極上ライド

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トレックの新型ドマーネに乗ってみた。先日発表された話題のドマーネの特長は、大きく3つだろう。前後のISO SPEEDとハンドルバーがその武器なのだ。それが悪路での「快適性」を高めている。

昨今これらのタイプのバイクが注目となっているが、このドマーネのリリースで、完成の域に入ったと言えるだろう。「コンフォート」「ロングライド」「快適性」など様々なキーワードがあるが、このバイクは完全に「レーシングバイク」であり、その中で究極とも言える相反する「技」を見事に融合させているのだ。そのため、ターゲットは広く、悪路でのレースはもちろん、ロングライドでゆったりと走ることも十分にオススメとなるモデルだ。

実際に乗った感覚では、イメージ通り、ハンドルからのマイルドなフィーリングとサドルの乗り心地は十分だった。また、サドルは、大きな段差になるとダイレクトにしなっているフィーリングを感じることができる。そして、もちろんロードバイクとしての基本性能に違和感はなく、特に踏み出しの軽さが良い感覚だった。極上の乗り味と言って良いだろう。

そして、「トライアスロン」としてはどうだろうか?もちろん、同社には、スピードコンセプトがあり、エアロロードのマドンがあるので、一般的にはその方向性から外れるかもしれない。ただ、ロングライドとなるトライアスロンのバイクパートは、いかに疲労を抑えて、ランに繋げるのかも重要なポイントである。その点においては、ドマーネの「快適性」は十分な可能性を持っている。

《関連情報》 【メーカーNEWS】 全国10ヵ所でトレックによる試乗会を開催

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フロント ISO SPEED

ダイレクトに動く構造となっている。ヘッドのガタつきと勘違いしてしまうほど。調整などは比較的簡単だが、先述の通り、ヘッドのガタが出ていないかは、しっかり確認が必要となる。

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リア ISO SPEED

今回は、「調整式」になったことがポイントだ。シートチューブが2本で構成され、裏側のシートチューブをテコの原理で支点を変えることにより、その「しなり」を調整することにより、振動吸収を変化させている。

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ハンドル ISO CORE

このハンドルがまた大きな特長となっている。ハンドルを握り力を加えると体感できるが、そのしなりが凄い。これによって、ハンドルから受ける振動を吸収してくれるのだ。

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今回試乗したモデルは、DOMANE SLR6。その他の情報は下記関連情報にて。

《関連情報》【メーカーNEWS】 トレックがフルモデルチェンジしたDomane SLRを発表

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 全国10ヵ所でトレックによる試乗会を開催

bronto【プレスリリース】

Choose Your Weapon ~全国10ヶ所 トレック試乗会を開催~
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この度4月末から6月末にかけて、新登場したばかりのDomane SLRを中心に、全国10ヶ所にてトレック試乗会を開催いたします。是非この機会に新型DomaneやMadone、Emondaを体感してみてください。

■概要:
新型Domane、Emonda、Madoneの試乗会(全国10ヵ所)

■日時と場所:
1st Ride: 4月24日(日)大阪市・中之島 大阪プレミアムバイクインプレッション ※
2nd Ride: 4月30日(土)福岡市・志賀島
3rd Ride: 5月7日(土)埼玉県さいたま市 バイクプラスさいたま大宮店
4th Ride: 5月8日(日)東京・外苑前 東京プレミアムバイクインプレッション ※
5th Ride: 5月15日(日)岐阜県 Coupe de AACA 木曽三川公園 ※
6th Ride: 5月22日(日)広島県宇品市 宇品BICYCLE FESTA
7th Ride: 5月28日(土)、29日(日)北海道札幌市 北海道スポーツサイクルフェスティバル2016 ※
8th Ride: 6月4日(土)香川県高松市 Wavebikes高松
9th Ride: 6月11日(土)山梨県 富士ヒルクライムサイクルエキスポ ※
Final Ride:6月18日(土)東京都立川市 立川創造舎

※はイベントへ出展し、そこでトレック試乗車をご用意いたします。それ以外はトレック単独での試乗会となります。また大阪、東京のプレミアムバイクインプレッションのみ有料での試乗会となりますのでご注意ください。各試乗会の詳細はトレックフェースブックの「イベント」にてご確認ください。
トレックのイベントページ

■試乗会当日に関するお客様へのトレックからのお願い
・試乗には必ずヘルメットの着用が必要です。こちらも準備いたしますが、数に限りがございますので、ご持参のご協力をお願いします。
・ヘルメットを着用の上、安全に注意した服装でお越し下さい。(サンダルなどはNG)
・免許証や個人番号カードなどの顔写真付きの身分証明書をご持参の上、試乗する際に係員へ提示下さい。顔写真付でない健康保険証などではお断りさせていただいております。
・荒天により試乗会の日時が変更・中止となる可能性がございますので、ご了承下さい。情報は随時更新いたしますので、こまめにご確認いただくようお願いいたします

Choose Your Weaponとは。。。
トレックのロードバイクのラインナップは「Madone(マドン)」、「Emonda(エモンダ)」、「Domane(ドマーネ)」の3種類あります。マドンはエアロ(空力)、エモンダは軽量性、ドマーネは快適性と、それぞれ異なる特徴を持ったロードバイクになります。スポーツ自転車の楽しみ方は千差万別。スピードを楽しみたいならマドン、ヒルクライムで楽に速く走りたいならエモンダ、ロングライドを楽しむ方にはドマーネなど、その方の走り方次第で選択するバイクが異なります。自分に合うバイクがどれなのかを体感を通して選んで頂きたいという思いから、「あなたに合うバイクを選ぼう」というメッセージのChoose Your Weaponと名付けました。

DomaneSLRの紹介ページへ

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 トレックがフルモデルチェンジしたDomane SLRを発表

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【プレスリリース】

最新テクノロジーでさらなる快適性をもたらす新Domane登場

この度トレックは、人気シリーズであるDomaneをフルモデルチェンジし、新モデルとして「DomaneSLR」を発表いたします。2012年に発表された初代のDomaneは、ファビアン・カンチェラーラ選手のクラシックレースを支えるエンデュランスロードバイクとして知られ、多くのサイクリストの方から支持を得てまいりました。初代モデルにさらなる技術改革を進め、第二世代ではこれまでのロードバイク史上例のない新技術が加わりました。フレームからシートチューブを独立させた従来のIsoSpeedに調節可能なスライダーを加えたことにより、ライダーは路面に合わせた自分好みの走り方を実現できます。また、改善が困難とされていたフロント部での振動吸収率も、フロントIsoSpeedとIsoCoreハンドルバーの新技術により克服しました。

Swiss rider Fabian Cancellara of Trek Segafredo Team, on his arrival to the 2016 Strade Bianche from Siena's Fortezza Medicea to Siena's Piazza del Campo, Italy, 5 March 2016. Strade Bianche is a 176km road race containing seven sectors of white gravel roads. ANSA/CLAUDIO PERI
Swiss rider Fabian Cancellara of Trek Segafredo Team, on his arrival to the 2016 Strade Bianche from Siena’s Fortezza Medicea to Siena’s Piazza del Campo, Italy, 5 March 2016. Strade Bianche is a 176km road race containing seven sectors of white gravel roads. ANSA/CLAUDIO PERI
Fabian Cancellara wins the 2016 Strade Bianche
Fabian Cancellara wins the 2016 Strade Bianche

 

 

 

 

 

 

 

DomaneSLRは、2016年3月にイタリアで開催されたロードレース「ストラーデ・ビアンケ」でのファビアン・カンチェラーラ選手の勝利を以ってすでにその実力が実証されています。Domane_SLR_9_eTap


■DomaneSLRの新技術

Adjustable Rear IsoSpeed detail【調節式IsoSpeed】

2012年に発表されたIsoSpeedは、パワーの伝達を確実に行いつつ、従来のロードバイクより2倍の快適性を手に入れ、ロードバイク界に改革をもたらした。しかし、トレックの開発チームは、決してそれに満足することなくさらなる改善を進めた。ライダーの身体はそれぞれ違った形状や大きさである、という理論のもと、どの条件において最も望ましい走り方にするため、Domaneをあらゆる環境や路面でテストを繰り返した。その結果、導き出された答えがシートチューブのしなりを調節できるスライダーである。驚くべきは、スライダーの調節位置を一番下にすると振動吸収率は第一世代と比べ、14%も高まっている。


Front 3_4【フロントIsoSpeed】
Domaneの潜在能力をさらに引き出すべく、第二世代ではIsoSpeedの次なる章となるフロントへの改革が行われた。初代のIsoSpeedはライダーの重心の後部のみで威力を発揮していたが、身体にとって重要なもう一つの部位である前部には、さらなる改善の余地があった。前部の改善に向けた課題は、2010年の初代Domaneで直面したシートチューブのIsoSpeedのときとは打って変わっていた。フロント部への開発に対する課題は「安定さと効率性、ハンドリング性能を損なわずに振動を軽減すること」とリアのそれとは大きく異なっていた。しかし、トレックはフロントにもIsoSpeedを導入することで、この課題を見事に乗り越えた。フロントIsoSpeedはステアチューブがヘッドチューブから独立して回転する技術であり、バイク前面の縦方向の振動吸収性を従来のロードバイクから10%も向上させる。


IsoCore Bar【IsoCoreハンドルバー】
自社で世界トップクラスの製品開発ができる大きな利点の一つは、必要に応じた専門知識を活用し、バイク全体を一貫して扱えられることである。チームはフロントIsoSpeedが効果を発揮することを理解していたが、振動吸収性に優れた新しいハンドルバーがあればその効果をより高めることができると考えていた。そこでボントレガーの開発チームは、全く新しいIsoCoreハンドルバーを開発し、この課題に応えたのだ。IsoCoreハンドルバーは、OCLVカーボンに特殊なエラストマーを重ねて構成され、細かな振動の吸収を大きく改善した。結果、従来のカーボン製のハンドルバーと比べ、20%の振動の軽減に成功している。


Tire Clearance Direct Brakes【ディスクブレーキのオプションとさらに広くなったタイヤクリアランス】
Domane SLRはキャリパーブレーキまたはディスクブレーキのモデルを選択でき、両方とも以前よりも広いタイヤクリアランスとなっている。キャリパーブレーキ仕様のDomane SLRでは28Cのタイヤ、Domane SLR Disc では32Cのタイヤが標準装備される。Domane SLRにはダイレクトマウントの軽量ブレーキが備えられ、ディスクブレーキモデルには12mmのスルーアクスルを搭載。両モデルは、目立ちにくいフェンダーマウントも備えている。


Control Center【その他の特徴】
トレックでは、走りの性能をつかさどるテクノロジーの開発だけでなく、見た目や機能美に対するアプローチでもライダーのニーズに応えている。例えば、Domane SLRのシートチューブのボトルケージの真下にはDi2バッテリーを収めるDomane Control Centerが備われ、これは空気抵抗に非常に定評のあるMadoneから取り入れている。また、それぞれのユーザーの希望通りのスペックやカラーに応えるためにDomaneSLRでは、トレックのカスタムバイクプログラムであるProject Oneからも入手できる。※Project Oneで選択できるのは、キャリパーブレーキモデルのみ。

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最新Domane SLRの日本国内でのラインナップ(完成車)は以下の通り:
Domane_SLR_6■ DOMANE SLR 6     

フレーム:OCLV 600 Series

メインコンポ:Shimano Ultegra 6800

ホイール:Paradigm Comp Tubeless Ready

価格:590,000円(税込)

Domane_SLR_6_Disc■ DOMANE SLR 6 DISC  

フレーム:OCLV 600 Series

メインコンポ:Shimano Ultegra 6800

ホイール:Paradigm Comp Tubeless Ready Disc

価格:640,000円(税込)

Domane_SLR_7■ DOMANE SLR 7     

フレーム:OCLV 600 Series

メインコンポ:Shimano Ultegra Di2

ホイール:Paradigm Comp Tubeless Ready

価格:680,000円(税込)

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BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

トレック New Domane 発表

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本日、世界同時発表となった、ニュードマーネ。

トレックは、スポーツバイクのトップブランドであり、アメリカを代表するブランドでもある。昨年発表のエアロロード、Madoneは、そのパーフェクトな走りに絶賛されている。そして、今回は、New Domaneが発表となった。すでにFabian Cancellaraが使用しているモデルだ。「快適性」では、一歩先をリードするトレックの更なるニューモデルには、大きな期待がかかる。

尚、来る4/18(月)にトレック「New Domane」が国内記者発表となる。

取り急ぎの情報とし、メーカーNEWSが下記の通り、画像、詳細は後日アップ予定。

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FOR IMMEDIATE RELEASE

Groundbreaking second generation smoothes even more broken ground

(Waterloo, WI) — Building upon on what has quickly become the company’s most popular road bike platform, Trek Bicycle has unveiled the all-new Domane SLR. Originally unveiled in 2012, Domane is Trek’s performance road platform of caliper and disc brake-equipped Endurance Race bikes. Improving on what has been widely accepted as a breakthrough in modern bicycle design, Domane’s key feature, IsoSpeed rear decoupler, is now adjustable to suit the terrain and rider’s vertical compliance preference. Trek has also now graced the cycling world with a solution to the bumps and vibrations riders feel in the front half of their bike with the introduction of Front IsoSpeed and the brand new vibration damping IsoCore Handlebar expanding upon IsoSpeed’s potential rider benefit. The Domane SLR has already been proven on the WorldTour as Fabian Cancellara raced it to victory at the 2016 Strade Bianche. 

Adjustable Rear IsoSpeed
What made Domane an instant classic was the revolutionary IsoSpeed rear decoupler. Professional athletes, journalists, and riders the world over immediately felt a difference, and the technology was hailed as an immediate success. With Domane, the world now had a bike that was twice as compliant as a traditional road bike while still putting all the rider’s power to the road. Relentless innovation being central to the corporate culture, Trek engineers in collaboration with Trek’s roster of professional athletes immediately began researching the technology’s potential for improvement. That effort was centered around the ideation that riders come in many sizes and shapes, and employ the Domane in varied conditions and terrain all while seeking a preferred ride feel. The result is adjustable vertical compliance. Located just behind Domane SLR’s seat tube is a slider that allows the rider to control Domane SLR’s vertical compliance based upon their preference or the terrain they intend to conquer. In its lowest setting, vertical compliance increased overall by 14% when compared to the first generation Domane. 

Front IsoSpeed
Attacking the second half of IsoSpeed’s identified potential, it was time for the development team to revolutionize Domane’s front half. While IsoSpeed’s rear decoupler had riders’ backs, some essential parts of our bodies were left wanting. The challenge presented was not dissimilar to the same the team faced in 2010 when the development of the first generation of Domane began: Reduce vibration without sacrificing any efficiency or control. In kind, the solution to the front was not all that dissimilar to the rear. Front IsoSpeed is a decoupler that allows the steerer tube to flex independently from the head tube, increasing the vertical compliance of the front of the bike by 10% compared to a traditional road bike. 

IsoCore Handlebar
One of the greatest benefits of having a world class component development company located within the same walls is that you can call upon their expertise and treat a bike as a complete system. That’s exactly what Trek’s development team did when it came time to address one of the most critical touch points of Domane SLR—the handlebar. The team knew they had something special in Front IsoSpeed but the effect could be amplified if they had a new handlebar to address higher frequency vibration. Bontrager’s development team responded in kind with the all-new IsoCore handlebar. Constructed with a continuous inner layer of a specialized thermoplastic elastomer encased in proprietary OCLV, the IsoCore handlebar improves damping of high-frequency vibration with a reduction of vibration by 20% over standard carbon handlebars.

Disc brake option and additional tire clearance
Domane SLR is available in a caliper and disc brake models, both possessing enhanced tire clearance. Adding to the platform’s versatility, riders can now run 28c tires on Domane SLR and 32c tires on Domane SLR Disc while still meeting CPSC and ISO clearance standards. The caliper Domane SLR features lightweight direct mount brakes while the disc-equipped bikes utilizes 12mm thru axles. Both versions include hidden fender mounts.

The best of the rest
While many brands rest on just incremental changes to their platforms, Trek takes a different approach and has included a few key bonus features designed to improve the riding experience of all cyclists. Borrowing from one of the most lauded features of its aero brethren, Madone, Domane SLR is equipped with Domane Control Center, housing an internal Di2 battery just under the downtube water bottle cage. Riders looking for a more custom option can begin building the bike of their dreams immediately as Domane SLR’s caliper brake models are available immediately via Trek’s custom bike program Project One. Both Endurance Geometry and Race Shop Limited Pro Endurance Geometry are available to customize through Project One.

The all-new Domane SLR lineup is as follows:
Domane SLR 9 eTap
Domane SLR 7 Disc
Domane SLR 7
Domane SLR 6 Disc
Domane SLR 6
Domane SLR and Domane SLR Race Shop Limited available through Project One

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【suplest】 Edge3 TRIATHLON

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■suplest Edge3 TRIATHLON                                                          \36,000 + tax

スープレストは、2007年創業のスイスのシューズブランドだ。ハイエンドモデルのこだわり、サイクリストによるサイクリストのためのクウォリティの高いモデルをリリースしている。トライアスロンモデルの他に、ロードモデル、オフロードモデルも製作している。

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スープレストの根幹となるコンセプトとして、「ERGO360」がある。これによって、フィット性を高めている。まず、つま先は、一目瞭然となるが、ちょうど爪の当たる部分が高く作られているため、爪を含め、足先への違和感や負担を軽減している。次に幅は、個人差はあるが、比較的広めではあるため、日本人の足には合い易いだろう。また、トゥボックスを縫目のない一体成型としているため、履き心地が良い。そして、ヒールカウンターがしっかりとホールドするのだ。その他、ソールはカーボン製で、前部と中央部にベンチレーションがある。また、磨り減り易いヒールグリップは交換が可能となっている。

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実際の履き心地だが、やはりつま先の開放感が大きく、ロングライドでも安心できるフィーリングだ。また、ヒールは、タイト過ぎるものもある中、バランスの取れたフィット感が得られた。そして、インソールも強化されている。ソールスター製を採用し、3Dのフィット感が十分堪能できる。脱ぎ履きは、開放が大きいためし易いが、履いた後、メインのストラップを締める時にやや引っ掛かりがあるため、少し加工すると良いかもしれない。踵のループは大きく使い易かった。

シューズのフィット感は個人差があるが、一度試してみる価値はあるだろう。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【BBB】 AERO TOP

IMG_7587 ■BBB AERO TOP                                                                            \38,800 + tax
BBBは、1999年創設のオランダのブランドだ。早くからパーツ、用品の総合ブランドとして、パッケージの統一やディスプレーなどを提案するコンセプトから始まっている。現在は、各社から同様の提案がされているが、当時としては、革新的なものであった。

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BBBは、UCIプロチームにヘルメットを中心にサポートしている。中でもFDJが使用するヘルメットとしての知名度が高いだろう。ロードモデルにはレプリカモデルもラインナップされている。そして、この「エアロトップ」も実際にFDJのタイムトライアルで使用されているモデルだ。アイアンマン世界選手権でも、BBBのヘルメットが確認されている。今後のトライアスロンへの注力も期待したい。

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…..このヘルメットは、「ロングテイル」のTTヘルメットで、DHポジションをメインとして走行するレースが対象となるだろう。イヤフラップは、一体構造となっているため、剛性が高い。そのため、サイズ感や被り易さなどは、一度フィッティングしてから決めたほうが良いだろう。ベンチレーションのインテークは、他社に比べて小さく見えるが、内部では、頭部とのクリアランスを十分に取り、エアフローを高め、テールからエアーを逃がしている。通気性も期待できるだろう。そして、特筆すべくは、軽量性だろう。メーカー実測358gは、トップレベルの軽量性となる。TTヘルメットは、一般ロードヘルメットに比べると、かなり重量化するため、少しでも軽く仕上げることが課題となっている。その点では優れたヘルメットと言えるだろう。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 PEARL iZUMi fall / winter 2016

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本日は、パールイズミの新製品発表会が開催された。

パールイズミは、1950年創業の老舗ジャパンブランドだ。圧倒的なクウォリティの高さを誇る。パーツに例えれば、SHIMANOのようなウエアブランドだ。昨今、バイクブランドは、欧米のものに人気が偏っているが、ウエアは、体型によるフィット性、日本の気候を考えると「日本人のためのウエア」が必要になる。その点では、これしかないというのが、パールイズミなのだ。

そのパールイズミの2016年フォール/ウィンターモデルが発表になった。今回のテーマも、「“ 声 ” をカタチに。」ということで、取組んでいる。まず、これはパールイズミだから出来ると言って良いだろう。様々なリクエストが届くとのことで、その中から、共通しているポイントなどを絞り、開発に活かしているとのこと。これは、もちろん自転車の盛り上がりから来ることだが、ユーザーの多様化が進んでいる。その変化は、「ファッションから文化へ」となって来ている。女性のアンダーに今までなかった0℃仕様がラインナップされたのは、よりアクティブに使用するユーザーが増えた証拠だろう。また、スマホやマルチデバイスの普及により、タッチパネル対応が5℃仕様がラインナップされている。これもアクティブ化を裏付けている。ウエアから観る「サイクリスト像」は、サイクルスポーツ文化の発展に向け、確実に前進しているのだ。

展示会場での注目すべきNEWアイテムをご紹介しよう。

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①着こなしやすく人気の「黒」。でも、それだけではありません。

②シックに、レーシーに、ポップに。選べるプリントラインナップ。

③パッドで、温度帯で、ビブも選べる。「欲しかった」が見つかるタイツラインナップ。

④寒がりな人にも、暑がりな人にも丁度良い寒さ対策アンダーを。

⑤冬の着こなしに重要な小物をもっと便利に、暖かく。

⑥パールイズミだけが展開!体型に合わせて選べる特殊サイズがますますラインナップ拡充!

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①着こなしやすく人気の「黒」。でも、それだけではありません。

夜間はもちろん、昼間もドライバーからの視認性を考慮。ドライバーから見えやすい位置に、目立つ蛍光色を配しました。5℃帯ジャケット、タイツをはじめ、10℃帯タイツ、ウィンドブレーカーやアクセサリーまでラインナップの随所に蛍光色を採用。真っ黒だけではないこだわりがあります。(PEARL iZUMi)

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②シックに、レーシーに、ポップに。選べるプリントラインナップ。

マーケットの動向やユーザーへアンケート調査を実施。サイクリストの「声」を活かしたプリントラインナップです。(PEARL iZUMi)

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③パッドで、温度帯で、ビブも選べる。「欲しかった」が見つかるタイツラインナップ。

大人気のプリントタイツにビブ試用を追加。冬の定番、5℃帯タイツ+ハイエンドパッドの組み合わせも登場。ますます豊富になったタイツラインナップから「欲しかった」一着が必ず見つかります。(PEARL iZUMi)

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④寒がりな人にも、暑がりな人にも丁度良い寒さ対策アンダーを。

薄手吸汗アンダーに、防風機能を追加したモデルが登場。寒がりな女性サイクリストには0℃対応アンダーもご用意。(PEARL iZUMi)

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⑤冬の着こなしに重要な小物をもっと便利に、暖かく。

ウォーマ系小物のベルクロ位置を改良。シューズを見せる足元の防風カバーやパールイズミ史上最も暖かいソックス。頭から、指先・つま先に「暖かい」が揃っています。(PEARL iZUMi)

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⑥パールイズミだけが展開!体型に合わせて選べる特殊サイズがますますラインナップ拡充!

すっかり定着したワイドサイズとトールサイズ。パールイズミだけが、ご用意できる特殊サイズがさらに充実です。(PEARL iZUMi)

※上の写真は、試着用のサンプルウエアだが、これもパールイズミならではのサービスだ。特にこの特殊サイズのチェックには極めて重宝する。ワイド&トールへの注力は、より多くのユーザーにベストサイズのウエアを提供できるようになるのだ。

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レディスも充実のラインナップ。
スポーティーでシャープ、メンズライクなデザインとなっている。

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ジャパンブランドのパールイズミは、日本人のためのウエアだ。より快適なサイクリングに対応するアイテムの提案を今後も大いに期待しよう!

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「秋冬ウエアなのでデリバリーは半年後」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 プロジェクトワンにカンチェラーラ スペシャルカラーが新登場!

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【Project One】 カンチェラーラ スペシャルカラーが新登場!!

トレックのカスタムオーダープログラム「プロジェクトワン」に、約300キロに及ぶ世界最長のワンデーロードレース〝ミラノ~サンレモ”にてファビアン・カンチェラーラ選手が使用したマドンと同じ特別カラーが登場いたします。

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落ち着いた雰囲気を演出するチャコールカラーをメインフレームに使用し、トレックロゴをホワイトであしらった存在感のあるカラーリング。またフォークとシートステイの内側には、「ミラノ~サンレモ」のイメージカラーである、イエロー、ブルー、グリーンを採用。トップチューブ上面には、カンチェラーラ選手のこのレースでの戦歴を記し、ダウンチューブ下面には、カンチェラーラ選手のニックネームでもある「Spartacus」の文字があしらわれています。

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トレック・ジャパン株式会社では、3月22日(火)よりトレック正規販売店を通じ、プロジェクトワンにてこの特別カラーのマドンの販売をスタートしています。

名称:Fabian Spring Classic Special Edition

アップチャージ価格:+60,000円(税込)

プロジェクトワンサイト:http://ow.ly/ZN8h7

※このスペシャルカラーはマドンでのみ選択いただけます。
※トップチューブのミラノ~サンレモのロゴは付属いたしません。

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

Bicycle Navi No.81 ~大人の自転車遊び~

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バイシクルナビの復刊第2号が発売された。

バイシクルナビは、14年間発行していたが、一昨年秋から一年休刊となっていた。そして、昨年の秋に復刊となったのだ。昨今、自転車雑誌も様々なものが出ている。極めて専門性の高いものからライフスタイルを提案するものなど、多様化するユーザーに対し、同じ自転車でもその向き合い方は、一人ひとり違うからだ。そして、どのようなスタイルにも正解がある。そんな趣味嗜好の強い世界に復刊を成し遂げたバイシクルナビのこだわりとその信念には、大いに期待したい。

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今号は、「大人の自転車遊び!」。子供のころ遊び道具として、使っていた原点に戻ってみよう、というのがテーマだ。型にはまらず、シンプルに自由に遊んでみるということ。

(抜粋)「自由であるということはもちろん、そのいっぽうでモラルや責任を意識するということだ。それができる大人にとっての「自転車遊び」の愉しみを、僕はこのBICYCLE NAVIで伝えたいと思っている。」by 河西編集長

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今回は、「B-NAVIGATORS  さまざまなジャンルの自転車好きによるマルチなコラム15本」で書かせて頂きました。やはりここでも好きな三つ、トライアスロン、スピニング、そして、第二のふるさと茅ヶ崎でした~。

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「是非ご覧下さい!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

BRAINBIKE JAPAN

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昨日、本日と2日間で開催されたブレインバイクジャパンのレポートをお届けしよう。
規模は、過去最大であり、サーヴェロの歴史、企業理念、技術についてのセミナーと最新モデルを含むフルラインナップの試乗会を合わせたサーヴェロディーラー向けのイベントだ。そして、その豪華さが伺えるのが、サーヴェロ社のスタッフたちだった。創設者であり、現社長でもあるPhil White氏を含む、5名ものスタッフが来日し、サーヴェロの魅力をあらためて確認することができ、大いに盛り上がっていた。
Phil White 社長(中央)
Antoine Ballon マーケティングディレクター(右から2番目)
Robert De Jonge アジア地区コマーシャルディレクター(左から2番目)
Graham Shirive チーフエンジニア(左)
Brett Kane アカウントマネージャー(右)
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まず、サーヴェロというブランドについて。
写真(上)のPhil Whiteと Gérard Vroomenの二人によって1995年に創設されたカナダブランドだ。トライアスロン、ロード、トラックのレーシングバイクを専門にリリースしている。車に例えれば「F1」のみを製作する超スペシャルブランドと言えるだろう。そして、サーヴェロと言えば、「アイアンマン」を頂点とするトライアスロンでのシェアが極めて高い人気ブランドでもある。その人気のバロメーターとなる「アイアンマン世界選手権」において、2005年から2015年まで11年連続トップシェアを誇り、2008年からはその台数も400台以上を維持し、昨年は、ついに500台の大台に突入した。(最終出走約2200名)4人に1人は、サーヴェロに乗っていることになる。もちろん、ロードとしての基本ポテンシャルとしても高く、現在、UCIプロコンチネンタルチームもサポートしている。
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次に、座学セミナーは、サーヴェロの歴史やこだわりから、新型モデルCシリーズやR3ディスクの開発ストーリー、現在のプロダクトにカラーリングに対するマーケティングまで、サーヴェロの「今」を伝える内容だった。
2003年のCSCサポートや2005年のP3carbonのリリース、その後のアイアンマンでのシェア拡大など、2000年半ばから大きな動きが出てきたようだ。特に「初代のカーボン製P3」は、各ライバルメーカーに大きな影響を与えたモデルであり、トライアスロンの世界で「レジェンド」となったモデルである。
まず、ビッグニュースとして、画像をアップすることはできないが「2016NEW」が異例の発表となったのだ。今回のCシリーズなども含み、「S3ディスク」「P5ディスク」のリリース予定が発表されている。ここでもまた「ディスク」なのだ。サーヴェロとしては、今後「ディスク化」は必至のことと捉えている。「例えるなら、MTBの26インチがなくなり、29インチに移行したようなことと同じだよ。」と言っている。ホイールのアフターマーケットも含め、今後の急速な展開が予想されるのだ。
そして、「Sシリーズ」や「Pシリーズ」のディスク化は、CシリーズやRシリーズのそれとは、求めているものが違うことになるのだろう。このあたりは、これからのリリースとなるため、想像の域とはなるのだが、特にトライアスロンのPシリーズとなると、ロードでの集団走行などとは、そのシーンが大きく異なる中で、「必要性」の話まで出ることになる。ただ、エアロダイナミクスという点においては、ハンドル下にブレーキが設置されないことで、その周辺の簡素化が可能となり、エアロダイナミクスを追求する中での「フレームデザイン」がし易くなるのだ。また、トライアスロン特有の「決戦ホイール」として、「カーボン×ハイトの高いディープリム」に対しても、より軽量化や熱対策も可能となる。
したがって、「ディスク化」も様々なメリットが、多用な目的に対し期待が高いということなのだろう。
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Cervelo C5
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新製品としては、この「Cシリーズ」となる。昨年12月に発表のあったモデルで、国内初お披露目となる。http://triathlon-geronimo.com/?p=6020
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From Concrete to Countryside.
It’s all about Confidence.
It’s about rider Comfort.
Engineered by Cervelo.
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そして、Introducing the C series. となった。
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まずは、外観が極めて特徴的と言えるだろう。長めのヘッドチューブ、短めのリーチ、湾曲したシートステー、下がったBBハイト、そして、「プロジェクトカリフォルニア」(カリフォルニアのラボで造られた)のオイルライン内蔵フォークなどによって、「快適性」が生み出されているのだ。また、フレーム重量は、約850gと、この数値も完成度の高さを物語っている。そして、BBハイトの低さと長めのヘッドチューブにより、アップライトなポジションを可能している。そして、ディスクブレーキ専用に設計された、リアトライアングルは、軽量性と剛性バランスの良い仕上がりとなっている。フロントディレーラー台座が、チェーンキャッチャーも兼ねているなど、悪路対策も十分だ。
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Cervelo C3
このモデルは、C5の次にリリースされたモデルで先週のタイペイショーでお披露目となっていた。C5より「ダンピング効果」が高いとのことだ。したがって、「快適性」も高いことになる。C5との違いは、軽量性やプロジェクトカリフォルニアのフォークなどがあるが、目的によっては、このC3が有効的となるだろう。
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そして、試乗は70台近くのバイクが用意され、各タイプ(P,S,R,C)と各グレード(5,3,2)、そして、その各サイズが揃い思う存分に試すことができた。当日は、風が徐々に強くなり、エアロダイナミクスへの「メリット、デメリット」も実感することができたと思う。
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コースは、千葉県成田市の下総運動公園(フレンドリーパーク)内のサイクルコース(一周1.5km)を使用し行われた。ほぼフラットで、一部上り、下りがあるコースだ。道幅も広いところでは、11mあり「DHポジション」でもしっかりと走れるコースだ。
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試乗したいくつかのバイクをご紹介しよう。
まずは、今回の「目玉」と言える「Cシリーズ」だが、やはり、評判通り「快適性」の高さに驚いた。このモデルの製作は、ディスクあっての完成となるモデルで、シートステーでの過度な剛性が不要となるために実現した乗り味なのだろう。昨今、「ディスク」が話題となるが、車種、タイプによりその求める性能が違ってくるからだ。同様に「R3ディスク」は、オールラウンドバイクとして、「制動力」は、もちろん求められる中で、やはり、快適性の向上も実現できている。もちろん、「R5」の軽量性や加速性などの瞬発力も魅力だが、その「用途」により選択するようになるのだ。基本は、2→3→5と上位グレードになるが、その目的によって必ずしも、「5」が一番とは限らないということだ。その点では、「S5」と「S3」の違いが顕著に現われているかもしれない。S5は、瞬発力も十分だが、乗り心地では、S3が勝っていた。いずれにせよ、「2,3,5」が重要なのではなく、どのような走りを求めているのか、ということになる。

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最後に。
サーヴェロの真髄を語ってくれたスタッフたち。こだわりの製品だけを造る数少ないメーカーだ。そのためにリリースが遅れている「NEW P5」。先週の台北ショーでも大きな動きはなかったが、直接その想いを聞くことができ、より一層リリースが楽しみであり、待ち遠しい。コナでは発表をしたい、そのために今動いている、と強く語ってくれた。http://triathlon-geronimo.com/?p=8886
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“ We belive we can make every rider faster. ”
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「楽しみ~」
BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka