【15WTS横浜】③ウィナーズバイク

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今回のウィナーズバイクは、男女ともにスペシャライズドだった。快挙と言える。

スペシャライズドは、現在トライアスロンに注力するTOP3ブランドの一つ。他の2ブランドはもちろんサーベロとトレックだが、「次世代エアロロード」への注力はスペシャライズドが早かった。ロードレースの最高峰ツールドフランスに出場するUCIワールドチームでも最多の3チームが使用するバイクとしてロードレースからのフィードバックとアイアンマンワールドチャンピオンシップからのプロ及びトップエイジからのフィードバックから出来上がっていると言っても過言ではないだろう。

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SPECIALIZED S-WORKS VENGE

今や各社当たり前にラインナップされている次世代型エアロロードの代表格。次世代型とは、見た目が極端なエアロ形状を取らず、エアロダイナミクスを高めているロードモデル。極端にエアロ形状をとった「初期型エアロロード」ではなく、同様の効果を狙った「次世代型」の始まりの一台でもある。

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ゴメスのバイクのアッセンブルは、まずコンポーネントにスラムレッド、ワイヤー引きだが軽い。現在、アイアンマンもオリンピックもスラムサポートのプロ選手は多いが、まだ電動化はされていない。スラムは、ワイヤレスで電動システムを開発中なので期待したいところだ。ホイールはROVAL RAPIDE CLXの60mmハイトを使用。サドルは、S-WORKS POWER、DHバーは付けていない選手が多くなっているが、このバイクには、HEDのDHバーがアッセンブルされていた。

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ゴメスのカスタムカラーはアルカアンシェルとともに一際目立っていた。

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このHEDのベリーショートDHバーのパッドは上下可動式。エクステンションはストレートタイプを使用。昔一般のDHバーでも流行ったが、ハンドルの中央部がしっかり握れ、クライミングポジションが取れる。

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ディフェンディングチャンピオンでもあり、世界ランキング1位のゴメスのゼッケン#1は、ゴールドに輝く。

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こちらはジョーゲンセンのバイクだ。

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SPECIALIZED S-WORKS AMIRA SL4

スペシャライズドのウィメンズロードの軽量トップモデル。ウィメンズモデルと言っても本格的なもので、剛性が高く、幅広く使用できると思われがちだが、プロも使用するモデルだ。UCI女子チームのBoels Dolmansに供給しているモデルでもある本物だ。

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ジョーゲンセンのバイクのアッセンブルは、まずコンポーネントは、当然の仕様となるデュラエースDi2、ホイールはHED ARDENNES24mmハイトを使用。サドルは、WOMEN’S OURA EXPET GEL、DHバーは付けていない選手が多くなっているが、このバイクには、HEDのDHバーがアッセンブルされていた。パワーメーターはSRMをインストールしている。

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ジョーゲンセンのカスタムカラーはほぼ市販ベースに近いものだった。

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このHEDのベリーショートDHバーのパッドは上下可動式。エクステンションは、ゴメスと違いSKIタイプを使用。昔一般のDHバーでも流行ったが、ハンドルの中央部がしっかり握れ、クライミングポジションが取れる。

 

「ロングもショートも攻めるスペシャライズドですね。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka