【17Newモデル情報】 CERVELO S3 DISC ~A WORKHORSE UNLEASHIED~

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S3ディスクが発表された。

3月にその予定は発表されていたが、ついにベールを脱いだ。「必要性」のあるオールラウンド軽量Rシリーズと快適性のCシリーズのディスクモデルはすでにラインナップされている。また、各社も同様のタイプにはディスクモデルが存在しているが、トライアスロンやエアロロードへの対応は遅れていた。バイクの性格上の必要性、重要性などがそのポイントとなるが、サーヴェロでは、エアロロードとなるSシリーズのディスク化に踏み切ったのだ。

このS3ディスクは、フレームの断面形状も変更され、リムブレーキ仕様となるS3よりも「エアロダイナミクス」が2Wの向上となっているとのことだ。さすがサーヴェロだ。また、リムブレーキが無くなることで得られるエアロダイナミクスが、ディスクローターの抵抗以上のメリットをもたらしたこともあるのだろう。そして、フレームは、40gの軽量化となる驚きの完成度だ。剛性は9%アップし、その「剛性感」はリムブレーキ仕様のフレームとどのように変わったのかが唯一気になるところだ。ジオメトリーの変更はない。

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S3ディスクの開発は、成功となったようだ。同様に予定されている「P5 DISC」がどのように仕上がってくるのが楽しみとなる。ディスクブレーキは、Di2のように後付できるものではない。フレームを変えなくてはならないため、「普及」までは少し時間がかかるだろう。ただ確実に定着すると思われる。抜群のコントロール性は、極上のフィーリングとなるブレーキだ。まだまだ話題は続くだろう。

CERVELO: https://www.cervelo.com/en

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「いよいよサーヴェロもディスク化へ本格始動だ。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 CEEPO 2017 MODEL EXHIBITION

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本日は、シーポの2017年モデルの展示会が開催された。

シーポは、2004年創設のトライアスロンバイクブランドだ。アイアンマン世界選手権のオフィシャルバイクを務めたこともある。その開発には余念がなく、常にトレンドを取り入れ、先進性の高いブランドだ。

2014年のアイアンマン世界選手権において使用率第8位に入り、名実ともにトライアスロンのトップブランドとなっている。そして、競合犇めく中、昨年もトップ10入りを果たしている。シーポはもちろん国内でも人気が高く、宮古島大会などでもその使用率は高い。

さて、今回のモデルチェンジは、バイパーのみとなる。昨年までのバイパーのフォークを変更し、バージョンを増やしている。バイパーでは、ハイドレーション&ストレージが強調されている。カタナ、ベノム、マンバは、追加カラーとなる。スティンガーはカラーも含め継続仕様だ。カラーリングは従来の基調を残しつつも、バイパーのマットブラックが注目となるだろう。2017年もジャパンブランドとして、世界での活躍を期待したい。

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VIPER M-Black   ¥520,000 + tax(フレーム)

このモデルは、昨年までのフラッグシップであったルック型フォークを採用したバイパーの「ノーマルフォーク版」となる。フォークの変更により、フロントハイドレーションを取付けられるようにしている。そのハイドレーションはシーポがプロファイルデザインに提案したもので、単品でも販売される予定だ。生産遅れにより展示会当日は確認できなかった。少し複雑になるが、写真の状態にフロントハイドレーションが装備されたものが「VIPER R」というモデルとなり、グローバルでは、その状態で販売される。2017年としては、そのハイドレーション&ストレージがセットされた状態がトピックスとなる。国内では、「VIPER」のフレームセットにハイドレーション&ストレージの3点セットを購入すれば、「VIPER R」になる。ルック型フォークもバイパーは、「VIPER i」というモデル名で継続となる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4447

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VIPER Black/Red   ¥520,000 + tax(フレーム)

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KATANA   ¥420,000 + tax(フレーム)

変更点はカラーリングのみとなる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4487

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VENOM   ¥320,000 +tax (フレーム)

変更点はカラーリングのみとなる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4487

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MAMBA   ¥230,000 + tax(フレーム)

変更点はカラーリングのみとなる。モデルの基本情報は、http://triathlon-geronimo.com/?p=4487

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JOE

CEEPO創設者であり、トライアスロンバイクメーカーのカリスマ、田中信行氏が自らプレゼンテーションを行い、数少ない「トライアスロン専門」のブランドとして、そのこだわりを熱く語ってくれた。自身もアイアンマン世界選手権に出場するトップエイジ選手だけに、ユーザーとしての意見が盛り込まれた製作に定評がある。

【メーカーサイト】http://www.ceepo.jp/

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「日本人選手ご用達、シーポだ。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 SCOTT BIKE 2017 MODEL YEAR EXHIBITION

本日は、スコットの2017年モデルの展示会が開催された。

スコット言えば、「DHバー」を開発した元祖のメーカーだ。それだけに「トライアスロン」への想いも強いメーカーだ。現在、スコットブランドではDHバーを造っていないが、アイアンマンのPLASMA、ショートのFOILと、トライアスロンシーンにおいてレギュラーなポジションを持つバイクブランドだ。

現在、ハワイアイアンマンにおいても、トップブランドとしてその使用率は高い。過去5年間を見ても確実にトップ10入りしている。昨年は、前年10位から6位に上がったのも新型PLASMAが大きく貢献している。そして、ハワイでは、スコット勢のバイクラップが速いのだ。逆に言えば、バイクの強い選手をサポートする傾向がある。その代表格が、2014年の覇者セバスチャン・キンールだ。強風の中、圧倒的な強さを見せたキーンルのバイクは記憶に新しい。

さて、今回のモデルチェンジは、トライアスロン、エアロロードにはない。唯一関係しているのは、FOIL用のエクステンションバーがリリースされたことだろう。待望のバーの登場にFOILのトライアスロンでの使用率も高まるだろう。ロードでは、ADDICT DISCが追加となった。当日は、入荷が遅れて展示会には間に合わなかった。モデルとしては、ミドルグレードの設定となっている。そして、新型かつMIPS搭載のエアロヘルメットがトピックスとなる。各社で開発ラッシュとなっている、エアロヘルメットだ。また、同時に「安全性」や「視認性」など、ライダーを守るアイテムとして、近年、注目され続けている。各完成車など、カラーリングやアッセンブルにおいては、「ニューモデル」であり、2017年として、リフレッシュされている。

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FOIL

スコットのエアロロードがFOILだ。初代FOILが2011年にデビューし、昨年フルモデルチェンジとなった。後述の通りだが、専用エクステンションバーも発表され、よりトライアスロンでの使い易さを高めている。完成車では、リーズナブルな設定もあるバイクとして、トライアスロンでの使用率は高まっている。ドラフティングのエリートレースからアイアンマン70.3まで幅広く使用されているバイクだ。

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FOIL PREMIUM   ¥1,390,000 + tax

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FOIL 10   ¥569,000 + tax

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FOIL 20   ¥449,000 + tax

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ADDICT

スコット史上最軽量のバイクがADDICTだ。ADDICT SLのカーボンは、東レT1000を駆使し、軽量性と剛性をバランス良く仕上げている。当然上りを得意とするバイクだが、F01テクノロジーのフィードバックにより、エアロダイナミクスや快適性も高次元に融合させたオールラウンドバイクとなっている。今回は、ディスクモデルがラインナップされている。

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ADDICT RC Di2   ¥1,090,000 + tax

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ADDICT 15 Di2   ¥489,000 + tax

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NEW   ADDICT 20 DISC   ¥459,000 + tax

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SOLACE

快適性を重視したモデルがSOLACEとなる。剛性を確保しつつ、乗り心地とのバランスを考えた軽量性の高いバイクだ。またフレームもサイズにより、カーボンレイアップを配慮し、快適性を確実に維持している。ブレーキフィーリングがソフトなディスクブレーキもいち早く導入し、総合的なコンフォートモデルとして、確立している。

SOLACE 10 DISC   ¥409,000 + tax

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CR1

スコットのロングセラーモデルとなるCR1。ただその性格は、変化している。デビューと当時はヒルクライムモデルとして、人気を博した。その後、軽量モデルはADDICTに譲り、快適性とコストパフォーマンスを追求するモデルとなっている。その特徴は、ロングライド時などに、ショックダンピングシステムが大きな効果を発揮することだろう。

CR1 20   ¥229,000 + tax (上)

CR1 30   ¥189,000 + tax (下)

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CR1 10   ¥269,000 + tax

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SPEEDSTER

スコットのアルミシリーズがSPEEDSTERだ。10万円台~15万円台のエントリーモデルを12モデルもラインナップされている。レースでも使用できる105モデルからディスクブレーキ仕様まで、その構成も十分となっている。アルミにもF01テクノロジーが生かされ、内臓ケーブル処理も美しくまとめられている。

SPEEDSTER 11 JAPAN LIMITED   ¥155,000 + tax

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CONTESSA

コンテッサシリーズはウィメンズのためのジオメトリーとなっている。通常モデルと同じように、SOLACEやSPEEDSTERが設定されている。ウィメンズということもあり、特にカラーリングが特徴的だ。カーボンモデルやディスクブレーキモデルもラインナップされている。

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NEW   CADENCE PLUS   ¥26,800 + tax

新型エアロヘルメットのCADENCE PLUS。航空宇宙工学、流体動力学の権威アデレード大学のRichard kelso氏と共同で開発をし、エアロダイナミクス向上になっている、そして、エアロダイナミクスと通気性の難しい融合を高次元に収めている。また、各社採用の衝撃吸収シテシテム「MIPS」も搭載され、更なる安全性が高まった。

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NEW   CENTRIC PLUS   ¥27,800 + tax

このモデルも新型となるが、CADENCE PLUS同様に性能の高さは引けを取らない。比較としては、最大の特長として「通気性」となる。より、白熱する、レースコース、距離、展開などにより、このモデルのチョイスとなるだろう。そして、このモデルも衝撃吸収システムのMIPSが搭載されている。

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SPIRIT   ¥28,000 + tax

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ROAD RC   ¥42,800 + tax

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BACK PACK   ¥12,000~23,000 + tax

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Bar / Stem Aero Syncros RR1.0 Carbon Aero   ¥75,000 + tax

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NEW   Syncros RR1.0 Tri Extension for Bar / Stem Aero and SL   ¥32,000 + tax

ついにリリースとなったフォイル用のDHバーだ。正確には、ロードバイクのジオメトリーと走りに合わせた「アシストバー」となる。パッドは通常のDHバーと遜色ないものが付いているため、ドラフティングレース用というよりは、「DHポジション」をある程度取ることを想定している。このバーの登場により、エアロロードのより「トライアスロン適正」が高まったと言えるだろう。

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PLASMA PREMIUM   ¥1,490,000 + tax

2014アイアンマンワールドチャンピオンシップウィナーズバイク。後方に写っているキーンルによって、世界最高峰のトライアスロンでNo.1となったバイクだ。独自のエアロ形状F01によってシンプルに見えるフレームもエアロダイナミクスは高い。またエアロドリンクシステムをプロファイルとコラボレーションし、一体型に収めるデザインは現在のトレンドの象徴となっている。

【KONA 2015】 http://triathlon-geronimo.com/?p=5808

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「今年のハワイでは、100台超えが目標だ!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

Collaboration Cafe at Segafredo Hiroo

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本日は、トレックとセガフレードのコラボカフェがOPENとなった。

元々あったセガフレード広尾店だが、トレック一色となっていた。店内に入るとすぐ右手にトレックジャージを着たマネキンとドマーネALRが展示され、カタログも置く徹底ぶり。メニューのプライスボードの下にはトレックの写真が飾られ、2Fへの階段では、カンチェラーラが出迎えてくれる。そして2Fには、FXとプロジェクトワンでグリーンに仕上げられたドマーネSLR9が中央に展示、壁面にTシャツやパネルなど、想像以上のコラボレーションだった。

「今日はいつもと違いますね。トレックの目当てのお客様がいらっしゃっています。」とトレックロゴが大きく入ったTシャツを揃えて来ているスタッフのコメントだった。

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【メーカーNEWS】

プロツアーチームのスポンサーであるセガフレードとトレックのコラボレーションカフェが、9月3日(土)よりセガフレード広尾店でスタートしました。

4月のDomane SLR発表以来のコラボ企画であり、お店の前にはバイクラックが設置され、お客様は気軽に自身のロードバイクやクロスバイクで来店することが可能です。店内には最新モデルのバイクの展示や、ブランドの理念、そしてロードレース界のレジェンドであるファビアン・カンチェラーラ選手が直筆でサインしたパリ~ルーベの石畳も展示されております。

トレックのことをよく知らない人でも、来店すれば間違いなくトレックというブランドに関心を持たれると思います。これを機に、本格的なエスプレッソを飲みながら、Domane ALRなどのトレックの最新バイクをご覧いただけますので、是非お越しください。

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◆◆キャンペーン情報◆◆
セガフレード広尾店のレシート(9/3以降発行)をお持ち頂き、自転車で数分の場所にあるトレックストア六本木店で試乗して頂いた先着20名様に「トレック・セガフレード限定デザインのコーヒー券」をプレゼントいたします!

※セガフレード・ザネッティ・エスプレッソは、イタリアに本部を置く大手コーヒー焙煎メーカー「セガフレード・ザネッティ」が日本の33店舗を含め、全世界で400店舗以上展開しているイタリアンバールチェーン。アルコール、フード、ドルチェ、アンティパストなども幅広く揃え、朝から夜まで、一日中お楽しみいただけるメニュー構成となっております。

セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店

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「 スピードコンセプトも置いてほしいですね。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 MY2017 GIANT / Liv Press Preview

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本日は、ジャイアントの2017年モデルの展示会が開催された。

ジャイアントは、世界最大級の生産量で高い信頼性を持つメーカーだ。各社のOEMとして培って来た技術力が裏付けされた造りとなっている。また、コストパフォーマンスも最高クラスとなり、同レベルの製品がリーズナブルに設定されている。ロードレースでは、UCIプロチームのチームジャイアントアルペシンもサポートし、最高レベルのフィードバックを受けて開発に至っている。そして、アイアンマンでの使用率は、昨年は11位だったが、新型トリニティのリリースにより、再びトップ10入りが期待される。

2015年アイアンマン世界選手権 http://triathlon-geronimo.com/?p=6192

2017年のニューリリースとしては、TCRやアヴェイルのディスクモデル、新コンセプトのコンテンド、そして、待望の新型「トリニティ」となる。このトリニティは昨年のアイアンマンで発表され、海外ではすでにラインナップされていたモデルだ。

ハワイでの発表 http://triathlon-geronimo.com/?p=5416

また、2017年モデルは、以下のような新しいテクノロジーが導入されている。(ロード系抜粋)

1、CONDUCT DISC BRAKE STIなどワイヤー式のブレーキレバーで油圧式のディスクブレーキを操作できるシステム。それをステム一体型というコンパクトさと、納まりの美しさは逸品の仕上がりとなっている。高いコントロール性が実証されている。

2、ON-ROAD TUBELESS TIRE チューブレスタイヤの提案となる。転がり抵抗の低減、コーナーリングスピード、乗り心地の向上、そして、パンクが少ないなど、あらためて、チューブレスのメリットの高さを提唱している。

3、12mm THRU AXLE & FLATMOUNT DISC BRAKE SYSTEM ディスクブレーキの定番仕様となるシステムを導入している。カーボン積層など、フレームもそのための専用設計で対応している。

下記の通り、2017年のラインナップもジャイアントらしい、クウォリティとコストパフォーマンスがあり、各ジャンルが更に、「専門性」の強くなったものをリリースしている。

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PROPEL

プロペルはジャイアントのエアロロードだ。高いエアロダイナミクスだけではなく、剛性、軽量性のバランスが良いマルチロードでもある。ジャイアントの特徴的とも言えるISP、フロントフォークと一体化する専用ブレーキもSLRを除き全モデルに使用している。ADVANCED SL 0 は、6.8kg(710mm)となっている。

PROPEL ADVANCED SL 0 ¥780,000 + tax

PROPEL ADVANCED SL 1 ¥560,000 + tax

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PROPEL ADVANCED SL 0 ¥780,000 + tax

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PROPEL ADVANCED SL ¥300,000 + tax(上)

PROPEL ADVANCED PRO ¥230,000 + tax(下)

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PROPEL ADVANCED SL 2 ¥400,000 + tax(手前)

PROPEL ADVANCED PRO 1 ¥360,000 + tax(奥)

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PROPEL SLR 2 ¥190,000 + tax(手前)

PROPEL ADVANCED 1 ¥250,000 + tax(奥)

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TCR

TCRは、ジャイアントの看板ロードモデルとなる。リアルレーシングバイクとして、剛性、軽量性、ハンドリングなどで定評がある。完成車で6.5kgのフラッグシップモデルからアルミモデルのSLRまで幅広くラインナップされ、レースでのパフォーマンスが期待される。そして、ついにTCRにもディスクモデルがリリースされた。

TCR ADVANCED SL 1   ¥590,000 + tax(上)

TCR ADVANCED SL 2 KOM   ¥390,000 + tax(下)

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TCR ADVANCED SL 1   ¥590,000 + tax

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TCR ADVANCED SL   ¥280,000 + tax(上)

TCR ADVANCED PRO   ¥190,000 + tax(下)

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NEW   TCR ADVANCED PRO DISC   ¥470,000 + tax

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DEFY

デファイは、ジャイアントのエンデュランスモデルとなる。デファイは全モデルディスクブレーキ仕様となっている。メカニカルディスクモデルは、オリジナルの新システム「CONDUCT」を採用し、ワイヤーで油圧式を操作できるようになっている。カーボンホイールも積極的に使用し、その重量剛性比を最適化している。

DEFY ADVANCED SL 0   ¥750,000 + tax

DEFY ADVANCED PRO 0   ¥480,000 + tax

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DEFY ADVANCED 1   ¥260,000 + tax

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DEFY ADVANCED 3   ¥195,000 + tax(奥)

DEFY ADVANCED 2   ¥210,000 + tax(手前)

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CONDUCT DISC BRAKE

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CONTEND

コンテンドは、新提案となるオールラウンドバイクだ。TCR、デファイアロイの後継モデルとして、両者のメリットを融合。ジオメトリーは、フロント三角がデファイ、バックがTCRに近い。フレームとペダリング剛性を上げながらも快適性とのバランスを維持、その断面形状にこだわっている。また、幅広いラインナップも特徴だ。

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CONTEND SL 1 DISC   ¥155,000 + tax(奥)

CONTEND 1   ¥95,000 + tax(手前2台)

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CONTEND SL 2   ¥115,000 + tax

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CONTEND 2   ¥78,000 + tax

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TEAM GIANT Alpecin

ジャイアントは、UCIワールドチームのアルペシンをサポートしている。プロチームからのフィードバックを受けた開発となっている。会場には、John Degenkolbのバイクが展示されていた。

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Liv

リブは、ジャイアントのプロデュースする女性サイクリストのブランドだ。「FIT、FORM、FUNCTION」という3つのFを理念としている。バイクだけではなく、ウエア、ヘルメット、シューズなどトータルで、フィット性、デザイン性を確かな機能と安全性で提案している。

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ENVIE ADVANCED PRO 1   ¥500,000 + tax

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ENVIE ADVANCED 1   ¥250,000 + tax

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ENVIE ADVANCED 2   ¥210,000 + tax

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AVAIL ADVANCED PRO 1   ¥380,000 + tax(上)

AVAIL ADVANCED 1   ¥260,000 + tax(下)

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AVAIL SL 1   ¥135,000 + tax

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AVAIL 2   ¥78,000 + tax(上2台)

AVAIL 1   ¥95,000 + tax(下)

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TRINITY

トリニティはトライアスロンバイクだ。昨年のアイアンマンで発表され、海外ではすでにリリースされていたモデルがついに国内展開となった。フューエル&ストレージを備えた「スタンダード」をおさえた仕上がりとなっている。またフロントの一体型ドリンクシステムは、現在トレンドとなる考え方だ。

新型トリニティのリリース http://triathlon-geronimo.com/?p=5416

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NEW   TRINITY ADVANCED PRO 1   ¥500,000 + tax

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NEW   TRINITY ADVANCED PRO 2   ¥320,000 + tax

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NEW   TRINITY ADVANCED   ¥220,000 + tax

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NEW   TRINITY ADVANCED PRO TT   ¥370,000 + tax(フレーム)

※完成車は参考、カラーは「CARBON」となる。

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Liv AVOW

リブのトライアスロンバイクだ。したがって女性トライアスリートのために造られている。カーボンレイアップ、ジオメトリー、そして、ホイールサイズなど、徹底したこだわりを見せている。国内では、ジャイアントに先行して、2015年からの展開となったモデルだ。カラーリングが美しい。

関連記事 http://triathlon-geronimo.com/?p=9683 

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AVOW ADVANCED PRO 1   ¥590,000 + tax

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AVOW ADVANCED   ¥320,000 + tax

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「トライアスロンモデルが男女ともに揃った。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 COLNAGO 2017 New Model Exhibition

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本日は、コルナゴの2017年モデルの展示会が開催された。

ロードバイクと言えば、イタリアンロード。そして、イタリアンの代表格と言えば、コルナゴだ。したがってロードバイクを語る上で外せないブランドでもあるのだ。ロードレースでは、UCIプロコンチネンタルチームのガスプロム・ルスヴェロのサポートなど競技の最高レベルからのフィードバックも受けている。また、トライアスロンシーンにおいても国内での特徴として、その使用台数は少なくない。ロードの雄として、トライアスロンの世界でもそのステイタスはあるのだ。

現在、ハワイアイアンマンにおいては、「トライアスロンバイク」が中心となるため、使用台数は少ないが、TTバイクもリリースするメーカーとして、昨今の動きから来年以降「トライアスロンモデル」の可能性も否定はできないだろう。過去にもTTではなく、トライアスロンバイクを造っていたことがある。名車「C40」の26インチ78°シートアングルも存在し、96年のアイアンマンでルクヴァンリルデによって、ウィナーズバイクとなったのもコルナゴだ。復活を期待したい。

さて、今回のモデルチェンジの最大のトピックスは、「コンセプト」になるだろう。イタリアンバイクで大きな動きを見せていなかったエアロロードだが、このコルナゴのリリースにより、活性化が期待される。フレームの造形美とグラフィックが合間って、コルナゴらしい戦闘的なバイクが出来上がった。また、上位グレードには、ディスクブレーキ仕様とリムブレーキ仕様が設定されている。そして、エントリーモデルも各社注力が高まる中、コルナゴも強化してきている。特にアルミモデルのレーシー化は、ロードバイクの普及が進んだ中で必須のテーマとなっている。

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NEW   CONCEPT CHDB  ¥490,000 + tax(フレーム)

満を持してリリースされたコルナゴのエアロロードだ。スローピングフレームにボリュームのあるダウンチューブとシートチューブが特徴的だ。リアホイールは、シートチューブに覆われる定番デザインを採用し、ブレーキは前後ダイレクトマウントとなっている。また、このカラー(CHDB)はコルナゴらしい美しいグラフィックとなっている。そして、展示はされていなかったが、\50,000アップでディスク仕様もラインナップされている。

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C60   ¥645,000 + tax(フレーム)

コルナゴの看板となるモデルが4年目となるC60だ。クラシカルに見えるラグと星型チューブの組合せは、コルナゴの伝統であり、歴史そのものだ。C60は、コルナゴ60周年を記念して造られたモデルで、不朽の名作「C40」の後継モデルになる。また、リアルレーシングモデルの最高峰クラスとして数々の実績を残している。そして、これぞイタリアンというグラフィックが、高級感を更に高めている逸品だ。ディスク仕様もラインナップ。

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V1-r   ¥450,000 + tax(フレーム)

CONCEPTの前に造られたエアロダイナミズムを狙ったモデルだ。フェラーリとコラボレーションモデルで、軽量性も高く、コルナゴ史上最軽量のモデルとなっている。エアロの定番となったカムテイルデザインも採用したフレームで、リアブレーキもBB下に配置されている。エアロと軽量性という特徴からオールラウンド性の高い仕上がりは、完成度の高いものだ。ディスク仕様もラインナップされている。

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CLX ULTEGRA   ¥430,000 + tax

昨年フルモデルチェンジとなったCLXはカラー変更のみとなっている。V1-rに近いフレーム形状を持つ。また、剛性と軽量性の高いポテンシャルは、アップダウンなどのテクニカルコースも十分にこなすミドルレンジだ。

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NEW   C-RS 105   ¥270,000 + tax

新型モデルとなるC-RS。実は、エアロダイナミクスの向上がテーマの一つになっている。ケーブル関係は、ほぼ内臓させているのだ。クウォリティやデザイン性を落とさず仕上げたエントリーカーボンモデルだ。アルテグラモデルも設定されている。

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NEW   A1-r 105   ¥195,000 + tax

アルミモデルとしてレースでの使用を想定したA1-r。ハンドリングや軽量性、剛性など十分なパフォーマンスを発揮してくれるモデルだ。また、カーボンフォークとのバランスも良く、快適性の向上にも繋がっている。ディスクモデルもラインナップされている。

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CX-ZERO 105   ¥260,000 + tax

コンフォータブルなカーボンモデルのCX-ZERO。フレームは、モノコックで造られ軽量性も図られている。また、専用ジオメトリーは、ホイールベースやヘッドチューブで安定性、快適性を狙っている。弓なりのチェーンステーも特徴で振動吸収性を高めている。

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CX-ZERO Alu 105   ¥185,000 + tax

CX-ZEROのアルミモデルとなる。ジオメトリーなどカーボンモデル同様の安定性、快適性を追求しつつ、コストパフォーマンスを高めたモデルだ。小柄な人にも対応する400Sサイズも追加ラインナップとなった。

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Mondo

コルナゴ随一のコストパフォーマンスとなるエントリーロードシリーズ。しかしながら安定性を高めた扱い易いモデルに仕上がっている。イタリアンデザインのカラーリングは、コルナゴらしいクウォリティと言えるだろう。Mondo2.0は、フレーム形状を変えた新型モデルとなる。

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NEW   Mondo2.0 SORA   ¥130,000 +tax

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NEW   Mondo2.0 TIAGRA   ¥150,000 +tax

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Mondo TIAGRA   ¥150,000 +tax

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Mondo SORA   ¥120,000 +tax

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Master X-LIGHT   ¥330,000 + tax(フレーム)

コルナゴの象徴的なクロモリロードで30年以上の歴史を持つモデルだ。美しいジルコ加工されたフレームチューブは、コルナゴそのものとも言える特徴的な仕上げとなる。ラグのメッキ出しなどもその美しさを倍増させている。「工芸品」とも言える逸品中の逸品だろう。

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「歴史と最先端。そして、やはりコルナゴは美しい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 FUJI 2017

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本日は、フジの2017年モデルの展示会が開催された。

フジは、日本生まれでアメリカ育ちのブランドだ。ピストやクロスバイクのイメージが強いが、ロードでは、UCIコンチネンタルのカハルラル・セグロスRGAのサポートや、アイアンマンなで使用されるトライアスロンバイクのリリースなど、リアルレーシングとして認知度を確立して来た。そのクウォリティの高さは、トップレベルだ。

アイアンマンにおいてフジの使用率を観てみると、一昨年の17位から一つ上げて16位となっている。これは、クウォータやケストレルと並ぶ順位でもある。ここ数年で少しづつ伸ばしているのだ。ノーコムストレートはトライアスロンでは数少ないエアロダイナミクスも考慮した「スローピング」を採用したフレームであったり、独自路線も特徴となる。

さて、今年のモデルだが、大きなモデルチェンジはない。エントリーグレードとなるルーベが、ジオメトリーを含め、より「リアルレーシング」へクウォリティがアップしている。昨今、各社の「エントリーモデル」への注力が著しい。ロードバイクが普及した中で次への動きなのだ。また、話題となるのが、「AVANTGARDE」のカラーリングだ。SLとTRANSONICに国内限定モデルとして採用している。精悍さと繊細な仕上がりが「FUJI」らしいモデルとなっている。そして、トライアスロンモデルはカラーのみの変更となる。

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AVANTGARDE

AVANTGARDE Blackは、国内限定カラーでFUJIのライフスタイル系モデルに取り入れている日本独自の
オリジナリティをロードバイクにも取り入れた第一弾になる。精悍さそのものとなり、「日本らしさ」を強調している。フジのヒストリーならではの企画が面白い。SL エリートとトランソニックエリートに採用している。

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TRANSONIC ELITE   ¥240,000 + tax(フレーム)

フジのエアロロードだ。ノーコムストレートの開発からのフィードバックで設計されている。ヘッド周りとシート周りは流麗なエアロデザインとなり、シートチューブも極力リアホイールに沿うように仕上げている。また、単にエアロロードというよりはマルチ性も求めたロードで、剛性やコントロール性においてもこだわっている。

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SL ELITE   ¥250,000 + tax

SLは文字通り軽量性を追求したモデル。695gという重量は、世界最軽量クラスだ。その軽量性は、フレーム内部の仕上げにこだわることで実現している。内面を可能な限り滑らかに仕上げる製法を取り、様々な「贅肉」を削ぎ落とし、内面を「表面」のように仕上げているのだ。ただ、軽さだけではなく、十分な剛性も確保している。

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ROUBAIX 1.5   ¥135,000 + tax

昨年よりフレームが変更になりカーボンロードのSLと同じジオメトリーを採用し、軽量化、剛性アップとなっている。ROUBAIX1.3とROUBAIX1.5は同じフレームとFフォークを使用し、Fフォークはコラムまでカーボンを採用していることで、ROUBAIX1.5 TIAGRA仕様は、他社に比べて隠れた優位性があるモデルではないだろうか。

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CAJA RURAL-SEGUROS RGA

UCIプロコンチネンタルのスペインのチームだ。1987年設立の歴史あるチームで、プロとしては、2010年に昇格している。5月開催のツアーオブターキーでは個人総合優勝とチーム総合優勝をしている。スペイン国内での活躍とともに、これからが期待されるチームだ。使用しているモデルは、SLとトランソニックだ。

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NORCOM STRAIGHT 1.1 ¥300,000 + tax(フレーム)

ノーコムストレートは、2014年デビューで4シーズン目に入るモデルだ。開発期間に3年をかけてリリースされたモデルで、スローピングが特徴的なシンプルなデザインとなっている。先代のD-6より200gの軽量化に成功し、サーベロ型シート周り、スペシャ型ヘッド周りなど採用、また、サポートプロチームのタイムトライアルバイクとして実績を上げてきた。TTとトライアスロンバイクとしてのセッティングに対応できるようになっている。

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NORCOM STRAIGHT 1.1 ¥300,000 + tax(フレーム)

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「今年のハワイではどこまで伸ばせているのかな」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 TREK WORLD JAPAN 2017

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本日は、トレックの新製品発表会が開催された。

トレックは、1976年創業のアメリカンブランド。したがって40周年を迎える老舗だ。ロードでは、TREK-SEGAFREDOが使用しツールドフランスに参戦している。トライアスロンでは、アイアンマン世界選手権において、使用率第2位となっているブランドだ。国内においても人気は高く、4月の宮古島大会では、第4位の使用率で、ロードバイクにおいては、使用率No.1となっている。6月のアイアンマン70.3セントレアでも、同様に使用率第3位で、ロードバイクは、やはりNo.1となっている。

《関連記事》全日本トライアスロン宮古島大会 http://triathlon-geronimo.com/?cat=33

《関連記事》アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン http://triathlon-geronimo.com/?cat=37

現在、トレックもイヤーモデルという設定はしていないため、このタイミングで新型フレームの発表はないが、カラーリングやアッセンブルなど、実質的な2017年度モデルとなる。

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今回は、4月にリリースされたドマーネをもって、トレックのメインの3シリーズが完成の域となった。2014年リリースのエモンダは軽量性。2015年リリースのマドンはエアロダイナミクス。そして、今年4月リリースのドマーネは、エンデュランスだ。また、ドマーネのアルミモデルが登場、完成車のカーボンホイールモデルの設定など、幅広いラインナップとなった。カスタムオーダーのプロジェクトワンはリーズナブルに\60,000から選ぶことが可能となり、より満足度の高いサービスが始まった。ボントレガーでは超軽量ホイールのリリースとより「安全性確保」のためのアイテムも昨年に続き充実している。

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今年も来日された鈴木未央氏によるプレゼンが開催された。今回は、ドマーネの開発の三人のエンジニアへのインタビューを聞くことができた。(抜粋)

【鈴木 未央氏】トレック本社の空力エンジニアであり、現行マドンの開発に関わっている。また、アイアンマン70.3にも参戦するトライアスリートでもある。(昨年のマドンのプレゼン http://triathlon-geronimo.com/?p=3286

■フレームエンジニアリング&設計 Tim Hartung氏 「すべてのライダーがISOSPEEDを正しく実感してもらうことが目標でした。そのためにスライダーで路面やその人の好み合わせることができるようにしたのです。そのスライダーの設計には苦労しましたが。ちなみにCancellaraは、中間から少し下にセットしています。」

■フレーム構造解析 Jay Maas氏 「ISOSPEEDは凄いのです。フレームチューブは可動しますが、乗り心地剛性を維持しつつ、重量増へも影響がないように製作することが出来ています。それとカーボンの積層については、多くの研究をして来ましたが、ぺダリング剛性とコーナリングの感覚を重要視しています。」

■ハンドルバーエンジニアリング ALEX氏 「40Hzの周波数で振動減衰性のある素材が必要でした。それに適合したゴムの調達できたのです。カーボンとそのゴムの結合強度を高めることでき、振動減衰性を得ることが出来ました。実際に同社のISOZONEとこの新型ISOCOREは叩いてもその違いを感じることが出来ます。」

下記に主だったモデルを中心に紹介している。

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NEW DOMANE

前後にISOSPEEDテクノロジーを持つNEWドマーネだ。マドンでリアに採用されたISOSPEEDをドマーネ用に進化させている。マドンでは、フレーム形状から来る剛性を緩和させることを目的としていたが、ドマーネはエンデュランスとして、荒た路面を長時間使用することを想定したより衝撃吸収性の高い設計となり、更にその程度を可変できるというシステムになっている。また、フロントのISOSPEEDはよりダイレクト感のあるシステムだ。そして、同時にハンドルも極めて高い振動吸収性を持ち、総合的に快適性を高めている。

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DOMANE SLR eTAP

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DOMANE SLR 9 DISC   ¥1,064,815 +tax

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DOMANE SLR 6 DISC   ¥592,593 + tax

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DOMANE SLR 6   ¥546,296 + tax.

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DOMANE SL 8   ¥517,593 + tax.

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DOMANE SL 6   ¥379,630 + tax.

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DOMANE S 5   ¥230,556 + tax

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DOMANE S 4   ¥217,593 + tax

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DOMANE ALR 5 DISC   ¥212,037 + tax

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EMONDA
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エモンダは、軽量性を極めたバイクだ。完成車で5kgを余裕で切ることが可能なバイクなのだ。もちろんアッセンブルによるが、フレーム重量が700gを切っているため、軽量に組上げることが可能となる。また、ただ軽いだけではなく、剛性とのバランスの取れた走行性とハンドリング性が特徴でオールラウンドバイクでもある。そして、その軽量性から上りを得意とするバイクでもある。エモンダは、パフォーマンスラインのメインモデルで、アルミフレームもラインナップされている。リーズナブルながら、軽量性とその走りの完成度は高い。

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EMONDA SLR 9   ¥1,110,185 + tax

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EMONDA SLR 8 RACE SHOP LIMITED   ¥796,296 + tax

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EMONDA SL 5   ¥276,852 + tax

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EMONDA ALR 5   ¥175,000 + tax

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MADONE

エアロロードの完成形マドンは、スピードコンセプトで培ったKVFデザインのエアロダイナミクスを持つバイクだ。ISOSPEEDにより、形状から来る剛性を和らげ、快適性も向上させている。また、各サイズ専用の設計となり、高い走行性能も実現している。そして、インテグレーションフレームとして、エアロダイナミクスと美しさを出している。テクニカルコースのトライアスロンに向いた一台と言えるだろう。現在、DHバーの製作予定はない。バイクの特性やジオメトリーからその必要性は絶対ではないが、アシストバー程度のものを期待したい。

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MADONE RACE SHOP LIMITED   ¥1,245,370 + tax

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MADONE 9.5 ULTEGRA Di2   ¥777,778 + tax

MADONE 9.5   ¥796,296 + tax

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MADONE 9.2   ¥629,630 + tax

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SPEED CONCEPT

トレックのエアロダイナミクスのテクノロジーの結集がこのスピードコンセプトだ。今や定番となったカムテールデザインの元祖でもある。エアロダイナミクスは随所にこだわっている。フロントブレーキやBB下のSPEEDFINなど更なるエアロダイナミクスを高めている。また、昨今スタンダード化とも言える「フューエル&ストレージ」も備えたモデルは現在のトライアスロンバイクの「完成形」とも言えるだろう。ケーブル類もインテグレーションシステムにより、ほぼ収まり美しい仕上がりとなっている。

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SPEED CONCEPT 9.9   ¥1,250,000 + tax

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SPEED CONCEPT 7.5   ¥444,444 + tax

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SPEED CONCEPT 7.0   ¥369,444 + tax

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PROJECT ONE

カラーリングやコンポーネントパーツ、ホイールなどを自由にアッセンブル、コーディネートできるカスタムオーダーシステムのプロジェクトワン。昨今、各メーカーでも「カスタムオーダー」が活発化して来ている中、10年以上の歴史を持つ同社のシステムの完成度は高い。人と違った「自分だけ」のバイクができるその魅力は、浸透しているようだ。そのプロジェクトワンも様々な選択や組合わせができるが、この7月に¥60,000からできる設定が追加となった。

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BONTRAGER

ボントレガーは、トレックのグループブランドで、パーツやアクセサリー、ウエアなどをリリースしている。トレックの完成車に付いているパーツはボントレガーとなっているのはそのためだ。バイクは、フレームから組み立てる場合、規格さえあえば他社のパーツも組み付けることができる。ただそれで良いのだろうか。今後バイクは、「一つもの」として、組み合わせた時に、最高のパフォーマンスとなるよう同メーカーで「トータルアッセンブル」が理想となるだろう。そんな中、各社でもその流れが高まって来ている。

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Aeolus XXX   976g

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MIPS

ミプス搭載モデルが登場。衝撃分散システムが頭を守る。

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SUPERfeet × Bontrager

スーパーフィートとのコラボによるインソールが登場

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Safety Leadership  “THE ABCs OF AWARENESS”

トレックの提唱する安全啓蒙プロジェクトで、CLEMSON大学の協力体制のもと、新たなコンセプトで商品を開発した。「ABCコンセプト」というものでライダーの安全性は33%アップするという結果が出ている。

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THE ABCs OF AWARENESS “CONTRAST”

目立つカラーにすることで視認性が上がり、事故を減らすことができる。

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THE ABCs OF AWARENESS ”ALWAYS ON”

フロントライトとテールライトを常時点灯させることで事故を減らすことができる。

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HISTORY

冒頭にも記したが、今年で40周年となるトレック。各時代のセンセーショナルとなったモデルが展示されていた。トレックと言えば、やはり92年にリリースされたOCLVカーボンだろう。カーボンのと共に進化して来たブランドだ。当時も何社かメジャーブランドがカーボンフレームを制作していたが、OCLV製法による軽量化は画期的だった。他社に比べ、シンプルなデザインは、「質実剛健」のレーシーさをアピールし、憬れのカーボンフレームとして一世を風靡したものだった。

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1998年にリリースされたモデルだ。当時トレックは26インチへは行かず700Cでかつロードジオメトリーのトライアスロン系バイクを製作していた。(2000年には、26インチ78シートアングルのHiloがリリースされたが)このモデルは1999年モデルで当時の価格は\580,000だった。今見ても斬新さは色褪せない。昨今トレンドとなって来ている「1本足らない」フレームが再び蘇ることはあるのだろうか。

《関連記事》 TriBIKEクロニクル第2回 http://triathlon-geronimo.com/?p=2503

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Welcome to the Future

会場の中央で、一際目を引くバイクが、SNSで話題となっていたこのバイクだ。単なるエアロロードでもなく、もちろん、トライアスロンでもない。10年後トレックの考える「未来予想」だ。カテゴリーは「Fast Commuter」で、ずばり通勤バイクをより高速に走ることが表現されているものなのだ。そして、恐らく10年後には、改善される自転車環境を見据えて、期待をして、未来へ向かうためのバイクを象徴しているのだ。

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「今後のトレックの開発に目が離せない!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 DEROSA 2017 PRIVATE SHOW

本日は、デローザの新製品発表会が開催された。

デローザは、1953年創業の老舗でイタリアンを代表するロードブランドだ。老舗中の老舗と言っても過言ではない。60年以上の歴史は、重みを感じさせるイタリアンロードで、現在はプロチームのサポートなども活動的に行っている。ロードでは、メジャーだが、アイアンマンなどトライアスロンではほとんど使用されていない。ただ、国内のトライアスロンでは、そのイメージ以上に使用され、6月のアイアンマン70.3セントレアでは、全88ブランド中の17位だった。

デローザのラインナップの特徴は、カーボンフレームをメインとしながらも、伝統的なクロモリフレーム、金属系最高峰のチタンフレーム、そして、恐らくデローザのみとなったスカンジウムのアルミフレームなど、イタリアンの老舗ブランドとして、すべてのマテリアルで、こだわりのラインナップとなっているのだ。

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そして、2017年デローザは、モールドの変更はなく、カラーチェンジのみとなる。SKピニンファリーナの特別仕様車やアイドルの完成車などが話題となる。また、デローザらしい各モデルのグラフィックが目を引いた。そして、11月に新型モデルが追加予定となっているようだ。Cristiano DeRosa氏によるプレゼンテーションもその魅力をあらためて感じることができた。

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SK Pininfarina – H2speed

昨年リリースのSKピニンファニーナの特別仕様の完成車が発表となった。

3モデルの特別仕様車の中で、一際目立っていたのが、この「H2 spped」というバージョンとなる。ピニンファリーナ社のH2スピードという水素自動車とコラボレーションして造ったモデルだ。白をベースに蛍光イエローと蛍光オレンジをさし色にしている。今年のジロデイタリアでクネゴに提供し注目を集めていたモデルだ。この完成車もカンパニョーロスーパーレコードEPSV3。そして、ホイールはボーラとなる。

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                                                                                                                 ※ Photo by De Rosa

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SK Pininfarina – Luxary (caviale)

このスペシャルモデルの特徴は、こだわりの三層構造の塗装にある。ベースになるスペシャルブラックに、さし色は、サテン仕上げのブロンズ色、ロゴはマットカラーで縁取りにミラー仕上げとなっている。コンポはカンパニョーロスーパーレコードEPSV3。そして、カンパニョーロの協力を得た、ボーラのホイールは小さいロゴのみを付けて、反対側にはピニンファリーナの専用デーカルを貼られている。そして、この特別使用車はこの専用バイクケースで納品される。また、カステリ社製のワンピースのボディスーツがSKピニンファリーナデザインで付属する。

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もう一つの特徴として、ハンドルバーとサドルのカバーだ。黒のメッシュの中からブロンズのカラーが覗いている。これはピニンファリーナ社がフェラーリなどのスポーツカーのシートや内装に使っているものと同じ素材を使用して造られているのだ。
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SK Pininfarina – Luxary (diamond)
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このカラーも三層構造の塗装となっていて、ベースのシルバーがサテン仕上げ、ブルーとロゴが鏡面仕上げになっている。
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SK pininfarina ¥348,000 + tax(フレーム)

昨年スーパーキングの後継モデルとしてリリースされたエアロロードのSKピニンファリーナ。ピニンファリーナ社とのコラボの製品でもありNIPPO-VINI FANTINIでも今期使用されたフレームだ。発砲ウレタンによるインナーモールド製法で、均一な加圧をかけ、本来の設計強度を出している。2017年は、モールド変わらず、継続カラー4カラーと「RedFuocoGlossy」と「BlackTerraMatt」の2カラーが追加された。そして、先述の通り、特別な完成車としてが発表となった。

SKピニンファリーナホイール ¥498,000 + tax

ベースはカンパニョーロのBORA ULTRA80チューブラーとなる。

これはカンパニョーロ社に特別発注をして小さなロゴだけ残し、ピニンファリーナ専用デカールを貼っている。このロゴカラーは各フレームカラーに合わせて造られている。国内30セット限定。

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SKピニンファリーナハンドル ¥101,000 + tax

ベースとなるのは、FSAのプラズマとなる。

これをSKピニンファリーナに合わせたカラーにしている。ハンドル幅、ステム長はプラズマの仕様と同様となる。

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KING XS ¥410,000 + tax(フレーム)

KING XS Special Model ¥620,000 + tax

歴代のキングの後継で、極めて総合力の高いモデルだ。2015~17継続モデルでモールドに変更はない。UCI公認で電動、メカニカル、コンパチのフレーム設計になっている。ただし、カラーは一新、ソリッドカラーにクラシックなパッチのグラフィックデザインに仕上げられている。このカラーは、マットなソリッド部分にパッチカラーの部分だけをグロッシーに、または、その色使いを逆にしたグラフィックデザインとなっている。カーボン素材は、T1000,T800,XN10を採用している。KING XSもスペシャルモデルとしてコストパフォーマンスの高い完成車が設定されている。

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IDOL ¥268,000 + tax(フレーム)

IDOL Special Model ¥420,000 + tax

デローザのフレームの中でも一番人気で、2014にリリースし4年目となる。モールドの変更はなく、カラー変更のみとなっている。2017年度は、カラーを一新して比較的シンプルなデザインになっている。このデザインは、初代アイドルがリリースされた2007年当時のグラフィックを意識したものとのこと。4カラー展開となる。また、スペシャルモデル(写真:上)として、日本限定の完成車展開が決まった。コンポはカンパニョーロのポテンザ。ホイールはシロッコ。カラーは、1カラーのみとなる。

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Nick完成車 ¥329,000 + tax

Nick Special Model ¥230,000 + tax(フレーム)

ニックは2017年継続でカラー含め変更はない。昨年リリースされたモデルで、フルカーボンフレームにコンポは105の完成車モデルだ。DEROSAのホイールデカールは継続で付属する。また、上の写真は「スペシャルモデル」となるニックのイタリアカラーだ。このカラーは、右側のレッドが左側ではグリーンとなり、この3色使いでイタリアをイメージしている。そして、後ろからのぞき込むとBB裏のところで「イタリアンフラッグカラー」となっているのだ。

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AVANT ¥277,000 + tax

アバントは継続2カラーに新色2カラー追加となる。新色は、KING XSのパッチデザインを一番エントリークラスに普及させたモデルだ。デローザのエントリーモデルとして人気モデルで、36.5サイズの設定があるため、小柄な人や女性にも人気となっている。

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Corum 予価¥368,000 + tax(フレーム)

コラムは、ティグ溶接のスチールフレーム。2017年コレクションで重要となる新しいグラフィックが、「REVO」になる。(上の写真)レヴォの他にも「クラシック」というバージョンが2カラー発売される。ホワイトベースにダークブルーのロゴとダークブルーにイエローロゴが入った2カラーとなる。

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「ユーゴデローザは1953年創業以来、鉄はデローザ社にとってとても重要な素材です。上の写真は、コラムレヴォの写真ですが、デローザの工場で撮ったものです。そして、その奥の壁に写っているのが、若かりし頃のウーゴデローザです。スチールフレームの職人がいつもウーゴの目が光っている元で働いている。そんな職場になっているのです。」Cristiano De Rosa氏

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SCANDIUM 予価¥460,000 + tax(フレーム)

スカンジウムは2017年も継続となる。スカンジウムは7000系アルミにレアメタルを1~2%が加えられている。強度は、40~50%増し、10%軽く、振動吸収性も高まる。スカンジウムもカスタムオーダーが可能で、ブラックレーベルの称号が与えられている。

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Age Luster 予価¥432,000 + tax(フレーム)

昨年デビューのアジェラスターはレトロモダンをコンセプトとしている。クラシカルなシルエットに斬新な仕上げが魅力だ。フィレットブレージング加工で、ラグを使用せずローを盛り固めてラグの機能を持たせたスチールモデル。ラグを使わないためロー盛りされた部分の仕上げに手間のかかる逸品だ。ネオプリマートと同じジオメトリーで造られている。

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NEOPRIMATO 予価¥275,000 + tax(フレーム)

ネオプリマートは、2015年に生産中止となったが、昨年から日本向けのみの生産となっている。ネオプリマートは根強い人気がある。30年以上同じ製法で造られ、ハンドメイドで仕上げられたデローザのフラグシップだ。また、63年間スチールフレームを造り続ける真意としては、フレーム製造の基本であり、デローザの集大成であるとのことだ。重量が気になるスチールフレームだが、走り出せばその印象は一変する。ペダリングのパワーロスはなく、コーナーリングの安定性も高い。素材はデダチャイのzerounoを使用している。カラー継続2カラー、追加2カラーとなっている。

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このモデルは、先述のSKピニンファリーナで2017年追加カラーモデルだが、リオディジャネイロオリンピックで加藤友里恵選手が使用するカラーだ。「Red Fuoco Glossy」というカラーネームが付いている。文字通りリオで完全燃焼してほしい。

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今年は、Cristiano De Rosa氏による直接プレゼンを聞くことができた。

イタリアミラノから始まったこだわりとプライドを感じる熱いトークはあらためてデローザの「自転車」だけではないブランドの価値を感じるものだった。特にBLACK LABELについて力説されていた。

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クリスティアーノ・デローザ氏

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あのウーゴデローザの三男でデローザの「第二世代」となる。そして、現在、第三世代が活躍しているとのこと。

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ブラックレーベルとは、デローザ社本社で造られるフレームに与えられる称号で、全ての素材でオーダーが可能です。もちろん、単に色が違うということではありません。各ユーザーさんに合わせたジオメトリーで造られるものです。

自転車のサイズは、S,M,L,XLと言ったサイジングで販売されていますが、ジャージを作っているわけではありません。1953年の創業以来、カスタムでも自転車を造るという伝統を守って来ました。これはイタリアの伝統であり、誇りであり、そして、イタリアの文化であるということなのです。

 

デローザのブラックレーベルは、自転車という製品をご購入して頂くというだけでなく、デローザの哲学をご購入して頂くということでもあるのです。

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「ロードと言えば、イタリアン。イタリアンと言えば、デローザ。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 SPECIALIZED VENGE “ DISC ” ViAS

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昨年リリースのヴェンジヴァイアスがモデルチェンジとなった。

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現在、スペシャライズドは、ディスクブレーキに対し、徹底注力しているメーカーの一つだ。そして、ついにヴェンジヴァイアスもディスクブレーキ仕様となった。実は、ヴァイアスのディスクは昨年から検討されていたようだ。今回ディスク仕様となる、カーボンレイアップは、全て変更し、ディスク専用のフレームとなっている。そして、同時にリムブレーキモデルと同じ重量に収めている。ディスク化によるエアロダイナミクスにおいては、平均して2~4秒程度の遅くなるようだが、大きな問題ではないだろう。その他、今回のモデルチェンジでは、外装に対応していることだ。ハンドルを好みに使用できるよう改良されている。外装の場合は、ハンドルステムの使用は出来ない。

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完成車のeTAPディスクモデルは、スペシャライズドの3ヶ月先行独占供給となっている。また、フレームセットは、ハンドルステム、ブレーキは付属しないため価格が下がっている。

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ヴァイアス専用のDHバーのリリースはすでに発表されているが、展示車には装着され、バランス良くまとまっていた。このDHバーは、ITUレギュレーションに順ずるカタチでショートタイプの「アシストバー」だ。ただ、パッドの面積は大きく出来ていて長時間の使用も可能だろう。ヴァイアスのステムにクランプする仕様となっているが、そのステム長により、その範囲で前後の可動が可能となる。

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やはり、ディスクブレーキ仕様となり、トータルデザインは群を抜いている。「VENGE ViAS」が完成した。

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【メーカー情報】

昨年発表された Venge ViASは、世界最速のバイクを作るという目標を掲げて開発されました。このバイクの設計作業は、まず自社内に風洞実験施設Win Tunnelを造るところから始まり、1000時間以上のテスト、プロトタイプ作り、改良が重ねられました。 
そして、目標を達成できたと自信を持って言うことができます。卓越した性能の一番手は、段違いの空力学特性を持つRider-First Engineered™フレームとフォークです。さらに、ViAS Aeroflyコックピットを装備したこのS-Works Venge ViASは、文句なしに世界最速のバイクモジュールです。 
その最強のバイクに悪天候でも変わらぬパフォーマンスを発揮できる信頼性の高いディスクブレーキ仕様車が登場しました。 

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S-WORKS VENGE DISC ViAS RED eTAP 
サイズ:49,52,54,56 
カラー:GLOSS METARLLIC WHITE/SATIN CARBON/BLACK 
価格:¥1,100,000 + tax 

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S-WORKS VENGE DISC ViAS FRAMESET 
サイズ:46,49,52,54,56,58 
カラー:GLOSS METARLLIC WHITE/SATIN CARBON/BLACK 
GLOSS MONSTER GREEN/TEAM YELLOW/SATIN BLACK 
価格:¥480,000 +tax

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VENGE EXPERT DISC ViAS 
サイズ:49,52,54,56,58 
カラー:GLOSS ROCKET RED/TARMAC BLACK/CARBON 
価格:¥500,000 +tax

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「スペシャライズド=ディスクブレーキとなるのか。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka