【16Newモデル情報】 2016 CEEPO

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本日は、シーポの新製品発表会が開催された。

先月、シーポの2016年モデルの情報があったが、本日は、正式なお披露目となった。シーポは、2004年に初代の26インチトライアスロンモデルがリリースされた。その後は、周知の通り、日本のブランドとして確立された。2009年には、アイアンマンのオフィシャルバイクとなり、2013年でアイアンマンワールドチャンピオンシップでその使用台数が50台オーバー、そして昨年は、72台となり、世界第7位にランクインしたブランドだ。先日のアイアンマンジャパンでも、シャオユーリーによって、女子優勝となり、使用率も、世界のトップ3に次ぐ、第4位のシェア、トライアスロンモデルに絞れば、第3位となっていた。日本のブランドだけに、国内では、人気のあるブランドとなっている。

今回のモデルチェンジで話題となるのが、バイパーとカタナの違いについてだろう。バイパーはロング向けの設定で、高速巡航性を重視している。逆にカタナは、ミドルからオリンピックディスタンスを想定して、加速性を重視している。バイパーは、フロントセンターを600mm以上に設定し、抜群の直進安定性を確保している。またチェーンステーは剛性を落とし、「快適性」を高めている。カタナもほぼ同様に、ヘッドアングルを寝かせ、フロントセンターも長くするとともに、BBを下げた。そして、BB周りの剛性を上げたことで、加速性だけではなく、巡航性も十分確保された、オールラウンド性の高いトライアスロンバイクに仕上がっている。

今回のモデルチェンジは以下のようになっている。

VIPER フルモデルチェンジ

KATANA フルモデルチェンジ

VENOM 2カラー追加(2月リリース)

STINGER カラーチェンジ

MAMBA 2カラー追加

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2016   CEEPO VIPER   ¥580,000 + tax (フレーム)

詳細 http://triathlon-geronimo.com/?p=4447

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2016   CEEPO KATANA   ¥420,000 + tax (フレーム)

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シンプルなハンドル周りは、ポジション出しなど扱い易さがメリット。

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前作よりヘッドアングルを寝かせ、直進安定性がより向上した。

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ブレーキは、ダイレクトマウントで、確実性の高いシマノを想定している。

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前作に比べ、かなりシンプルなデザインとなっている。

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ピラーは、前作継続の前後リバーシブルでサドル位置は大きく変更可能。

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BB位置を下げ、周辺の剛性をアップさせている。

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シートチューブとホイールの間隔は、比較的クリアランスを取っている。

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2016   CEEPO STINGER   ¥280,000 + tax (フレーム)

3年目となるスティンガー。トライアスロン、ロード兼用を想定したモデルで、シートアングルは、中間的に設定されている。ブレーキマウントなど、マンバよりトライアスロン思考が高いモデルだ。また、XSサイズは、ヘッド長が85mmと短く、「トライアスロンポジション」の出し易さがメリットとなる。

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2016   CEEPO MAMBA   ¥230,000 + tax (フレーム)

同じく3年目となるマンバ。スティンガーと同じモールドから造られている双子モデル。トライアスロン、ロード兼用を想定したモデルで、シーポのエントリートライアスロンモデルだ。ブレーキマウントは、一般的な位置に設定され、扱い易さから、あえてスティンガーではなく、マンバを選択する人も少なくない。

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日本のブランド、シーポ。そして、トライアスロンの専門ブランドとして、担う課題は、多い。小回りの利く、商品開発が生命線であり、特長でもあるだけに、トレンドヘの注力、そして、パイオニアとしての挑戦に注目が集まる、大きな期待を背負っているブランドだと思う。

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「まずは、ハワイのシーポに注目したい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka