3年ぶりのKONAだった。
バイクカウントは、アイアンマン史上初の2日間開催となり、2日合計で5000台に及んだ。台数が多いため、その傾向への信憑性は高くなるのだが、各メーカーの「運」というのも当初から感じていた。コロナ前にリリースできたメーカーが良かったわけでもない。空白の時間が、鮮度を落としていた。コロナ禍の中では、やはり「後回し」となり、ユーザーからの期待は薄れて行った。
一つ残念だったのは、「ディスクブレーキ一斉スタート」とならなかったことだ。サーヴェロ、スペシャライズド以外の多くメーカーが2020年以降となるため、各社の事情により、スタートに大きくバラツキが出た。本当に人気のあったモデルが何だったのか、今一つ見えなかった。単に台数の話ではない。少なくても「注目すべき」ということだ。
元気を出すべきは選手だけではない。さまざまな、ヒト、モノ、コトとなるが、モノの代表格であるバイクの動きは各社大きな決断に迫られていた。トライアスロンへの注力をどのようにして行くのか、大きく迷った。そんな中でも大きくトライアスロンへ舵を切ったメーカーは勢いを感じる。
2023年アイアンマンも完全復活し、躍動する大会に期待したい。そこには必ずバイクの動きもあるはずだ。
【P20~27 アフターコロナの世界BIKEトレンド】
Topix 1 世界の決戦バイク
Topix 2 GERONIMO BIKE COUNT
Topix 3 TOPICS
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka