ロードバイクのためのDHバー及び【メーカーNEWS】PROFILEDESIGN FLYT SYSTEM

トライアスロンにおいてDHバーは、必須アイテムだが、状況に合わせ、より有効的なパーツ選択とセッティングを考えるべきだろう。

今回は、フリップアップ(跳ね上げ)タイプのアームレストの有効性について述べている。このタイプは新しい考え方ではなく、90年代では、プロファイル製のDHバーに採用され、主流の一つでもあった。当時は、固定タイプとフリップアップのどちらにするかが購入時の検討事項として挙がっていた。

当時は、一例として、キャノンデールの26インチアルミトライアスロンとトレックのカーボンロードをどちらにするかなど、現在のように「トライアスロンバイク」が定着する遥か以前の話だ。DHバーについてもどちらのタイプを選ぶのか、まだまだその根拠も明確ではなかったように思う。

現在は、宮古島でもトライアスロンバイクは「半数程度」だが、購入時の選択肢として検討しない人はいなくなっただろう。DHバーもフリップアップが「特別なタイプ」となり、すでに固定型が主流となって久しい。そんな状況の中で、あらためて注目することになって来た。「第二次」と言うには大袈裟かもしれないが、「車種」との関係性が高いと考えている。トライアスロンバイクは、DHポジションで70~90%を走るイメージに対し、ロードはその逆となり、ドロップポジション及びドロップハンドルのメリットを最大に活かした走りが向いたコースに使用する。本来、その機材特性を考えるとそのように車種も選択するのだが、現実は、ビギナーから幅広く、また、価格設定も様々で、エントリーバイクとして使用されている面もある。

そのバイク特性を考えた場合、トライアスロンバイクは、フリップアップの必要性が低い。逆にロードバイクは、ドロップハンドル上部のクライムポジションが持てるため、よりロード特性を活かすためのメリットがあるのだ。

・トライアスロンバイクは、前述の通り、DHポジションで長く走る。そのため、フリップアップの必要がないどころか、ハンドルからDHバー持替え時に、前腕でアームレストを「開く」ということが面倒(時間的、安全上)になる。

・一方、ロードバイクは本来の特性を考える場合、ドロップハンドルの全てのポジションが使えることが望ましい。その意味では、フリップアップが極めて有効的になるということなのだ。

本来トライアスロンバイクは、より速く走るために、シートアングルが立ち、ハンドル高が低く設定できることがメリットだが、それを乗りこなすためには、慣れとトレーニング量が関係してくる。もちろん身体的制限(可動域など)もあり、フィッティングをしても「答え」が出ない場合も少なくない。そんな中、国内のトライアスロンでは、ロードバイクの有効性も無視できないどころか、メリットも大きい。

競技レベルと身体的制限でロードバイクを選んだとしても、よりその特性が活かせるパーツセッティングはすべきだと考える。その点で「フリップアップ」は貴重なパーツと言えるのだ。

以下、メーカーニュースとなるが、そのフリップアップが、プロファイルのFLYT SYSTEMでも選択できる。あらためて、見直したい。もちろん、その前に、車種、コース設定などから考える必要があるだろう。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

《プロファイルデザイン・新製品情報》

一新されたFLYTシステムDHバー群に「SONIC/ERGO」プラットフォームのエアロバーはじめ個性的なアイテムが続々と入荷!!

■FLIP/ERGO/50A(フリップ/エルゴ/50A)

フリップブラケットは、新時代のフィットレンジをスプリング式アームの組み合わせで、アームレストを使用しないときには広いスペースを生み出し、80の異なるポジショニングが容易に実現可能です。

ドロップバーにエアロバーを組み合わせる場合、バー上部を握る際にアームレストが跳ね上がるので邪魔になりません。

重量:587g
アームレスト幅:最小112mm~エクステンション使用で最大280mm(18.5mm刻み)
アームレストオフセット: -85mm~-17.5mm(7.5mm刻み)
アームレストスタック:40mm

税込定価:¥16,100-

■HYPERSONIC/ERGO/50A(ハイパーソニック/エルゴ/50A)

ハイパーソニックブラケットは、新時代のフィットレンジをロースタックなアンダーマウントで実現。エルゴアームレストとの組み合わせでトップクラスのフィットオプションと快適性を兼ね備えます。

重量:640g
アームレスト幅:最小112mm~エクステンション使用で最大280mm(18.5mm刻み)
アームレストオフセット: -85mm~-17.5mm(7.5mm刻み)
アームレストスタック:39mm

税込定価:¥13,500-

■SONIC/ERGO/43A(ソニック/エルゴ/43A)

ソニックブラケットは、J2ブラケットの後継として設計。エルゴアームレストはフィットレンジの大
幅なアップグレードと、腕を包み込む形状によってサポートと快適性のどちらも向上させています。

重量:640g
アームレスト幅:最小112mm~エクステンション使用で最大280mm(18.5mm刻み)
アームレストオフセット: -85mm~-17.5mm(7.5mm刻み)
アームレストスタック:39mm

税込定価:¥13,500-

■SONIC/ERGO/T5+AL(ソニック/エルゴ/T5+AL)

ソニックブラケットは、J2ブラケットの後継として設計。エルゴアームレストはフィットレンジの大幅なアップグレードと、腕を包み込む形状によってサポートと快適性のどちらも向上させています。

重量:554g
アームレスト幅:最小124mm~最大290mm(18.5mm刻み)
アームレストオフセット: -70mm~-2.5mm(7.5mm刻み)
アームレストスタック:60mm~130mm(ライザーキット使用)
延長長さ調節:25~275mm(センター~ベースバー先端)
アングル:13°

税込定価:¥13,300-

■SONIC/ERGO/45ar(ソニック/エルゴ/45ar)

ロードやグラベル、パッキングバイクにエアロバーを追加したいライダーにとってシンプルで理想的なシステムを提供します。

重量:545g
アームレスト幅:最小124mm~エクステンション使用で最大290mm(18.5mm刻み)
アームレストオフセット: -70mm~-17.5mm(7.5mm刻み)
アームレストスタック:最小60mm、既存のライザー使用で最大130mmのスタック追加

税込定価:¥12,700-

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【FLYT SYSTEM】

「FLYT SYSTEM」とは、プロファイルデザインが展開する多彩なブラケット、アームレスト、エクステンション、アクセサリーを組み合わせ、アスリートにもバイクフィッターにも満足いただけるポジションを実現するエアロバーシステムです。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 

 

「まずは、トラアイアスロンorロード?

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka