【KONA2015】 DIMOND BIKE

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今回のアイアンマンで注目の一台と言えるトライアスロンバイクだ。

ダイモンドは、90年代に人気となった「ジップ型」のビームバイクだ。2008年から構想がスタートし、昨年が実質のハワイデビューとなっている。構想の基本は、やはり「ZIPP2001」から始まっていて、その「エアロダイナミクス」の高さは、今でも活きると考えていた。そのジップのウィークポントを改善し、出来上がったのが、この「DIMOND BIKE」なのだ。当時のジップはビーム内部にエラストマーを使った「ショクアブソーバー」が装備されていた。これにより高い「快適性」を得ることができらが、そのショック吸収が大き過ぎて、上下動が激しかった。乗っているときよりも、見ていると腰が上下に弾んでしまっていることが確認できる。また、「可動」は、故障の原因になりやすいが、やはり、ビーム内部のショック吸収システムのトラブルも発生していたのだ。以前の「ZIPP2001」「ZIPP3001」や「SOFTRIDE」はダイレクトにビームが動いたが、このバイクはそのダイレクト性は狙っていない。乗車フィーリングとしては、「硬め」と答える人もいるくらいだ。良いか、悪いかは分からない。その硬さが調整できると今求めている「快適性」に繋がるのだろう。

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一見してわかる「ビーム」バイク。

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ハンドルセットはP5の「3T」がセットされていた。

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流麗なデザインでエアロダイナミクスを高めている。

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フロントブレーキのカバーはマグネットで固定される。

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ZIPPホイールとのマッチングが良い。

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シートチューブレス構造の復活となるのか。

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シートピラーの固定はスタンダード。

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今後、エアロダイナミクスと快適性を期待できるバイクだ。

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ダイモンドは、まさに「温故知新」のバイクだ。このような特異形状のバイクをリリースすることは、ヴェンタム同様に簡単ではないが、「エアロダイナミクス×快適性」を追求する中で、極めて注目の一台なのだ。来年のハワイで最も注目すべき「キワモノ」バイクと言えるのだ。

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「現行トライアスロンでは11位だった。来年はトップ10入りも期待できる!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka