ルミナNo.38発売しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。
■DMT SCORPIUS
DMTは、1978年創業のイタリアンバイクシューズで、デザイン、素材、技術、すべての面においてトップブランドだ。生産もイタリア国内で全ての工程を行うという技術面でのこだわりを持っている。
このモデルの特徴として、まず、BOAシステムの使い方だろう。ロードシューズではすでに同様のものも含め多く採用されているが、トライアスロン用でメインの固定に使用しているのは初の搭載となる。他社では、踵や足首周りなど、サブとして搭載されているものはある。そして、そもそも、イタリアメイドにこだわっている最大の理由である技術面においては、「袋縫い」ということなのだ。足を包み込むような裁断となっているため、フィット感が高い。また、縫い目も無いため、素足となるトラアスロンこそ最適な造りと言える。「BOA+袋縫い」が最高のコンビネーションとなっているのだ。
その他、アッパーはマイクロファイバー使用により、伸縮性が高く、ヒールカップは、プラスチック製でホールドを高めている。また、ペダルに付けたままの降車時に踵を傷めないように、交換可能なカバーを付けていたり、踵のループも長めで使い易く、細部へのこだわりが見える。
実際の履いた感じだが、まずBOAシステムのため開口部があまり広くない、ややミドル、ロング向きかもしれない。脱ぐことは素早くできる。そして、履いた後の微調整とフィット感は極めて感触の良いものだった。またアーチサポートがしっかりしているため、個人差はあるが、ソールからのフィット感も高い。幅はやや狭目だが、これは他社同様レベルで問題ではない。全体的に「包み込み」を感じる逸品だ。
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是非ご覧下さい。