2019 Tokyo ITU World Olympic Qualification Event、エリートMENが開催された。
本日は、曇天、たまに小雨というあいにくの天候ではあったが、昨日ほどの暑さはなく、風も涼しい。ランも10km開催で決定している。エリート男子の白熱した展開に期待がかかる。
イギリスのジョナサン・ブラウンリーの実績、経験から期待が高まるが、若手の追い上げをどう逃げ切るか、余裕はないだろう。「絶対」という選手が不在の中での展開が始まった。
スイムはスクーマンがトップで2ラップ目に入る。スイムは2ラップとなるが、2ラップ目のダイブは、助走が長いため、飛距離の長く、スピーディで迫力のあるシーンが見れた。その後、スクーマンが終始トップをキープし、トランジットの入ったが、タイム差は拮抗しているため、バイクでは、すぐに大きなパックが3つ形成されている。牽制しつつもハイスピードな展開となっている。ドイツのヨーナス・ショームブルクは、積極的にバイクで攻め、揺さぶりをかけるが、協調されず、吸収。2周目では早々に約40名の大集団となっている。安定しているかには見えたが、その後、徐々にふるいにかかり、ランスタート時は30名程度となっていた。その中から抜け出したのは、ミスローチャック、ストールネス、ワイルド、ショームブルク、ジーンの5選手、それを追いかけるのが、ブラウンリー、イデン、スクーマンだった。ワイルドが積極的な走りを見せ、ミスローチャック、ストールネスとともに、終始トップグループをキープし、最後のゴールスプリントを制したのは、カナダのテイラー・ミスローチャックとなった。日本人最高位は、古谷の35位で終わった。
レース後の表彰式では、前日の女子の表彰式の執り行われた。女子は、1,2位が手を繋ぎゴールし失格となり、3、4、5位の選手が繰り上がり入賞となった。後味の悪いレース結果となったが、決められた厳正なルールの元に大会は行われている。
さて、明日はパラトライアスロン、そして、明後日はいよいよミックリレーだ。スイム300m、バイク7.4km、ラン2km、合計9.7kmを4選手がリレーする、スーパースプリントレースよりスピードレースだ。スピーディな展開が見どころだろう。
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