女子トップ10バイクをチェックしてみた。
ドラフティングとなるエリートのバイクは、通常のトライアスロンで使用するバイクとは傾向が違う。ロードレースに近い状態となり、単独走行での「対策」が不要になる。その分、集団走行やコースに合わせたセッティングでシビアなコントロール性が要求される「ロードバイク」でのレース展開となる。
さて、結果はスペシャライズドが今年も女子ウィナーズバイクとなった。レディスロードとしての地位を確立したと言えるだろう。AMIRAがその定番モデルで、ジョーゲンセンを含め、8台(60台中)使用されていた。また、VENGE ViASを使用する選手もいたが、トップ10エアロロードとしては、フェルトAR、リブENVIE、サーヴェロS5など3台のみの使用となり大きな傾向はない。スイムを上位でアップし、先頭集団でドラフティング前提の場合、単独のエアロダイナミクスより、軽量性、高過ぎない剛性、ジオメトリーなどから、ノーマルロードの選択もあるだろう。ブランドとしては、サーヴェロが2台、キャノンデールが2台、トップ10入りしている。トレックがトップ10入りしていないのが残念だった。また、トップ10のうちアメリカ人選手が3名、オーストラリア人選手が3名だった。
1位 Gwen Jorgensen (USA) / SPECIALIZED S-WORKS AMIRA SL4
2位 Ashleigh Gentle (AUS) / FELT AR FRD
3位 Ai Ueda (JPN) / Anchor RS9
4位 Andrea Hewitt (NZL) / cannondale SUPERSIX EVO HM TEAM
5位 Charlotte Mcshane (AUS) / Liv ENVIE ADVANCED PRO 0
6位 Katie Zaferes (USA) / cervelo S5
7位 EmmaMoffatt (AUS) / cervelo R3
8位 Amelie Kretz (CAN) / cannondale SUPERSIX EVO HM TEAM
9位 Kirsten Kasper (USA) / QR
10位 Laura Lindemann (GER) / ROSE X-LITE TEAM
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【2016 世界トライアスロンシリーズ横浜大会】
「引き続き、男子TOP10を」