【17Newモデル情報】 CERVELO NEW MODEL

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本日は、サーヴェロの2017年モデルの展示会が開催された。

S3ディスクは、先日の発表から間もないが、実車の展示がされていた。カラーリングもホワイトの他にレッドがあった。S3は、ハンドリング、剛性、快適性など総合評価の高いバイクだ。そのS3のディスクモデルがどのようなフィーリングとなっているのか、気になるところだ。試乗対象としては、注目度の高いモデルとなるだろう。

3月にその予定は発表されていたが、ついにベールを脱いだ。「必要性」のあるオールラウンド軽量Rシリーズと快適性のCシリーズのディスクモデルはすでにラインナップされている。また、各社も同様のタイプにはディスクモデルが存在しているが、トライアスロンやエアロロードへの対応は遅れていた。バイクの性格上の必要性、重要性などがそのポイントとなるが、サーヴェロでは、エアロロードとなるSシリーズのディスク化に踏み切ったのだ。

このS3ディスクは、フレームの断面形状も変更され、リムブレーキ仕様となるS3よりも「エアロダイナミクス」が2Wの向上となっているとのことだ。さすがサーヴェロだ。また、リムブレーキが無くなることで得られるエアロダイナミクスが、ディスクローターの抵抗以上のメリットをもたらしたこともあるのだろう。そして、フレームは、40gの軽量化となる驚きの完成度だ。剛性は9%アップし、その「剛性感」はリムブレーキ仕様のフレームとどのように変わったのかが唯一気になるところだ。ジオメトリーの変更はない。

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S5、P5にニューカラーが追加される。

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そして、新型トライアスロンモデル「P5X」は、KONAで発表される。シートチューブレスフレームにディスクブレーキ仕様となる。サーヴェロらしいトレンドと先進性を押さえた、究極のトライアスロンフレームだ。現時点で完成車販売のみの予定となっている。

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「やはり、サーヴェロには目が離せない。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 ZIPP NSW & Color Wheel Decals

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本日は、ジップの2017年モデルの展示会が開催された。

アイアンマン世界選手権では、常にトップシェアとなるトライアスロンホイールNo.1のアメリカインディアナポリスのブランドで、以前は、レーシングカーのパーツ製作なども行っていた「スピード」にこだわるブランドなのだ。

アイアンマン世界選手権では、この5年間で若干シェアを落としているが、ホイールではダントツの43%超を誇っている。この数値は驚異的なもので、その他の各アイテムのシェアも発表となるが、ここまで高い使用率はない。半数近くがジップを使用しているのだ。バイクのサーヴェロですら23%程度となるので、アイアンマンでは、絶対的なホイールなのだ。

今回の発表は、すでに昨年のハワイアイアンマンにおいてリリースされていた「NSW」の国内入荷だ。完全なスペシャルバージョンと言える使用で、その最強ぶりに拍車がかかるアイテムだ。それと、カラーデカールの展開だ完成車メーカーのカラーカスタムなどにヒントを得ているのだろう。昨今ライバルメーカー、バイクメーカーによるトータルアッセンブルなど、競合も大きなっている中、今年のアイアンマンでも圧倒的な使用率を見せるのだろうか。

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808 NSW Clincher   ¥443,200 + tax

このNSWの特徴は、Fire Strikeに使用されていたブレーキサイドを採用し、各段にブレーキ性能を上げていること、また、リムのディンプル加工は、定番だが、更にリムのスポーク側にエアロダイナミクスのための表面加工がなされている。そして、ハブのラチェットにマグネットを採用し、抵抗を抑えていることだ。タイヤタイプはクリンチャーのみとなる。この「NSW仕様」は、他に404、303、202にも採用されている。

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写真では、ややわかりづらいが、リム内側に加工のラインが確認できる。

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コナでは、マグネット式ラチェットをカットモデルで公開していた。

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Color Wheel Decal   ¥2,900 + tax

ホイール片側1本分の6枚セットで、全カラーMatte仕様、ブラック、ホワイト、レッド、ピンク、ブルー、グリーンが、404、303、202に対応している。808は、ブラックとホワイトのみとなる。

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「いずれにせよ、最強ホイールだ。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

⑱基本の動き

img_0073本日も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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スピニングのレッスンでは、様々な動きをします。その中でもネーミングのイメージとともに象徴的な「高回転ペダリング」があります。慣れた人であれば180回転にも達します。「実際の走行では、そこまでの回転数に上げませんよね?」と聞かれることがあります。
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その通りです。理想的であり、基本となっているペダリングの回転数は、80~90回転となります。120回転を超えればバイクが振れます。150回転での実走をしたことがありますが、インナーロー(一番軽いギア比)でも40kmオーバーとなり、ハンドルがブレないように走ることが難しくなって来ます。回転は加速に繋がらず、結果としては、効率の悪い状態となっています。
では、なぜ高回転ペダリングを練習するのか。もちろん回転数の記録のためではありません。高回転出来るようになることは、目的ではなく、「手段」です。高回転が出来るということは、スムースなペダリングになっているということです。ペダリングスキルが向上すれば、150回転程度では腰の弾みは出ません。腰の弾みは、下死点の通貨速度が遅いために起こります。当然、反対側となる上死点の通貨速度も同様となります。この速度を高めるために「固定ギア」のマシンと徹底した反復練習が必要となります。ただ、中々思ったようにいかないのです。
①ただ、高回転にすると腰が弾み過ぎ、サドルとの振動や摩擦で痛みを感じ続けることが出来ない。
②そもそもペダリングに対する概念として、高回転が認識されていない。
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①に対しては、先述の通り、下死点の通貨速度を高めるよう、「引き脚」のイメージを強くする。膝から下は可能な限りリラックス状態を維持し、太腿の引き上げ速度を高めるようにする。②に対しては、ビギナーだけではなく、ベテランでも見受けられます。通常の実走のイメージがあるため、「負荷感」を身体が記憶しているからです。このレッスンでは、思い切って負荷を軽くし、まずは、回転がしっかりとできるようにして、その後、徐々に負荷を上げれば良いのです。
すでに20年前に実感したことですが、アイアンマンで180km走った後、どうしても大腿部に疲労感を感じていましたが、スピニングを取り入れてからは、翌年の同大会では、バイク後の脚の疲労感がほぼ無かったことに驚きました。レース中も「高回転」を維持出来ていることを感じながら走ってしました。
では、そのための練習は、どの程度だったのかというと、週に一度スピニングを1時間、それを毎週やって、4か月の結果です。バイクに跨がり、走り始めると脚が「勝手」に動き出す感覚が間違いなくありました。しかも高回転に。脚がペダリング運動の「高回転」を完全に認識してくれた、と言った感じです。
もちろん個人差はありますが、多数意見も事実です。ただレッスンに参加しているだけではダメです。簡単に言えば「第3ステージ」の30分は、「全力」でペダリングすることです。
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お試しあれ~(^^)/
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96年スピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。
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「大塚スピニング」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「スピニング」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさま、お疲れさまでした!
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次回は、10/1(土)です。またのご参加お待ちしております。エントリーは、下記ページにて受付中です。
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毎回、スピニングの予定に合わせ開催している「代々木公園 RUN」です。
今日も開催しました。こちらも是非ご参加下さい。
内容は、一周、1.17kmの周回コースをマイペースで2時間走をします。
 
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次回10/1(土)も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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【Bike School バックナンバー】

「 10月のレースに向け、追い込む!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 CERVELO S3 DISC ~A WORKHORSE UNLEASHIED~

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S3ディスクが発表された。

3月にその予定は発表されていたが、ついにベールを脱いだ。「必要性」のあるオールラウンド軽量Rシリーズと快適性のCシリーズのディスクモデルはすでにラインナップされている。また、各社も同様のタイプにはディスクモデルが存在しているが、トライアスロンやエアロロードへの対応は遅れていた。バイクの性格上の必要性、重要性などがそのポイントとなるが、サーヴェロでは、エアロロードとなるSシリーズのディスク化に踏み切ったのだ。

このS3ディスクは、フレームの断面形状も変更され、リムブレーキ仕様となるS3よりも「エアロダイナミクス」が2Wの向上となっているとのことだ。さすがサーヴェロだ。また、リムブレーキが無くなることで得られるエアロダイナミクスが、ディスクローターの抵抗以上のメリットをもたらしたこともあるのだろう。そして、フレームは、40gの軽量化となる驚きの完成度だ。剛性は9%アップし、その「剛性感」はリムブレーキ仕様のフレームとどのように変わったのかが唯一気になるところだ。ジオメトリーの変更はない。

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S3ディスクの開発は、成功となったようだ。同様に予定されている「P5 DISC」がどのように仕上がってくるのが楽しみとなる。ディスクブレーキは、Di2のように後付できるものではない。フレームを変えなくてはならないため、「普及」までは少し時間がかかるだろう。ただ確実に定着すると思われる。抜群のコントロール性は、極上のフィーリングとなるブレーキだ。まだまだ話題は続くだろう。

CERVELO: https://www.cervelo.com/en

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「いよいよサーヴェロもディスク化へ本格始動だ。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 CEEPO 2017 MODEL EXHIBITION

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本日は、シーポの2017年モデルの展示会が開催された。

シーポは、2004年創設のトライアスロンバイクブランドだ。アイアンマン世界選手権のオフィシャルバイクを務めたこともある。その開発には余念がなく、常にトレンドを取り入れ、先進性の高いブランドだ。

2014年のアイアンマン世界選手権において使用率第8位に入り、名実ともにトライアスロンのトップブランドとなっている。そして、競合犇めく中、昨年もトップ10入りを果たしている。シーポはもちろん国内でも人気が高く、宮古島大会などでもその使用率は高い。

さて、今回のモデルチェンジは、バイパーのみとなる。昨年までのバイパーのフォークを変更し、バージョンを増やしている。バイパーでは、ハイドレーション&ストレージが強調されている。カタナ、ベノム、マンバは、追加カラーとなる。スティンガーはカラーも含め継続仕様だ。カラーリングは従来の基調を残しつつも、バイパーのマットブラックが注目となるだろう。2017年もジャパンブランドとして、世界での活躍を期待したい。

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VIPER M-Black   ¥520,000 + tax(フレーム)

このモデルは、昨年までのフラッグシップであったルック型フォークを採用したバイパーの「ノーマルフォーク版」となる。フォークの変更により、フロントハイドレーションを取付けられるようにしている。そのハイドレーションはシーポがプロファイルデザインに提案したもので、単品でも販売される予定だ。生産遅れにより展示会当日は確認できなかった。少し複雑になるが、写真の状態にフロントハイドレーションが装備されたものが「VIPER R」というモデルとなり、グローバルでは、その状態で販売される。2017年としては、そのハイドレーション&ストレージがセットされた状態がトピックスとなる。国内では、「VIPER」のフレームセットにハイドレーション&ストレージの3点セットを購入すれば、「VIPER R」になる。ルック型フォークもバイパーは、「VIPER i」というモデル名で継続となる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4447

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VIPER Black/Red   ¥520,000 + tax(フレーム)

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KATANA   ¥420,000 + tax(フレーム)

変更点はカラーリングのみとなる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4487

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VENOM   ¥320,000 +tax (フレーム)

変更点はカラーリングのみとなる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4487

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MAMBA   ¥230,000 + tax(フレーム)

変更点はカラーリングのみとなる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4487

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CEEPO創設者であり、トライアスロンバイクメーカーのカリスマ、田中信行氏が自らプレゼンテーションを行い、数少ない「トライアスロン専門」のブランドとして、そのこだわりを熱く語ってくれた。自身もアイアンマン世界選手権に出場するトップエイジ選手だけに、ユーザーとしての意見が盛り込まれた製作に定評がある。

【メーカーサイト】http://www.ceepo.jp/

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「日本人選手ご用達、シーポだ。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【取材予定】 アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ ~10月から始まり10月で終わる~

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トライアスロンの最高峰、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP まで、1ヶ月となった。

トライアスロンは、10月から始まり、10月で終わる。今年で38周年目となるアイアンマンは、プロ選手とトップエイジが出場できるアイアンマントライアスリートにとって最高峰のレースとなる。現在、世界で40の予選レースがあり、僅かなスロットを賭け、上位入賞者のみが出場できるハワイは、全トライアスリートとって憬れであり、「頂点」のレースなのだ。そのレースで走ることで今の自分が「世界のどこにいるのか」それを確認するためにハワイに集まってくる。プロだけではない、エイジ選手も全てを費やしスタートラインに立つ。そんなエキサイティングなレースが、アイアンマンワールドチャンピオンシップなのだ。プロ選手は誰が勝ってもおかしくない、天候によっては、大きくレース展開が変わる。その天候が、その時、その瞬間まで分からない。選手を苦しめる強風と灼熱の太陽。己に勝った者が「勝者」となる。

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このチャンピオンシップ出場のためのポイントランキングを見ると下記のようになっている。レースの出場とその結果でポイントが付与されるが、アイアンマンレースは、その選手へのダメージが大きくなるレースのため、効率良くポイントが稼ぐことが重要となる。昨年の本大会で上位に入った選手や優勝者は、その結果も大きなポイントがゲットできるため、この「ポイントレース」を優位に進めることができる。また、ポイント下位の選手は、ポイント数を少しでも上げるため、出場数、とそのタイミングが「最初」の勝負となるのだ。

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このポイントデータですべてを予想するのは難しいが、やはり昨年の覇者フロデノは「本命」であり、2014年優勝のキーンルの2人は優勝候補と言えるだろう。この2人はポイントもワンツーとなっているが、右端2列を見ると分かるが、フロデノを除き、必ずしもポイントランカーが、その結果とはなっていない。昨年のレーストップ10中ポイントもトップ10だったのは3選手のみとなる。

気になるのは、ポイント3位に入ったマクマホンだ。昨年の7000台のポイントから一気に10000ポイント越えとなっている。過去5年間を見てもポイントランキング3位以内は、優勝またはそれに絡むレース展開となっているからだ。この選手も注目だろう。

そして、「大穴」となるか。8位のオドネルと9位のラエラートだ。ともにこの5年アイアンマンレースを盛り上げて来た2人であり、長く上位で活躍している選手だ。昨年は、ラエラート2位、オドネル3位となっている。ラエラートは、昨年2:50のランタイムでトップ10では最速、オドネルは、4:26のバイクタイムでキーンルに次ぐラップとなる。昨年は、バイク後半で上位を走るオドネルに沸いたのだった。そして、ラエラートは40歳。年齢とも戦い、「神」の走りができれば、勝機はある。

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今年もエイジのレベルが気になるところだ。昨年同様の「サブ10比率」のデータとなる。その比率をレベルとし、エイジの選手動向を見る「一つ」のモノサシとしている。2015年は、近年では、サブ10での順位が良くなっている。先述の通りだが、天候により当然タイムも左右するため、絶対的なデータではないが、参加人数から見るとレベルが下がったデータとなる。

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サブ10は10時間を切ること。スイム2.4マイルを1時間、バイク112マイルを5時間30分、そして、ラン26.2マイルを3時間半で走っても、トランジットが入ると10時間は超えてしまう。並大抵のことではない。ましてやハワイで達成することは難しい。予選レースでのサブ10は出来てもハワイでは、それが出来ない。それだけに出場するだけでも難関となるハワイでサブ10を成し遂げることはエイジ選手にとって快挙とも言える。上の表の通り、2009年までは、世界の300位」でもあったサブ10なのだ。

そして、Triathlon GERONIMOのメインとなるのが「トライアスロンMONO」だ。このために取材を続け、20年となる。今年はバイクのニューモデルも多い年で、サーヴェロ、BMC、キャノンデール、キャニオン、そして、オフィシャルとなったヴェンタムなどに期待がかかる。また、例年話題となる「使用台数」も今年は面白くなりそうだ。昨年勢いを感じさせていた、フェルトやアルゴン18、そしてダイアモンドなどその結果が楽しみだ。Di2はある程度の定着となり、スラムのワイヤレスも登場した。ホイールのエンヴィはどこまで伸ばして来ているのか。また、ディスクブレーキの「兆し」は見えるのか。そして、「足らないフレーム」はトレンドとなるのか。ヴェンタム、ダイアモンド、ファルコ、そして、サーヴェロなどの「次世代型トライアスロンバイク」が以前のケストレル、ジップ、ソフトライドのように、「ハワイの特徴」となるのだろうか。

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トップ10のブランドで70%以上を占める、「トライアスロンブランド」だ。キングサーヴェロは今年も不動だろう。ただそれ以外のブランドは分からない。世界のトライアスロンバイクトレンドを決めるハワイの使用台数は、条件、事情もあるが、まずは、「基本データ」と考えて良いだろう。

※ GC:Triathlon GERONIMO Count / LC:LAVA Magazine Count / 2011~14 LC

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【大会情報】

■開催日 2016/10/8(土)ハワイ現地時間.

■競技 スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile

※詳しくは、下記HPへ http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8

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ハワイアイアンマンの選手、レース、そして、MONOをしっかり伝えたい。世界的にも、国内でも盛り上がりを見せてるトライアスロン。様々な角度から分析をしながら、より良く楽しめる環境作りに繋がることを期待しながら取材を続けている。そして、「前哨戦」とも言えるアイアンマン70.3も明らかにその流れが出て来た。次に勝つのは、「70.3覇者?」なのか。その流れも確認したい。

さて、今年のハワイはどうなるのだろうか。今から興奮状態となる。

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昨年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?cat=25

「トライアスロンは10月で始まり、10月で終わる。つまりコナが全てなのだ。今年も全力取材!」
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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 SCOTT BIKE 2017 MODEL YEAR EXHIBITION

本日は、スコットの2017年モデルの展示会が開催された。

スコット言えば、「DHバー」を開発した元祖のメーカーだ。それだけに「トライアスロン」への想いも強いメーカーだ。現在、スコットブランドではDHバーを造っていないが、アイアンマンのPLASMA、ショートのFOILと、トライアスロンシーンにおいてレギュラーなポジションを持つバイクブランドだ。

現在、ハワイアイアンマンにおいても、トップブランドとしてその使用率は高い。過去5年間を見ても確実にトップ10入りしている。昨年は、前年10位から6位に上がったのも新型PLASMAが大きく貢献している。そして、ハワイでは、スコット勢のバイクラップが速いのだ。逆に言えば、バイクの強い選手をサポートする傾向がある。その代表格が、2014年の覇者セバスチャン・キンールだ。強風の中、圧倒的な強さを見せたキーンルのバイクは記憶に新しい。

さて、今回のモデルチェンジは、トライアスロン、エアロロードにはない。唯一関係しているのは、FOIL用のエクステンションバーがリリースされたことだろう。待望のバーの登場にFOILのトライアスロンでの使用率も高まるだろう。ロードでは、ADDICT DISCが追加となった。当日は、入荷が遅れて展示会には間に合わなかった。モデルとしては、ミドルグレードの設定となっている。そして、新型かつMIPS搭載のエアロヘルメットがトピックスとなる。各社で開発ラッシュとなっている、エアロヘルメットだ。また、同時に「安全性」や「視認性」など、ライダーを守るアイテムとして、近年、注目され続けている。各完成車など、カラーリングやアッセンブルにおいては、「ニューモデル」であり、2017年として、リフレッシュされている。

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FOIL

スコットのエアロロードがFOILだ。初代FOILが2011年にデビューし、昨年フルモデルチェンジとなった。後述の通りだが、専用エクステンションバーも発表され、よりトライアスロンでの使い易さを高めている。完成車では、リーズナブルな設定もあるバイクとして、トライアスロンでの使用率は高まっている。ドラフティングのエリートレースからアイアンマン70.3まで幅広く使用されているバイクだ。

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FOIL PREMIUM   ¥1,390,000 + tax

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FOIL 10   ¥569,000 + tax

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FOIL 20   ¥449,000 + tax

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ADDICT

スコット史上最軽量のバイクがADDICTだ。ADDICT SLのカーボンは、東レT1000を駆使し、軽量性と剛性をバランス良く仕上げている。当然上りを得意とするバイクだが、F01テクノロジーのフィードバックにより、エアロダイナミクスや快適性も高次元に融合させたオールラウンドバイクとなっている。今回は、ディスクモデルがラインナップされている。

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ADDICT RC Di2   ¥1,090,000 + tax

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ADDICT 15 Di2   ¥489,000 + tax

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NEW   ADDICT 20 DISC   ¥459,000 + tax

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SOLACE

快適性を重視したモデルがSOLACEとなる。剛性を確保しつつ、乗り心地とのバランスを考えた軽量性の高いバイクだ。またフレームもサイズにより、カーボンレイアップを配慮し、快適性を確実に維持している。ブレーキフィーリングがソフトなディスクブレーキもいち早く導入し、総合的なコンフォートモデルとして、確立している。

SOLACE 10 DISC   ¥409,000 + tax

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CR1

スコットのロングセラーモデルとなるCR1。ただその性格は、変化している。デビューと当時はヒルクライムモデルとして、人気を博した。その後、軽量モデルはADDICTに譲り、快適性とコストパフォーマンスを追求するモデルとなっている。その特徴は、ロングライド時などに、ショックダンピングシステムが大きな効果を発揮することだろう。

CR1 20   ¥229,000 + tax (上)

CR1 30   ¥189,000 + tax (下)

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CR1 10   ¥269,000 + tax

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SPEEDSTER

スコットのアルミシリーズがSPEEDSTERだ。10万円台~15万円台のエントリーモデルを12モデルもラインナップされている。レースでも使用できる105モデルからディスクブレーキ仕様まで、その構成も十分となっている。アルミにもF01テクノロジーが生かされ、内臓ケーブル処理も美しくまとめられている。

SPEEDSTER 11 JAPAN LIMITED   ¥155,000 + tax

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CONTESSA

コンテッサシリーズはウィメンズのためのジオメトリーとなっている。通常モデルと同じように、SOLACEやSPEEDSTERが設定されている。ウィメンズということもあり、特にカラーリングが特徴的だ。カーボンモデルやディスクブレーキモデルもラインナップされている。

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NEW   CADENCE PLUS   ¥26,800 + tax

新型エアロヘルメットのCADENCE PLUS。航空宇宙工学、流体動力学の権威アデレード大学のRichard kelso氏と共同で開発をし、エアロダイナミクス向上になっている、そして、エアロダイナミクスと通気性の難しい融合を高次元に収めている。また、各社採用の衝撃吸収シテシテム「MIPS」も搭載され、更なる安全性が高まった。

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NEW   CENTRIC PLUS   ¥27,800 + tax

このモデルも新型となるが、CADENCE PLUS同様に性能の高さは引けを取らない。比較としては、最大の特長として「通気性」となる。より、白熱する、レースコース、距離、展開などにより、このモデルのチョイスとなるだろう。そして、このモデルも衝撃吸収システムのMIPSが搭載されている。

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SPIRIT   ¥28,000 + tax

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ROAD RC   ¥42,800 + tax

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BACK PACK   ¥12,000~23,000 + tax

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Bar / Stem Aero Syncros RR1.0 Carbon Aero   ¥75,000 + tax

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NEW   Syncros RR1.0 Tri Extension for Bar / Stem Aero and SL   ¥32,000 + tax

ついにリリースとなったフォイル用のDHバーだ。正確には、ロードバイクのジオメトリーと走りに合わせた「アシストバー」となる。パッドは通常のDHバーと遜色ないものが付いているため、ドラフティングレース用というよりは、「DHポジション」をある程度取ることを想定している。このバーの登場により、エアロロードのより「トライアスロン適正」が高まったと言えるだろう。

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PLASMA PREMIUM   ¥1,490,000 + tax

2014アイアンマンワールドチャンピオンシップウィナーズバイク。後方に写っているキーンルによって、世界最高峰のトライアスロンでNo.1となったバイクだ。独自のエアロ形状F01によってシンプルに見えるフレームもエアロダイナミクスは高い。またエアロドリンクシステムをプロファイルとコラボレーションし、一体型に収めるデザインは現在のトレンドの象徴となっている。

【KONA 2015】 http://triathlon-geronimo.com/?p=5808

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「今年のハワイでは、100台超えが目標だ!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

⑰ NON STOP !

IMG_0046本日も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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スピニングのマシンとレッスンの特徴であり、良い点として、レッスン中(2時間)は、休むことなくペダリング状態にあるということだ。「二足歩行」の人間にとって、ペダリングという回転させる運動は、日常的には行われない。そのため、強制的にその運動を行い、可能な限り「日常化」を目指すことが必要となる。
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まず、このマシンだが、物理的には、前輪のようなフライホイールという15~17kg前後の「重り」とクランクが「固定ギア」で繋がれているため、フライホイールが回転している間は、脚を止めることができない。無理矢理止めようとすると自身の脚、特に膝に負担がかかり、最悪怪我をする可能もある。それほどの重りによる「反動」があるのだ。もちろん、危険なものでなく、ブレーキも付いているため、オーバーペースになった時には、「減速」「停止」はできる。そんな僅かなリスクよりも、固定ギアによる「常に」ペダリングし続けることが最大のメリットなのだ。19時にスタートし、21時までの2時間の間、ほぼ全員の参加者が脚を止めることなく、ペダリングをしている。
次に、レッスンだが、ショートインターバルでは、「最高回転数」となり、上りや向かい風では、「負荷」に耐えながら走っている。高回転や高負荷は、それぞれの「マイペース」で行っているが、それらの「レベル」が低い場合、果たして効果はあるのだろうか、と考えてしまう人もいるだろう。もちろん、レベルは高いことも必要なことだが、大事なことは、「漕ぎ続ける」ということなのだ。先述の通り、固定ギアという「仕組み」のために、原則、脚は止められない。というよりは、止めなくて良いのだ。そして、「2時間×1本」というメニューが休ませない。
それがスピニングなのだ。
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96年スピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。
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「大塚スピニング」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「スピニング」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさま、お疲れさまでした!
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次回は、9/17(土)です。またのご参加お待ちしております。エントリーは、下記ページにて受付中です。
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毎回、スピニングの予定に合わせ開催している「代々木公園 RUN」です。今日は雨天のため中止となりましたが、こちらも是非ご参加下さい。
内容は、一周、1.17kmの周回コースをマイペースで2時間走をします。
 
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次回9/17(土)も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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【Bike School バックナンバー】

「 9月、10月のレースのために!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Collaboration Cafe at Segafredo Hiroo

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本日は、トレックとセガフレードのコラボカフェがOPENとなった。

元々あったセガフレード広尾店だが、トレック一色となっていた。店内に入るとすぐ右手にトレックジャージを着たマネキンとドマーネALRが展示され、カタログも置く徹底ぶり。メニューのプライスボードの下にはトレックの写真が飾られ、2Fへの階段では、カンチェラーラが出迎えてくれる。そして2Fには、FXとプロジェクトワンでグリーンに仕上げられたドマーネSLR9が中央に展示、壁面にTシャツやパネルなど、想像以上のコラボレーションだった。

「今日はいつもと違いますね。トレックの目当てのお客様がいらっしゃっています。」とトレックロゴが大きく入ったTシャツを揃えて来ているスタッフのコメントだった。

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【メーカーNEWS】

プロツアーチームのスポンサーであるセガフレードとトレックのコラボレーションカフェが、9月3日(土)よりセガフレード広尾店でスタートしました。

4月のDomane SLR発表以来のコラボ企画であり、お店の前にはバイクラックが設置され、お客様は気軽に自身のロードバイクやクロスバイクで来店することが可能です。店内には最新モデルのバイクの展示や、ブランドの理念、そしてロードレース界のレジェンドであるファビアン・カンチェラーラ選手が直筆でサインしたパリ~ルーベの石畳も展示されております。

トレックのことをよく知らない人でも、来店すれば間違いなくトレックというブランドに関心を持たれると思います。これを機に、本格的なエスプレッソを飲みながら、Domane ALRなどのトレックの最新バイクをご覧いただけますので、是非お越しください。

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◆◆キャンペーン情報◆◆
セガフレード広尾店のレシート(9/3以降発行)をお持ち頂き、自転車で数分の場所にあるトレックストア六本木店で試乗して頂いた先着20名様に「トレック・セガフレード限定デザインのコーヒー券」をプレゼントいたします!

※セガフレード・ザネッティ・エスプレッソは、イタリアに本部を置く大手コーヒー焙煎メーカー「セガフレード・ザネッティ」が日本の33店舗を含め、全世界で400店舗以上展開しているイタリアンバールチェーン。アルコール、フード、ドルチェ、アンティパストなども幅広く揃え、朝から夜まで、一日中お楽しみいただけるメニュー構成となっております。

セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店

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「 スピードコンセプトも置いてほしいですね。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GIRO】 Aerohead Ultimate MIPS

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■GIRO Aerohead Ultimate MIPS

ジロは、30周年を迎えたアメリカのヘルメットブランドだ。ロードレースからトライアスロンまで幅広く支持を得ている。そのクウォリティは逸品中の逸品と言えるだろう。ジロは、創業当初からエアロダイナミクスを追及したヘルメットを開発していたパイオニアでもある。初代、アドバンテージは、TTヘルメットの奔りでもある。そして、1989年にグレッグレモンが、初代エアロヘッドをかぶり、ツール・ド・フランスの最終ステージで逆転優勝を飾り、二度目の個人総合優勝となっている。

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エアロヘッドは、速さを追求したヘルメットだ。外観上では、ほぼエアインテークがないのだ。シールドのわずかな「切り欠き」からエアを取り込んでいる。内部には、そのエアフローがあり、温度上昇を抑えている。また、特徴的なシールド形状で、サイドまで伸ばし耳まで覆われているデザインは、エアロダイナミクスを向上させている。このシールドは、強力マグネットで固定されているが、着脱は簡単でエアアタックシールドのように、外して逆さまにしてヘルメット本体に固定ができるようになっている。前部に隠しマグネットが埋め込まれるなど、細部にもこだわりを感じる。

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本体素材は、シェルにテキストリームカーボンを使用し、軽量で強度の高いヘルメットになっている。また、シールドは、ツァイスにより鮮明な視界が確保される。その他、ロックロックシステムでのフィット性の高さ、汗の吸収性の高い抗菌パッドなど採用している。そして、ミプスという多方向衝撃保護システムで、「安全性」の高いヘルメットの一つでもある。

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「詳しくは、ルミナNo.59をご覧下さい。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka