YOKOHAMA Press conference

WTCS横浜大会エリートのプレスカンファレンスが行われた。

女子はジョージア・テイラーブラウン選手と高橋侑子選手、男子はレオ・ベルジェール選手とニナー賢治選手の4名が登壇となった。

代表質問は主に2つ。

①ショートorスタンダード / 横浜について

WTCSの2戦目横浜となり、前戦アブダビと違いスタンダードディスタンスで行われるが、ショートとスタンダードはどちらが好きなのか。戦い方の違いなどあるのか。また、横浜でもてなしを受け、この大会の中でどんなことが期待できるか。

②パリオリンピックに向けて

今年は8月パリオリンピックテストイベント、そして、来年のパリオリンピックと言う二つの大きなイベントに向けて、展望などどのように考えているのか。

【ジョージア・テイラーブラウン選手】

東京オリンピック銀メダリスト
東京オリンピックMIXリレー金メダル
昨年本大会優勝
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「みなさん、こんにちは、お久しぶりです。久しぶりに帰って来れて、とても嬉しいです。」
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①ショートorスタンダード / 横浜について「もちろん、横浜に来ることは毎回楽しみにしていますし、特に去年の良いイメージがあるので、それがすごい楽しみです。今年は学校訪問をさせて頂いたり、もちろん食べ物も最高ですし、そして、レースをしている時の周りの人たちの応援だったり、空気感だったり、すごくコースも速いのでそれもすごい見どころだし楽しいところがたくさんあります。そして、スプリントとスタンダードディスタンスのどちらが好きかと言えば、断然オリンピックディスタンスになります。もう少し頑張らなければいけない点がありますが。」
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②パリオリンピックに向けて「まずは、来年のオリンピックに向けてポイントを取って行くと言うところが大切になって行くわけですが、先ほどの質問にも答えたようにオリンピックディスタンスに注力して、一つ一つ積み上げて行く、そして、レベルを上げて行くと言うことが、とても大切になっています。どこが自分は弱いのか、どこが自分は強いのか、どこをマークしていけば良いのか、と言うことを今週も含めて見て行きます。8月のテストイベントのコースも見ることができるので、どういうレース展開ができるのか、と言うところに向けても、しっかりと今週末のレースをしたい。」
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【高橋侑子選手】

WTCSアブダビ大会15位
東京オリンピック日本代表
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「自国開催のレースは本当にいつも楽しみで、また横浜に戻って来れたことをすごく嬉しく思います。今週は自国の選手として頑張りたいと思います。」
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①ショートorスタンダード / 横浜について「どちらのディスタンスが好きかと言われると、私には難しいのですが。どちらも好き、と言ってしまうと答えになるかわかりませんが、どちらにも良い点があって、スプリントはすごく展開が早く、どちらかと言うと私はスピードがないので、きっとオリンピックディスタンスの方が向いているのではないかと思います。オリンピックディスタンスの方は後半の展開が重要となって来るので、そう言ったところが難しいところでもあり、面白いところでもあると思います。」

「横浜のコースについては、先ほどジョージア選手が言ったように、すごくスピードが出るコースなので、そう言ったところを上手く使いながらレースをしたいと思っています。あとは自国ということで、日本の方々がたくさん来て下さるので、日本語で名前を呼んで下さったり、応援して下さると言うのは、すごくパワーになります。そう言ったところは日本人選手の良いアドバンテージになるのではないかと思っています。その力をもらって、自分の力に変えて、レースをしたいと思っています。」
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②パリオリンピックに向けて「似たようなことになってしまいますが、いよいよ来年が本番ということで、本当に一つ一つのレースが現実になってくるシーズンになります。今年はテストイベントがあって、実際のコースを走ることができるので、それはすごく大切なことだと思っていて、掴めることがたくさんあります。そして、レースをしてみて、掴んだことを来年に繋げて行きたいと思っています。」
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【レオ・ベルジェール選手】

WTCSアブダビ大会1位
昨年本大会3位
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「この週末の横浜もとても楽しみにしています。」
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①ショートorスタンダード / 横浜について「横浜の街に来てもほんと短い期間だけなので、ホテルとレース会場だけだったり、あまり知ることが出来ないのですが、ホテルに帰ってくると、みなさんのホスピタリティ、暖かさだったり、食事だったり、雰囲気もとても素敵なので、いつかまた時間が出来た時に、たっぷりと日本の良さをもっともっと知る機会を作りに来たいと思います。日本の文化がとても好きなので。」

「ディスタンスですが、オリンピックディスタンスに向けてまだまだやることがたくさんあります。ただレベルは上がって来ています。なのでワークするところはたくさんあるのですが、今どこにいるのか、これからどこに向かって行くのか、どのようになるのか、まずは土曜日のレースを見て頂きたいと思います。」
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②パリオリンピックに向けて「すべてがあと1年あるということですが、同時にあと1年しかないと。そして、この大切な1年間ではすべての選手がポイントを取りに行きますし、どんな機会を使っても、みなさん一つでもポイントと順位を上げて行くというところに、頭の中は一緒なので、僕もそれは同じです。なのでいろんなやり方を使って上手いところを強化して行く、それはどんなことをやればそこが強くなるのか、違いを一つ一つ試して練習を積み重ねて、レースを積み重ねて行くことで来年のオリンピックに繋がって来るので、今はそこに注力しています。」
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【ニナー賢治選手】

2022年WTCSハンブルグ大会12位
東京オリンピック日本代表
NTT東日本、NTT西日本所属
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(英語の後、日本語で)
「みなさん、こんにちは。去年のシーズンはまあまあ良かったと思いますが、今年のシーズンは更に全力で頑張ります。横浜応援よろしくお願いします。」
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①ショートorスタンダード / 横浜について「普段はショートディスタンスが好きです。ノルウェー選手と一緒に標高2320mで高地練習して来ました。毎日苦しかったですが、頑張りました。今回の横浜でのパフォーマンスは、調子が良いので自信があります。日本のみなさん、応援いっぱいよろしくお願いします。」

②パリオリンピックに向けて「去年は世界の15位でしたが、それには満足していません。今年の目標は、どこまで世界のトップレベルと戦えるのか、どこが私の弱点なのか、横浜と他のレースで考えながら少しづつ強くなりたいです。練習に関してはどこが弱点なのか、次の練習はどうするのか、その練習は良いのか考え続けています。」
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「選手たちの熱い気持ちが伝わって来た」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka