tri+を使用し、4時間9分のコースレコードを出したことも記憶に新しく、今後数年は破られることのない大記録は、トライアスロンでのアピールも十分だ。

以下、メーカーNewsとなる。

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すべてのサイクリストにライドの楽しさを伝える新しいスタイルのエアロロード
PARIS(パリ)は、エンデュランスロードでもなくグラベルロードでもない
自由度の高いライディングポジションで、使い方を限定しないオールラウンダー

プロダクト・ミッション

PARIS(パリ)は、使い方は限定せず真にオールラウンドにライドを楽しめるエアロロードです。
コンフォートになり過ぎず、しかしポジションの自由度が高いジオメトリー
30mm タイヤまで許容するタイヤクリアランスは多少のグラベルでも安心です。

• ショートリーチ/ ハイスタックなニューコンフォートジオメトリー
• 最新のエアロダイナミクスデザイン
•700x30C まで許容する余裕のタイヤクリアランス

 

2022年モデルのパリは、フレームの仕様変更はありません。完成車仕様およびカラーバリエーションの変更のみとなります。
BURGUNDY(バーガンディ)
BLUE STEEL(ブルースティール)
GREY STEEL(グレイスティール)

PARIS DISK

フレームマテリアル:T600 UD CARBON / TORAYCA®

《完成車仕様》

メインコンポ:シマノ 105 ディスク 11S

ハンドル/ステム/サドル:MOST

ホィール:シマノ RS171 DB タイヤ:ピレリ P-7 SPORT

サイズ:43, 46, 49, 51.5, 53, 54.5, 56, 58(C-C)

カラー:バーガンディ、ブルースティール、グレイスティール

105 11S ディスク 完成車:¥396,000-

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※価格はすべて税込基本小売価格です。※写真は完成車見本です。
※写真はサンプルを撮影したもので、スペックやカラーなど実際の製品と異なる場合があります。
※色調はモニター画面で見るのと実際では多少違って見えますのでご了承ください。
※価格はシーズン途中で変更される場合もあります。最新情報は販売店でお確かめください。

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BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】Cannondale エリーザ・バルサモ 世界チャンピオンバイク

キャノンデールの看板バイクSuperSix EVO。

SuperSix EVOは、軽量性とエアロダイナミクスという相反する要素を高次元に融合させたバイクだ。元々定評のある剛性、コーナーリング性能の高さなど、極めて総合力の高いオールラウンドバイクとなっている。同社ではエアロロードのSystemSixもあるが、SuperSix EVOは、幅広く扱い易いモデルで、トライアスロンで使用するロードバイクの選択肢の一つと言っても良いだろう。また、シートポストやハンドルなどアッセブリーなどと合わせ抜群の快適性を更に高めている。

そして、そのチャンピオンカラーに仕上げられたバルサモのバイクがこれだ。

以下、メーカーNEWSとなる。

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Cannondale World Champion Bike

100回目の記念大会となったロード世界選手権2021を制したエリーザ・バルサモ(イタリア)のチャンピオンバイクが完成!

バルサモ(イタリア)はSuperSix EVOを駆り、強豪がひしめくロード世界選手権2021を制覇しました。この勝利はキャノンデールにとって2003年以来の世界選手権エリートクラスのタイトル獲得だけではなく、女子レースシーンに衝撃をあたえました。世界タイトル5連覇をねらうオランダ勢。しかし、バルサモは最後の局面で優勝候補のライダーを置き去りにしてフィニッシュラインを駆け抜け、勝利を手にしました。ジュニアランクとトラックで成功を収めてきた23歳のバルサモにとって、この勝利はキャリアを決定付けるものとなりました。

バルサモは今日、開催されるウィメンズパリ~ルーベに、このハンドペイントされた特別な世界チャンピオンバイクで出場します。新しいキットに身を包んだバルサモの走りに期待しましょう。

Elisa Balsamo’s Custom World Championship Cannondale SuperSix Evo Details:

 

Frame set: SuperSix Evo Hi-Mod Disc, World Championship design

Size: 51cm

Drive train: Shimano Ultegra Di2

Cassette: Shimano Ultegra 11-30

Crank Length: 170

Power Meter: FSA Powerbox ABS

Chain Ring Size: FSA Powerbox chainrings: 52×36

Wheels: Vision Metron 40

Handlebar and Stem: Hollowgram SAVE

Stem Sength:100

Bar Width:38

Saddle: Prologo NDR

Saddle Height: 71.2

Bar Tape: Prologo OneTouch

Tires: Veloflex ProTour 28

Tire Pressure: 6 bar

Bottle Cages: élite

Bottles: élite

Pedals: Look Keo

Computer: Garmin 830

 

 

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

ツール・ド・フランスに見るTTバイクトレンド(Lumina #83)

ルミナ83号が発売となった。

今号の表紙はブルンメンフェルトのTOKYO2020ゴールシーンだ。オリンピックも終わり2ヶ月以上経ったが、やはりショート系の頂点であるオリンピックへの注目度は高かった。ましてや自国開催となるTOKYO2020では尚更だろう。

さて、今号の特集は「脂肪を活かすチカラ。」と気になるタイトルだ。運動のエネルギーとなる「脂肪」について基本的な観点や呼気ガスを数値分析し、脂肪代謝からトレーニング強度、メニューを割り出すなど興味深い。また昨今良く聞くキーワードとして「MCTオイル」の有効活用など、この時期にマッチした内容だった。

「インターバルで無酸素から引っ張り上げるやり方ではATは伸びない。」天才宮塚氏の言葉が刺さった。

トレーニングは人それぞれというものの、ある程度はセオリーに基づき、トライ&エラーを繰り返しながら行っているだろう。理想と現実の間で、少しでも理想に近い方法を取り、合わなければまた戻す。常に新たな取り組みへの柔軟性が求められるのだろう。

【P42~47 ツール・ド・フランスに見るTTバイクトレンド】

2019年にも同様に企画があった。矛盾するようだが、ツールではまだディスクブレーキ100%でもない。また昨今は「トライアスロン用」と「TT用」は別のモデルとなっている。そんな中でもやはりツールは面白い。世界最高レベルの選手たちが使う機材はやはり本物だ。ツールで使用されるバイクはその証、サポートしているかは別だが、意識しないメーカーはない。そして、今回新型のディスクブレーキSpeedconceptが走っている。先日のIRONMAN70.3World Championshipで使用されているものとは仕様が異なるが、外観状はほぼ同一としている。まずは、その姿を先行し、お披露目しているのがツールだ。

【P48~51 シマノ新型デュラエースR9200シリーズ】

ついに出た新型デュラエース。新機構やアップーデートは数え切れない。ただ、大事なことはトライアスリートにとって、どのようなメリットがあるのか、ということだ。リアのギアが12枚、多ければそれに越したことはないが限界はある。ガーミンに例えれば935が出た時と同じ感覚だ。「今が買い」であるということだ。12速化により、変速という作業が「理想的」なフェーズに入ったということが言えるだろう。

また、昨今様々なインドアバイクトレーニングが盛んになり、ケイデンス、パワー、ハートレートなどデータの管理がシビアになって来ている。「5W」や「5rpm」の差がリアルに体感できる。外ではできない最大のメリットがある環境が整った今、そこにはよりスムースな走りができる「多段化」は極めて有効的な武器となるのだ。

 

 

 

「昔は、大きなイベントは普及にも繋がり、2000年のシドニーでトライアスロンの初開催を見て「短いレースもあるのですね。その距離なら出来るかもしれませんね。」と言われたことがあった。それまでは、宮古島や佐渡、そして、アイアンマンなどのロングがトライアスロンだと思っていた人も少なくなかっただろう。さすがに今は周知されていると思うが、シドニー大会では少なくとも普及につながった部分があったと思う。

