Team GERONIMO for SADO 2017 参戦記(Bタイプ 小嶋選手)

佐渡参戦記ジェロニモ版

一年ほど前に水曜日のオープンウォーターの練習会を探していてサザンビーチAQUATHLONにたどり着いた。それがジェロニモこと大塚さんとの出会いだった。

海が苦手だった私はまずは海に浸かって慣れよう、2回くらいで十分だろうと考えた。私は大勢のカスタマーの一人でまさか大塚さんが名前も覚えてくれるとは思ってもいなかった。2回行ったらほとんど火曜日だった練習会は毎週水曜に変わっていた。大塚さん曰く、必ず来られる人ができたので変えちゃった。当然これからも来るでしょ?

ヤバい。ハマった。

それから茅ヶ崎詣でが始まった。そのうち海と毎週水曜のアクアスロンに体が馴染んできた。
そして佐渡エントリーの提案。
スプリントしか完走してなくてODリタイヤした私にミドルの提案とはなんたることか。かねてから、トライアスリートの無謀な発想は信じられなくもあり、魅力的でもあった。見事にその魅力に囚われてしまった。

「はい!佐渡出ます!」

その前にセントレアがあるじゃないか、ええい、洒落臭い、この際、この出られそうなミドル二つ出てしまえ。と大きく一歩を踏み出すこととなった。

セントレアをなんとか完走し、ミドルの手応えを感じて、いよいよ佐渡に向けてトレーニングを強化した。
佐渡が近づき、ミーティングでロング出場の仲間の話を聞いて、自分を鼓舞すると同時に、ミドルの倍の距離はやはり今年は無理だったなと、胸をなでおろす。

そして仕事の調整を無理やりつけて、金曜から月曜までの長い連休を取得し、遠く長い佐渡への旅に出た。

私は大島キャンプに参加出来なかったので、大きなトレーニング企画や定例会でしか会えなかった沢山のチーム員と初めて同じ釜の飯を食った(酒は既に酌み交わしていたけど)。みんなでツルんでのバイク試走も一体感を味わえて嬉しい。これだけの個性的なチーム員、まとめられるのは大塚さんの人徳だな、と大きく振り回された過去を振り返って納得する。本番前日の夜に一人ずつ抱負を述べて一本締めで翌朝に備えた。

朝の準備も、なにか浮き足立った、地に足がつかない気分を仲間との会話で紛らわせ一人じゃない心強さを感じる。

そしてレーススタート。海に入るとさすがに一人の世界。でも茅ヶ崎海練のおかげで怖さや苦しさは感じない。難なく陸地を踏みしめることができた。

バイクに乗った時は心拍が下がらず、多少慌てたが苦しいわけではなかった。Bタイプはスタートしてしばらく平地。多分興奮しているだけだ。ゆっくり深い呼吸を繰り返し、まずは足を慣らそう。と低めのギアで回転を上げて海から上がった生き物の進化の過程をたどる。スピニングレッスン出ておいてよかった。両津に着く頃にやっと足と心臓が陸に馴染んできた。


苦手なバイクで後ろから抜かれ続ける修行を経て最後の難関、小木坂で大塚さんはじめ、佐渡C応援団の太鼓を全身で感じる。カメラを向ける大塚さんにカッコいい写真を撮ってもらいたかった気持ちと裏腹に思い切り手を振った。

ラン。ひたすら暑い。そしてかなり単調。ややもすれば折れそうな心を、すれ違う仲間の声で立て直し、かろうじて走破する。やっぱり長い辛い大会は仲間が多いに越したことはない。

そして念願のフィニッシュラインテープを切り、私の佐渡Bが終わった。

それからAの制限時間の21:30まで、ビールも飲まずに仲間の帰りを待つ。ゴールエリアにチームジェロニモが一人二人と増えていった。お互いを讃え合い労い、できなかったことは慰め合い、次へのチャレンジを誓い、感動の涙とともにエンディングの花火を見上げた。

大塚さんの元に集まったこの特殊で特別な人たちとこの特別なレースに出られて本当に良かったと、心から感謝している。
チームのみなさまこれからもよろしくお願いします。

小嶋 美和子

 

 

「小嶋さん、来年はいよいよロングデビュー!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka