【メーカーNEWS】トレック直営店『TREK Bicycle 東京青山店』が2/28(金)オープン

本日27日、メディア向けに1日早くプレオープンとなったTREK Bicycle 東京青山店。

これはトレックの直営店で13店舗目となる。住所は、渋谷区神宮前だが、街としては青山となるため店名もそうなっている。外苑西通りに面した一等地で、さらに「キラー通り」でもある3丁目に位置している。外苑西通りを北上すればすぐ「新国立競技場」となる。扱いは、全ジャンルで、展示は70台、試乗車も10台用意している。また、注力しているメンテナンスサービススペースも整然と準備されていた。

ロードバイクからEバイクまで、トレックの情報発信基地となるだろう。また、トライアスリートのスタッフがいるのことも青山店ならではと言えるだろう。

以下、プレスリリースとなる。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

トレック直営店TREK Bicycle 東京青山店』がオープン

この度、トレック・ジャパン株式会社は、六本木ヒルズ店を軸に全国でご好評いただいておりますトレック直営店を、2月28日(金)に国内13店舗目となる『TREK Bicycle 東京青山店』としてオープンいたします。

トレックのブランドメッセージである『Ride bikes. Have fun. Feel good.(自転車に乗って、楽しみ、最高の気分を味わおう)』を体験できるストアとして、自転車の楽しさを発信し、地域の皆様にお喜びいただけるお店づくりを目指してまいります。

5万円程度から100万円を超える高級車まで揃え、通勤通学で人気のクロスバイクはもちろん最新ロードバイクやマウンテンバイク、今注目のe-bike(電動アシストクロスバイク)など、常時50台近くの展示車と10台ほどの試乗車をご用意いたします。スポーツ自転車を始めるために必要なアクセサリー類のホイール、ヘルメットなどの関連用品200点も販売。盗難補償や分割金ゼロなどのサービスご用意し、トレック社製以外のスポーツ自転車のメンテナンスにも対応いたします。

サイクリストの皆様はもちろん、初めてのスポーツ自転車をお探しの方まで、お一人ひとりのご要望に合わせて、自転車を通じた幅広いライフスタイルをメーカー直営店として自信をもってご提案させていただきます。

また、ご家族でサイクリングをお楽しみいただけるよう、お子様用にキッズバイクも各種(3歳~12歳頃まで)ご用意し、お子様の自転車デビューから成長に合わせたサイズ選び、そしてアフターサービスまでも全力でサポートさせていただきます。

ぜひお気軽に『TREK Bicycle 東京青山店』へお立ち寄りくださいませ!

 

ご家族で楽しめるオープニングフェア開催(2/28-3/1)

① 先着で「オリジナルサコッシュ」&お子様には「オリジナルゴーフレット」をプレゼント

2月28日(金)より3月1日(日)までの3日間、アンケートにお答えいただくと、ご来店特典として、各日午前11時より先着200名様に「オリジナルサコッシュ」をプレゼントいたします。また、お子様には期間先着500名様にイラストがプリントされた「オリジナルゴーフレット」をプレゼントいたします。

② 各日13時より幻の月一カフェ「サチオピアコーヒー」さまによるトレックオリジナルブレンドコーヒーをプレゼント

各日13時より先着150名様に“幻の月一カフェ”として人気のサチオピアコーヒー・平岡佐智男さまの“トレックオリジナルブレンドコーヒー”を一杯プレゼントいたします!自転車で風を切った爽快感と安定感のある乗り心地をイメージして開発されたスッキリ感のある味わいをぜひご堪能くださいませ!

③ オープニングセール

人気クロスバイクなど数量限定で、一部対象モデルをスペシャルプライスでお求めいただけるオープニングセールを実施いたします。この春、お得に自転車を始めたいという方はぜひこちらの機会をご利用くださいませ。

④ トレック大試乗会

オープニングフェアの期間、「トレック大試乗会」を開催いたします。通勤通学に人気のクロスバイク「FX 3 Disc」や100万円を超えるハイエンドカーボンロードバイク「Madone SLR Disc」などをご用意いたします。じっくりと走りの性能をご体感くださいませ。

⑤ 1万円毎のお買物で次回使えるアクセサリー1,000円クーポン券をプレゼント

1万円毎のお買物で次回使えるアクセサリー1,000円クーポンをプレゼントいたします。ぜひお得なこの機会に、自転車はもちろん、アクセサリーやアパレルなどのお買物もお楽しみくださいませ。(※クーポン上限は3万円までとなります)

TREK Bicycle 六本木ヒルズ店』でもフェア開催(2/28-3/1)

東京青山店のオープンを記念して、2月28日(金)より3月1日(日)までの3日間、同じ都内にある『TREK Bicycle 六本木ヒルズ店』でも下記の企画をご用意し、皆様のご来店をお待ちしております。

① オリジナルサコッシュ(毎日先着50名様)&オリジナルゴーフレット(期間先着200名様)をプレゼント

② 東京青山店と同じ内容で協賛セールを開催

③ 1万円毎のお買物で次回使える1,000円クーポン券をプレゼント(※クーポン上限は3万円までとなります)

店舗情報

TREK Bicycle 東京青山店

住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-39-5 Qiz AOYAMA 1階

営業時間:11:00~19:00

定休日:火曜日

電話番号:03-5843-1481(オープンより開通)

ストアサイト:https://www.trekstore.jp/shop/tokyoaoyama

Facebook: https://www.facebook.com/TREKBicycleTokyoAoyama

Instagram: https://www.instagram.com/trekbicycle_tokyoaoyama/

※お車でお越しの方は店前道路のパーキング・メーターをご利用くださいませ。駐車時に発行される領収書をお持ち込みいただきますと300円を現金でお支払いいたします。

TREK Bicycle 六本木ヒルズ店

住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-15-1六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り1階

営業時間:11:00~21:00

定休日:年中無休

電話番号:03-6303-1009

ストアサイト:https://www.trekstore.jp/shop/roppongi

Facebook: https://www.facebook.com/TrekStoreRoppongi/

※お車でお越しの方は六本木ヒルズ内の駐車場[P5][P9][P10]をご利用くださいませ。1時間無料チケットをお渡しいたします。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 

 

 

「グランドオープンは明日28日!」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

CAMELBAK, THULE, PEDROS ❝ Tri-MONO ❞

ライトウェイプロダクツジャパン㈱の展示会が開催された。同社は、「フェルト」の代理店でもあり、国内外の多くのメジャーブランドを取り扱っている。

バイクやホイール、DHバーやサドル、ハイドレーションのように明確に、「トラモノ」と言えるのものは頻繁にリリースされない。ただ、「トライアスリート」に使えるアイテムは少なくない。ライトウェイブロダクツジャパンの展示会で、気になったものを一部として、紹介している。

【キャメルバック】Shower Type Replacement Cap   ¥1,380 + tax

ハイドレーション付きのバックパックで有名となり、ブランド名が総称的なイメージを持つまでになったキャメルバック。このキャップは、ドリンク関連の造詣の深さから開発されたものだ。交換することで、写真のようにシャワー状で使用することができる。夏場のレースや練習を考えれば、極めて重宝するアイデア商品となる。そして、通常のボトルと、このシャワーがどう違うのかという点においてもメーカーが調べている。水の使用量は約1/3で済んでいるのだ。21cm四方のウエス全体を濡らす実験で、ドリンクキャップは59mlに対し、このシャワーキャップは21mlとなっている。また、ドリンクキャップは同じところに大量にかかってしまうが、シャワーキャップは、均等にかけることができる。無駄なく、効率的にボトルの水で冷却効果が狙えるということなのだ。(販売用カラーはブラックのみ)

【スーリー】Round Trip Bike Gear Locker  ¥19,500 + tax

カーキャリアのイメージが強いが、「運ぶ」をキーワードに、長年、クウォリティの高い製品をリリースしているスウェーデンのスーリー。スーリーのアイテムには、多くの様々な用途のバッグがラインナップされているが、今回、トライアスリート向けのバッグが発売となった。ただ、トライアスロン専用ではないので、ウェットスーツのドライバッグなどは別途に必要。写真の通り、平置きがメインで、多くのコンパートメントがあるため、しっかりと整理できる。また、容量は55リットルと申し分ないだろう。ハンドルは、トップと左右のサイドに配され、持ちやすくなっている。背負うことも可能だが、ワンショルダーとなるため、満載時、長時間には向かないだろう。車で移動のレースや練習には最適のバッグだ。そして、さすがスーリーとも言える質感は逸品だった。

【ペドロス】Disc Rotor Wrench  ¥2,400 + tax

ペドロスは、バイク専用の工具メーカーで、四半世紀以上の歴史を持つ、老舗のアメリカンブランドだ。トライアスロンの世界でもディスクブレーキは、標準仕様となった今、各メーカーからより便利な製品がリリースされている。このローター修正工具もしかりで、輪行で移動後、ローターが変形してしまっている、ということは、誰でも十分想定できる。バスや船など、一旦、手から離れれば、慣れている人でも可能性はある。その意味では必携の工具となるが、一般的にも使い勝手から、ある程度の大きさとなっているのだが、これは、小さく携帯性が高いことがポイントとなる。ちなみに作業は、不慣れな人がむやみにやるものでもないが、修正しなければ、ホイールをはめることもできない。緊急時のためにディスクブレーキユーザーは、備えるべきアイテムだ。

トップの写真と同じものだが、KCNCのスルーアクスル用のライトアダプターで、アーレンキー固定タイプに対応している。アーレンキー穴に差し込み右へ回すと固定ができる。差し込んだ部分に旧来のステムのように臼があり、回転により臼で押し広げられて固定されるものだ。極めて小さなパーツを見事に仕上げている。

これは、「トラモノ」ということではなく、ディスクブレーキが「標準」となった今、様々なパーツが開発されているということを伝えたい。

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

PI Style 2020 FW

パールイズミFALL/WINTER 2020が発表となった。

昨今、VISIONシリーズから象徴されるパールイズミ。そのクウォリティと開発方針は、ジャパンブランドならではのこだわりがある。ただ単に、高級路線を追求するだけではない。そこには適正価格があり、理想を追い続けながらも、現実的なモデルをリリースしていることにある。そして、フラッグシップのVISIONで培ったノウハウを下位グレードへの展開も積極的に行っている。今作もそのようなフィードバックが随所に光っていた。ナショナルチームもサポートするパールイズミは、記念すべき2020年、創業70周年を迎える。

今回のFALL/WINTERのテーマは、「着る人の個性を引き出すシンプルなデザイン。」「身体に五感に心地よくフィットするウエア。」としている。人それぞれのデザイン志向と着心地をどのように作り上げたのだろうか。

■TOPIC 1:トップスベーシックフィットにニューモデルも登場。ラインナップが大幅拡充。

■TOPIC 2:トップスレースフィットがストレッチ性と使い勝手を向上させ、さらに着やすくリニューアル。

■TOPIC 3:多くのサイクリストに支持されるシューズカバーが、さらに履きやすくなってフルモデルチェンジ。

主なトピックスは上記の3つとなる。その他、VISIONのニューカラーやトレンドとなるニット製のハイカットシューズカバーなども興味を引くアイテムだ。

 

***************************  【TOPIC 1】  ****************************

パールイズミの基本でもある文字通りのBASICシリーズ。フィットはゆったりタイプというよりは、バタつきを抑え、適度なフィット感としたラインとなる。また、各ラインナップも、デザインとそのカラーや質感、そして、温度帯などバリエーションを持たせ、より多くのライダーに対応している。細部にこだわった基本性能は、様々な工夫が施され、快適性を高めている。

ニューモデルとなる「キルトジャケット」だ。まず、最初に感じるのは、一見すると「カジュアルなジャケット」と見える、多様性に富んだデザインに仕上がっている。そして、キルトと聞くと着膨れするイメージがあるが、実物は全く違うものだった。極めて薄手で軽量性が高いのだが、裏地を起毛加工された面を内側に施すことで、空気の層を作り、保温性をを高めている。

バイクカラーも考慮しつつデザインされたプリントジャージの15℃対応のシリーズ。季節の変わり目となる時期にアウターとして使用。そのためのデザインは選ぶポイントとなる。このシリーズに採用されている、THERMODRESS NEOは、ストレッチ性の高い着心地で、外側は、外気を抑える機能、内側は、起毛加工で高い保温性となる複合素材となっている。

サーモジャージに採用されているデザインは、首や手首にアクセントを入れたものだ。デザインがシンプルでアウターでもインナーでもいける。ウィンドブレーカーとの組み合わせにより、重宝する一枚だ。プリントジャージと同じく15℃仕様で、裏起毛など肌触りの良い仕上りとなっている。10cmあきファスナーや裾のシリコン加工、バックポケットの再帰反射を備えている。

 

***************************  【TOPIC 2】  ****************************

レースフィットは、2ウェイストレッチ素材で柔らかいフィット性により、動き易さと着心地を高めている。単に「細身」ということではなく、より一体感を高めていると言えるだろう。細部にもこだわり、バックポケットのセンターの形状を下が広がった「台形」にすることで、収納量と安定性を高めている。また「マチ」もより大きくとることで、その機能を高めている。

これもニューモデルとなるウィンドブレークスウィッシュジャケットで、5℃仕様のアクティブモデル。VISIONの「テイスト」がふんだんに盛り込まれ、デザイン的には、首や袖口の「ライン」がポイントでありながら、全体を引き締め「精悍さ」に繋がっている。裾は、幅広でボディシルエットがきれいに見える作りは、レースフィットだけに重要なポイントと言えるだろう。

同じくニューモデルのウィンドブレークライトジャージは、シンプルなデザインで軽量、見た目以上にストレッチ性が高く、動きやすい作りとなっている。薄手の防風素材を採用し10℃仕様。背中にも特徴があり、汗の吸収、発散させる素材を採用。また、バックポケットの再帰反射、裾のシリコン加工も施されている。そして、使いやすい「台形」のバックポケットを採用。

 

***************************  【TOPIC 3】  ****************************

真冬のライドに必須アイテムのシューズカバー。気温設定に合わせた、保温力と透湿性能を備えている。また、伸縮性も高く、履きやすくなっている。さらに、ファスナーがフルオープンとなり、各段に使いやすくなっている。

0℃、5℃仕様のウィンドブレークもフルオープンになった。ファスナーのずり下がり防止や傷みやすいつま先のラバープロテクション、視認性を高める再帰反射、踵のずれを抑える滑り止めグリッパーなど細部の作りも十分だ。

シューズカバーとソックスを合わせたようなアイテムとなる。トレンドとなるニット素材の収縮性と保温性が特徴。トレンドとなるだけにいち早く使ってみたいアイテムと言えるだろう。クリート位置はカットして使用する。

 

***************************  【OTHER】  ****************************

VISIONにニューカラーが追加となっている。裾やラインのカラーがグレー系となり、コントラストがよりはっきりしたカラーとなる。

ロングライド用の極厚パッド3D MEGAを採用したタイツ。5℃、10℃対応がある。

吸湿発熱素材のヒートテックセンサーを使用した、暖かいソックスで、ドライな履き心地となる。デザインは、トレンドとなるハイカットだ。

 

***************************  【LADIES】  ****************************

洗練されたレディスのデザイン。レースフィットで、5℃の本格仕様は、VISION系の精悍さとレディスならではの色使いが絶妙。

ベーシックフィットとなる15℃対応のプリントジャージは、ネイチャーモチーフのデザイン。

 

************************  【2021 Triathlon】  *************************

2020 SS でも紹介したが、スピードセンサー2を使用したオーダーはすでに始まっている。スピードを追求する素材として、今年の「大舞台」で活躍が期待される。

そして、同素材を使用したトライアスロンウエアへの展開も時間の問題か。

 

 

 

「レースフィットは美しく、着やすい!?一度着て見ると必ず発見があるはず。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】Bontrager Elite Road Pedal Set

トレックのボントレガーより本格的なロード用ビンディングペダルがリリースされた。

このモデルは、レースからエントリーユーザーまで使用できるもので、シマノ105クラスのグレードとなっている。コンポジットボディにスチールシャフト、カートリッジベアリング仕様で、重量は250となる。十分な仕様だろう。気になるクリートは、LOOK KEOクリートのを採用し、汎用性も高い。そして、外観上も上級グレードと遜色ない質感となっている。

以下、メーカーニュースとなる。

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

プレスリリース

ボントレガーからロード用ビンディングペダルを発売

この度、トレック・ジャパン株式会社は、250gの軽量性とお求めやすさを両立したロード用ビンディングペダル「Bontrager Eliteロードペダル」を発売します。

本製品は、LookのKÉOクリートと互換性のあるロードペダルです。軽量なコンポジット素材の採用で軽くて丈夫、ペアで250gの軽量性を実現。税抜価格を¥11,900に抑えることで、特に初めてのビンディングシステムをお探しのユーザーにおすすめです。スピンドル素材には耐久性に優れた丈夫なクロモリ素材、リリーステンションは簡単に調整可能です。

重量:250g(ペア)

価格:11,900円(税抜)

※詳しくはこちら

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
.
.
.
.
.

更にカラバリがあるとトレックらしい。

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

AR LAUNCH

フェルトの新型エアロロード「AR」が発表となった。

トライアスロンでは人気のフェルトだ。昨年のアイアンマンワールドチャンピオンシップでは、2011年以来となる8年ぶりに使用率第3位に返り咲いている。SUB10のエリート選手にも多く使用されるリアルレーシングモデル「IA」が人気となっている。フェルトは、90年前半「ANSWER FELT」時代のアルミモデルからエアロダイナミクスにこだわる美しいトライアスロンバイクをリリースしていた。そんな長年、トライアスロンやエアロダイナミクスにこだわったメーカーとして、エアロロードの新型をリリースすることになった。

今回のエアロロードARは三代目のモデルで、2008年に発表、2009年モデルの初代、2014年モデルの二代目からのモデルチェンジとなる。単なるディスクロードではなく、新たなモデルとして、ゼロベースから5年の歳月をかけて開発されている。エアロダイナミクスについては、前方方向からの対策を主としている。新たな定義を実践したモデルであり、このバイクだけではなく、「今後のプロジェクト」にも活かされるキーワードが出て来ている。

エアロロードと言えば、トライアスロンでの使用が注目となるだろう。すでに各社の「エアロロード」は、トライアスロンシーンにおいても多く使用されている。「エアロ形状をしているロード」ということでトライアスロンバイクに近いものを感じるのだが、少し違うのだ。それは、「快適性の融合」に尽きるだろう。エアロダイナミクスを求めたロードは、少なからず剛性が高くなるため、快適性の維持に各社鎬を削っている。メーカーによっては、ダイレクトに動き、振動吸収性を高めたり、素材や形状により、同じように乗り心地を高めるなど、様々な工夫が凝らされている。いずれにしても「エアロと快適性」、この相反するテーマをいかに高次元に融合させるのかは、現時点でも完全な解決は難しい。

そして、今回のARだが、その「得点」は極めて高いモデルとして仕上がっている。後述に出てくるシートピラーとその周辺のシステムにより、前作と比較し、2倍以上の柔軟性を実現している。つまり、「乗り心地が良い」ということなのだ。トライアスロンキーワードに対しては朗報とも言えるデータだ。またポジションにおいては、シートレールクランプの前後反転により、トライアスロンでの「前乗り傾向」にも対応可能だ。(※目標レース、タイム、及び身体的制限などを加味した上で車種を決めてからの「微調整」の話となる。)また、ユーザビリティにおいても遠征の多いトライアスリートには極めて重要となるが、ハンドル周りの調整が簡易的に可能であったり、輪行バッグなどへの収納も同様となっている点も大きいだろう。

一昨年の宮古島では、40代前半、40代後半、50代前半の3エイジカテゴリーで60%近くを占める中で、身体的制限からよるフォームに対し、ロードバイクの有効性を再認識する必要があるだろう。先にも述べたが、「骨格、フォーム、身体的制限」のチェック(フィッティング)が必要となるが、エアロロードを含むロードバイクという選択は今後の注目点となると言っても良い。

≪IMPRESSION≫

ロングライドのトライアスロンにおいて重要となる「乗り心地」には驚くばかりだった。今回、ゼロベースで新たに開発されたリーフスプリングシートポストとダンピングスリーブにより見事に突き上げが抑えられている。また、「ロードバイク性」として、加速性も良く、ダンシング時の安定感など、フレーム剛性は十分なものがあった。そして、エアロダイナミクスにおいては、2~3m程度の向かい風の中においても直進安定性を感じる心地良い走りができている。これは、ロー・ヨーアングルセオリーによるのだろう。

トライアスロンに使用するエアロロードとして、乗り心地やユーザビリティなど最適な一台と言えるだろう。

以下、メーカー情報となる。

※説明文、イラストはメーカー提供による。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

■AERODYNAMICS

【ロー・ヨーアングルセオリー】

フェルトはロードレースのリサーチにおいて、正面方向からの風に対しての抵抗を減らすことが結果的に勝利へ繋がることを導き出した。最新の計測機器を利用してゼロベースから検証を行い、新型ARは進行方向に対し0度から10度未満の空気抵抗に対して最適化を目指して設計が進められた。結果、トータルで前モデル比9%の空気抵抗削減に成功している。

【トランケーテッド・エアロフォイル・シェイプ】

メインチューブには従来の翼断面形状から後端部を切り取った「トランケーテッド・エアロフォイル形状」を採用した。UCIレギュレーションへの適応、ロー・ヨーアングルへの対応・フレームの剛性のすべてを満たす最適解をCFD解析によって追い求めた結果の形状だ。さらにダウンチューブは前方と後方で大胆に形を変えている。前方では左右方向に厚く、前後方向に狭い。後方ではその逆として、ライダーを含めた全体での空気抵抗の最適化を図っている。

【フィッシュリップ・シェイプ・シートチューブ】

シートチューブは革新的な新型ARの中にあって、一層のアイコニックなシルエットを持つ。リアホイールに合わせて大胆に切り取られたその断面は、リアタイヤを包み込むように左右に張り出したパテント取得済みの独自形状。リアセクションのエアーフローを大幅に改善し、30Cのワイドタイヤを飲み込む理想のシートチューブだ。

【シームレススルーアクスル】

エアロロードの開発においては、極僅かな差異が大きな性能差となって現れる。新型ARのフロントフォークエンドとリアエンドには一切の段差が無い。さらにスルーアクスルはフレームと面一になる専用品を開発した。空力的にも視覚的にも一切の抵抗が無い、なめらかなフレームを是非ともその目で確認してほしい。

■PERFORMANCE

【フレーム剛性】

新型ARを語る上で外せないのが、ナチュラルなライドフィールと高い反応性だ。開発においてはフェルトのオールラウンドレーサー、FRに肩を並べる性能を実現するため、FEA解析とテストライドを繰り返し、必要な部分の剛性向上とバランスのチューニングを進めた。新型ARにはエアロロードにありがちな縦に固くてピーキーな癖は皆無だ。ナチュラルで踏みやすく軽い反応性、左右にリズミカルに振れる動きは新型ARの真骨頂だ。
– BBペダリング剛性 +14%
– ヘッドチューブ横剛性 +11%
– フォーク横剛性 +21%
– フォークねじれ剛性 +15%

【スクエアードBBシェイプ】

空力性能を重視し、BB周りにはあえてボリュームを出さず、チェーンステイが水平方向に張り出した形状を採用した。ライダーの足・クランク・さらにタイヤと状況に応じて目まぐるしく動きを変える部分で抵抗の削減を追い求めることはもちろん、オールラウンドレーサー、FRシリーズと比較しても遜色のないペダリング剛性を実現している。

■RIDE QUALITY

【リーフスプリングシートポスト】

いかに空気抵抗の少ないバイクに乗ろうとも、ゴールスプリントまでに疲労がたまっていては勝利はおぼつかない。シートポストは一見すると前作ARと変わらないように見えるが、この新しいシステムではポスト下端が前後に分割されている。力が加わった時にリーフスプリングのように前後にしなることで、大きな衝撃を吸収する。シートレールクランプは反転することで0mmと20mmを選択できるため、サドルセッティングにも不安は無い。

【ダンピング・シートポストスリーブ】

フレームとシートポストの間にはスリーブを挟むことで、より確実でガタの無い固定を実現した。このスリーブはプラスチックとラバーを一体成型したハイブリッド素材で、微細な振動を吸収する。「リーフスプリングシートポスト」と、この「ダンピング・シートポスト」によって前作AR比で、トータル+112%、つまり2倍以上の柔軟性向上を達成した。

■COCKPIT

【セミインテグレーテッド・コックピット】

ケーブルのフル内装システムは最新のエアロロードに不可欠だ。しかし、ハンドルセッティングはライダーにとって最も重要だ。もちろん新型ARのフロントビューにもケーブルは存在しない。その「セミインテグレーテッド」システムはステム下からケーブルを内蔵する。つまりすべての31.8mmハンドルが使用可能。角度調整に制限無し。最大40mmの専用スペーサーにより高さも自由だ。

【フルカーボン製専用エアロステム】

専用エアロステムは現代エアロロードの証と言える。新型ARのそれは、エアロ形状を高剛性で実現するフルカーボン製だ。交換用ステムは90-140mmを用意。さらに専用のヘッドトップカバーに交換することでケーブルを内装したままノーマルステムを使用できる。フェイスプレートに至っては市販のコンピューターマウント(バーフライ)が直付け可能だ。

【イージーメンテナンス】

ポジション設定の自由度は大切だが、そのためには調整の容易さも肝要だ。新型ARの専用ステムはケーブルを切断することなくステムを脱着することができる。つまり、一般的なバイクと同じようにものの数分でステム交換が可能だ。さらに輪行においてもステムを外すことでコンパクトなパッキングを実現する。

■その他

【TeXtremeカーボン】

ARのすべてのモデルには、航空宇宙産業や世界最高峰の自動車レースなど、最先端のフィールドでしか使われないテクストリームカーボンを使用。フェルトでは重量がかさむベース部分にUDカーボンに代わりテクストリームを使用。これによってカーボンシートの積層数を大幅に削減し、より軽く、高剛性で、スムーズなバイクが完成した。

【ディスクブレーキ】

ARにディスクブレーキを求める声は大きかった。ディスクブレーキはあらゆるコンディションで変わらないブレーキ性能だけでなく、ケーブル内装やワイドリム&タイヤを含めたトータルパッケージでより速いバイクを実現する。コーナーリングにおいては、短い時間で減速を終えること可能のなため、大きなアドバンテージがある。より「速い」ARを完成させるための選択がディスクブレーキだ。

【タイヤクリアランス】

スピードを追求したエアロロードにワイドタイヤは不要だろうか?フェルトの答えはノーだ。新型ARは、ISO規格で求められるタイヤクリアランスに則ると、なんと最大30mm幅のタイヤに対応する。ホイールのワイド化の流れによって、タイヤもワイド化の流れが著しい。さらにレースによっては路面へのコンタクトを最大化するワイドタイヤがより選択となるだろう。新型ARであれば、機材と環境に合わせてその時の最速の選択をすることが可能だ。

【チェーンキャッチャー】

大事なカーボンフレームを忌まわしいチェーン落ちによって傷付けたことはないだろうか。新型ARのシートチューブには直付けの専用チェーンキャッチャーが装備されている。後付のチェーンキャッチャーと比べてはるかに信頼性の高いこのチェーンキャッチャーがあれば、フレームの傷付きを防ぐだけでなく、チェーン落ちによるタイムロスを回避して、目標とするレースでパフォーマンスを余すことなく発揮できるだろう。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

□メーカーサイト https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/ar/

□ラインナップ

AR FRD Ultimate DuraAce Di2完成車 ¥1,580,000 + tax
AR FRD Ultimate フレームセット ¥598,000 + tax
AR Advanced Ultegra Di2完成車(8.26kg)※ ¥798,000 + tax
AR Advanced Ultegra完成車(8.33kg)※ ¥598,000 + tax
AR Advanced フレームセット ¥298,000 + tax

※重量のサイズは不明

フレーム重量(56サイズ/塗装前)
AR FRD フレーム999g、フォーク399g
AR Advanced フレーム1190g、フォーク450g

□発売時期(予定)

AR Advanced:3月上旬ごろより開始

AR FRD Ultimate:入荷次期現在未定

※正確な時期は、ショップを通して確認のこと。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

フェルトも言っている通り「スピードのためのディスクブレーキ」であると。

これは、単純に「ディスクブレーキ化」のことではなく、むしろ、その他の新しい技術が注ぎ込まれた「新世代のバイク」を意味している。したがって、同じディスクブレーキのバイクでも、18年モデルよりは19年モデル、そして、19年モデルよりは今年のモデル、と常に進化している。現在、ディスクブレーキ化という「タイミング」において各社の開発にも大きく期待がかかるということなのだ。

 

 

 

「そして、KONA20では、NewIAがローンチされるのか!?」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】Cervelo New ❝ P ❞ & PX Ver.Ⅲ

サーヴェロよりトライアスロンのニューモデルが発表となった。

Pシリーズ、待望のミドルレンジのディスクブレーキモデル、PXシリーズのバージョンアップモデルがリリースされる。

まず、Pシリーズは、3月のP5 Discリリースより間もないが、このモデルは、実質の「P3 Disc」にあたるモデルだ。そのような名称にはならず、単なる「P」とされるこのモデルは、TT &トライアスロンのPシリーズで、現行のP5 Discの流れを汲んでいるモデルだ。やはり最大の特徴は、「ディスクブレーキ仕様」であることだが、今、大きく話題となることでもなくなった「当然の仕様」ということになる。カーボン製のP3になってからは「第三世代」となるこの新型は、以前のボリューム感はなくなり、UCI規定とともに軽量性が優先されているようだ。ハンドル周りは汎用型を採用しているためDHバーのチョイスやポジション出しはやり易いだろう。

そして、「話題」のトライアスロンバイクというと100万円オーバーの高額車のイメージが強くなってしまったが、このモデルは、40万円台から設定されている。昨今の高過ぎるトライアスロンバイクに敬遠している人も少なくない。その意味でも朗報と言えるだろう。

【New P-Series】
Size: 48,51,54,56cm
P-Series Frameset  ¥360,000 +tax
P-Series Disc Ultegra Di2  ¥850,000 +tax
P-Series Disc Ultegra  ¥580,000 +tax
P-Series Disc 105  ¥410,000 +tax

 

一方、PXシリーズは、よりまとまったというところだろうか。

フレームは現行のP3Xそのもので、ハンドル周りに当初から言われていたP5Xの「分割式」ハンドルを使用するなど、ユーザビリティをあらためて高めている。P5XとP3Xの微妙な位置づけもクリアと言えるだろうか。また、フレームセットもラインナップされ、PXの本格始動となる。

【PX-Series】
Size : S,M,L,XL
PX-Series Frameset  ¥750,000 +tax
PX-Series D/A Di2  ¥1,590,000 +tax
PX-Series E-Tap AXS Red  ¥1,590,000 +tax

実車の確認は、今月の展示会になるが、グローバルでは昨晩発表され、同時にデリバリーも開始されるので、ショップでいち早く確認ができるかもしれない。

 

 

「KONAに向け、勢いを見せているサーヴェロだ。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】佐渡国際トライアスロンでチャンピオン2名による「攻略ガイド」を配布

佐渡国際トライアスロンでチャンピオン2名による「攻略ガイド」を配布

素材・設計・技巧で極める最先端のライディングを目指す「Felt Bicycles」の日本での販売元を務めるライトウェイプロダクツジャパン株式会社(本社 東京都豊島区、代表取締役社長高島義人)は、8月30日~9月1日に行われる2019佐渡国際トライアスロン大会に協賛、9月1日に行われる選手登録受付会場にて「バイクパート攻略ガイド」を無料で配布いたします。

「Felt Bicycles」は、創業者ジム・フェルトによるトライアスロンバイクの製作からその歴史をスタートさせました。優れた風洞とCFD(Computational Fluid Dynamics、数値流体力学)解析の技術・ノウハウを持ち、優れたトライアスロンバイクを製造し続け、数多くの大会で勝利を収めてきました。国内有数のトライアスロン大会である本大会においても、数多くのユーザーに「Felt Bicycles」のトライアスロンバイク「IAシリーズ」をご利用いただいております。さらに2019年モデルからは、IAシリーズにディスクブレーキモデルを追加、さらなる進化を遂げています。

2011年優勝の飯田忠司選手、2017年Aタイプ、2018年Bタイプ優勝の久保埜一輝選手も「Felt IA」に乗るトライアスリートで、今大会にももちろん「Felt IA」で参戦します。

2018年、佐渡にチャレンジする多くのトライアスリートのために、このふたりのチャンピオンによる「佐渡バイクパート攻略マニュアル」を、当日受付会場「Feltブース」にて数量限定にて配布、好評をいただきました。本年はさらにパワーアップし、ふたりの練習メニューや心がけ等も加わる「バイクパート攻略ガイド」として配布いたします。

もちろん、最新のトライアスロン専用バイクIAシリーズの展示もいたします。受付会場にお越しの際には、ぜひともFeltブースにお立ち寄りください。

佐渡国際トライアスロン Webサイト
http://www.scsf.jp/triathlon/index.html

飯田忠司選手について
1976年生まれ
トライアスロンスクール I-STORM(アイ・ストーム)代表
2011年 佐渡国際トライアスロン大会Aタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロン大会Aタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン 2位(エリートの部)

I-STORM Webサイト
https://www.i-storm-tri.com/

久保埜一輝選手について
1990年生まれ
琉球アスティーダ トライアスロンコーチ
2013年アイアンマンジャパン 総合6位
2015年アイアンマンジャパン 総合15位
2017年佐渡国際トライアスロン Aタイプ総合優勝
2018年佐渡国際トライアスロン  Bタイプ総合優勝
2019年アイアンマン ケアンズ 年代別優勝

琉球アスティーダトライアスロンチーム Webサイト
https://ryukyuasteeda.jp/triathlonteam

展示バイク
IA アドバンスド Ultegra Di2 480MM マットテクストリーム/ホワイトジオ
IA アドバンスド Ultegra Di2 510MM マットテクストリーム/スパッター
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/ia_advanced_ultegra_di2_7091/

IA アドバンスド リムブレーキ 105 510MM マットテクストリーム
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/ia_advanced_rim_brake_105_7091/

 

 

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

PI Style 2020 ❝ Simple, Lighter & Faster ❞

パールイズミSPRING/SUMMER 2020が発表となった。

日本人のための日本のブランド、パールイズミ。海外ブランドも多い中、日本の匠として独自路線で安心感と人気がある。見た目のデザインは重要だが、まずは「着心地」が求められる。バイク本体と違って、ウエアやシューズは試着をすれば直感的にその良さや違和感を感じてしまうからだ。もちろん、万人に合うものはないが、その可能性が高いブランドに期待はかかる。その意味では、昨今のジャパンブランドへの期待は大きい。そして、もちろん見た目のデザインを無視する人はいないが、そのデザインや質感への取り組みは海外ブランドだけではない。パールイズミの進化は著しい。

今回のSPRING/SUMMERのテーマは、「着やすく、選びやすい。」「着る人を引き立てるシンプルウエアは新たなステージへ。」としている。今求められている作りとは。また、コーディネートのし易さとは何だろうか。

■TOPIC 1:メンズ/レディーストップスラインナップが大幅リニューアル。新たなデザインテーマ「ネイチャーモチーフ」プリントが充実。

■TOPIC 2:ロード競技に特化した空気抵抗を軽減する新素材「スピードセンサー2」誕生。

■TOPIC 3:売れ筋グローブがモデルチェンジ。アクセサリーもリニューアル。コーディネートしやすく、長く使えるデザインがウエアとセットで選べる。

主なトピックスは上記の3つとなる。その中でも「スピードセンサー2」の開発は、トライアスロンにも関係してくる。より速く走るためにウエアも進化を続ける。

 

***************************  【TOPIC 2】  ****************************

バイクのエアロダイナミクスは定番の話題となるが、各社エアロダイナミクスを高めるウエアの開発には鎬を削っている。理由は、圧倒的に空気抵抗が発生するのは、ライダーだからだ。その大きな抵抗に対し、フォームも大きく関係してくるが、MONOとして、その開発は重要となるのだ。同様に面積の大きなヘルメットの開発が話題になることは周知の通りだろう。

ただ、「ウエア」でのエアロダイナミクス向上は簡単ではない。バイクと違いライダーが着用することで、「一定条件」をキープすることが難しいからだ。そのライダーのフォームから始まり、最大の動きとなるペダリングなど、極めて厳しい条件の中での開発となる。そこで、ポイントとなるのが素材の開発だ。風を受けた素材がどのようにして空気抵抗を低減させるのか、素材自体に整流効果があり、乱気流を発生させない、そんな素材が求められる。

まずは、そのための新素材開発から始まった。大学の研究室、大手繊維メーカーの協力のもと、2年半の歳月をかけて作られた「スピードセンサー2」だ。様々な試行錯誤と競合メーカーの分析などがなされ、たどり着いたのがこの「菱型」パターンだった。気流の剥がれを抑え、競技のおいて有効的な速度域で、その効力が発揮されるようになっている。

トップスは肩から腕にかけて新素材が配されている。ウエアとしては最前部であり、最も外側に位置する部位となる。ショーツはサイドから後部にかけて配されている。先述の通り、動きが無ければその配置も違ってくる。エアロダイナミクスとともに、ライディング、特にペダリングなど、その動きを妨げるものであってはならない。

2020年のSPRING/SUMMERでラインナップされるビブショーツだ。今回、通常ラインナップとなるはビブショーツのみだが、「オーダーウエア」としてトップスにも採用される。パールイズミがビブショーツからスタートするには理由がある。パールイズミの「真骨頂」は何と言ってもパッドを主としたバイクショーツと言えるだろう。その自信作に先行投入しているということなのだ。

サイドに配されるスピードセンサー2は、大きく目を引くパターンとなっている。

前部、後部の「面」は縫い目を無くし、フィット時の快適性を向上させている。

ショルダーは、伸び過ぎず、適度な収縮に抑えられ、フィット感を挙げている。

昨今、人気となっている「オーダーウエア」。その中でこの素材を選ぶことができる。バイクでは、「エアロロード」などと括られてはいるが、「エアロダイナミクス」を追求することは、当たり前のように求められ、エアロロードではなく、それが「標準化」となりつつある。エアロダイナミクスを高めないロードバイクはあり得ないということなのだ。同様にウエアもその観点で機能を高めてくることは必至だろう。より楽に、より速く、メーカーの開発は続くことになる。

 

***************************  【TOPIC 1】  ****************************

レースフィットのトップスがリニューアルとなった。今回メーカーがTOPIC 1として挙げているのがこのイグナイトジャージのリニューアルだ。パールイズミの「今」を象徴するモデルと言っても良いだろう。

「ネイチャーモチーフ」としたデザインは洗練された仕上がりと言って良い。ライダー、バイク、そして、ウエアが絶妙にバランス良く、マッチするのではないだろうか。バイクショーツは、「黒しかないのか」、様々なリクエストも開発の原点となる。同系のデザインで上下を合わせるのも良いだろう。また、上下を変えた時の組み合わせの場合は、どのようなデザインが良いのだろう。こだわりが見事に具現化されている。

そして、特筆すべくは、その機能にある。パールイズミはナショナルチームもサポートするメーカーだ。そのトップ選手からのフィードバックで作られている。特に吸汗速乾性と軽量性に注目したい。吸汗速乾性は、ライダーにとってウエアのコンディショニングとなる。常にベターな状態をキープすることは、ストレスを軽減してくれる。そして、軽量性は持った瞬間に感じることができるろう。具体的には、170gから108gまで軽量が施されているのだ。

このようなコーディネートにセンスが光る。

低めの衿も特長で、ライダーの首の動かしやすさを考慮したものだ。

「スティープ」というカラー。サイクルキャップのもコーディネートできる。

 

***************************  【TOPIC 3】  ****************************

定番のロングライド用指切りグローブもモデルチェンジとなっている。ウエアとコーディネートさせやすいカラーでラインナップされている。手のひら、親指股を厚めのパッドで保護するロングライド用だ。そして、随所にこだわりのアップデートも忘れてはいない。より完成度を高めて来ている。

指の方向が真っ直ぐではなく、紅葉のように広がるようにすることで、ライド時のフィーリングを向上させている。

固定のテープの先を長くして、指で摘まみ易くしている。

 

***************************  【VISION】  ****************************

ビジョンは、文字通り、これからのパールイズミを提案するモデルだ。ビジョンシリーズの特徴は、イタリア製の機能素材を採用し、着心地の良さを追求していることにある。そのためにカットオフ仕様により、自然な着用感を実現している。更にメッシュ加工や縫い目の少ないパターンもより気持ち良く着ることができる。

また、このビジョンシリーズでは「黒一色」の設定が目を引くが、イタリア素材の使用により、同じ黒でも微妙に異なる黒が選ばれている。イタリアならではの「色」へのこだわりがあり、黒でも多くのバリエーションが用意されている。質感とともに、そのあたりが正にイタリアの洗練された部分なのだろう。

写真は、このタイミングで追加となったウィンドブレーカーだが、レースフィットでジャージのようにも見える。ストレッチ性が高く、動きやすく作られている。また、ストレッチ性を生かし、ジャージのように3バックポケットが付いている。

下部のテープは薄く、しなやかにフィットする。また、ずれ上がり防止のシリコングリッパー仕様になっている。

袖口も自然なフィットが心地よい。

後部内側にはポケットがあり、小さく畳める便利なポケッタブル仕様となっている。

黒一色でもハイセンスにまとめられたデザイン。

首の動かしやすさを考えた低い衿仕様。

 

***************************  【OTHER】  ****************************

定番のベーシックフィットは、パールイズミならではのラインナップだろう。

これも要望の多い「太ももポケット付き」だ。斜めカットが落下防止となっている。

練習量を稼ぐ、通勤バイクに重宝するレインオーバーパンツだ。

日焼け防止とストレッチ性の高さが特長。また、装着時に太もも側の切り口が食い込みラインが出るのが一般的だが、滑り止めを改良し、ラインが出にくくしている。

フリージーのタウンジャージは、どこでも着れるカジュアルデザインとなっている。

ポケットタブルのオーバーパンツも輪行時に便利なアイテムだ。

イグナイトロングソックスは、ウエアとのコーディネートとして作られている。

レディースもネイチャーモチーフで洗練されたデザインとなっている。もちろんUV対策も最高レベルの仕様だ。

 

***********************  【2021 Triathlon】  ************************

今後トライアスロンへの展開はあるのだろうか。

「3種目とスピードと暑さ」に対応するウエアへの取り組みは簡単ではない。スピードセンサー2のように素材の進化、ビジョンのようにより着心地を高める素材や設計など、その機能向上のための要素は揃いつつある。それが高次元に融合できれば、理想的なトライアスロンウエアができるのかもしれない。

ただ、「超レースフィット」であり、より繊細な作りが求められるトライアスロンウエアへの課題は少なくない。

分かってはいるが、大いに期待したい。

 

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】The BREITLING Superocean IRONMAN(R) Limited Edition

スイスの老舗腕時計ブランド、ブライトリングより、IRONMANとのコラボレーションモデルがリリースされた。

同社のスーパーオーシャンをベースにアイアンマンカラーに合ったデザインがマッチしたリミテッドエディションとなっている。スーパーオーシャンはダイバーウォッチで、100気圧防水、タフなアイアンマントライスリートにはお似合いのアイテムだ。

販売は、同社eコマース、一部ブティック及び、ニースのアイアンマン70.3、そして、コナのアイアンマンなどとなる。(日本国内からはeコマース購入不可)

詳しくは、下記メーカーリリースより。

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

ニューヨーク州ニューヨーク/フロリダ州タンパ、2019年7月26日–本日、ブライトリングはワンダスポーツグループの一員であるアイアンマンと提携し、ブライトリング スーパーオーシャン IRONMAN® リミテッドエディションの発売を発表しました。パートナーシップの一環として、ブライトリングは「IRONMAN®オフィシャルラグジュアリーウォッチ」となります。フランスのニースで開催されるIRONMAN®70.3®世界選手権や、ハワイのカイルア‐コナで開催される2019  Vega®  IRONMAN®世界選手権などの大会でも同様です。

ブライトリングUSA代表のティエリー・プリセールとアイアンマングループ代表でCEOのアンドリュー・メシックにより、このパートナーシップと新作時計の初お目見えを祝す特別イベントが昨夜ニューヨークのブライトリングのブティックで開かれました。150名を超えるゲストの中には、IRONMAN®世界選手権で8回優勝し、その後クイーン・オブ・コナの称号を得たポーラ・ニュービー・フレイザーや、ボイス・オブ・IRONMAN®のマイク・ライリーの姿もありました。さらに、2019年7月28日にニューヨーク州レークプラシッドで開催予定のViewSPORT®IRONMAN®レークプラシッドトライアスロンに参加するエリートアスリートたちも出席しました。

☝イメージ動画は上の画像をクリック

ブライトリングにとって、IRONMAN®との提携は二つの一流ブランドが初めて一丸となる理想的なパートナーシップです。ブライトリングCEOのジョージ・カーンは次のように述べています。「IRONMAN®と一緒に仕事をするのは非常に喜ばしいことです。当社のトライアスロン・スクワッドのメンバー3名は全員IRONMAN®の大会で成果を上げてきました。ヤン・フロデノは2015年と2016年のIRONMAN®世界選手権で連続優勝、クリス・”マッカ”・マコーマックも2007年と2010年の2回優勝しています。ダニエラ・リフの輝かしい功績は言うまでもありません。IRONMAN®世界選手権で4連勝を果たした現チャンピオンであり、過去5年間のIRONMAN®70.3®世界選手権でも4回優勝しています。このスポーツは絶大な人気を誇り、素晴らしい競技者のパフォーマンスと忍耐力はまさにブライトリングの価値観を映し出すものです」

ダニエラ・リフは、最近クラーゲンフルトで行われたIRONMAN®オーストリアでも2位に26分もの大差をつけて優勝しました。ヤン・フロデノはこの6月、IRONMAN®ヨーロッパ選手権で再度その能力を発揮、焼けつくような暑さに立ち向かい得意種目を制覇して優勝しました。このパートナーシップについてヤンは次のように語りました。「他に類をみないスポーツ・エレガンスを実現する、IRONMAN®とブライトリングという二つのアイコニックなブランドのパートナーシップに参加できるのはとても光栄なことです」

アンドリュー・メシックはこの新しいパートナーシップを大歓迎しています。「ブライトリングは、メンバー全員が私共の主要な大会で輝かしい成績を収めている、素晴らしいトライアスロン・スクワッドを擁し、トライアスロンに対する深い理解を表してきました。アスリートたちの情熱、献身、功績を讃える新しい時計の製作を通じ、ブライトリングとコラボレーションできることは大変喜ばしいことです」

IRONMAN®トライアスロン・シリーズは、想像の域を超えるような高みを目指すチャンスをアスリートに提供します。スイム2.4マイル(3.8キロ)、バイク112マイル(180キロ)、ラン26.2マイル(42.2キロ)を一日で行う世界で最も過酷なエンデュランスレースをこなして、誰もが望むアイアンマンの称号を目指すのです。1978年の開始以来、IRONMAN®トライアスロンはプロ・アマ双方のアスリートたちにとって体、心、精神を試す究極の試金石となりました。この競技の種目であるスイム、バイク、ランは、まさにブライトリングの主な顧客層(行動的で目的意識とスタイルを持った男女)のライフスタイルの中で特徴的なアクティビティなのです。

ブライトリング スーパーオーシャン オートマチック 44 IRONMAN® リミテッドエディション

ブライトリング スーパーオーシャン オートマチック 44 IRONMAN® リミテッドエディションは、アイアンマンとのパートナーシップを記念するもので、ブライトリングのダイバーズウォッチの人気シリーズ、
スーパーオーシャン・コレクション中のモデルです。

堅牢な44ミリのステンレススチール製ケースに守られたブラックのダイアルには堂々たるIRONMAN®
のロゴ。印象的なレッドの穴留め式ダイバープロIIIラバーストラップを備えています。ラチェット式逆回転防止型ベゼルは、水中で経過時間が確認できるためダイバーにとって必須の機構です。

数字、インデックス、針はスーパールミノバ®蓄光塗料が塗布されているため、暗い場所でも読み取りやすくなっています。このCOSC公認クロノメーターはセンターに据えられた力強い針で時、分、秒を示します。

この自動巻き時計に搭載されているのはブライトリングキャリバー17、パワーリザーブ約38時間の自動巻きムーブメントです。防水は驚異の100気圧(1000メートル)。

スーパーオーシャン オートマチック 44 IRONMAN®リミテッドエディションのケースバックにはIRONMAN®のロゴと「ONE OF 300」の銘が刻まれ、待望の限定版であることを反映しています。この時計は、ブライトリングの自社eコマースチャネル、一部のブライトリング ブティック、ニースのIRONMAN®70.3®世界選手権会場とカイルア‐コナのIRONMAN®世界選手権会場のみでの限定発売です。(日本からeコマース購入はできません。また国内ブティックでの取り扱い予定もございません)

大いなるレガシー、ブライトリング スーパーオーシャン

1957年にブライトリング スーパーオーシャンの最初のモデルが発表され、ダイバーズウォッチ市場における大型新人が登場したことを知らしめました。並外れた性能と品質、純粋なブライトリングのスタイルで際立つモデルでした。それから60年以上が過ぎても、このコレクションの人気は衰えることがありません。どのモデルも、非常に過酷なウォータースポーツに耐え得る性能を備えています。

コレクションの各モデルにはブランドの深海に耐え得るDNAが息づいていて、アクティブなライフスタイルを楽しむ男女の心を捉えて離しません。クリーンでスポーティーなデザインと優れた性能を備えたスーパーオーシャン・コレクションは、ケースサイズの種類が豊富。あらゆる環境でどんな手首のサイズでもフィットします。

ブライトリング

1884年以降、ブライトリングは、高精度のタイムピース、腕時計クロノグラフの開発をリードする役割、その卓越したデザインへの妥協のない取組みにおいて、国際的に高い評価を得たブランドとしての地位を確立してきました。航空界との密接な関係を古くから保ちながら、ブライトリングは人類が大空を自在に行き交うようになるその中で、素晴らしい時間を分かち合ってきました。革新の精神で知られるブライトリングはまた、科学、スポーツ、テクノロジー等の分野においても特別な地位を獲得しています。ムーブメントは自社製造。そして、どの時計においても「スイス製、COSC 認定クロノメーター」というステータスを通じて、その品質が保証されています。

アイアンマングループについて

ワンダスポーツグループの一員であるアイアンマングループは、グローバルなイベントのポートフォリオを運営しています。そこには、IRONMAN®トライアスロンシリーズ、IRONMAN®70.3®トライアスロンシリーズ、5150™トライアスロンシリーズ、Rock ‘n’ Roll Marathon Series®、Iron Girl®、IRONKIDS®、国際トライアスロン連合世界トライアスロン選手権、またVelothon®シリーズなどの自転車レース、Absa Cape Epic®などのマウンテンバイクのレース、スタンダード・チャータード・シンガポール・マラソンやウエストパック銀行によるSun-Herald City2Surf®などランのプレミアイベント、Ultra-Trail Australia™などのトレイルランニングのレースなどが含まれています。アイアンマンの大会は他のワンダスポーツホールディングスの大会と同様に、社の幅広いイベントを通じて年間100万人以上の参加者にエンデュランススポーツの素晴らしさを提供しています。アイコニックなIRONMAN®シリーズは、世界最大の参加者を誇るスポーツのプラットフォームです。IRONMAN®ブランドは1978年に始まり、アスリートたちは世界一過酷なエンデュランスレースでゴールラインを越えることによって、ANYTHING IS POSSIBLE®(不可能はない)ということを証明してきました。一つのレースとして始まったIRONMAN®は、53か国で230以上の大会が開催され、世界的に広く知られるようになりました。詳細についてはwww.ironman.comをご覧ください。

ワンダスポーツグループについて

ワンダスポーツグループは、スポーツで人と人を結び、アスリートとファンの情熱や夢を叶えるという使命を持ち、グローバルなスポーツイベント、メディア、マーケティングプラットフォームを第一線で牽引しています。当社が所有する相当数の知的財産権、長期契約、幅広い運営能力により、他に類を見ないスポーツイベント、魅力あるコンテンツへのアクセス、包括的コミュニティの構築を可能にします。当社は3つの主要な分野でイベント、マーケティング、メディアの各サービスを総合的に提供します。一般参加、観戦スポーツ、DPSS(デジタル、プロダクション、スポーツ、ソリューション)の3つです。当社の総合的サービスによるプラットフォームは、パートナーやクライアント、それに権利所有者、ブランド、広告主などのスポーツエコシステムにおけるステークホルダー、そしてファンとアスリートに至るまで等しく価値を生み出すものです。

ワンダスポーツグループは中国の北京に本社を置き、世界60か所にオフィスを構え、従業員数は1600名です。

 

 

 

「コレクタブルな逸品!」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】キャノンデール2020年モデル 新型SuperSix EVO 発売

キャノンデールSuperSix EVOがモデルチェンジとなる。

テーマはやはり「エアロダイナミクス」。今までのポテンシャルをキープしつつ、オールラウンドの総合力を高めてきている。総合メーカーの中で、オールラウンドとエアロロードは近づきつつある。エアロロードの軽量性などオールラウンド化、その逆は、オールラウンドバイクのエアロダイナミクス向上だ。

以下、メーカーニュースとなる。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

2020 年モデル新型 SuperSix EVO 発売

~相反する軽量性とエアロダイナミクスを究極のバランスで実現~

キャノンデール・ジャパン株式会社(本社:大阪府吹田市、代表取締役:森下 敏郎、以下 キャノンデール) は、デザインを一新した SuperSix EVO を発表しました。この新型バイクは、歴代のロードレースバイクをドラマチックに進化させたモデルとなります。前作モデルで支持された『軽くスムーズかつ俊敏なライドフィー ル』はそのままに、空気抵抗を大幅に削減するためにアップデートされたチューブデザインを採用すること で、現代のライダーが真価を発揮できる本格的なロードバイクに仕上げられています。

キャノンデールのエンジニア、ネイサン・バリーは「エアロダイナミクスは、バイクのスピードとパフォーマ ンスに大きく影響します。そこで、新型 SuperSix EVO では空気抵抗を削減することを最優先しました。一方 で、旧型モデルの高い評価を支えた軽さ、反応の良さ、安定した走りをそのまま新型に継承することも同じく らい重要なことでした。」とコメントしています。

■相反する軽量性とエアロダイナミクスを究極のバランスで実現 軽量性とエアロダイナミクス両方のバランスを考慮し、新型 SuperSix EVO では、以前のフレームに匹敵する 軽量性、剛性、ライドフィールを実現しつつ、空気抵抗を削減するエアロチューブを採用しています。新しく デザインされたフレーム、フォーク、シートポスト、バー、ステム、ホイールが相互に連携して最適なパフォ ーマンスを実現するシステムインテグレーションとなっています。これらの開発努力が実を結び、時速 48km で前作モデルよりも 30 ワットを削減する、現在市販されている軽量ロードバイクの中で最速のバイクが完成 しました。

■新機構採用によりさらに高い快適性能をプラス 新型 SuperSix Evo は、初代からスムーズで優雅なライドフィールが高く評価されているモデルでしたが、新 型モデルは前作モデルよりもさらにスムーズな走りを実現します。新しいインテグレートシートバインダー、 27 KNØT シートポストにより、路面追従性が 18% 向上しています。さらにフレームには、十分なクリアランス を確保しつつ 30mm のタイヤを装備できる余裕があります。また、新しい SAVE バーにより、衝撃を吸収しなが ら、空気抵抗が軽減されるため、ラフな路面でも脅威の快適性、コントロール性、そしてスピードを確保でき ます。

■最も使いやすいワイドな 45 ㎜ハイトリム、チューブレスレディにも対応 HollowGram 45 KNØT ホイールは、キャノンデールの空気抵抗を低減する幅広のリム形状に、軽く汎用性に優れ たリムハイト 45mm を採用したディープリムホイールです。このホイールは、世界最速のオールラウンドレー シングホイールのひとつで、内径 21 ㎜(外径 32 ㎜)のスーパーワイドリムに 25C(実測値 28mm)のタイヤを 装備しても驚異的な空力効率をキープしつつバリエーションに富む路面や環境で、さらに高速巡航する可能性 を広げます。

■キャノンデールアプリがバイクとライダーをつなげる 新型 SuperSix EVO は、ライダーにバイクとライド体験をつなぐ新たな楽しみを提供します。キャノンデール の最新技術によって、内蔵されたホイールセンサーと新しいキャノンデールアプリがシームレスにペアリング され、極めて正確なスピード、ルート、走行距離を自動的に保存することができます。さらに、ライダーのスマートフォンでは自分自身のバイクに関する詳細情報を確認したり、メンテナンス時期を自動的にお知らせし ます。

すぐに利用できる「Power2Max」パワーメーター(一部サービスは有料)やホイールのスピーディーな脱着を 可能にするスピードリリーススルーアクスル、整備が簡単なガイド付きインターナルケーブルルーティングと いった、こだわりのディテールが採用された新型 SuperSix EVO は、徹底的に磨き上げられた本格的なロード バイクです。

【Line Up】

 

 

 

 

「剛性バランスによる乗り心地抜群のSuperSixEVOの新型はいかに。」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka