Team GERONIMO for SADO 2017 参戦記(Aタイプ 鈴木選手)

2017佐渡国際トライアスロン大会

2130分、ゴールの照明が消えHeroの曲と共に、夜空に花火が華々しく打ち上がり、2017のそれぞれの佐渡が終わりました。

思い起こせば、バイク練習中に落車して、鎖骨骨折から5週間。主治医からは、「レースに出ていいとは言えない。自己責任で。」と言われ、自己責任なら出ていいと勝手に解釈し、欠場など考えもしない自分に更に拍車を掛け、治す事に専念し、効くか効かぬか分からない根拠のない酸素サプセルに入り、骨にいいと言われているサプリを飲み続け、スタートラインに立つべく無駄であろう努力を積み重ね、 1ヶ月以上練習もせずに、ぶっつけ本番でスタートラインに立ってしまいました。 そんなこんなで、通常とは違う角度から佐渡の大会に参加した感がありましたので、感想を述べさせていただきます。

佐渡への挑戦は、今年で4回目になります。 スイム、バイク、ランともに、コースも熟知し、雰囲気も十分に理解はしているものの、鎖骨骨折による左肩が使えないレースは、満足なカラダでもタフな上、ハンディを背負えば、当然ハードなレースとなります。

スイム 1:48:07 

前日、相川の町営プールでチームの方々と試泳。笑える程に左肩が回りませんでした。と言うより肩全体が痛く、ヤバーって感じでした。30分程ゆっくりと泳ぎ試泳終了。不安だらけのまま、本番スタート。自分は左肩をかまってゆっくりと泳いでいても、選手のみなさんは、そんな事など知る由もなく、左肩はバトルの洗礼を受けていました。バトルを避け、気が付けば2周目には、周りに誰もいない状態。焦って、泳ぎ方々を研究。左手が伸びず、前から水を持って来れないので、お腹辺りから後方に水を掻く分には痛くないため、犬掻きのような泳ぎ方でスイスイ。スイムアップでき、一安心。犬掻き泳法最高。

バイク 7:40:32 

バイクは、1ヶ月以上乗っていないため、毎週練習していた頃とは、踏み込む足の感覚が失われ、足も細くなってしまい、力が入らない状態。しかも、DHポジションにしていると、左肩が固まって腕の感覚が麻痺する有り様。どんな乗り方しても辛い状態でした。でも、何とか帰還。

ラン 4:34:29

3種目の中で、一番肩に優しいのがランでした。スイム、バイクは鎖骨に響きます。ランは、コケない限り優しく、滑らかに走れました。

無事にゴール14:03:08

1ヶ月以上、カラダを動かせず、完走出来るか不安でしたが、いつもとは違う、チームの方々の応援が完走を導いてくれました。 今までは、常に自分だけのレースであり、自分だけの戦いで自己満足していましたが、同じレースでありながらチームでの参加は、そもそも根本から違って見えました。それは、Aタイプ、Bタイプ、CタイプのCタイプ(応援)の方々の存在です。家族や友人で旅行気分での応援ならともかく、チーム応援の為の同行。最初は、「どうなんだろう、応援で佐渡までって」と思っていましたが、自分の想像を遙かに超えた応援がそこにはありました。小木坂、ラン折返しでの応援、ラン折返しに至っては、夜20時過ぎまでの応援をしていただき、更に、別便で日帰りでの両津、佐和田商店街での応援や、折りたたみ自転車を駆使しての夜中までの応援、胸が熱くなる思いでした。 選手が苦しい時に、真剣に、応援してくれる、一緒に戦ってくれる仲間がいる。あの応援があったからこそ、レースと真剣に向き合えた感じがします。カラダのあちこちが悲鳴をあげていても、いい加減な気持ちでレースに挑んでいては申し訳無く感じ、頑張って無事にゴールできた感じです。今でも、あの時の応援を思い出すだけで、目頭が熱くなる感じです。心より感謝します。ありがとうございました。

この大会で痛感した事は、自分との戦い、自分だけのメダルではなく、チームで戦い、チームで助け合い、チームで喜びを分かち合う事が大切だと感じました。また、それぞれの人間力とでも言いいましょうか、みなさん魅力ある方々ばかりで、その中にいられる自分が、誇らしく思えた事もこの大会で感じた事です。これからも、皆さんと同じ時間を共有し、切磋琢磨して喜びを分かち合えれば幸いです。今後とも、お付き合いの程、よろしくお願いします。

まだ、佐渡の余韻に浸り、社会復帰はしているものの、日に日に佐渡の想い出が膨らんでいく今日この頃ですが、既に、来年の佐渡へのスタートを切ろうとも考えております。 自分の弱点は分かってるので、しっかりと見つめ直して、一から立て直し、新たな佐渡に向けて挑戦します。

最後に、大塚さん、チームジェロニモのみなさん、大会関係者の方々、ボランティアのみなさん、それと我が家族に感謝します。

 

チームジェロニモ 鈴木 靖

 

 

「鈴木さん、直前の怪我、完走出来て本当に良かった!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka