ルミナNo.39発売しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。そして、メインはハワイ関連の特集です。
■ELITE TRI BOX
エリートは、ボトルケージやローラー台で知られ、ツールドフランスなどプロチームご用達の老舗イタリアンブランドだ。トライアスロンアイテムとしては、サドルマウントのケージシステムなどがある。今年のアイアンマンでも「リアハイドレーション」として少量ながら確認されている。もちろん、看板アイテムのボトルケージの使用は数えきれないほど。そして、今回のアイテムは、トライアスリートには人気の定番アイテム、トランジッションバッグだ。今や各ブランドでも造られている大容量のトライアスロン専用バッグで、ヘルメット、バイクシューズ、ランシューズ、そしてウェットスーツなど、荷物の多いトライアスリートにとって、重宝なこのバッグは、極めて普及率の高いアイテムでもある。各社リリースする中、後発としては、オリジナリティを高めている。まずは、全体の形状が立方体で、置いた時に安定している。実はこのバッグのコンセプトは、実際にトランジッションエリアで使用することを想定している。国内では、他選手との間隔設定が狭いため、使用には細心の注意と、大会への確認が必要な場合もあると思われる。ただ、そのリアルなコンセプトから、徹底した造り込みを見せている。バイクシューズ、ランシューズも独立した収納スペースまであるのだ。また、レベル、距離などレースタイプに合わせた使用例もWEBで提案するほどだ。やや重量感はあるが、コンセプト優先でレース会場で本領発揮となる。エリートはそんなこだわりのブランド。これからも「トライアスリート」のためのアイテム開発が楽しみなブランドだ。
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■TRITONE 6.5 k:ium & 5.5 HOKUSAI
フィジークは、イタリアのセラロイヤル社のブランドで、高級サドルをリリースしている。ロードでは、人気サドルの定番となり、各社完成車メーカーの高額モデルにアッセンブルされることも多い。トライアスロンモデルにもアリオネが目立っている。また、身体の柔軟性などから、サドルタイプを提案するなど、機能にもこだわったモノ造りをしている。今年のハワイアイアンマンでは、シェア2位の使用率となっている。昨年、それまでのトレンドを決定付け、「スタンダード化」させた短いサドルをフィジークもリリース。そして、今年はそのバリエーションとして、先端部の幅が広くなったタイプが発表したのだ。この「幅」に対する考えた方は、待望でもあった。先端をカットしたこれらの「短いサドル」は、先端部に体重が大きくかかる。その時にこの「幅」でフィット感の良し悪しは、千差万別となる。本来幅の「オーダー」があれば良いくらい。まずはバリエーションが増えたことは、フィット性に対し期待が高まるところだ。特徴は、アリオネの先端をカットしたような形状となっている。他社同様に尿道などへの直接的な圧迫はない、また中央に設けられたチャンネルも同時に圧迫を抑えているのだ。そして、サドル後部には、ボトルケージをダイレクトに取付けることができるようになっている。フィジークらしいスマートな収まりにもこだわりを感じる。使用感は、誰が使っても予想通りの「宙に浮いた」サドルで、やはり幅が「カギ」を握っている。万人向けのサドルでないが、今回のバリエーションによって、解消されたことも大きな事実。このサドルは「テストサドル」が設定されているので、一度事前に試すことをオススメしたい。
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2000年のトライアスロンJAPAN時代よりハワイの記事を書いて15年目となりました。やはり、ハワイ抜きにバイクトレンドは語れないです。
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トライアスロンの一年は10月から始まります。
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