ルミナNo.36入荷しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。
ルミナNo.36入荷しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。
ルミナNo.35発売しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。
ルミナNo.31入荷しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。
■ルディープロジェクト2014モデルヘルメット「ウィング57」
ルディは、サングラス、ヘルメットをリリースするイタリアのブランドで、以前はロード色の強いブランドだった。その後アイアンマンを中心に、「TTヘルメットのルディ」として注目され、トライアスリートの定番ブランドとなった。
ハワイアイアンマンでは、サングラスのサーベロと言ったところだろうか。いや、それ以上かもしれない。昨年は、一昨年の354個にちょうど300個増やしての654個。3人に1人はルディをかぶっているのだ。この急激な増加で、ハワイもルディ一色となった。他社の「丸っこい」ヘルメットが注目を浴びているが、何処吹く風と言った感じ。「ショートTT」の決定版となった。
このモデルは昨年のハワイでお披露目されていたが、ウィングスパンをベースに進化させたものでより軽量性と通気性を高めている。まずは、ショートTTのフォルム、エアロダイナミクスが高く、幅広くかぶりやすいものだ。前作同様の大きなフロントベンチレーションは、オープン、クローズ、そして、メッシュによる調整など、気温の高い環境で行われるトライアスロンに対して、適応している。言ってみればTTヘルメットではなく、トライアスロンのためのヘルメットなのだ。
ルミナNo.30発売しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。
■SHIMANO PRO トライアスロン ボトルプレート
ルミナNo.29発売しました。
今月のトリガー大塚担当分ご紹介します。また、今回はDi2の取材協力もさせて頂きました。そして、チーム・Y金山選手も取材を受けています。
P21 フィジーク K5 UOMO
フィジークは、イタリアのブランドで、セラロイヤル社の高級サドルブランドだが、他にバーテープ、シートピラー、そしてこのシューズを造っている。これらのアイテムに共通するのは、バイクと身体が触れる部品、用品であることだ。これらのアイテムは、重要であり、ユーザーからもその「体感」がわかりやすいものだ。
昨年のハワイアイアンマンでは、フィジークサドルのシェアは2位。ハワイでは、ショートサドルなどのトレンドがあるため、若干シェアを落としたが、ロードも含めれば現在No.1サドルと言えるだろう。そのフィジークだけに、今後のシューズの展開も期待できるのだ。昨年のハワイでもエキスポ出展し、サドルとともにシューズの展示があった。
このシューズは、すでにリリースされている、K1 UOMOの廉価版で、K1の良さを残しコストダウンに成功している。ベルクロは主流となる太いメインと細いサブの2本型で、素早い脱着と微調整を可能にしている。またソールはカーボンとナイロンで、剛性を適度に仕上げている。ビギナーやロングのトライアスロンに向いているだろう。
他ブランドの同クラスが犇く中、やはり特徴的なのは、イタリア製ということ。デザイン性の高さで、そのシンプルさと質感の高さが、高級感を醸し出している。トライアスリートの足元をお洒落にしてくれるアイテムだ。
ちょうど良いタイミングだった。11月末日、WEBアップもVol.70。今号は、「ハワイ特集」なのだ。
1996年からハワイの取材を始め18年目となる。また2000年のから、専門誌のハワイアイアンマン機材関連の記事を書いている。トライアスロンジャパン、トライアスロントリップ、そしてこのトライアスロンルミナと三誌に渡り、14年「トラモノ」を追いかけて来た。
バイクも様変わりした。90年代は、アルミフレームと26インチ、2000年代は、カーボン製のフレームとパーツ、そして700Cに切り替わった。2010年代は、完全に「専用トライアスロンバイク化」と進化してきた。単純に10年単位では切れないが、大きな流れはほぼその通りだと思う。現場にいて感じる、最大の動きは、2006~2008年だった。「専用トライアスロンバイク化3ヵ年」と言った感じで、2005年のサーベロP3カーボンに端を発し、2006年では、「先取り」、2007年では、「標準」、2008年では、「遅い」。そんなトレンドの流れを感じていた。
90年代は、まだフルカーボンのトライアスロンバイクは少なかった。当時トライアスロンと言えば、キャノンデール、トレック、ケストレルがトップ3で、93年デビューのキャノンデールR700は一世風靡、トライアスロンバイクを造っていなかったトレックは92年デビューのOCLVフレームがローディからトライアスリートまで幅ひろく支持された。そして、もっともトライアスロン色の強いケストレルは、当時、世界初の特許を数々持ち、アイアンマンたちの人気を集めていた。その人気を決定付けたのは、シートチューブのない「オープントライアングル」構造の「ケストレル500sci」。現在のP3のような、憧れのバイクだった。ただ、今思えば、大人しいデザインのトライアスロンバイクたちだったが、ケストレルも1999年にシートチューブのある「KM40」を進化させ、オープントライアングルの「KM40 AirFoil」をデビューさせた。初お披露目は、まさに、ハワイのブース展示が世界初だった。各所にこだわりを持つ美しいフレームで、「走る芸術品」とまで称された。「軽量性と剛性」があれば今でも残っていたかもしれない。当時はまだまだ、各メーカーが得意とすることを独自に提案していた。
2000年に入り、まず話題となったのが、トレックTTだった。当時ランスアームストロングも使用していたモデルで、フレーム価格は60万近い。今なら、P5やスピードコンセプトなど高価なフレームは珍しくなくなったが、当時は破格、「速くないと乗れない」と言われていた。その後、話題となったのが、クウォータのカリバーで、軽量、快適、デザイン、質感、すべてにおいて「高品質」なバイクがリリースされたが、実績がなかったが、2004~2006年の「ベストサイクリスト時代」に、ノーマンスタッドラーが、2度の優勝により、クウォータの「レーシングバイクの証明」を果たしたのだった。ただ、まだまだ大きな動きではなかった。その後、ツールドフランスにおいてプロサイクリングチーム「CSC」が、サーベロP3にZIPPという、組合せが、そのまま「トライアスロン」だったのだ。2006年に国内でもデリバリーが始まった。まだ、少量だったが、確実に話題となり、翌2007年には、人気急上昇。2008年に、ツールドフランスにおいて個人総合、チーム総合、新人賞の完全制覇、同年ハワイアイアンマンにおいて初の「400台オーバー」となった。その後は周知の通り今年で、6年連続の400台オーバーを記録している。
2010年代に入り、タイムトライアルバイクではなく、「トライアスロン専用バイク」として、各社のトライアスロンへの徹底注力が激化したのだった。サーベロP5、トレックスピードコンセプト、スペシャライズドSHIV、そしてフェルトIAなど。電動シフト、油圧ブレーキ、フレーム内蔵ハイドレーションなど、大きな動きとなった。これらの「F1」とも言えるモンスターマシンは、昨今の開発ラッシュの賜物でもあった。そして、課題も多く残す傾向であり、「次世代」から「新世代」として、定着しつつある「トライアスロン専用バイク」は、やや機材先行型となり、乗り手を選ぶバイクともなっている。例えば、サーベロP2なども近いうちにモデルチェンジとなるだろう。今までのP2は幅ひろいユーザーに支持されてきたが、新型はどうなるのだろうか。アイアンマンはプロだけの世界ではない、むしろエイジ選手で支えられているスポーツだ。プロ並みのエイジ選手もいるが、すべてではない。ポジションは、トライアスロンである以上極める必要がある。ロードで言うところの「コンフォート」は必要ない。ただ、過度の「剛性とエアロダイナミクス」は必要ない。ここで、より「快適性」を追求した「アイアンマンバイク」のリリースを期待したい。
そして、今回はダブルトピックス。
チーム・Y青木選手が取材を受けている。
青木選手はチーム・Yの「顔」でもある。