今回は、どうだったのだろうか。せっかくの自国開催だったが、コロナ禍に阻まれた大会として、残念極まりない。観戦自粛がなければ、沿道で多くの人々がそのスピードとパワーの迫力を感じただろう。そして、その迫力は憧れともなり、観るスポーツからDoスポーツへ発展したケースも十分あったはずだ。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】TREK ×Garmin セーフティキャンペーン

 トレック×ガーミン セーフティキャンペーン開始

トレック・ジャパン株式会社は10月1日(金)より、「トレック×ガーミン セーフティキャンペーン」をトレック直営店21店舗で実施致します。
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【キャンペーン概要】

本キャンペーンは、デイライトの推奨でセーフティライドをリードするトレックと、画期的なセーフティデバイスである「リアビューレーダー」を提供するガーミンがタイアップし、より安全なサイクリング環境を目指すことを目的としています。

Edge 520 Plus and Varia RTL510
キャンペーン期間中、トレック直営店全21店舗に「リアビューレーダー」のデモ機を設置し、試乗車に乗って安全性能を体感することができます。
また「リアビューレーダー」を体験頂いた方を対象にしたプレゼントキャンペーンも同時開催いたします。
注目のセーフティデバイスを実際のライド環境で体感できる貴重な機会となります。
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期間: 10/1(金)~12/31(金)
賞品:ガーミンスマートウォッチ:2名様、ボントレガークーポン10,000円分:5名様
対象:キャンペーン期間中にトレック直営店でリアビューレーダーを体感頂いた方
※応募にはメールアドレスとスマートフォンが必要です。
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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

IRONMAN Press「NEW ZEALAND TO HOST 2024 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP」

TAUPŌ TO HOST 2024 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP

– New Zealand set to host event in December 2024 after originally selected to host 2020 event

TAUPŌ, New Zealand / TAMPA, Fla. (Sept. 28, 2021) – IRONMAN today announced that the 2024 IRONMAN® 70.3® World Championship is set to be held in Taupō, New Zealand on 14-15 December 2024.

Taupō was originally selected to host the 2020 edition of the IRONMAN 70.3 World Championship which was cancelled due to the ongoing and widespread impact of the COVID-19 pandemic. Taupō was then slated to host the event in 2022 before continued uncertainty around international travel led to next year’s event being shifted to St George, Utah, USA.

“We are pleased that the 2024 IRONMAN 70.3 World Championship will be taking place at the home of IRONMAN in New Zealand, Taupō,” said Andrew Messick, President & CEO of The IRONMAN Group. “Taupō is a historic and iconic destination in the world of IRONMAN, and while the wait to compete there in a world championship event has been longer than we had hoped, we can’t wait to see the best IRONMAN 70.3 athletes from around the globe have an opportunity to race in December 2024.”

Geoff Meyer, Oceania Managing Director for The IRONMAN Group, added his appreciation for the collaborative work by all stakeholders to provide athletes from around the world the opportunity to race this unique destination that has embraced IRONMAN Group events for more than 20 years.

“It is great to see all of our stakeholders come together to lock in a new date and welcome the IRONMAN 70.3 World Championship to Taupō after the cancelation in 2020 and shift in location for 2022,” he said. “The additional two-year wait will put us in a position to welcome many more athletes to Taupō than we would have been able to next year, as well as showcasing the region, and New Zealand as a whole, to a global audience.”

Mayor of Taupō, David Trewavas, said that the event would provide an opportunity to showcase the Taupō District, and New Zealand, to a global audience.

“We are proud to be the home of IRONMAN in New Zealand and are ready to show the rest of the world exactly why that is. We have been working closely with stakeholders and are very pleased to see both council and government support roll over to the new date,” said Mayor Trewavas. “We have already laid the foundations to host the world’s best, and we can’t wait to deliver an event like no other that will allow us to showcase both the Taupō District and New Zealand to the rest of the world. Bring on 2024.”

Stuart Nash, Minister of Economic and Regional Development and Tourism said that the region looked forward to welcoming the IRONMAN 70.3 World Championship community in 2024.

“We are thrilled that Taupō has secured the IRONMAN 70.3 World Championship for 2024. Taupō is regarded as a ‘bucket list’ destination for many of IRONMAN’s global athletes, and we can’t wait to host them, their families and supporters alike in a World Championship format in 2024,” said Mr Nash. “The Government is supporting this event through its Major Events Fund; and we know it is going to be worth the wait.”

Tūwharetoa Māori Trust Board CEO, Shane Heremaia, also welcomed the announcement.

“We support IRONMAN’s decision to reschedule Taupō’s hosting of the IRONMAN 70.3 World Championship to 2024 in light of the ongoing uncertainty around the pandemic and border issues,” said Mr Heremaia. “Ngāti Tūwharetoa stands ready to welcome the athletes, their support teams and whānau to enjoy Lake Taupō, our taonga (treasure).”

Looking Ahead
2022 – St. George, Utah, USA
The striking Southwestern community of St. George has been a host venue for IRONMAN and IRONMAN 70.3 triathlons since 2010. St. George’s breathtaking scenery and views of the surrounding red rock canyons have made the community an ideal destination for athletes for years. The city’s walkable downtown area features great local fare and boutique shopping. It is also only a two-hour drive from the nightlife of Las Vegas, with its never-ending entertainment options. The course has historically begun in the beautiful Sand Hollow Reservoir before embarking on a bike course through picturesque Snow Canyon State Park prior to a run through the Red Cliffs Desert Reserve.

2023 – Lahti, Finland
Situated in Southern Finland, Lahti is the gateway to Finnish Lake District and located less than an hour from Helsinki. This innovative community currently hosts the IRONMAN 70.3 Finland triathlon, which has become a favorite on the European IRONMAN 70.3 calendar. Lahti offers visitors the opportunity to experience national landscapes in the Päijänne National Park. Once visitors arrive in Lahti, everything is within walkable distance, including the city’s transport hub, restaurants, shopping and hotels. Sibelius Hall, where the race has been historically centered, is one of the world’s largest public wooden buildings built in Finland in the last 100 years. The course has historically begun in the beautiful Lake Vesijärvi, with a bike course that leads athletes through forests along lakes and across rolling hills surrounded by typical Finnish villages and followed by a flat and fast run course along the lakeside.

IRONMAN 70.3 World Championship Schedule
Year Location Date
2022 St. George, Utah, USA Oct. 28-29, 2022
2023 Lahti, Finland Aug. 26-27, 2023
2024 Taupō, New Zealand Dec. 14-15, 2024

Further updates on the IRONMAN 70.3 World Championship can be found at www.ironman.com/im703-world-championship.

For more information on the IRONMAN brand and global event series, visit www.ironman.com.

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】TREK デイライトの普及へ向けて協働を開始

トレックの注力する安全対策「デイライト」。

モーターサイクルでは、何十年も前から「昼間点灯法」が推奨され、平成10年4月には「道路運送車両法・保安基準32条(前照灯等)の7」の中で義務化され、それ以降の製造されたモーターサイクルについては、エンジン始動と同時に点灯するようになっている。自動車はもちろん、交通弱者となる歩行者からの視認性向上に大きくつながっている。

自転車は、自動車から見れば速度が遅いと勘違いされやすく、交差点などでの事故となっているケースが少なくない。地域差もあるが、日本国内では道路幅が狭く、より接触の可能性も高いだろう。特にロード系バイクは、通行可の歩道でも速過ぎるため、歩行者を配慮すると走りづらい。また、車道では道幅などから、逆に自動車の危険性を感じているだろう。交通マナーは大前提だが、まずは「気づき」「気がついてもらう」ということが重要な対策となるだろう。

トライアスロンでは、インドアトレーニングも多くなっているが、「実走」は極めて重要。特に上りでは、ケイデンスを上げても、パワーを上げても、進んでいるかは別だ。基本動作であり、操作テクニックがあって初めて前に進んでこれる。避けては通れないことであり、そのための安全対策を常に考えておくことが必須と言える。その一環としてのデイライトは、極めて有効的な対策と言えるだろう。

以下、メーカーNEWSとなる。

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自転車のデイライトの普及・啓発へ向けてスパークルおおいたレーシングチームとの協働を開始

デイライト(日中点灯)による安全なサイクリングを広めていくため、トレックは2021年4月よりサイクリ ングスクールやツアー運営企業などと共にデイライトを広めています。

この度、トレック・ジャパンは、大分県を拠点とし自転車による地域づくりを推進するプロサイクルチーム「ス パークルおおいたレーシングチーム」と協働し、デイライトの重要性を広めていく活動に取り組むことに合意し ました。

ここ数年、移動手段やレクリエーションとして自転車の活用が大きく注目され、かつてないほど安全への重要 性が高まっています。「スパークルおおいたレーシングチーム」は、レースに参戦しながら“地域課題を解決する プロデュース集団”として、選手自らが正しい交通ルールを実践し、地域に住むサイクリストへその大切さを伝 えることを心掛けています。今後、「スパークルおおいたレーシングチーム」では、選手が自らトレーニングにお いてデイライトを必ず実践するとともに、サイクリストをはじめとする地域の方々と接する際にもデイライトの 重要性を伝えます。

サイクリストが安全にライドを楽しみ、事故を一つでも防ぎたいと強く願う「スパークルおおいたレーシング チーム」と手を取り合い、デイライトの普及・啓発に取り組んで参ります。

■Sparkle Oita Racing Team監督兼GM黒枝美樹のコメント:

「チーム発足以来、交通事故0を目指すことが最重要課題であると位置づけ、自転車利用者のみならず、ドライバーや歩行者の安全をいかに守っていくかを選手自らが考え、積極的に取り組んでおります。毎日のトレーニ ングはもちろん、普段の買い物などちょっとした自転車利用時でもライトを点灯し、ドライバーや歩行者に気づ いてもらうための取り組みを実践しておりましたが、その重要性を全国のサイクリストの皆さんに普及・啓発す るところまでは至っておりませんでした。

そのような折に、トレックさんとの協働によるデイライト普及のお話をいただき、当チームの「安心して楽し くサイクルライフを送れるよう全国のサイクリストの皆様へメッセージを届けたい」との思いを実現する機会を 得ることができました。

新型コロナウイルスの感染が拡大したことも1つの要因となり空前の自転車ブームが到来する中、プロサイク リングチームとして、サイクリストのみならず全ての利用者が安全に安心して通行できる交通環境の実現に寄与 するとともに、レース活動などのスポーツを通じて地域の課題解決に向けて取り組んでまいります。」

【チーム紹介】

■スパークルおおいたレーシングチーム
2021年1月1日に発足した九州のロードレースチーム。「九州を一つに世界に挑む」をスローガンとし、ロードレース活動のほか、地域との連携やファンコミュニティーの拡大、地域課題の解決などを視野に精力的な活動 を展開。チーム自らが考え、ファンの皆様と一緒にサイクリングや各種イベントを開催するなど様々なことにチ ャレンジを続ける。
<チームホームページ:https://sparkle-oita.jp/>

参考:【日中用点灯:常に点灯を】Youtube, 2016年制作(日本語へ字幕設定が必要)

https://www.youtube.com/watch?v=UB5T2HbkcOQ&feature=emb_title

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Cervelo 2022 New R5 ~ What goes up must come down ~

ついにR5がモデルチェンジとなった。

トライアスロンでは不動の地位となっているサーヴェロだが、競合犇くロードの世界でも頂点となるツールドフランスなどプロチームでの活躍も輝かしい。トライアスロンではトライアスロンバイクということは絶対ではなく、コース、フィジカル面よるポジション設定、そして、選択肢の多さによるより良いバイクのチョイスなど、半数はロードバイクの選択となっている。

そんな中でも気になるのが、軽量性やテクニカルコースへの対応がし易いバイクではないだろうか。フラットで勝負するのか、上りでダメージを抑えるのか、選手にとって長丁場となるトライアスロンでは戦略が重要となる。また、ロード系出身の選手からの支持も想定されるだろう。いずれにしてもロードバイクはトライアスロンシーンにおいて、決戦バイクの選択肢であることは間違いない。

今回のR5はズバリ「クライミング」と再定義しているところが面白い。元々オールラウンド性の高いバイクとして位置付けられ、Pのトライアスロン、Sの究極のカタチとしてのエアロロードなど、他のモデル同様により、絞り込んで攻めてきたあたりはさすがサーヴェロと言えるバイクだろう。「F1」しか造らないメーカーとしてのこだわりが詰まっている。

以下、メーカーNEWSとなる。

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What goes up must come down.

登りの先には下りがある。ゴールは登り切った頂上だけとは限らない。

 

R5の目的はただ一つ、誰よりも早く頂上へ到達すること。レースはもちろん、ライバルだけでなく過去の自分よりも。

頂上でのフィニッシュには栄光とファンファーレが伴いまずが、それがその日の唯一の登りであることはほとんどありません。レースは通常、下りで勝つことはありませんが、栄光を失うこともあります。ヘアピンコーナーをライダーの思い通りのラインで自在走ることができないクライミングバイクは、カフェイン抜きのコーヒーのようなものだ。

R5は今回で4回目のモデルチェンジとなります。そして、重量や剛性はチームの要望を元に長年にわたって変化してきましたが、デザイン、ハンドリング、安定性、そして下り坂での比類のない力強さは初期から一貫しています。

ここでR5の歴史を紐解いていきましょう。2010年 第一世代R5ca/R5がデビューします。この年に初めてサーヴェロのラインナップに「5」グレードが追加されます。この時デビューした初代R5の公称重量は800g以下。同時にデビューしたR5caは675gと驚異的な重量を叩き出し、この年のユーロバイクアワードを受賞しました。

2013年 第二世代Rca/R5がデビューします。チューブ形状がスクオーバル3へ進化し、高剛性、軽量化、エアロの追及が進んでいきます。さらに、Rシリーズの代名詞である垂直面に対し可能な限りシンプルな超薄型シートステーが継続採用されます。シマノDi2の進化によりケーブル類の内装化、クラシックレースでの仕様を見据えて25cタイヤのクリアランス確保を行うなど最先端の技術を集結しました。

2017年 第三世代R5/R5Discがデビューします。先代モデルから重量を増やすことなく剛性強化を行うと同時に、各チューブ接合部のデザインを見直し、エアロダイナミクスの追及が行われました。

2021年 春先のクラシックレースに突如姿を現した見慣れぬバイク。ハンドル周りのケーブル類は内装化され、ヘッドチューブの大経化。しかしながら全体のシルエットに大きな変化はなく、第三世代モデルを更に洗練したエレガントなデザイン。2021年秋に満を持して第四世代R5デビューです。

開発背景 

ーフレームの方向性を再定義ー

“王道クラシックロードバイク”から“ピュアなクライミングバイク”へ

2019年に新型R5の開発をスタートしました。まず、フレーム重量を減らす為の検討から始まりました。これは供給先のプロチームからの一番の要望であったからです。それと同時に、スタックやリーチといったフィット感に関するジオメトリーは変更しないで欲しいという要望もあったのです。これまでUCI既定の6.8㎏に近づけることに苦労していましたが、チームの要望を叶えるために試行錯誤を繰り返しフレームの軽量化を図って行きました。軽量化のために様々なギミックを省いてしまうと快適性が失われるのでは?という懸念もありましたが、チームからは快適性については問題になりませんでした。それでも第三世代モデルと比べてトップチューブの位置を少し下げることで快適性を向上させることに成功しています。

第三世代モデルはまさに“王道クラシックロードバイク”という味付けでした。そのため登りもこなせるし、どのような道でも走れるバイクだったのです。新モデルの開発では、オールラウンダーな味付けの第三世代をよりピュアなクライミングバイクへと再定義する方向性を打ち出し、第三世代をベースにしてプロチームにテストしてもらいフィードバックを反映させていく開発工程をとりました。勿論、最大のテーマは如何にしてフレームを軽量化するか?どの部分を削ることができ、軽量化を実現できるのか?という探求を繰り返したのです。ベースである第三世代のテストでは、プロチームから繰り返し「フロントエンドが硬すぎますよ」というフィードバックが寄せられました。これは、開発当時にフレームと同じく剛性を最大限に高めたいと考えてデザインしたため、結果として硬すぎるフォークとなってしまっていました。新型フレームはこの点はヘッドチューブの剛性を少し下げ、フロントフォークを若干改良することで解決しました。

軽量化を行う為にはフレームの表面積が重要となります。ダウンチューブの断面が大きければ大きいほど、ねじり剛性、つまりボトムブラケットの剛性が高まるのです。チューブの断面が大きくなればなるほど、材料を増やさなければならず、重量も増えるので、密接に関連している剛性バランスや重量バランスを見直す必要が出てきます。剛性バランスについてはこれ以上硬いフレームにする必要が無かったため、第三世代のBB周辺の設計をそのまま使用しています。その結果、剛性感とフィット感はそのままに、軽量化と快適性の向上が図られた“ピュアなクライミングバイク”へと生まれ変わりました。

ーピュアなクライミングバイクへー

第三世代のR5には、山羊のような登坂力を発揮する一方で、骨への負担が大きいという難点がありましたが、今回のR5ではその難点が解消されています。多くのライダーにとってはそれほど問題ではありませんでしたが、ワールドツアーチームは、グランツールの週数が増えるにつれてバイクの不快感が増していくと感じていました。では、剛性を下げる?クライミングバイクで?バカげていると思いましたが、私たちはそれに取り組みました。

エンジニアは、ヘッドチューブとボトムブラケットの剛性を特定の比率にすることが、乗り心地を良くするための魔法の公式であることを発見していましたが、R5やS5のように剛性を追求する必要があるバイクではそれを適用したことはありませんでした。

いくつかの異なるレイアップに取り組み、自分たちでテストし、さらに Team Jumbo-Vismaにも送ってテストしてもらいました。トム・デュムランは、サンウェブでR5を愛用していたこともあり、初期のテストでは有力な候補となりました。快適性が向上したことで疲労が軽減され、より効果的な回復が期待できる。Jumbo-Visma社がこれを検証し、レースに実践投入することに決めました。

新しいR5フレームは、第三世代に比べて130gの軽量化を実現しました(56サイズ)。これは、すでに軽量化されたフレームから16%の削減です。56サイズでの新しいフレームは703g、新しいフォークは329g。51サイズの実測重量(カラー:Five Black)は695g、フォークは330gです。この重量は箱から出して梱包を外した製品重量の為、塗装済み、リアエンド、ボトルゲージボルト込みの重量です。サイズ・カラー・塗装による重量の差はあるものの、フレームセット重量は1㎏に近づくように設計されています。また、このフレームではS5やP5のようなエアロダイナミクスは重視されていませんでしたが、ケーブルを内側に入れることで25gの抵抗を減らすことができました。

■ラインナップ税込み価格

Dura Ace Di2 : Five Black

R9270 Dura-Ace完成車:¥1,595,000

Red eTap AXS : Five Black

Red eTap AXS完成車:¥1,650,000

Force eTap AXS / Ultegra Di2 : Five Black
Force eTap AXS / Ultegra Di2 : Lime/Black

R8170 Ultegra完成車:¥1,188,000

Force eTap AXS完成車:¥1,155,000

フレームセット:¥693,000(ハンドル/ステム/シートポスト付属)

フレームセット:¥693,000(ハンドル/ステム/シートポスト付属)

 

 

 

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